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【上野 東京国立博物館】京都 洛中洛外図と障壁画の美

2013-11-15 | 美術鑑賞
底冷えの中、行ってきました。
あいにくのお天気だったので、お庭の鑑賞はできませんでしたが、楽しみにしていた
「京都でもみることのできない京都」を観てきました。


今日は、何だか大混雑で、ゆっくりと鑑賞することが出来なかったのが残念です。
特に、洛中洛外図には大勢の人だかり・・・・。
滅多に目にすることのできない機会に皆夢中で魅入っていました。

どの洛外洛中図も緻密で、街の様子が事細かに描かれていました。
池田本の金の雲泥の描き方にはほかの屏風図にはないものがありました。

【池田本】
ちょっと独特なまる味をおびた人物表現、建築の細部に異常な集中力を示す特徴がある。
岡山の林原美術館の洛中洛外図(岡山藩主池田家が代々もっていたため「池田本」とと呼ばれる。 )

私が観たかった黒書院 二の間の障壁画「桜花雉子図」、「桜図」は下記の解説にもあるとおり、

これらの絵は、狩野探幽の弟、尚信によるものです。
桜花は胡粉(白色)を盛り上げて彩り鮮やかに咲き誇り、木々や水流を描く優雅な曲線と、
直線的な籬があいまってコントラストを高めています。

貝を磨り潰して画材にしたという桜の花に上品な光沢があり、白と淡いピンク色の花が間近で
観ることができて、ため息が出てしまいました。

有名な「松鷹図」は迫力満点でした。

今回も、貴重な美術品の数々を観ることができて良かったです。
それにしても、平日でもこの賑わい、京都の人気の高さを痛感しました。







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