(👨サイバー攻撃も
テロリストが自分の腹に巻いた爆弾も
1つの武器だとすると、
戦争は
武器がないとできないから、
戦争をしそうな国と人々に
武器が
「これを使いなさいよ」とささやく。)
マララ・ユスフザイ(著者),
道傳愛子(訳者)
(児童書)岩崎書店
📖『マララ 教育のために立ち上がり、
世界を変えた少女』
感想・レビュー
1.
アメリカでオバマ大統領に会ったとき
“大統領への敬意は忘れなかったと思うけれど、パキスタンでの無人爆撃機を使った軍事作戦には反対だと伝えた。悪い人をひとり殺すために、罪のない人が何人もまきぞえになり、かえってテロリズムを広げてしまうから。もし、アメリカが兵器や戦争に使うお金を減らして、教育にもっとお金をつぎこめば、世界はもっとよくなる、とも話した。
2.
イスラムの教えを曲解しているタリバン。
神様が悲しむと思う。
学校や町を破壊することがなんで教えを守ることになるのだろう。
それを信念を持ってやるなんて考えられない。
3.
マララさんは教育が必要だと訴えます。
なぜなら、
日本では考えられないような思想がはびこっているから。
映画をみてはいけない、
ダンスもいけない、
女の子は家にいないといけない、
でなれけば神が
我々を懲(こ)らしめるために
また地震を起こすだろう・・。
そんなバカな、ということが現実に起きている。
そのためにも教育が必要だと。
女の子であるというだけで勉強の機会を失われるなんておかしい、と声をあげたのです。
はっとさせられるのは、
マララさんは
「ネットが普及し外国の情勢を知った上で比較し、判断しているのではない」
ということ。
自分のまわりで起こっていることに対して
自分で判断していたということ。
実際、タリバンに襲撃されて治療のため渡ったイギリスで
初めて、外の世界からみた自分を認識しているのです・・
私たちはその随分前から彼女の行動を知っていたはずだけれど。
どうしたらこんな信念の強い子どもが育つのかしらん・・
と思っていたけど、
やはりご両親あってのことだと納得。