本年度発売になったポン付けLEDの中ではかなり異質?画期的な商品のお話です。
名称はこれと言って無いので、仮に「究極のポン付けD4s」とでも呼んでおきます。
今まで発売されてきたD4s代替えポン付けLEDバルブと大きく違う点を挙げていきますよ。
まず、既存のD4s用ポン付けLEDはこんな感じの物でした。
一目瞭然ですが、HIDバーナーに比べお尻が大きくてワンピース構成じゃなく
余計な配線等が含まれています。
今までこういう商品に手を出さなかった理由が主にそれでした。
つまりデカくてライトユニットの蓋に干渉するため、結構細工に手間が掛かるんです。
今回購入した究極の・・は、サイズがHIDバーナーと全く同じなので干渉なしで楽。
後はお値段!アリババから直接購入する場合は送料込みで4,965円
怪しい商品を購入する際は、出来るだけ安価な売り場を探すのがマニアの本分?ですね。
で、実際使用するにあたって、消費電力や純正HIDバルブとの壁ドン比較等を行ったので
結果を記しておきますよ。
まず消費電力ですが、片目で48W程度でした。これは意外な数値でして
本来、純正HIDで点灯させる場合は点灯直後にこの数値を示した後は
徐々に35W に落ち着くのが普通です。
常時48Wでは、バラストが少し心配になりますが、逝ったらその時に反省しましょう。
壁ドンの比較
↓純正HID4500K 使用時間50時間前後
↓究極のやつ 6500K(右の明るい部分はHIDの漏れ光)
これは・・・HIDバルブの方が明るい感じでしょう。
エルボーポイント付近の明るさが結構重要らしいんですが、HIDはその付近がとても明るいですね。
LEDはメリハリがなく均等に照らしています。実際乗ってみると、奥まで照らすHIDに対し
手前の路面は明るいけど、エルボー点辺りはあまりよく見えてないLEDって感じ。
統括:
一回プロ目にLED入れてみたくて今回試してみましたが、満足したので切れるまで使わず
純正HIDに戻そうと思います。
数字の上ではLEDが数倍明るい事になっていて、灯体に入れず裸で点灯して見比べた場合は
確かに数倍の明るさの差はあるようですが、プロ目ユニットはそういった事より
いかに発光点が小さくズレていないか?が全てです。
理想の発光点から数ミリずれたところで発光している光は、レンズから出ていかず
内部で乱反射して熱に変わってお終い。
大きなLED素子は言っちゃうと半分以上は正面を照らせないムダなエネルギーを放っている事になります
あと、この究極のポン付けは究極に短命みたいです。
焼けた素子や溶けて分離してしまったバルブの画像が結構ヒットしますので
覚悟を持って使用しましょう。