伊勢志摩つれづれ

伊勢志摩の今を楽しんで頂けます
郷里を離れた方に 今の故郷を 
また 伊勢志摩の旅行の前に ご覧ください

賀多神社御遷宮奉祝・薪能組立舞台(鳥羽市)

2015-10-21 07:00:06 | 写真と観光.・伊勢志摩の風景
組立能舞台と木遣り唄
能の元は 元禄4年(1691)松平源次郎が鳥羽城に
就任し 賀多神社境内に馬小屋を仮設した

その直後 疫病が流行 巫女をたてたところ
神域を汚したとの 託宣を受け 
神様は他の場所に疎開しているという

氏子は 悪疫を払うため 鐘 太鼓を鳴らし
神事踊りで神様を迎えたのが 賀多神社の能の起こりです

組立能舞台は 日本に2つしかなく 
釘 かすがいなどは使われず 
すべて木材で 161年経過している 
貴重な存在です


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賀多神社御遷宮奉祝・仕舞「三輪」

2015-10-21 07:00:05 | 写真と観光.・伊勢志摩の風景
大和国(奈良県)三輸山の麓に庵室をかまえている玄賓僧都のもとへ 毎日樒〔しゅみ〕と閥伽〔あか〕の水を持ってくる女がある
今日も この淋しい庵を訪れた女は 罪を助けてほしいと
僧都にたのみます そして 秋も夜寒になって来たので
衣を一枚いただきたいという
 
僧は衣を与え 女の住家を尋ねると 「わが庵は三輪の山もと恋しくば 
とぶらひ来ませ杉立てる門」という歌があるが


その杉立てる門を目じるしに おいでなさいと
いいすてて 姿を消す


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賀多神社御遷宮奉祝・狂言「柿山伏」

2015-10-21 07:00:04 | 写真と観光.・伊勢志摩の風景
山伏が修行を終えて郷里に帰る途中 喉が渇く 
ふと見上げると 美味しそうな柿がなっている

石で落とそうとするが 難しく 木に登り食したところ
渋くて捨てた 見回りに来た持ち主に当たり
無断で柿を食べたと きずかれた


柿の木に登っているのは犬だ 猿だ 烏だ 鳶だと
言われる度に それらの動物の鳴き真似でその場を凌ぐが
鳶は飛ぶものだと言われ 飛んでは見たものの
大怪我をしてしまい 悪事が露呈してしまった

怪我は お前に原因がある 治療をしろと
山伏は柿の木の持ち主に迫る 持ち主は一切とり合うことなく
謝罪を要求し立ち去ろうとする
そんな持ち主の行動を見て 山伏は呪文をかけ 持ち主の行動を封じる 
さらに怒りを買うことになり 治療はしてもらえない


逃げる持ち主を追って 山伏は何処までも ついていく
自分の罪を覆い隠そうとする姿を 面白おかしく描いた
山伏という権威のあるものに対する風刺が込められている

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賀多神社御遷宮奉祝・薪能「葵上=あおいのうえ」怨霊

2015-10-21 07:00:02 | 写真と観光.・伊勢志摩の風景
葵上(あおいのうえ)
左大臣の息女葵上に 何かが取りちき 祈祷が効かない
照日の巫女が弓の弦を鳴らし祈ると 1人の女性が現われ
「人の運は 車の輪の如く 輪廻の波のまにまに廻るものだ」
と云い 巫女が弾く梓弓の音を慕って寄ってきた
その女性は 六条御息所の怨霊と名乗る
「生きていれば 源氏の君とねんごろうにするであろう 
それが恨めしい」と 葵上に打懸かかる

六条御息所の怨霊と名乗る


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賀多神社御遷宮奉祝・薪能「葵上=あおいのうえ」祈禱

2015-10-21 07:00:01 | 写真と観光.・伊勢志摩の風景
横川小聖(よかわのこひじり)(ワキ)を呼びが祈禱始まると
霊(後ジテ)は 恐ろしい形相に変わって再び姿を現す


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賀多神社御遷宮奉祝・薪能「葵上=あおいのうえ」壮絶な戦い

2015-10-21 07:00:00 | 写真と観光.・伊勢志摩の風景
小聖に立ち向かう 鬼女と
小聖の不動呪文を唱え壮絶な戦いの末
「二度と現われることはない」と 心も和らぎ 成仏する


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