ここ1年くらいでブログの読者からのメールがけっこう増えた。その多くが、「どうしたら上手く行くのか?」とか「どうすれば稼げますか?」といったビジネス関係の相談だ。もちろん質問内容は具体的に書かれているのだが、ここではその詳細を記載することはできない。私のような若輩者がそのような相談に的確に答えられるわけもないのだが、少しばかりの実績や経験を基にしたアドバイスを差し上げるようにしている。
メールを何回かやりとりする中で、相手がどんな考えや姿勢で商売をやろうとしているのかがわかることも多い。そこで私が感じた、今の段階を見る限りでは「失敗するだろう」という、まあ簡単に言えばダメだろうなというケースを挙げてみる。
1 ビジネスを難しく考えすぎている
2 リスクを気にし過ぎている
3 人脈や金が無いとダメだと思い込んでいる
4 綺麗事が多い
5 まだ何も実績がないのに、アレもコレもと何がしたいのか決まっていない
6 情熱だけで儲けるための具体的な方策がなにもない
7 うまくいかなくても過程が大事などと言い訳をする思考が整備されている
この7つの項目はどういう事か、まあ一見してわかると思うがとりあえず説明してみよう。
そもそも、1~3の場合は、まず何もしないで時間だけが経過してゆくと思う。4~6の場合は、啓発本の類をたくさん読み影響されるのはいいことだが、気持ちだけが先行し、現実的な問題点を見ていなかったり、立つべきスタート地点に立っていないで感情の部分だけ一人歩きしているケースが多く見受けられる。7に至っては、独立してビジネスをやるには、まったく向いていないのではないかと感じざるを得ない。
一つひとつ説明してみる。
1 ビジネスを難しく考えすぎている
メールをいただく方の中にもけっこういるし、私の知人でビジネスをやろうかなという人にもこういったタイプが多い。そりゃ、やったことのないものだから難しく考えがちなのはわからないでもない。「その道に極めて詳しくなければ無理なのではないか」とか「会計の知識はないが」だとか「個人情報が」はたまた「取引先はどうやって開拓するのか」ということまで、どれも実際にやってみれば特に問題のないことや難しくないことを考えすぎている感じがする。
2 リスクを気にし過ぎている
始める前から不安の渦中にいるようだ。一つ問題を解決したと思えばすぐに新しい問題を見つけ、まるですべての障害が取り払われなければ必ず失敗するとでも言わんばかり。確かにリスクは最小がベターだが、ビジネスをやれば必ず問題は出てくるわけで、大きな問題がなければ多少のリスクとは戦ったり飲み込むくらいの覚悟を持っていただきたいと思う。
3 人脈や金が無いとダメだと思い込んでいる
このような人の場合、言ってることが机上の空論に終始するパターンが多いと思う。人脈や金が無いとダメだと思い込んでいるということは、実際に自分でやってみてそう感じたわけではなく、どこからかの情報なのかは知らないが、自分でやってみることよりも他人の情報ばかり信じたり、憶測で決めつけたりと、とにかく頭の中だけでグルグルと回ることが忙しく行動が伴わないケースが多いと感じる。
4 綺麗事が多い
社会貢献、ボランティア、寄付などなど。私もおおいに興味はある。でも、そういうことは起業しなくてもできること。サラリーマンでも毎月1,000円くらいの寄付は負担なくできるだろうし、ボランティアだって毎月少しでもいいからできることだ。それを起業とからめて、企業活動の目的である適正利益の追求という道をそっちのけで語るのはズレてると思う。また、ビジネスを始めようとしているにも関わらず「儲からなくてもいい」とか「どうせうまくいかなくても遊びだから」という人が知人の中にいたが、これは失敗したときの責任回避というか、失敗という烙印の事前回避行動だと思う。別に本気でやるわけじゃないという、"お金を稼げないということは失敗ではない"という伏線を張ることで逃げ道を作っていることがわかる。失敗したっていいんですよ。どんどん次をやれば。
5 まだ何も実績がないのに、アレもコレもと何がしたいのか決まっていない
色々なビジネス案があるのはいいことだと思う。でも、それは実行した場合に採算が取れ、まとまった利益が出せるくらいのものでないと基本的には意味が無いと思う。例えば毎月10万円利益のビジネスを10個やれば100万円だが、派遣バイトじゃあるまいし、普通はまったく違う種類の仕事を10個もできないし、おそらくそのようなもの不安定だと思う。それよりも、ひとつのことで毎月100万円の利益が出ることをやるべき。
6 情熱だけで儲けるための具体的な方策がなにもない
特に若い人に多い。私も20代半ばくらいまではそうだったが、理想や情熱だけは誰にも負けない自信があった。若いときはそれを原動力に多くの経験を積める。でも、ある程度の年齢を過ぎれば情熱だけでなく、それなりの効果を期待できる具体性を求められるはずだ。誰に求められるわけでなくても、結果が自分自身に突きつけてくれる現実だと思う。
7 うまくいかなくても過程が大事などと言い訳をする思考が整備されている
過程も大事だと思う。過程があって結果があるわけだし。でもうまくいかなかったことと、過程も大事ということくっつけて考えても結果は当然変わらないし、失敗したことに変わりはない。過程も大事なのはやる前からわかっていることであり、失敗は成功の母とも言うが、失敗は失敗と認めるべきだと思う。ましてや、やる前から言い訳していたのでは先が思いやられる。成功か失敗かを言いたいなら、稼げたら成功、稼げなかったら失敗。それだけの話じゃないですか。
