ボアディージャ・デル・カミーノの巡礼宿中庭にある巡礼者の像
Statue of pilgrims in the yard of albergue in Boadilla del Camino
Statue of pilgrims in the yard of albergue in Boadilla del Camino
巡礼第2日目(2010年4月28日) 2nd day (Apr 28th, 2010)
オンターナス → ボアディージャ・デル・カミーノ 30km (天気:晴れ)
Hontanas → Boadilla del Camino 30km (Weather: fine)
さて、今朝も早起きして、7時に出発しました。今日も、目的地まで30kmの強行軍です。
1時間少々歩くと、サン・アントン修道院の廃墟が見えて来ました。この建物は、巡礼者の病院施設として12世紀建造された様です。ガイドブックによると、現在の巡礼道には、中世の建造物がそのまま保存されていると記されていました。
サン・アントン修道院の廃墟 Ruins of San Anton Convent
修道院を通り過ぎて30分程歩いた頃、丘の上に古城が見えるカストロヘリスの村に入りました。その古城は、9世紀に建造されたということですから、まさに中世にタイムスリップした感覚を味わいました。
カストロヘリスの街の上に見える古城 Old castle seen above the Town of Castrojeriz
さらに1時間半ほど進むと、モステラーレスの峠に向かう上り坂になりました。
モステラーレスの峠を上る巡礼道 Santiago way toward Alto de Mostelares
この坂道をどんどん上って行くと、20分ほどで頂上に到着します。
モステラーレス峠の頂上 Top of Alto de Mostelares
峠を越えて丁度12時になった頃、ピスエルガ川に架かるイテロ橋に差し掛かりました。この橋を渡ると、ブルゴス県の巡礼道は終わりとなり、パレンシア県の旅が始まります。
パレンシア県の県境手前の橋 Bridge marking border to Province of Palencia
川を渡って、イテロ・デ・ラ・ヴェガの街を通り過ぎると、ボアディージャ・デル・カミーノに向けて、一直線に延びる巡礼道が延々と続いていました。景色は行けども行けども単調なメセタの高原が広がっていました。
ボアディージャ・デル・カミーノに至るメセタの巡礼道
Pilgrim road passing through Meseta plateau toward Boadilla del Camino
ボアディージャ・デル・カミーノに到着したのは、15時45分でした。今日は、結局全工程を単独で歩きました。
アルゲルゲの中庭に並べられたテーブルでは、先着の巡礼者がビールを飲みながらくつろいでいました。その殆どが、ドイツ語を話す人々でした。その中に、日本人らしき婦人がいました。話してみると、ドイツ人と20年以上前に結婚し、フランクフルトに住んでいる方でした。ご主人は仕事を抱えているので、お1人で巡礼道を歩いているのだと言っていました。周囲のドイツ人たちと、気さくにドイツ語で歓談していました。
ボアディージャのアルベルゲでくつろいでいる巡礼者達
Pilgrims relaxing in courtyard of albergue at Boadilla
1. 2. 3.
1. 靴が並んでいるアルベルゲの宿舎 Dormitory with a line of many shoes around entrance at albergue
2. ボアディージャ・デル・カミーノの教会(16世紀建造) Church at Boadilla del Camino (built in 16th century)
3. 住居の屋根に作られたコウノトリの巣 Stork's nest on rooftop of residence
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