●遺伝子組み換え作物を食べたラットの7割が癌で死亡、仏の研究者発表
◆フランスでの実験は、妨害が予想されたので、極秘裡に行われた。ロシアでは既に輸入停止を決めた。
驚きの記事を目にした。
なぜか、わが国では報道もされていないが、今、欧州では大問題となっているという。 我が国でも、TPP参加が決まれば、アメリカから遺伝子組み換え作物がどっと我が国に入ってくることになるのだから、論議が十分に尽くされなければならないはずである。
以下がそれである。
原文は、英語で、フェイスブックの方にアップさせて頂いている。そこには、腫瘍が出来たラットの写真なども掲載されている。
なお、フランスでの実験は、妨害が予想されたので、極秘裡に行われた。
現段階では、賛否両論あると思うが、ロシアでは既に輸入停止を決めた。その記事は、後ほど掲載させて頂く。
「フランスの研究者らが行った実験によると、米モンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシを与え続けたラットに発がん性、突出した死亡率が見られたという。
この実験は約2年間、200匹のラットを使用して行われ、その中で遺伝子組換え作物に力を入れているアメリカ企業〈モンサント〉のGMO(遺伝子組み換え作物)トウモロコシを与え続けたラットの5~8割に、ピンポン玉からテニスボール大のサイズの腫瘍が発生、それらの7割が死亡した。
モンサント社はラウンドアップ(除草剤)や遺伝子組み換え作物などで知られる世界的なバイオ科学メーカー。
日本が、TPPに 加盟したら、このモンサントの食品が入ってくるという事です。」(『Gira Blog』「TPP絶対反対!遺伝子組換えの恐怖(動画)」2012年9月22日)
さらに話は次のように続いている。
「ちなみに、今現在でも日本人は、政府によって騙されてます。世界中で、日本がもっとも遺伝子組み換え食品を食べさせられているという事実を是非、知ってください。遺伝子組み換えの食品を一番食べているのは日本人だそうですよ!!
遺伝子組み換え食品の含有率が何%以下なら遺伝子組み換えでないという表示ができるか?
・日本 5%以内
・韓国 3%以内
・アメリカ 0.9%以内
この現実をあなたはどう思いますか? 」(同上)
参考までに、以下が英文記事の内容である。ただし、抜粋。
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●新しい遺伝子組み換え研究で衝撃の調査結果:GMトウモロコシの摂取ラットの雌の70%は恐ろしい腫瘍により早死する
モンサント社の遺伝子組み換え(GMO)トウモロコシとほんの微量の除草剤をラット(ネズミ)に与え続けたところ、巨大な腫瘍や様々な内臓障害そして早死が起きました。これは、長期間、遺伝子組み換え穀物や除草剤のついた食品を食べ続けると、どのような影響が起こるかを徹底的に実験した結果です。ラットにできた腫瘍は巨大過ぎるため、呼吸の妨げにもなっています。
遺伝子組み換え食品は、新たなサリドマイド事件となるかもしれません。
イギリスのガン研究専門誌、Groceryによると、モンサント社のラウンドアップという除草剤と遺伝子組み換えトウモロコシをほんの少しずつラットに与えるだけでも、雄ラットは生後4か月から、雌ラットは生後7か月から、乳房膿瘍や重度の腎臓障害と肝臓障害が発生しました。
その他、フランスでのラットを使った遺伝子組み換え穀物の実験でも、同じように腫瘍が発生しています。
また、雄ラットの50%、雌ラットの70%が早死しました。一方、対照群ラットの早死率は、雄で30%、雌で20%です。
フランスのCaen大学の研究チームが、初めて、長期間にわたり遺伝子組み換えトウモロコシを与えることにより発生する問題についての実験を行いました。これまで、世界中の研究機関でも、長期にわたる影響を調べる実験を行ったところはありません。
それでも、米農務省と米食品医薬品局は、世界中に遺伝子組み換え穀物を輸出し、使用させることを許可したのです。これはまさに、グローバル企業のロビー活動と拝金主義によるものにほかなりません。
この研究結果は、The Food & Chemical Toxicology誌とロンドンの記者会見の場で発表されました。
実験結果から分かったこと
• 雄ラットの50%、雌ラットの70%が早死。
• ほんの微量(飲料水に通常含まれてもよい量)のラウンドアップ除草剤を飲ませたラットは、他のラットに比べ巨大腫瘍の発生率が200%から300%の多さであった。
• 遺伝子組み換え穀物と微量のラウンドアップ除草剤を与えられたラットは重度の内臓障害(肝臓、腎臓を含む)を発生した。
• 実験では、ラットにNK603と呼ばれるトウモロコシ(北米全土で栽培され、家畜や人が既に食べている遺伝子組み換えトウモロコシ)を与え続けた。これは、多くの人々が、朝食のコーンフレークやシリアル、コーンスナックチップス、そして、メキシコ料理に使うトルティーヤとして日常に食べている遺伝子組み換えトウモロコシである。
デイリーメール紙は、この実験結果に対するヨーロッパの反応を伝えています。
遺伝子組み換え食品に強く反対し続けてきたフランスの欧州議会の農業委員会副委員長Jose Bove氏は、早急に、EU諸国での遺伝子組み換え穀物の栽培と輸入を停止することを求めました。
Bove氏は、
「この実験結果により、我々が訴えてきたきたことが正しかったと証明された、早急に全ての遺伝子組み換え食品の評価プロセスを見直すべきだ」
と述べ、また、ヨーロッパの食糧安保局は、
「公費でヨーロッパ人のために健康的な食品を確保するための調査が必要である」
と述べています。
(実験の詳細は省略)
「特に雌における極端な健康悪化に、私はショックを受けています。我々が遺伝子組み換えトウモロコシを食べることにより、深刻な健康被害が生じることを予期しなければならない。」(実験に加わったAntoniu博士〔Dr Michael Antoniou, molecular biologist, King's College London. 〕)
「これは、世界で初めて、長期間にわたり遺伝子組み換え穀物や除草剤を動物に与え続けることで、どのような影響が出るかを調べた実験です。そして、その結果、非常に深刻な影響が出ることが分りました。実験の最終段階では、80%の雌ラットに巨大な腫瘍ができていました。」(Patrick Holden, Director, Sustainable Food Trust.)