街の風景

散歩の時に出会った何気ない風景、手押しポンプ、使われなくなったコンクリート製のゴミ箱、懐かしい洋館付き住宅などなど。

洋館付き住宅…広島市南区宇品神田地区

2009-02-07 23:50:04 | 建物
宇品神田地区で、散歩の途中に一度に6棟の洋館付き住宅を見つけていましたが、

纏めていませんでしたがやっと報告します。


宇品の方には幾つかの洋館付き住宅を見つけていましたが、宇品神田の近くは歩いていましたが、

この地区の中を歩いてびっくりしました。

洋館付き住宅がたくさんあるのです。新築の建物も有るのでもっと早くここに来ていたら、

もっとたくさんの洋館付き住宅が有ったのではないかと思われます。

最初に見つけたのが、昔は事務所か医院だったと思われる建物です。

洋館付き住宅№56.広島市南区宇品神田2­丁目8番。2008/11/16


四角な洋館なので、コンクリート造かと思いましたが、

裏から見ると切妻の屋根で3方向にパラペット(壁)が立ち上がっていました。

壁の上部には、左官で色々細工がされ、鏝絵のような物も描かれてあります。

洋館付き住宅№56.広島市南区宇品神田2­丁目8番。2008/11/16


玄関庇は円形にカーブがかけられ、上部はバルコニーになっている。

右は、切妻の木製破風、木製ガラリと洋館の形態をなしている。

洋館付き住宅№56.広島市南区宇品神田2­丁目8番。2008/11/16


この洋館付き住宅は、大分改修がなされているが、洋館部分の妻面はまだ昔の面影が残されています。

入母屋の部分の屋根は改修されているが、玄関の欄間などは角を丸くして納めてお洒落です。

洋館付き住宅№57.広島市南区宇品神田2­­丁目7番。2008/11/16


ガレージの方から見ると、屋根材がカラーベストに葺き替えられているので、昭和40年以降に改修されたのだろう。

洋館付き住宅№57.広島市南区宇品神田2­­丁目7番。2008/11/16


この洋館付き住宅はスタンダードな洋館スタイルだけど、細かい部分は改修されていた。

しかし、庭木のカイズカイブキは散らし玉造で昔の風情が残されている。

洋館付き住宅№58.広島市南区宇品神田2丁目8番。2008/11/16


この洋館も改修されているが、茶色のS瓦に葺き替えるなど、洋館付き住宅を残そうとされている。

洋館付き住宅№59.広島市南区宇品神田2­­­­丁目3番。2008/11/16


屋根は陸屋根の型式の洋館付き住宅。カイズカイブキの散らし玉造りの植木、

洋館付き住宅№60.広島市南区宇品神田2­­­­­­­丁目10番。2008/11/­16


2重の入母屋の横の洋館。母屋は2階建てを増築しているが、洋館部は残して増築している。

洋館付き住宅№61.広島市南区宇品神田2­­­­­­­­丁目3番。2008/­11/­16


広島市内は、主な所は歩いて洋館付き住宅も探していましたが、宇品神田地区にまだこんなに残されていました。

まだまだ、市内の何処かに洋館付き住宅が残っているはずなので、もっと歩き廻らなければと思いました。





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広島新球場の防球ネットはこれ(2/6)…広島市南区南蟹屋2丁目

2009-02-06 22:55:21 | 建物
防球ネットが気になっているので、今日新球場に見に行ってきました。

この前は、ネットを張るポールは完成していて、肝心のネットが無かったが、

1月末にはネットも取り付けられる工程表になっていたので、早く行きたかったのにとうとう今日になったのです。



丁度、ポールの所に行くと電車や車が通りかかりました。

ですから、ネットをよく見る暇も無くデジカメを構え、シャッターを押しました。

それがこの写真でした。電車は近いですね。




ネットはこれでした。

まだ、ロープで仮に結ばれていましたが、カープの栗原の時は、サァ~と巻き上げられて、

ホームランボールをこのネットで受けるのだな!

