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悲劇の世子 ソヒョン

2015-12-18 | 韓国史劇・ドラマ・映画
三銃士」を観終わりました。



史劇ドラマなのに、笑いどころ満載でとても面白いドラマでした。
もちろん、ドラマの中では当時の朝鮮が隣国の明と後金(のちの清国)
の外交問題で揺らいでいる情勢もありましたが、とにかく三銃士と
パク・ダルヒャンが起こす出来事がとても面白かった。

こんなに笑った史劇も初めてでした。
このドラマでは、美男子のチョン・ミンス役が気に入りました。



7~8話が一番面白くて、繰り返し見てしまいました。
ヒョンソンに刺されて重傷を負ったソヒョン世子(イ・ジヌク)を救出
する策がとても面白いのです。

まんまと、敵のキム・ジャジョンをいっぱい食わせて痛快でした!
してやったり!といった感じです。
そして、その後、パク・ダルヒャンがソヒョンから刀を下賜され忠臣と認められます。

ソヒョン世子がようやく自分の心の矛盾から解き放たれ、世子賓に心を動かし始めた
9~12話もとても良かったです。
この世子賓(ユンソ)役のソ・ヒョンジンがとても可愛らしいのです。

10話で、ようやく宮殿に戻り世子賓の部屋に「帰ったぞ!」と急いで行ったの
ですが、出かけて不在でした。
まだ、宮殿内にいると知り、あちこち探し回る様子もとても心憎かった。

世子賓からパクダルヒャンに助けられた話をされ、ちょっとムッとするところも
嫉妬している自分に気づかないのか、ソヒョン世子らしい。

そして、森の中で追いかけてきた世子賓にキスをしますが、「なぜ?」と問われても
「自分でもわからないから私の心情を聞くな」と答えるのです。

ようやく世子賓の大切さに気付いたソヒョン世子が、11話で寝つけずに寺に出かけてしまった
世子賓の部屋を一人訪れ、帰りを待ち焦がれている時に言った言葉にはジンとしました。

「一夜をこれほど長く感じるとは・・・。一体、私は何をしていた?時を無駄にしてきた。
なんと愚かなことを・・・。」
そして、待ちきれずに世子賓に会いに寺へ出かけます。

狩りに行く口実で世子賓に会いに行きますが・・・・。

■史実のソヒョン世子
1623年、仁祖反正で父仁祖が王になると、1625年(仁祖2年)王世子に冊封された。
1637年、丙子の役が朝鮮の降伏により終結すると、約定に従い人質として瀋陽に赴くこととなる。
その後は李朝側の窓口として英俄爾岱等との折衝をこなすとともに、清内部の情報を
本国に送るなどして本国の危機を回避すべく力を尽くした。

その後、鄭命寿から強要され、明人や買い戻した朝鮮人捕虜を使役しての清国内での
経済活動を開始するが、1643年にこのことが朝鮮国内に発覚すると、仁祖との関係が
急速に悪化。1645年に人質を解かれて帰国するも2ヶ月後に急死した。

世子27人のうち、最も悲劇的な生涯を送った人は照顯(ソヒョン)世子だ。
清代で8年間も人質となった後、故国に帰ってきたものの、冷酷な父の警戒と疑いの中、
帰国から2カ月後に死去した。
(Webより抜粋)

史劇としては12話と短いドラマでしたが、最後の終わり方がちょっと残念でした。
最初の衣装のまま、終わってほしかったな~。

あまり話題にはなっていないようですが、このドラマとても面白いのにと思っています。
2作目もやるのかやらないのか?
続きがあったら、是非見たいものです。


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