■韓国史劇「緑豆の花」 予告
2019年の韓国史劇
1894年東学党の乱ー。
それは日清戦争にも繋がる農民たちの革命だった。
兄弟の願いはただひとつ、明日を変えること!
彼らの過酷な運命の行方はー。
演出は「六龍が飛ぶ」のシン・ギョンス、「根の深い木-世宗大王の誓い-」のキム・スンホ。
脚本は「鄭道傳〈チョン・ドジョン〉」のチョン・ヒョンミンのヒットメーカーが放つ
世界でも称賛を浴びた骨太時代劇!
「六龍が飛ぶ」の縁でユン・ギュンサンが特別出演している。
「不滅の恋人」ユン・シユンが汚職役人を父に持つペク家の嫡子イヒョンを怪演!
対する兄のイガンを演じたのは、「賢い医師生活」のチョ・ジョンソク!
イガンはペク家の汚れ仕事を担うが故に民が恐れ憎む存在だったが、
ある人物との出会いから悔い改め、人生を大きく変えることに。
鋭い眼光と毒蛇のような執念深さ、その中にひた隠す優しさとの葛藤を細やかに表現し、
2019 SBS演技大賞の中編ドラマ部門最優秀賞に輝いた!
兄弟の絆と対立の物語に挑んだ2人の熱演に魂が揺さぶられる!
本作のヒロイン役で2019 SBS演技大賞の中編ドラマ部門優秀賞を受賞した
「スイッチ~君と世界を変える~」「六龍が飛ぶ」ハン・イェリや、
「刑務所のルールブック」で強烈な存在感を放ったチェ・ムソンなど、
名優たちが脇を固める!
(Webより抜粋)
チョ・ジョンソクさんが大好きなので、このドラマもずっと観たいと思っていましたが、
期待どおりの良さでしたです。
朝鮮末期は本当にひどい時代で、どの作品を観ても民衆が苦しみの中で
何とか生き延びようと新しい国を求めて反旗を翻すのですが、
この時代は日本人から観ると辛い面もありました。
ユン・シユンくんは「親愛なる判事様」に続いての鑑賞でしたが、
お坊ちゃまの優等生から一変、人が変わって冷酷になっていくところは名演技でした。
チョ・ジョンソクさんとの異母兄弟の仲が、一時は変わり合えなくなっても
最後はとても良かったです。
同じ兄弟でもイヒョンは大切に育てられ、イガンは邪険にされながらも
父親からの汚れ仕事を担ってきた前半の粗暴な人柄から、
義兵に加わってからは自分が侵してきた罪を反省しながら
新しい世の中を夢見てチョン・ボンジュンらと共に戦っていく姿が良かったです。
チェ・ムソンさんも義兵の頭領として存在感があってとても良かったです。
ドッキ役のキム・サンホさんもどこかユニークなところもあって、
こうしたキャストがドラマに面白みを増してより一層面白かったです。
過去の歴史を日本が一方的に悪く言われるところですが、この時代の作品を観ると
それ以前に朝鮮国内が混乱して国としてのまとまりがなくひどい有り様で、
同じ国の人同士での殺し合いや、朝廷に力がなかったことが隣国から狙われる要因にもなっていたので、
そもそもの原因がそこなのにと思ってしまいます。
そんな時代に一人一人は弱い民衆ですが、大勢が集まれば大きな力になって
思わぬ勝利にもなっていくところは興味深かったです。
いろいろな立場の人から描かれていて、とても良いドラマだと思いました。
■STORY
19世紀末の朝鮮。
汚職役人の長男ペク・イガン(チョ・ジョンソク)は庶子として蔑まれ、
父親の汚れ仕事を手伝ってきた。
一方、腹違いの弟で嫡子のイヒョン(ユン・シユン)は父親の期待を一身に背負い、
日本留学を終えて科挙受験の準備中であった。
ある日、日易商人のソン・ジャイン(ハン・イェリ)は商売のためにイガンたちの村を訪れる。
役人に取り入ろうとする彼女だが、そこで民ばかりが苦しむ腐敗した政治を目の当たりにする。
そんな中、チョン・ボンジュン(チェ・ムソン)ら東学教徒が結成した反乱軍により民乱が勃発。
ペク家は落ちぶれ、イヒョンは討伐隊の兵士に、
イガンはボンジュンとの出会いを通じて反乱軍の義兵となり…。
イヒョンは庶子として蔑まれる異母兄も敬う心優しい青年だが、
信頼していた者からの裏切りや戦場の不条理によって、
次第に彼の心に闇が巣食う。
その狂気すら感じさせる変容ぶりに息を飲み、
静けさの中に強さを秘めた繊細な眼差しから目を逸らせない!
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