と、妄想をしました。(ーー;)



正面入り口の方に歩いていくと、木も植えられている。完成間近なのだ。

そういえば、昨日、一昨日と照明塔を点灯していたようだ。


大洲通りの歩道も完成間近で、カープ坊やと歩道のブロックが鯉のうろこの様に敷き詰められている。
         


広島の絵柄のマンホールは、カープ坊やや折り鶴などがあるが、カープ坊やは新球場の周辺で、

折り鶴は最初に設置された広島駅の表口の「駅前通り」から、

新幹線側の「二葉通」や表口の電車道の「あけぼ通」、「相生通り」に設置されて来ている。

将来は、平和のシンボルの折鶴を市内の主要通りに設置するのかもしれない。


車の通る所は、色ナシの折り鶴絵柄のマンホール、向こうの歩道部分には色付き折り鶴絵柄のマンホール。


新球場の経済効果がこんな所にも波及しているのかな?

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広島新球場の防球ネット(1/25)…広島市南区南蟹屋2丁目

2009-01-28 21:51:45 | 建物
照明塔の6基が全部設置されて、背が高い大型クレーンが全部撤去されたとラジオで言っていたので、

今日(1/25)はウォーキングでソレイユから広島新球場を廻る事にしました。



ソレイユから最近良く歩く山陽本線をくぐる地下道を抜けて、新球場に向かって歩いて行くと、

照明塔が6基全部見えました。クレーンの姿は見えず、現場もすっきりしています。


上の写真の白い仮設の塀の左の方に黄色い看板が立っていますが、その横に掲示板が有り、

そこに今後の工程表が貼られていました。

そこに聞き慣れない「JR側防球ネット支柱設置工事週間工程表」がありました。

1月23日・金曜日から防球ネット工事(装柱・機器取付工事)~1月31日・土曜日まで防球ネット工事(ネット取付工事)

で、球場の図面に赤い斜線が引かれ、施工場と書かれています。


そちらの方に歩いていくと、丁度電車が走ってきました。

なるほど、ほんとに球場と線路の距離は近いや!


鉄骨の円柱が建てられていて、これにネットを張るのだな。

ここまで、ホームランボールを飛ばせる選手は誰だろう?

カープの栗原頑張れ!!!



車の通りが激しい大洲通りのカープ坊やが応援しているぞ


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宮島の洋館付き住宅…廿日市市宮島町

2009-01-27 23:55:32 | 建物
嬉しい事に宮島にも洋館付き住宅がありました。

普通の宮島観光では見ることはありませんが、裏通りや路地が大好きなマニアックな人なら、

すぐに見つけるでしょう。

宮島を観光する時に重宝する、宮島桟橋の観光案内所で貰える

「宮島の案内絵図(みやじまのまちあるきイラストマップと読む)」

の左の方に「大東富くじ場跡」と書かれたところがあります。

これに興味を示さない人は居ないでしょう。

もちろん私もすぐに「これは何じゃ」と興味津津。

もちろんすぐに歩いて行きました。

そこに着いて、「大東富くじ場跡」のいわれが書かれた立て札有りましたが、

坂道の石垣の上に洋館付き住宅が目に入りました。



すぐに、急坂を登って見に行きました。

お城の石垣のような上に確かに洋館付き住宅です。

洋館も本格的ですが、この石垣の曲線は素晴らしい。



洋館も、木製の破風板、軒裏の板貼り、木製の妻換気ガラリ、腰折れの急勾配の屋根、

いずれも洋館の条件に当てはまっている。



洋館部の横の入母屋の屋根、戦前のと思われる丸い電灯の笠。


玄関は坂の上のほうから緩やかな段々を登って行くようになっている。


「大東富くじ場跡」の事は忘れてしまい、急坂を2,3回行ったり来たり。

やっぱり、宮島は古くてもいい物は大切にしているのだ。

嬉しかった。

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折尾駅で途中下車…北九州市八幡西区堀川町

2009-01-16 22:51:04 | 建物
青春18切符で広島から若松に行くので、乗り換えの為折尾駅で電車を降りました。


JR九州の駅の看板は他所とは違います。折尾神楽の絵入りです。
                               乗換えで、若松行きのホームに行く為階段を降りていくと、
                               レンガの壁、木造のトラス。レトロがプンプン。何かがあるな!


