ぽんぽこノート

いつだって今がスタートライン。
行動しなくては何も始まらない。壁にぶつかったところから新しい道がひらける。

最近のひとり言

2011-09-02 | 生活・色々
■上海、そして中国の経済成長はいつまで続くのか。大きな視点で見れば、私はあと10年ほどは続くと思っている。大規模で急速な開発の流れは最低でも5年は続くだろうか。ただ、不動産の価格はもう限界のところまで来ていると思う。不動産について言えば確かにバブルだ。この部分は非常に気を付けなければいけない点。中国に来たことがない人の中には、もう終わりだろうとか言う人も少なくないが、公共投資はまだまだ残されているし、中国政府もチカラの入れようが半端ではない。

現在、政府による上海総合都市計画に基づき、すでに郊外化も進み始めている。私の住んでいる地域も含め、上海中心部は不動産価格が高騰しすぎていることもあり、郊外にマンションを買う人もだいぶ多くなってきているようで、私の知人も日系開発の物件がある嘉定新城にマンションを購入した。



■引越しに合わせて、物をいくつか購入した。仕事用のデスクに置くフィリップスのLEDライトスタンド。タッチパネルで照度を8段階調節できるし、目に優しいので価値ある一品だと思う。ただ、普通のデスクトップライトが100元もしないものが多いのに対し、これは400元した。しかしまあ長く使えそうでいい。

以下画像/京東商城より



同じくフィリップスの1800Wのサイクロン掃除機。ブラックボディで質感高いデザインがかっこいい。最近はサイクロンがだいぶ普及しているようだが、私は初めてサイクロン式を買った。気になる排気は、粉塵を99%出さないHEPAという最高レベルの2重フィルターらしく安心。これで1,200元はお手頃。吸引力は無段階ダイヤル式でスムースに調節できるのも嬉しい。

早速使ってみた。指で床を50センチくらいなぞってみたが、埃がまったく指につかない。今まではホウキで掃除をしていたが、ホウキだとやはり細かい埃までは取れないし、どうしても多少の小さなゴミは残ってしまう。それに比べ、やはり掃除機はきっちり仕事をしてくれる。ホウキでやるより速いしきれいになる。もっと早く掃除機を買ってもよかったなぁ。サイクロン掃除機という言い方はおかしいのか?サイクロンクリーナーか?と思った…。




そしてパナソニックの備長炭黒釜炊飯器。米を炊くのはやっぱり日系のにしようと思いこれを購入。上海に来てからの3年半お世話になった東芝の炊飯器は引越し業者にあげた。800元なり。画像の底辺が少し切れてます。




とまあこんな感じで色々買った。
あとはけっこう有名なフランスの天然炭酸水のペリエを1箱24本。日本にいるときもたまに買っていたが、これを上海で通販で買えるとは嬉しい。日本なら330mlが1本100円くらいで買えると思うが、上海だと箱売りでだいたい1本あたり140円くらいのようだ。炭酸水はやっぱりペリエに限る。それとついでに久々のレミーマルタンを1本。

あ、それに探していたカビキラーをやっと見つけた。まあカビキラーは商品名なので正確に言うと、アサヒペンの「カビとりS」を買った。これは70元くらいだった。



■この前出た飲み会で、ある有名マーケティング企業の日本人男性と話す機会があり、ビジネスの話をしていたら、彼から「勝ち組ですねー」と言われた。勝ち組という言葉は雑誌などの媒体ではよく見かける表現だが、実際に会話上で使っている人と初めて会った。彼の言うところの勝ち組とは、ビジネスが成功した結果、人生の成功者という意味らしい。

確かに客観的尺度で考えても、経済的にも時間的にもある程度の自由を手に入れたと言っても過言ではないところには来れたと思う。ロバートキヨサキが言うところのラットレースからは完全に抜け出た。だからと言って現金で1億円の家を買えるだとか、強力な権利収入があるというわけではないが。彼は単純に「勝ち組ですねー」と言ったのだと思うが、一方で、だからどうしたと言うのだという感覚がある。勝ち組負け組というのは、比べる人間がいて初めて成り立つ表現であって、つまり社会の競争の中での勝者という印象がある。

社会の競争の中で勝ち、人より金を持つようになることが最たる目的ではないだろうということは、たぶん誰しも思うところだと思う。勝ち組、負け組ってのはどうもくだらない表現だと常々思っている。もちろん、その発言をした彼のことを批判しているわけではないが、この言葉についてはずいぶん前から違和感を感じていたところだ。

で、まあそうこうしているうちに、人から「成功してますね」とかなんとか言われる時が増えてきた。そりゃ私も自尊心はあるので、そう言われて嬉しくないわけではないが、いくら稼いでますとかは言った覚えはないし、「うまくいってますか」と聞かれても、「まあまあですよ」くらいに返事をするようにしている。まあ、人の収入を具体的に聞く人も少ないと思うが、聞かれたら隠すことでもない。ブログで書くことではないが。

しかしそれでもどうやら嫉妬は起きるようで、まあビミョーな気分にさせられたことも。そういうのが面倒くさいので目立たないようにしてるのだが…。儲かっても目立とうとしないほうがいいというのは邱永漢先生から学んだことでもある。目立たず儲ける。これが一番いいんじゃないかと思う。別にホリエモンくらい稼いでいるわけではないが、嫉妬というのはなんだか怖いもんです。

上海に来てから、同じ30代の人で起業しようとか起業し始めた人と10人くらい会ったと思うが、ひとりもうまくいっていない現状がある。あとは起業しないで帰ってしまった人もいる。大言壮語を吐く人物もいたが、案の定3年経っても飛ばず鳴かずだ。人の失敗を見ていて楽しいわけではないが、同じ年代で起業組の仲間がいないということが少し寂しい。人がうまくいっていないのをせせら笑うわけではなく、その逆で、誰か同年代でうまくビジネスをすすめた仲間ができることを願っているということだ。