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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
「
「愛しい娘よ」
私が悪かった!!
まさか、お前が犠牲になろうとは、夢にも思っていなかった。
大殿様もむごいことをなさる。
いや、私が間違っていたのだ。
お前でなくっても、誰かが入れられていたのだ。
私があんな要求をしたばっかりに・・・
秀香よ、可愛い娘よ!
私の目は誤魔化せないよ。
車の中に、お前がいるとわかったとき、
私はもう絵などどうでもよいと思った。
しかし、お前を包んでいる炎が、お前を庇っているのは、すぐわかったのだ。
お前の仕草の一つひとつが、苦しみから来ているものではないと
見抜いていた。
如何にお前が飾ろうが、
パパの目は騙せはしないのだよ。
つづく
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