階段を下りると、レンガのトンネルの通路だ。壁には折尾神楽の絵が描かれている。

折尾駅の乗り換えは難しい。若松行きのホームは反対側で、間違って降りた。

しかし、これが幸いして良い物に出会った。


乗り換え時間が少し有るので駅の中をウロウロしてたら、駅の中の待合室に、

「折尾駅舎は平成21年秋に解体される予定です」と掲示板に書かれたものと、

折尾駅は「設計者は辰野金吾」と書かれた新聞の切抜きが張って有ります。

解体は、高架線にするためで、折尾駅舎はあの東京駅を設計した辰野金吾だと!!

よく読んでみると、「本当は良く解らないが辰野金吾では無いかな」と言う事だった。

しかし、見学することにして、改札を出る。青春18切符だとこんな時は便利だ。



待合室には円柱が2本立っている。2階の床を支える為だ。1本の円柱の下部にはベンチが造られている。

円柱の足元のかたちが物凄く素敵だ。円柱の上部もいい。天井の格子状も良い。

床のタイルの張り方もいい。



折尾駅舎の外観。

1916年に建てられた、ルネッサン様式の建物だ。辰野金吾?設計による。


どうして、この建物を解体するのだろう。

辰野金吾設計でなくても壊さないで欲しい。



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上から見た八角堂…廿日市市宮島町・大聖院

2009-01-13 22:39:04 | 建物
宮島の大聖院に八角万福堂と言うお堂がある。

八角と言うように八角形の形をしているようだ。

しかし、本当に八角形かは一目見ただけでは判らない。

お堂の外側を一周して数えてみたら確かに八角形だった。

お堂の中には、八つの面に七福神の恵比寿天、大黒天、毘沙門天、弁財天、寿老人、福禄寿、布袋尊が祀られていて、

後の一面は出入り口なので、計8面になる。

お堂の上から見ると、屋根の面が4面見えるし、見えない部分も4面のはずだから、確かに八角形になる。

京都の六角堂の様に隣のビルから見下ろすことが出来ると、この八角堂も面白い風景になるのではと、思った。


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宮島の町家再生…廿日市市宮島

2009-01-11 22:26:10 | 建物
宮島の町家通りを歩くと工事中の建築現場や、工事のお知らせの張り紙が掲示されている所がありました。

町家通りは古い町家が軒を連ねていますが、もう古くなってしまい観光客用の店舗や宿泊施設に

すぐに利用は出来ないのでしょう。

そこで、古い建物を再生したり、建物を移動させて空いたスペースに店舗などを新築して、

町家通りを活性化させようとしているのでしょう。

尾道でも、誰も住まなくなった古い町家を再生してそこに住み、町を活性化する試みが行われているが、

宮島でも同じように民家再生を行い活性化を図ろうとしているのだろう。




町家通りの桟橋に近い北之町東表と言う所のこの町家が「伝統的町家宿泊施設」に改修される。
         

ホテル等改修工事予定のおしらせの張り紙。客室は1室としか見えなかったので、1室の宿泊施設になるのだろうか?



