ボダナートの巨大なストゥーパ Giant Stupa at Boudhanath
エベレスト街道トレッッキング(22) カトマンズにて
第14日目:4月11日(土)
カトマンズ観光 (その2)
この日は、カトマンズ観光のためにチャーターした車で、ダルバール広場 (Durbor Square)、 スワヤンブナート(Swayambhunath)、ボダナート(Boudhanath)、パシュバティナート(Pashupatinath)を巡りました。これらは、すべてユネスコ世界遺産に指定されている貴重な文化施設です。
今回は、(その2)として、ボダナートとパシュバティナートを訪れたときの思い出を記します。
3.ボダナート
ボダナートは、ネパール最大のストゥーパ(仏塔)があることで有名です。所在地は カトマンズの東方約6kmの場所ですが、スワヤンブナートから市街地を通り抜けてここまで来るのに、車で約40分かかりました。
入口のゲートをくぐると、天を突く巨大なストゥーパの姿が現れました(記事冒頭の写真参照)。いろいろな資料を調べてみると、このストゥーパは、高さが約36m、直径が100mであることが分かりました。つまり、一周すると314m歩くことになります。
チベット仏教の習わしによると、ストゥーパを巡るのは右回り(時計回り)とされていますので、入口の通路から右折しました。ストゥーパの周囲は、お土産店や飲食店が並んでいました。お土産店の一角から、チベット仏教のマントラを唱える音楽が聞こえてきたので、そのお土産店の一つに立ち寄り、ネパールを旅した記念にマントラのCDを購入しました。
ストゥーパを取り巻く商店街
その後、ここからさらに右回りに進むと、大きなレストランがありました。
敷地内部の大きなレストラン
このすぐ先には、ストゥーパの台座に登る入口の階段がありました。ここは、入口から丁度半周した位置になります。入り口の脇には、小さなホールがあり、仏様を描いたタンカ(チベット仏教の仏画の掛軸)とか大きなマニ車がありました。
タンカ 大きなマニ車
階段を登って台座の上に出ると、目の前には2頭の像が並んでおり、その向こうには、タワーの基部に描かれた仏陀の目が睨んでいました。
台座の上から見たストゥーパ
暫し、広い台座の上を歩きまわった後、通路に降りて昼食を取ることにしました。ネパール料理は口に合わないので、成都餐厅と言う名前の中華料理店に入りました。ここで、豚とニラの炒めものを食べましたが、美味しい味付けだったので、満足感を覚えた昼食でした。
成都餐厅の入口 豚とニラの炒めもの
食事を終えてと出口に向かうと、ゲートのそばで車のドライバーが待っていてくれました。
出口のゲート
4.パシュバティナート
パシュバティナートは、ガンジス川の支流であるパグマティ川の川岸にあり、シヴァ神を祭るネパール最大のヒンドゥー教寺院があります。パシュパティナートは、1500年以上も前からの巡礼の地となっており、ヒンドゥー教が国教であるネパールの最高の聖なる地です。
地理的には、カトマンズのタメル地区から直線距離で3~4キロほど東にあって、トリブヴァン国際空港からも近いところにあります。ボダナートからは、30分弱でここに到着しました。 車を降りてパシュバティナート寺院の方向に歩いて行くと、最初に見えたのは、倉庫の様な建物の際で並んで寝そべっている牛たちの姿でした。
建物の軒下で寝そべっている牛たち
このすぐ近くに、パシュパティナート寺院正面入り口がありました。
パシュパティナート寺院正面入り口
私は他の来訪者と同様に寺院敷地内で靴を脱ぎ寺院内に入ろうとしたところ、係員がやってきて寺院内への入場は許されていないと言われました。仏教徒だと主張しましたが、ダメでした。
仕方がないので、パグマティ川の方角に歩いて行きました。川に架かっている橋を渡る途中で、川岸に火葬台が並んでいる火葬場(アルエガート)が見えました。
ネパールのヒンズー教徒は、遺灰をこの川に流すのが願望と言われています。この川は、インドの聖地バラーナシに通じているので、死者の魂は天国に辿りつけると信じられているのでしょうか?
橋から見た火葬場全体の風景
火葬場の薪の丸太
橋を渡って対岸からからも、火葬場を眺めてみました。
対岸から見た火葬場 炎が上がる火葬台
火葬で焼かれた遺灰はこの川に流されるのですが、私が訪れたときは流れは殆どなく水量は少なかったので、水は濁っていました。
その後、橋のあった場所に引き返し、正面の階段を登って行きました。すると、エッカダイス・ルドゥラと呼ばれる白いドーム型タワーの祠が多数並んでいました。
白いタワーの祠の列
このタワーの内部には、シヴァ神のリンガが祀られていました。
シヴァ神のリンガ
その一角には、派手な衣をまとった奇妙な連中が手を振っていました
奇妙な姿をした連中
その他、この界隈では、釣鐘を脇に備えたお堂とか流線型の尖塔を持つシカラ様式の様な仏塔などを持かけました。
釣鐘を脇に備えたお堂 シカラ様式の尖塔を持つ仏塔
丘の上のヒンズー建築群を見学の後、階段を下って橋を渡り、この地を後にしました。
出口に向かう階段 出口付近のお土産店
この様にして、エベレスト街道トレッッキングの第14日目は、カトマンズの観光を楽しみました。そして、翌朝はインド経由で、帰国の途に就来ました。
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