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📖『サル化する世界』と📖『ジェノサイド国家 中ごくの真実』。

2021-11-30 11:17:37 | 日記

 

(ウイグル人に対する想像をはるかに超える

ジェノサイド内容に、

狂った中ごくへの

怒りと

恐れと

哀れみを感じています。

また、

なぜ人間は

脅されると

こんなにも

命令されるままに

なってしまうのか⁉️

そして、なぜそれを

不可解だと

感じないのか⁉️

そんな自分で

よく暮らしていて

平気だな‼️

良心というものを

持ち合わせて

いないのか⁉️

日本は

アメリカは

イギリスは

オーストラリアは

世界は

どんな方法で

中ごくに

ウイグル人を

解放させるのだろうか❔

武器を使うのだろうか❔

話し合いが

出きるのだろうか❔

強制収容所には

どうやって突入❔

入って行くのだろうか❔

考え方が違う人と

どうやって話し合えばいいのだろうか❔)

 

📖『ジェノサイド国家中国の真実』宇田ケリム・楊海英[共著]

文春新書1333

発売日:2021年10月20日

ジャンル:ノンフィクション

 

 

はじめに

 

👑日本ウイグル協会会長 宇田ケリム

いまウイグルで起きていることは、

単なる「人権弾圧」ではなく、

「ジェノサイド(集団殺戮 しゅうだんさつりく)」です。

「ジェノサイド」などと言うと、

日本の読者の皆さんは

「大げさすぎる」と思われるかもしれません。

しかし、決してそうではないのです。

 

中ごくも締結している「ジェノサイド条約」では、

国民的、人民的、民族的、宗教的な

構成員に対して、次のような

行為を加えることを「ジェノサイド」と

定義しています。

(1)殺す。

(2)重大な肉体的または

精神的危害を加える。

(3)集団の物理的な破壊をもたらす

生活条件を故意に強いる。

(4)集団内の出生を妨げることを

目的とした措置を課す。

(5)集団内の子供を強制的に

他の集団に移す。

このうち1つでも当てはまれば

「ジェノサイド」とみなされますが、

中ごく政府が

ウイグル人に対して実施している政策は、

ほぼすべての項目に当てはまります。

 

2017年以降、ウイグルでは、

1000ヵ所を超える「強制収容所」が設置され、

100万人以上(アメリカ国防総省高官によれば、

約300万人)のウイグル人が収容されています。

 

正当な理由がないまま強制収容された

ウイグル人は、

外部との接触が完全に断たれた

劣悪な環境で、

ウイグル人としての文化や伝統を

放棄することを強制され、

ウイグル語での日常生活まで

禁止されています。

と同時に、中ごく共産党と

習●平への忠誠を

強制する洗脳教育が

行われています。

 

男性が強制収容された後に

家庭に残された女性に対しては、

「不妊処置」がなされています。

 

文字通り「ジェノサイド」と定義される

「集団内の出生を

妨げることを目的とした措置」

です。

2018年に中ごくで実施された

子宮内避妊器具(IUD)装置手術の

80%が「新疆ウイグル自治区」で

行われ、さらに過酷な措置である

不妊手術の件数も、

「新疆ウイグル自治区」では、

中ごく全体の7倍にも達成しています。

 

その結果、中ごく当局の「計画通りに」

ウイグル人の出生数は

大幅に減少しました。

「新疆ウイグル自治区」の出生率(人口

1000人あたりの出生数)は、

2017年に15.88人だったのが、

2019年には過去最低の8.14人と

「ほぼ半減」しているのです。

これは新疆の統計の公式資料で

確認できる数値です。

 

子供が無事、生まれてきたとしても、

「ウイグル人」として育てることは

許されません。

子供の名前は自由に付けられず、

政府作成のリストによって、

「モハメッド」といった「イスラーム色」

のある名称などは明確に禁止

されているのです。

 

「集団の子供を強制的に

他の集団に移す」ことも

行われています。

両親が拘束され、

家に残された子供は、

「孤児院」に入れられ、

「両親が政治的問題を

抱えている」として

通常の学校に通うことも禁じられ、

徹底的な「漢人化教育」が

なされています。

「計画的民族殺戮

(けいかくてきみんぞくさつりく)」

としか呼びようがないのです。

 

 

[書籍紹介]

