2023年の韓国映画
夜の街をどこまでも、どこまでも、追いかけてくる、動機も正体も不明の男。
生き抜くために、彼を上回るスピードと知恵を発揮し、なんとか逃げ続ける会社員ギョンミ。
だが、聴覚に障がいのある彼女は、容赦のないサイコパスに対峙し、
無音の中で闘うしかない。
展開の全く読めない80分の追走劇。
ギョンミを演じるのは、『ここに来て抱きしめて』のチン・ギジュ。
韓国最大の財閥企業・サムスングループのエリート社員を辞めて報道記者となった後、
今度はモデルを経て俳優への転身を果たしたという異色の経歴を持つ。
どんな苦境に陥っても「絶対に死にたくない!」と諦めないギョンミに、
熱いエールを送らずにいられない。
ドシクには、今最も注目されているライジングスター、ウィ・ハジュン。
社会的ステータスのある会社員にしか見えない人物から、
「殺したい。殺してやる」という衝動にかられた恐るべき殺人鬼まで、
いくつもの顔を持つドシクという、一度観たら頭に焼きついて離れない
独創的なキャラクターを作り上げた。
さらに、ソジョンの兄には『ゴールデンスランバー』のパク・フン、
ギョンミの母親には日本でもスマッシュヒットを記録した『はちどり』のキル・ヘヨン、
ソジョンには「SKYキャッスル ~上流階級の妻たち~」のキム・へユンと、
韓国トップ俳優の中でも実力派が集まった。
あらゆる映像体験を享受してきた全世界の映画ファンを、
初めての歓喜と興奮で覚醒させる、傑作スリラーの誕生だ!
(Webより抜粋)
■韓国映画「殺人鬼から逃げる夜」
「シスターズ」などで気になる存在だったウィ・ハジュンさんの映画だったので観てみました。
キム・ヨングァンさんの「サムバディ」も驚きの怪演でしたが、
ウイ・ハジュンさんの怪演はとにかく怖かった!
聴覚障害を持った人たちが、日常生活の中でこんなにも危険がたくさん潜んでいるのかと痛感し、
「お願い逃げ切って!」っと願ってしまいました。
チン・ギジュさんは「ここに来て抱きしめて」以来の鑑賞でしたが、
迫真の演技がドキドキハラハラで、最後の捨て身の行動には驚きでした。
パク・フンさんの海兵隊出身の熱血兄は良かったです。
「ペイバック 金と権力」「再婚ゲーム」「アルハンブラ宮殿の思い出」
などとは違った面白さがありました。
「スマホを落としただけなのに」もそうでしたが、
最近特別な理由もなく、ただそこにいたから、目に留まったからという理由で、
犯罪者のターゲットとされてしまう事件は現実にも起こっているので、
怖いな~っと思ってしまいました。
■STORY
会社から帰宅途中に、血を流して倒れている女性ソジョンを発見したギョンミは、
近くに身を潜めていた連続殺人鬼ドシクの次のターゲットにされてしまう。しかも、聴覚が不自由なギョンミには、犯人が追いかけてくる足音も聞こえなければ、
助けを呼ぶ言葉も届かない。
ドシクはそんな彼女を、まるでゲームを楽しむかのように追い詰めていく。
周囲に察知されそうになると、善良なイケメンサラリーマンを装うドシク。
そんな彼の巧妙なワナに、ギョンミの母親とソジョンの兄もからめとられていく。
─いつになったら、この夜は明けるのか?
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