前の建物から、神社側に少し歩くと建築現場に出会います。

建物を見ると、新築でなく、何か古い建物で、内部はがらんどうで床も無く少し中に浮いているようです。

曳き家です。

家を移動させて時間が経っているのか元の基礎が見えないので、どれ位移動させたか判らない。

移動した建物の前は空き地になっているので、建物を新しく建てるか、

何かのスペースにして人を集めて、町の再生を図るのだろうか。



設計者は古民家再生を沢山手掛けておられる「隆幡廣信設計事務所」なのでどんなになるのか楽しみだ。




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土蔵…広島市東区愛宕町

2009-01-03 23:55:00 | 建物
元旦に初詣ウォーキングをしていて、東照宮から去年の年末に改装が終わった荒神陸橋に向かって歩いていると、

土蔵の建物が目に付きました。

波トタンに覆われ、そのサビが時代を感じさせます。

戦前に作られ、原爆の爆風や火災にも耐え、焼け野原の中にこの土蔵だけが残り、

戦後しばらくは住まいとして利用されたのではないかと思います。



破風や母屋は平トタンで覆われているが、爆風や雨風で土蔵の漆喰が剥げたのを隠し、

土蔵を少しでも長く利用しようとされたのでしょう。

妻面の棟木の上のカーブをした霧除けのひさしが残してあるのは嬉しい。

剥がれ落ちたトタンの下に見える棟木の漆喰の上に、家紋か何かが書かれていたような跡が見える。

差しかけの屋根の端に、TVアンテナが立っているのは倉庫として使われていなかったのだろう。



土蔵の入り口の扉は漆喰が金鏝で磨かれていたのだろうけど剥げ落ちてしまった。

しかし、扉の取っ手や閂が残っている。



軒樋が付けて無かったのか波トタンの下はサビて一部無くなっている。

瓦葺もお寺などの屋根と同じ本瓦葺きなので、お母屋なども立派なお屋敷だったのではないかと思います。



戦後の道路の区画割りに引っかからなかったのでこの土蔵が残ったのだろう。


荒神陸橋の近くで広島駅にも近い所の、この土蔵を見ると広島の戦後をたくましく生き抜いた人々が思い起こされました。

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年末(12/29)の広島新球場…広島市南区東駅町

2008-12-30 22:16:38 | 建物
新球場方面へのウォーキングは今年はこれが最後になります。

もう何遍行ったか判りませんが、球場の形が出来上がる様になると毎週一回位は近くをウォーキングしていました。


前回電車の中から見た、東側の球場の外周道路が歩けたらと期待していました。

下の写真の様に、まだ舗装が完了していなくて、立ち入り禁止となっていました。


仕方ないので線路沿いの道を歩きましたが、バックスクリーンの足場が取れています。


ぐるーっと廻ると、スコアボード面が見えました。しかし、何かのシートの様なものが貼られて真っ白でした。



広島駅の方からの歩行者用スロープと球場を結ぶ陸橋は、もう架かっていました。

下の道は、大洲通りの交差点から貨物ヤードに行く道になります。


大洲交差点の方から陸橋を見ます。

仮設のシートに囲まれていますが、陸橋の左側にも下に下りる階段が取り付けられます。


3塁側の内野席側とバクネット側の外観の全容が見れます。


大洲交差点の所からは球場全体が見れました。


楽しみだ。早く新球場の中に入りたい。
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今日(12/18)の段原…広島市南区段原山崎町

2008-12-18 23:27:03 | 建物
私の好きな段原山崎町の「洋館付き建物」が取り壊されたと聞いたので見に行ってきました。

建物の残骸のかけらも無く、寂しい限りでしたが、

建物の解体の最中だったらもっと寂しい思いをしたでしょう。



サティの方から歩いていくと、私の好きな洋館付き住宅が有ったところには、大型ユンボが整地中です。


下の写真が、私の好きな「洋館付き住宅」でした。      サティの方からの道から見た在りし日の「洋館付き住宅」。
                                    傾いた電柱が上の写真の左端の電柱。   


私の好きな「洋館付き住宅」は戦前に建てられ、原爆にも耐えて戦後も大切に使われてきたし、

現在あのような建物を建てるには技術でも材料でも難しい貴重な建物でした。

区画整理の犠牲になった建物の冥福を祈りたいと思います。


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