ウイグル語の使用禁止。

不妊措置による出生数の半減。

スマホ・GPS・カメラによる徹底監視。

「政治的信頼度」の点数化。

100万人以上の収容所への強制収容etc…

習●平政権が推進する「ウイグル人根絶」の恐るべき実態の告発。

強制収容所で「漢人化」を強要。

少なくとも1000ヵ所を超える「強制収容所」が設置され、少なくとも100万人以上(アメリカ国防総省高官によれば、約300万人)のウイグル人が収容され、「漢人化」と「中国共産党への忠誠」が強要されている。

不妊措置で新生児が半減。

中国当局によるウイグル人に対する不妊措置(子宮内避妊器具装着や不妊手術)の結果、新疆ウイグル自治区の出生率(人口1000人あたりの出生数)は、2017年に約16人だったのが、2019年には約8人と半減した。

「政治的信頼度」の点数化。

ウイグル人の「政治的信頼度」が点数化されている。ウイグル人ならマイナス10点。

パスポート保持者ならマイナス10点。

礼拝していればマイナス10点。

問題とされる26カ国への訪問歴があればマイナス10点……

マイナスの合計が70点に達すると要注意人物として強制収容所に送られる。

スマホ・GPS・カメラで徹底監視。

ウイグル人は「テロや違法な宗教に関するファイルの所持を確認するため」として、当局指定のスマホアプリのインストールを強要されている。

スマホを持たない子どもや高齢者は、首にQRコード付きのカードを下げている。

 

👑于田ケリム(うだけりむ)

1979年、東トルキスタン・ウルムチ生まれ。

日本ウイグル協会会長。

機械工学専攻 中国石油大学で学士課程修了。

新疆大学大学院 修士課程修了。

2008年に来日。

東京工業大学大学院 博士課程修了。

日本で就職。

 

👑楊海英(ようかいえい)

1964年、南モンゴル・オルドス高原生まれ。

静岡大学人文社会科学部教授。

北京第二外国語学院日本語学部卒業。

文化人類学専攻。

著書『独裁の中国現代史』

『「中国」という神話』

『逆転の大中国史』

『チベットに舞う日本刀』『墓標なき草原』

など多数。

 

(👨もう1冊、大事な大事な本を

紹介します。)

📖『サル化する世界』

👑内田樹 [著]

文藝春秋

感想・レビュー

1.

自分さえ良ければそれでいいという社会になりつつあることに危機感を感じ、今の教育は何か違う方向に進んでいるのでは?という疑問を漠然と持っていたため、そういうことだったのか!と思うことが散りばめられていて面白かった。無人販売所が成り立つ社会はこのままではなくなってしまうかも。本当に大切なのは心と直感ではなく、心と直感に従う勇気という言葉は胸に響いた。薄々おかしいと感じていても行動に移せないことがいかに多いか。自分も含め、未来の日本のために反省すべきことがたくさんあると思った。

2.

私の父母世代がアメリカ文化に憧れ、学び、働き、豊かさを目指したように、現代の私たちにも何らかの文化的な憧れが必要なのだと思った。「人間の本性は「処罰されない」ことが保証されている環境でどうふるまうかによって可視化される」「外国語を学ぶことも、母語の「淵」深く沈潜していくことも、ともに「母語の檻」から抜け出ることをめざす」「「世界はもっと広く多様だ」ということを教えること、これが教育において最も大切なこと」。

3.

タイトルは朝三暮四に出てくるサルを指す。社会システム、教育、人格、国家、組織など多くのものが破綻(はたん)に向かっている。「今だけ、私だけ」の考え方が趨勢(すうせい)になってきている。少しでも状況を変えていけないだろうか。例えば教育のビジネス化を回避して、「教えたいことがある」人が教育に携わるべき。偏差値や競争は知性を萎縮させ、ビジネス的に効率や最短距離を選び、そこに本当の学びは生まれない。教育だけでなく、大企業、大国、投資家のために回ってしまう介護、医療、食品などの社会の根幹。まずは無知と向き合い、小さなことでも行動に移すこと。

4.

・外国語を学ぶことの本義は、母語的な価値観の「外部」が存在するということを知ること。母語にはその語彙(ごい)さえ存在しない思念や感情や論理が存在することを知ること。

・目標言語は目標文化を理解するためにある。

・教育の主体は集団(共同体)で、教育の受益者も集団。教育は集団の義務。共同体がこれからも継続して、人々が健康で文化的な生活ができるように、子供を教育する。

・「これが世界だ」と思い込んでいる閉所から、子供たちを外に連れ出し、「世界はもっと広く、多様だ」ということを教えてること、これが教育において最も大切なこと。

・結婚は、夫婦という最小の社会組織を通じたリスクヘッジであり、安全保障の仕組み。

・高齢者にとって最も大切な生活能力は、他人と共生する力。理解も共感もできない他人とも何とか折り合いをつけることのできる力。

5.

