■韓国映画「箪笥」予告
2003年の韓国映画
継母に殺された姉妹が幽霊となって復讐するという韓国ホラーの定番ともいえる、
古典怪談「薔花紅蓮伝(そうかこうれんでん)」をベースにした韓国のサイコ・ホラー映画。
少女たちが人里離れた屋敷を訪れる冒頭から、違和感と恐怖が眩暈のように押し寄せる展開は印象的で、
後にS・スピルバーグがリメイク権を獲得、2009年にはハリウッド・リメイク版「ゲスト」が公開された。
2004年ジェラルメール国際ファンタスティック映画祭審査員大賞など数々の賞を受賞。
監督・脚本は「密偵」「悪魔を見た」のキム・ジウン。
音楽は「王の男」「ヘンゼルとグレーテル」のイ・ビョンウ。
登場人物は、姉妹の姉スミ(イム・スジョン)、妹スヨン(ムン・グニョン)、継母ウンジュ(ヨム・ジョンア)、
父ムヒョン(キム・ガプス)、叔父ソンギュ(ウ・ギホン)、その妻ミヒ(イ・スンビ)、実母(パク・ミヒョン)。
(Webより抜粋)
■韓国映画「箪笥」
有名な韓国のホラー映画だったので、一度は観たいと思っていました。
冒頭のシーンからとても謎めいていて、ストーリー全体が不穏な空気に包まれた作品でした。
後半になると、人の入れ替わりが難解でリピートして観る部分が多くなりました。
イム・スジョンさんは「時間離脱者」、ヨム・ジョンアさんは「完璧な他人」に続いての鑑賞でしたが、
ヨム・ジョンアさんとイム・スジョンさんの心の闇の怪演が見事で、
「ヘチ~王座への道」に続いてのキム・ガプスさんが謎めいていて
この家族の秘密がとても気になるところでした。
「アチアラの秘密」に続いてのムン・グニョンちゃんがまだ幼くて、
タイトル通り「箪笥」に秘密が隠されていて、何があるのかとても不気味でした。
後悔や自分が起こした行動から、人の心が作り出した幻想がとても怖かったです。
■STORY
長期入院から帰ってきた仲の良い姉妹スミ(イム・スジョン)とスヨン(ムン・グニョン)を、
若く美しい継母ウンジュ(ヨム・ジョンア)が迎える。
二人は幼い頃に母を亡くしており、父が別の女性と再婚したとの報せを聞き、
父に招かれてこの家にやって来たのだ。
姉のスミは酷薄そうな雰囲気を持つウンジュを毛嫌いし、
病弱で大人しい妹のスヨンはウンジュを怖がるようになった
やがて、家のあちこちで怪奇現象が起き始める・・・。
多発する奇怪な現象に対する不安と今までの不協和もあって
継母と姉妹の間の亀裂は更に深まっていく。
そして遂に張り詰めていた緊張の糸が切れ、ある事件が起こってしまう。
事態を知ったスミは父(キム・ガプス)に助けを求めるが、相手にしてもらえなかった。
そして家に巣食った恐怖が臨界点を超えた時、
スヨンの簞笥に封印されたある"秘密"が明らかになろうとしていた。
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