伊勢志摩つれづれ

伊勢志摩の今を楽しんで頂けます
郷里を離れた方に 今の故郷を 
また 伊勢志摩の旅行の前に ご覧ください

一色神社例祭・能奉納舞台(伊勢市)

2013-03-19 06:40:40 | 写真と観光・伊勢志摩の風景
一色能は 500年ほど前から伝わる
伝統芸能です
鎌倉時代から伊勢神宮に仕えていた
猿座・伊勢三座(一色能 通能 馬瀬の狂言)の
一つです

今年一月 催花賞
を受賞している

催花賞は「観世新九郎家文庫」寄贈を記念して設定
「服部記念法政大学能楽振興寄金」に基づき 
1988年4月に設定された賞で
地方在住の能楽囃子方 ワキ方等の功労者をはじ、
後継者の養成 能楽の普及 囃子事や
地方能楽の研究等の功績を顕彰している


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一色能・翁のはじめは 神楽(伊勢市)

2013-03-19 06:37:15 | 写真と観光・伊勢志摩の風景
能・翁舞は 能にして能に非ずと
云われているように
翁 千歳 三番叟からなる


特に筋らしい筋もなくはないが 
能楽師たちには 
存在意義にかかわるほどの大事な曲です

一色の翁は 最初 神楽で始まる
鳥兜を被り 手には バチをとり
鈴を提げて四方拝 四方堅めの神事に続き
神慮を慰め 祈りを捧げる
儀式ゆえんだからです


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一色能・翁舞(伊勢市)

2013-03-19 06:29:47 | 写真と観光・伊勢志摩の風景
翁舞は 儀式的祝言曲でありとともに
芸能本来の目的の一つに
延命 安泰を願うもので
万歳楽などめでたい言葉が出てきます
楽しそうに舞っている

また 一色の翁舞には 途中
「総角(あげまき=古代の髪形の一種)や・・・」を謡いだし
形も変わっている

翁は 家元もしくは 後継者が舞い
重要な曲で口伝えが多く
能に携わる者にとって 翁はシンボル的舞です


天下泰平を寿ぎ 長寿を神に祈る 
心には変わりない


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一色能・翁舞三番叟(伊勢市)

2013-03-19 06:25:59 | 写真と観光・伊勢志摩の風景
三番叟の舞は 五穀豊穣を寿ぐといわれ
足拍子に農事にかかわる地固めの
鈴ノ段では 種まきを思わせる所作がある
五穀豊穣の祈願です

三番叟が素面で「揉(もみ)の段」を舞い
次に「鈴の段」を舞う
「揉の段」は最初に達拝(たっぱい)風の型をし
続いて露払い風の軽快な舞を舞う
「鈴の段」は黒尉面をつけて鈴を振りながら
舞う呪術(じゅじゅつ)的な舞でです


「鈴の段」の型は種下ろし種播(ま)きを
表現した物のようです
熱のこもった組曲風演舞だった

500年ほど前 すでに 神楽 翁
三番叟の三つの組曲として
演出されていたことに驚きがある


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