とまあこんな具合で私なりの考えを簡単に書いてみた。
みなさん、お互いにがんばりましょう。
メールを何回かやりとりする中で、相手がどんな考えや姿勢で商売をやろうとしているのかがわかることも多い。そこで私が感じた、今の段階を見る限りでは「失敗するだろう」という、まあ簡単に言えばダメだろうなというケースを挙げてみる。
1 ビジネスを難しく考えすぎている
2 リスクを気にし過ぎている
3 人脈や金が無いとダメだと思い込んでいる
4 綺麗事が多い
5 まだ何も実績がないのに、アレもコレもと何がしたいのか決まっていない
6 情熱だけで儲けるための具体的な方策がなにもない
7 うまくいかなくても過程が大事などと言い訳をする思考が整備されている
この7つの項目はどういう事か、まあ一見してわかると思うがとりあえず説明してみよう。
そもそも、1~3の場合は、まず何もしないで時間だけが経過してゆくと思う。4~6の場合は、啓発本の類をたくさん読み影響されるのはいいことだが、気持ちだけが先行し、現実的な問題点を見ていなかったり、立つべきスタート地点に立っていないで感情の部分だけ一人歩きしているケースが多く見受けられる。7に至っては、独立してビジネスをやるには、まったく向いていないのではないかと感じざるを得ない。
一つひとつ説明してみる。
1 ビジネスを難しく考えすぎている
メールをいただく方の中にもけっこういるし、私の知人でビジネスをやろうかなという人にもこういったタイプが多い。そりゃ、やったことのないものだから難しく考えがちなのはわからないでもない。「その道に極めて詳しくなければ無理なのではないか」とか「会計の知識はないが」だとか「個人情報が」はたまた「取引先はどうやって開拓するのか」ということまで、どれも実際にやってみれば特に問題のないことや難しくないことを考えすぎている感じがする。
2 リスクを気にし過ぎている
始める前から不安の渦中にいるようだ。一つ問題を解決したと思えばすぐに新しい問題を見つけ、まるですべての障害が取り払われなければ必ず失敗するとでも言わんばかり。確かにリスクは最小がベターだが、ビジネスをやれば必ず問題は出てくるわけで、大きな問題がなければ多少のリスクとは戦ったり飲み込むくらいの覚悟を持っていただきたいと思う。
3 人脈や金が無いとダメだと思い込んでいる
このような人の場合、言ってることが机上の空論に終始するパターンが多いと思う。人脈や金が無いとダメだと思い込んでいるということは、実際に自分でやってみてそう感じたわけではなく、どこからかの情報なのかは知らないが、自分でやってみることよりも他人の情報ばかり信じたり、憶測で決めつけたりと、とにかく頭の中だけでグルグルと回ることが忙しく行動が伴わないケースが多いと感じる。
4 綺麗事が多い
社会貢献、ボランティア、寄付などなど。私もおおいに興味はある。でも、そういうことは起業しなくてもできること。サラリーマンでも毎月1,000円くらいの寄付は負担なくできるだろうし、ボランティアだって毎月少しでもいいからできることだ。それを起業とからめて、企業活動の目的である適正利益の追求という道をそっちのけで語るのはズレてると思う。また、ビジネスを始めようとしているにも関わらず「儲からなくてもいい」とか「どうせうまくいかなくても遊びだから」という人が知人の中にいたが、これは失敗したときの責任回避というか、失敗という烙印の事前回避行動だと思う。別に本気でやるわけじゃないという、"お金を稼げないということは失敗ではない"という伏線を張ることで逃げ道を作っていることがわかる。失敗したっていいんですよ。どんどん次をやれば。
5 まだ何も実績がないのに、アレもコレもと何がしたいのか決まっていない
色々なビジネス案があるのはいいことだと思う。でも、それは実行した場合に採算が取れ、まとまった利益が出せるくらいのものでないと基本的には意味が無いと思う。例えば毎月10万円利益のビジネスを10個やれば100万円だが、派遣バイトじゃあるまいし、普通はまったく違う種類の仕事を10個もできないし、おそらくそのようなもの不安定だと思う。それよりも、ひとつのことで毎月100万円の利益が出ることをやるべき。
6 情熱だけで儲けるための具体的な方策がなにもない
特に若い人に多い。私も20代半ばくらいまではそうだったが、理想や情熱だけは誰にも負けない自信があった。若いときはそれを原動力に多くの経験を積める。でも、ある程度の年齢を過ぎれば情熱だけでなく、それなりの効果を期待できる具体性を求められるはずだ。誰に求められるわけでなくても、結果が自分自身に突きつけてくれる現実だと思う。
7 うまくいかなくても過程が大事などと言い訳をする思考が整備されている
過程も大事だと思う。過程があって結果があるわけだし。でもうまくいかなかったことと、過程も大事ということくっつけて考えても結果は当然変わらないし、失敗したことに変わりはない。過程も大事なのはやる前からわかっていることであり、失敗は成功の母とも言うが、失敗は失敗と認めるべきだと思う。ましてや、やる前から言い訳していたのでは先が思いやられる。成功か失敗かを言いたいなら、稼げたら成功、稼げなかったら失敗。それだけの話じゃないですか。
とまあこんな具合で私なりの考えを簡単に書いてみた。
みなさん、お互いにがんばりましょう。