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内山 はるみ のひとりごと

思いつくまま、ひとりごと

障害児エアロビックスポーツ教室は順調です。

2010-04-24 13:56:18 | 日記
4月開講のエアロビックスポーツ教室は、5人からのスタートで3回目は見学&体験の子が加わり、一人増えた分賑やかでした。

 アン・レーヴ(教室の名前)では、ウオーミングアップに体育用具等を使います。

このウオーミングアップは基礎的な運動能力を引き出し、鍛えながら運動をしていくための
基礎体力をつけていき、自分の体を知り、エアロビック動作につなげていく目標があります。

一人の成人に達した女性と子ども達はこのウオーミングアップが大好きでみんな、それはそれはステキな笑顔をみせて活動しています

 でもエアロビックレッスンに入るとやや緊張した面持ちで、少し恥ずしそうな表情になり
ハニカミ王子にハニカミ王女になってしまいます。

 知的障害を伴わない自閉の子は前回行った動作をしっかり覚えていて、今日違った順番になった事に不安定になってしまって泣き出す場面がありました

対象が障害児なので、今日は何々をやります。と言葉、動作、で説明をします。
 でも。「違う!」という訴えでした。
 
 一般的にはパニックといいます。
私はパニックと言う概念を持っていません。誰でも思惑が外れれば、「しまった!こんなはずじゃなかった!」なんて当たり前に思う事と思っていて、それが抑えることが出来ず
強く出るくらいに思っています。

世の中には、自分の思い通りになる事など一つもない!

軽度な障害であれば、ちょっと接しただけでは解らなかったりする。

思惑が外れないようにばかりしていたら、「社会に出てどのように生きていくの?」

思惑違いの事をたくさん乗り越える力をつけていってもらいたい。と思っている。

その子はどうなったかと言うと「今日は一抜けた。」と言って泣きながら指導範囲から
出て行った。

「今日はやらないのね?」と聞くと「やりたいけど、一抜けるんだ!」泣いている。
「みんな待ってるよ。一緒にやろう。」と言っても思惑違いが許せないようでした。
「じゃ今日は見学しててね。」などのやり取りが続く。子どもはおとなしくじっとしていられない。
泣きながら指導範囲に入ってきたけど、まだ泣いている。

たまりかねたお母さんが「ちゃんとやりなさい」と指導範囲に来てしまった。

当然お母さんには「大丈夫よ」とでてもらった。
この場は子どもと私の関係作りの一番大事な所であり、子どもが
これからのレッスンに影響してくる一つの壁を乗り越えることの出来るチャンス

見事子どもは乗り越えレッスンに戻る事ができました。
 エライ

こうして、2回目のレッスンは予定通り終わり子ども達は笑顔で帰って行きました。
 そうそう、帰りには私にハグをして帰って行きました
腰を痛めていたので崩れそうになるのを懸命にこらえた一瞬でした。

そして3回目、当然前回とは同じことはしないエアロビックレッスン。
といっても、違う動作をプラスしたり、なくしたりの進めかたですが、違ったことをしてもちゃ~ントついてきてくれました。

3回目は極々簡単な小作品の演技に仕上げ、最後の決めのポーズはみんなバッチリ出来ました。

どの子もあれこれ出来る力を備えている。可能性は無限にひろがる