Lupinus-ルピナス-

絵本のルピナスさんのように自分なりの「世の中を美しくすること」を見つけたいと思っています。

バチカン博物館

2008年10月17日 | お出かけ・旅
バチカンの博物館は、ローマに行くにあたり絶対に外せないところでした。
でも、本によると入館するのになが~い列を待ってやっと入れる・・・というくらい混んでいるとのことでした。そんなことしたら、うちの娘は機嫌を損ねて「もうあるきたくない~」とかいいそうだったので、事前に入館の予約をすることにしました。料金は26.5ユーロでした。
こちら
を参考にさせていただきました。

これは個人で参観したい人が旅行社に申し込みをして、ミーティングポイントに集まり、団体扱いで入館できるシステムです。
なので、個人で入る人の列に並ばずに、団体の入り口からするする~と入れるわけです。
入館したあとは、中庭で説明を聞き解散。
それでも、朝9時半からの入館でしたが、午前中は団体も多いので結構時間はかかりました。入館してから団体の窓口で旅行者の方が人数分の切符を買うのを待って、中庭で解散するときには10時ごろだったでしょうか。9時15分に集合で9時には着いていたので、まあ入館まで1時間はかかったことになりますが、ただ待っているよりは色々動いていたので娘も嫌がることなく入館までをのりきれました。

こちらの博物館に来たかったのは、就職してから博物館学芸員の資格をとらなくてはいけなくなり、通信教育で取ったのですが、そのときの西洋美術史の教科書に載っている作品の多くがバチカン博物館にあり、ぜひ本物をみてみたいと思ったからです。
ちなみに私は、当時日本美術や東洋美術のほうに興味があり、西洋美術はぜんぜんわかりませんでした。大学でも西洋関係はほとんど授業をとらなかったので・・・ちなみに私は大学時代は民俗学専攻で、卒論はお墓の研究をしていました~

なので、すごく苦戦して、単位もこの教科だけ何回も落としてしまいました(泣)新婚旅行に行く直前に結果が郵便で届いて、またDだったのを見て、新婚旅行だったのに気分が暗くなったのをおぼえています・・・
おかげで今は詳しくはないけれど、西洋美術に興味がもてるようになりましたけどね♪

しかし、バチカン博物館広すぎるし、収蔵作品が多すぎます・・・人もすごいし。
じっくり見るというよりはすたすた歩きながら流してみるしかありませんでした。子連れでしたし。

上の写真の「ラオコーン」は1506年に発見された当時、ミケランジェロや他の多くの人々に深い印象を与えたそうです。でも、教科書には「今日では、苦悩の表現が余りにも計画的で、表面の仕上げも小心すぎると評されることが多い」と書かれていて、自分で見た印象はどんななのだろう?と思っていました。
計画的かどうかは別にして(笑)確かにとてもドラマティックな印象です。もし中世の作品を見てからこの作品を見ると、やっぱりその生々しさにはっとするだろうなと思いました。



こちらは地図の間。娘が一番気に入っていたところです。壁面に地図の絵、天井にも絵や彫像があり豪華絢爛です。写真はちょっとぼけていますが、天井が光り輝いています。

その後、ラファエロの間を見てからシスティーナ礼拝堂へ・・・と思っていたら、地図のギャラリーを過ぎて左にある入り口を見落とし、そのままシスティーナ礼拝堂へ進んでしまいました。
システィーナ礼拝堂は写真撮影禁止、私語厳禁で、ときおり警備員の「シーッ」という声が響きます。
あまりにも期待が大きすぎたせいか、自分が思っていたほどの感動がなかったのですが、こういう礼拝堂は見たことがないなあと思いました。とても個性的というか。ミケランジェロだからこそ、こういうものが作り出せたのかも。

そして、ラファエロの間に戻るに戻れず、お昼をカフェで食べてから娘に頼んでもう1周してもらうことに。

やっと見れたラファエロの間の「アテネの学堂」

中央左がプラトン、右がアリストテレスでプラトンのモデルがレオナルド・ダ・ヴィンチだそうです。
頬杖をついている人がヘラクレイトス(ミケランジェロ)。



こちらをちらりと見ている人は、ラファエロ自身と言われているそうです。

バチカンの見学コースは全長7キロとかいてあったので、2周したから全部で14キロ?!娘がよく文句も言わず歩いてくれました・・・
その後、出口のところに郵便局があったので、日本の両家の祖父母にはがきを出しました。
娘は「バチカンを2周しました。たくさんあるきました」と書いていました(笑)お疲れ様でした・・・


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2 Comments

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ほほーw(*゜o゜*)w (ねこ☆ほりっく♪♪)
2008-10-31 03:23:58
博物館学芸員を後から取ったの!
それは大変だったねぇ。
通信てなにげに大変だもんねぇ。
西洋美術はおろか、世界史も大嫌い科目だった
から私にはムリな世界(爆)
でも、作品を見るのは好き♬

資格…教員しかないけど苦労して取った割りに
教員免許も更新制になるからパーになるわぁ~
現役教師しか更新出来ないんだって。

予約なんて便利なシステムがあるんだねぇ!
ちょっとディズニーランドみたい(笑)

全然関係ないけど、団体繋がりで(笑)
うちの母が宮島の出身なんだけど、
帰省した時に厳島神社見たいけど、拝観料が
高いからどーしよっかーって悩んでたら、
近くに観光の団体が来て、それに紛れて
並んでたらタダで入れた~(*≧m≦*)ププ

それにしてもRちゃんは偉いね!
14キロも博物館を見て歩けるなんて♬
うちのチビ共らでは考えられないよ!
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ねこ☆ほりっく♪♪ちゃん (polin)
2008-11-01 07:50:45
そう、就職先に小さな美術館があってね、
職場から取るようにいわれたんだけど…
大変で私は1年では取れなかった(^^;
(取れる人は取れるのよ(笑))
でも、とりあえず取得できたし、興味も湧いたので
勉強ができてよかったよ♪
私も知識はないけど、見るのは好き。

そっか、教職も更新制になるとは聞いていたけど、
現役教師しか更新できないとは知らなかった!!
私も教職になることはきっとないから、資格持っていても…ってことなのね…
私も結構苦労してとったのになあ。

厳島神社も拝観料取られるんだ!
行ったことないから知らなかった~
でも、ただで入れたのね(笑)
日本でも行きたいと思っていてもまだ行っていない
場所が多いなあ。
厳島神社もそうだし、四国や九州…西日本になかなか縁がないわ~ぜひいつか。

ほんとに14キロもあったのか、疑問なのだけど(笑)、
歩かせすぎて、帰国後熱が出てしまったのかなあと思っております…
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