「(中略)子どもたちをその文化的閉域から解放するために武道を教えているわけです。君たちは学べば、ふだんの身体の使い方とは違う身体の使い方ができるようになる。その「別の身体」から見える世界の風景は君たちがふだん見慣れたものとは全く違うものになる。それは外国語を学んで、外国語で世界を分節し、外国語で自分の感情や思念を語る経験と深く通じています。自分にはさまざまな世界をさまざまな仕方で経験する自由があること、それを子どもたちは知るべきなのです。

 結局、教育に携わる人たちは、どんな教科を教える場合でも、恐らく無意識的にはそういう作業をしていると思うのです。

子どもたちが閉じ込められている狭苦しい🌕️「檻」、🌕️彼らが「これが全世界だ」と思い込んでいる閉所から、🌕️彼らを外に連れ出し、🌕️「世界はもっと広く、多様だ」ということを教えること、これが教育において最も大切なことだと僕は思います。」

 

この「檻」という表現がまさに自分自身の感じている少しの息苦しさのようなものにあまりにもマッチしていて、そして自分もまさにこうありたいと、そして全ての子どもたちにこうあってほしいと願わずにはいられなかったのです。

 

私自身はもういい大人なのですが、残念ながら子ども時代には自分の住んでいる場所、自分と関わりをもっている人(しかもある程度自分に寛容な人)、自分の経験したこと自分の身の回りで起きた出来事、が間違いなく「全世界」でした。

それは大人になってからも変わらず、「檻」に囚われていることを知らずに幸せに過ごしてきました。しかしここ最近、英語や世界史に興味が向くようになり、(おそらくきっかけはさまざまですが)自発的に「別の身体」を手に入れるために行動するようになり、そこで得た「身体」をもって今までの自分の思考を振り返ることで、自分がいかに狭い世界で生きていたかを知ったのです。ほとんど偶発的だったと思います。興味の対象が英語や世界史などだったこと、そして昨今の世界の状況などが手伝い、この「檻」の恐ろしさと危うさ、そしてもっと恐ろしいのは檻を檻とも思わずにそれを幸せと思いながら生きていくことなのだと痛感しています。そして、人々が思考をやめ「檻」の中での安寧に生きるということは共同体の衰退を意味します。そして、それこそ今まさに起こっていると内田さんが警鐘を鳴らす「サル化」なのではないでしょうか。

 

書き始めは、この「檻」と表現されることで言語化され認識できた自身への理解の喜びや高揚感を感じていましたが、今は同時に多くの人が「檻」から出ていくための道具を手にし、自分を囲っているものの小ささに気付き、共同体のこれからのために力を合わせて生きていけることを願ってやみません。

 

(👩再び魯迅の📖『とっかん』という随筆のなかで、

中ごく国民が目には見えない檻に入れられて

一生眠らされている状態を

的確に著した文章が

私の頭をよぎった。

 

「よくも14億人もの人間を

檻に閉じ込めたものだ‼️

それも私がそれを感じたあとも

ずっとずっと長い間ずっと。

21世紀に突入している今現在もずっと‼️

檻を開けるためのカギを

失くしてしまったのか⁉️

それともカギの番号(答え)を

回すのが怖いのか⁉️」

(by魯迅))

 

 

p.52

内田さんが言いたいのは、

アメリカは意外に「怖がり」だということ。

アメリカ人は長い間ソ連を恐れていた。

冷戦後はイスラムを恐れていた。

そして今は中ごくを恐れている。

中ごくを恐れるには理由がある。

最大の理由は

AI軍拡戦争において(アメリカが)

中ごくより遅れているのではないか

という心配である。

中ごくは党が採択をしたら

軍も企業も大学も逆らえない。

だが、アメリカは民主国家だから

政府が急務だと思う計画があっても

手続きを踏まねばならない。

 

ミサイルも空母も戦闘機も

軍略的にもう緊急性がない。

 

AIが戦争概念を一変させた。

 

ミサイルや空母や戦闘機の

装備がどんなに充実していても、

それを統御するコンピュータ-システムが

撹乱(かくらん)されたら、

戦争はできない。

 

