Lupinus-ルピナス-

絵本のルピナスさんのように自分なりの「世の中を美しくすること」を見つけたいと思っています。

アートワーク

2010年03月18日 | シュタイナー
先日、シュタイナー関連の講座の「アートワーク」に参加してきました。
午前中だけの参加だったのですが、何かを上手に描いたり、作り出すという目的のものではなく、
造形を通して自分を見つめる作業や、自然界をイメージして自分がそのイメージに入っていくことを体験できました。
その作業はおもしろく、とても充実感がありました。

まず、最初にお手玉を使って、自分の体の感覚を感じることをしました。
自分が地球とつながるのを感じてまっすぐにたって、その感覚をもちながらお手玉を色んな方法でなげてキャッチして・・・など。
私は、右手と左手でお手玉を持って、それぞれの反対の手でキャッチするようにクロスしてなげるのがなかなか上手にできませんでした・・・
自分が中心にたって、それぞれのバランスを保ちながら同じようになげるというのが・・・私には難しかったです。
でもうまくできると、ほんとにいいバランスでぽんと自分の手に同時に落ちてくる感覚は、とても調和していて気持ちいいのです。
あとは開いた手(パーのかたちでお手玉をのせる)とギュッと握る形でお手玉をキャッチするのを同時にして、また手を変えてするということもしました。これは収縮と拡散の感覚の体験だそうです。
そういうことをやりながら、体の感覚を確かめるのはおもしろかったです。

そして「円」について最初に考える作業をしました。
円はどういうものか・・・一人一人意見を言って、そして先生がお話ししてくれた、数学的には中心から等距離であること(だったかな)そういうものを感じながら、みんなで円を描くように歩いてみました。
するとぐるぐると回っていると、みえないはずの円の線が感じられたり・・・
そしてそのあとはブロッククレヨンでただずっと円を描いていく作業をしました。
なにも考えずにただただぐるぐると円を描いていくと、私はその円の中心に自分がいる感覚がありました・・・

それから円を立体にした「球」にすすみます。
自然界にある球のかたちをしたものは何か?という問いかけに、地球、ウミガメなどのたまご、卵子・・・などとみんなで答えていき、こう考えると、球は生命の根源に関わる形であるのかも・・・という話がでました。
こんどは粘土を使い、すこしずつまとめながらかたちを作っていき、だんだんと球に近づけていきます。

粘土で球を作ったら、次はもうすぐ春分で今の時期は何かが生まれるエネルギーにあふれているので、その球からなにかが生まれるものを感じながら自分の思う形に変えていきました。

私は、この球がやわらかい卵のようなものをイメージし、上へ上へ出たいエネルギーにより卵の形を細長いものに変え、亀裂が入ってそのエネルギーがでていく・・・というものを作りました。
タイトルも自分でつけましたが、私は「また始まるよろこび」にしました。

そして最後に先生がこの春分前の時期の「魂の暦」の詩を読んで終わりました。

とても、自分にとってきもちのいい時間でしたが、特に自然界のうごきのイメージの中に自分を浸していくことは、なにかとても喜びを感じました。
芸術や創作を通じて自分を見つめる作業は、心が解放されます。


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