韓国ドラマ「ザ・キング 永遠の君主」

■韓国ドラマ「ザ・キング　永遠の君主」　予告　　※公式予告

2020年の韓国ドラマ
並行する2つの世界「パラレルワールド」を繋ぐ門をくぐり、
別世界から現代の韓国へとやってきた理系型の大韓帝国の若き皇帝イ・ゴンと、
正義感の強い大韓民国の文系型刑事チョン・テウルの2人が繰り広げる
異次元のロマンス・ファンタジードラマ。
2人の前には、皇帝の座を狙うイ・リム（イ・ジョンジン）が立ちはだかる！



イ・ミンホは、大韓帝国第3代皇帝イ・ゴン役、
キム・ゴウンは捜査1課の刑事チョン・テウル役を務める。
イ・ミンホの除隊後初の復帰作であると同時に「シークレット・ガーデン」
「トッケビ」など、ロマンスの大御所とされるキム・ウンスク脚本家の新作。

 

※パラレルワールドとは？　※この曲もいいです。
ある世界から分岐し、それに並行して存在する別の世界を指す並行世界のこと。

 

■韓国ドラマ「ザ・キング　永遠の君主」　　

ウ・ドファンさんの入隊前の作品だったので観たいと思っていました。
イ・ゴンの皇室近衛の中隊長チョ・ヨン役で、別世界である韓国にいる
瓜二つのチョ・ウンソプと一人二役を演じていてとても面白かったです。
チョ・ヨンが登場するシーンはいつも目が釘付けでした。
映画「MASTER」で知ってからとても気になる俳優で、追いかけて観た
ほかの作品でも第一印象のインパクトが半端なく印象深かったです。

「2人の出会いは幼いゴンの即位式。
“大韓帝国の皇室”で君主と臣下として出会った二人が、
紆余曲折を経て実の兄弟のような仲になる。
謹厳な皇室で皇帝イ・ゴンにとって、チョ・ヨンは唯一、
気の許せる“オアシス”のような存在で、ゴンは彼を“天下第一剣”と呼ぶ。」 

 テウルの同僚カン・シンジェ役のキム・ギョンナムさんも
このドラマで知りましたが、良かったです。
テウルとは高校時代に知り合って、ギャンブル好きな母親のせいで苦労が絶えず、
そんななかで時折、幼い頃の記憶が蘇り、不安を覚える日々を送っていて、
その結末がとても切ないです。
密かにテウルに想いを寄せる「兄貴」役がいいです。

「パラレルワールド」の作品はチ・ジニさんの映画「パラレルライフ」を観ましたが、
この「並行する二つの別世界」という概念はとても興味深いです。
このドラマでも大韓帝国と大韓民国に自分と同じ顔をした人物がいるので
皆が一人二役を演じています。
二つの世界を行ったり来たりのシーンが多いので、少し混乱し理解するのに
リピートして観てしまいました。
大韓帝国がその後も続いていたら、という仮想のストーリーも興味深いです。
朝鮮末期の王、高宗→純宗辺りの史劇作品を観てみたいです。

韓国のファンタジー作品は映像がとても綺麗なのですが、
このドラマもイ・ミンホさんとウ・ドファンさんのイケメン二人に加わって
どのシーンも美しく、特に二つの世界の扉がある「竹林」のシーンには魅了されました。
そこへ、白馬に乗った皇子の登場！
イ・ミンホさんとウ・ドファンさんが画になって本当に素敵なシーンばかりでした。
イ・ミンホさんは除隊後初の主演復帰作でしたが、「個人の趣向」に続いての
鑑賞だったので、皇帝の姿が余計に素敵に感じました。



しっくりこなかったのが、キム・ゴウンさんとイ・ミンホさんのカップリングで
私はどうしても違和感があって、コン・ユさんとの大ヒット作「トッケビ」が
頭をよぎり、その印象から逃れられません。
よく、ヒット作を出してしまうとそのイメージからなかなか抜け出せない、
とは聞きますが、正にそれです。
こういう時にキャスティングが大事だとも感じてしまう作品でした。

気になったのが、間接広告のシーンが多くて、化粧品、キムチ、コーヒーショップ
などなど・・・、とても目につきました。

■STORY
1994年、大韓帝国では皇室序列2位のクム親王イ・リムが謀反を起こし、
異母弟である皇帝を殺害する。
殺害現場を目撃した8歳の皇帝の息子イ・ゴンも殺害されそうになるが、
何者かに助けられる。

イ・リムが立ち去った後、現場には“ソウル地方警察庁警部補チョン・テウル”
と書かれたIDカードが落ちていた。
一方、追手から必死で逃げるイ・リムは、別世界へとつながる門を見つけ、
そこに活路を求める。



ゴンは8歳にして皇帝となり、25年の歳月が過ぎたある日、
神秘な次元の門を通って見知らぬ街に迷い込む。
そこは2019年の大韓民国。
そこで、25年越しにのIDカード持ち主チョン・テウルに会うことになり…。



※2020年春、平行世界の門が開く―。
初めて行く所なのに行ったことがあるような気がする場所や、
初めてすることなのに前に同じ事をしたことがあるような気がする感じ。
私たちはそれをデジャヴといい、現代医学はデジャヴを知覚障害の一種だとする。
ところがそれが脳の錯覚でないなら・・・。

私たちがほんの少し、宇宙の秘密を垣間見たのなら？
誰でも一度くらいは考えてみたことのあること。
移民したい。生まれ変わりたい。人生終わった。
誰でも一度くらいは思うこと。
私もあんな車に乗ってみたい。私もあんな家に住んでみたい。
私もあんな財閥一家に生まれていたら。
そんなあなたの耳元に誰かが囁く。

私よりマシな人生を歩んでいるもう一つの世界の私とあなたを変えることができたら、
あなたはその人と人生を変えられますか？
私の人生。私の人。私の愛。その全てを捨てる選択。
もちろん自分自身すらも。平行世界の自分がどうなるのかは絶対に聞いてはいけない。

神は人間の世の中に悪魔を放ち、その悪魔は並行世界の門を開けてしまった。
さあ、あなたはどんな選択をするのか。
露骨な質問と邪悪な答え。
だから魅惑的な本作は、平行世界からこの世界に来た次元の門を閉めようとするイ・ゴンと誰かの人生。
人を…愛を守ろうとする刑事テウルの協力が時にはドキドキ、
時にはクールな次元の違うロマンスファンタジー。
（Webより抜粋）