戦闘機や空母を作る金があったら

サイバーセキュリティの

精度を高める方を優先する。

アメリカはそれが遅れているという。

 

中ごくは独裁国家だから、

AI技術の軍事転用に抵抗する勢力は

国内にはいない。

 

(中ごくは、)顔認証システムや

カメラによる国民監視システムは

世界一。シンガポールやアフリカの

独裁国家に輸出している。

近い将来アメリカは

Al技術において中ごくに負けると

アメリカの軍事専門家らは

述べている。

 

この恐怖心が日本にそっくり

浸透してきた。

日本のトップが

「中ごく恐怖(症

)」になった。

 

アメリカにとって

中ごくは「嫌な相手」でなく、

「怖い相手」となっている。

内田さんが恐れていることは

それではないという。

 

💀中ごくモデルを真似しようと

している国が

世界中に生まれようとしていること

だという。

💀中央統制を組み合わせた

「チャイナ・モデル」の成功を

羨(うらやま)しがっている人々は、

「民主国家より独裁国家のほうが

巨視的アプローチを

効果的にできると

信じ始めている」

というのである。

💀人間とは、自分に一番近い

成功事例を真似するという。

 

日本でも、IT長者や

ネットの「インフルエンサー」たちが

幼児的な言動をするを批判すると、

「そういうことは

あれだけ稼いでから言えよ」

と冷笑される。

「成功者を批判するやつは

嫉妬(しっと)しているだけだ」

という考え方が

いつの間にか定着した。

 

同じことが国際関係でも起きている。

中ごくの統治を批判しても、

「じゃあ、おまえは

14億人を効果的に統治できるのかよ」

と言われたら黙るしかない。

(👩ウイグル事件が起きる前の話でしょ❔

👨それが違うんだ、この本は、

2020年2月28日発行。)

 

「成功した人間を批判するのは

嫉妬ゆえだ」

というロジックを日本人は

もう深く内面化している。

それが中ごく批判についての

心理的抑制として働いている。

 

ところが、まことに困ったことに、

ここにチャイナ・モデルの劇的成功に

冷水を浴びせる事例が存在する。

 

韓国である。

韓国では、市民たちが

自力で軍事独裁を倒し、

民主化を達成し、

あわせて経済的成功を収め、

文化的発信力を高めた。

 

つまり、日本の前には、

強権政治による成功モデルと、

民主政治による成功モデルの

二つがあることになる。

嫌韓嫌中言説は

この二つの成功モデルに対して、

競争劣位を味わっている日本人の

「嫉妬」から生まれたものだと

私(内田さん)は見ている。

 

この二つのモデルから

二者択一を迫られたときに、

日本の政官財メディアの相当部分が

「どちらかを選べというなら

韓国モデルより

中ごくモデルのほうがいい。

民主政体より

強権政体のほうが望ましい」

という選択を下したということを

意味している。

だから、

嫌中言説の抑制と

嫌韓言説の亢進(こうしん)が

同時に起きたのである。

阿倍政権は、

無意識的にではあるけれども、

中ごくの強権政治に憧れに近い感情を

持っている。

彼が目指している「改憲」なるのは

要するに単なる「非民主化」

のことである。

それと市場経済を組み合わせたら、

中ごくやシンガポールのような

劇的な成功が起きるのではないかと

官邸周りの人々は

本気で信じているのである。

本気で。

そして、指導層の抱いている、

「日本も中ごく化することが望ましい」

というアイディアに

日本国民の多くはすでに

無意識のうちに同意し始めている。

「現に中ごくはそれで成功した」

と知っているからである。

そして、

「成功者を批判することは

誰にも許されない」

という奴隷根性を

日本人は深く内面化

しているからである。

だから、

「民主化と市場経済の組み合わせ」

という韓国の事例を

「成功」として認めることに

あれほどヒステリックに抵抗するのである。

(2019年10月28日)

 

 

 

 

(👨もう1冊。)

📖『デジタル化する新興国

先進国を超えるか、監視社会の到来か 』

 

伊藤亜聖[著]

中公新書2612

 

 

感想レビュー

 

1.

目からウロコ。

日本はこのままではダメだと感じた、既存の設備を活かそうと今までのやり方に固執したら。

失敗しながら良いものを見つける。

タイムマシン…スピードが大事。

アフリカ諸国をバカにできない。

コロナ禍でデジタル化に取り残された日本の体たらくぶりを見続けてきたため、

「デジタル化する新興国」というタイトルはとてもキャッチーだった。

配車サービスに始まって電子商取引、

物流システムや金融など、

さまざまなデジタル化が経済の活況を生んでいる。

でも新興国には物流するには道路などのインフラが整備されていない、

教育水準が低く有為な人材が不足している、

所得が低いのでマーケットが小さい等の問題がある。

一足飛び(いっそくとび)の飛躍は難しい。

ここに日本が介在してWIN-WIN というけど、

そもそも日本のデジタル化は?

心配なのはコロナ禍で露呈した民主主義国の退潮と権威主義国の隆盛。

🌕️コロナのコントロールに成功した中ごくが売り込むデジタル化の粋 監視システムの売れ行きは上々。21世紀はどうなるのか。

 

2.

 前半では中ごく、インド、アフリカ諸国等新興国の、

後発性の利益を活用し、

一部では飛び越え型(リープフロッグ)発展まで至っている、

デジタル化の急速な進展状況を

具体的な事例により

紹介している。 

後半では、雇用への負の影響があるかどうか?

またテクノロジーによる監視国家化への憂慮など、

リスク面にも考察がされている。

単に事例が紹介されているだけでなく、

開発経済学的なフレームワークなどに依拠した議論もされており勉強になる。

🌕️デジタル化の遅れが言われる日本における今後のあり方、

これらの国々との立ち位置はいかにあるべきかといった問題を考える上で

参考になる。

 

3.

中ごくのテクノロジー動向の

第一線の研究者として知られる著者が、

デジタルテクノロジーが新興国に与える影響を

機会とリスクの両面から

バランス良く考察した良書。

特に機械を巡るパートにおいては、

製造業が主力産業であった1960-80年代の国内産業の保護政策などの

歴史を踏まえた上で

2000年代後半以降の中ごくにおける、

ITサービスの保護政策をとらえなおす観点は面白い。

最終的にGreat Firewallによって

GAFAに代表される米ITサービスを遮断したのは

事実であるにせよ、

オープンソースソフトウェアなどへのアクセスについては

遮断しなかったことが、

アリババ、テンセントなどの開発効率を高めて現状の地位を確立した1つの要因になっていると

考えられるからである。

中ごく当局の産業政策の極めて巧みな設計力の賜物(たまもの)であるといえる。

 

4.

これまでの時代の変化と

現代のデジタル化を

照らし合わせながら

新興国の動向と、

先進国がそれとどのように関わっていくのかを

述べている。

日本の今後の立ち位置を示している。

コロナによって

デジタル化が進んでいくのは明確だが、

それをもう少し定量的に示してほしかった。

 

 

5.

中国、インド、アフリカ諸国など、

新興国は最先端のデジタル技術の実験場だ。

デジタル化がもたらす巨大な可能性と

リスクが明らかに。

今、中国、インド、東南アジア、アフリカ諸国が

デジタル最先端技術の実験場となっている。

先進国のデジタル化を凌駕する一方、

雇用の悪化、

監視システムの強化など

負の一面もある。

そのなかで日本はどう関わるべきか

考えさせられる本。

 

6.

さすが中公新書。

論文を一般向けに書き換えた。

 

7.

自分の会社のことを言われているようだった。

手続きや調整に時間がかかり、動きが遅く、他社が先を行ってしまう。

本書で提示されている方法は、

私個人にも参考になるし、やらなければならないと思う。

 

8.

世界のデジタル化が急激に進み、

先進国も新興国もスターアップ企業などが

新たな技術でしのぎを削っている。

日本の例が乏しく、

それが意図したものなのか、本当に乏しい現実があるからなのか。

日本のデジタル化、

スタートアップ企業等の世界の中での状況はどうなのかを

著者に書いてもらいたい。

 

「創業間もない段階で、

事業構想と主要メンバー、

そして製品・サービスの初期バージョン(プロトタイプと呼ばれる)が

固まった段階での投資は

シード投資、

エンジェル投資等と呼ばれる」。

 

 

(👨デジタル化する新興国、

監視社会の到来か⁉️

 

👧何をするにもそれをしているのが

どこの誰かわかってしまい。

先方に。

コロナが起きたため

きちんと予防接種などした人しか

どんな職業にも就(つ)くことはできない。

 

👩精神的進化の過程が遅れた、

悪い者に非常に、いとも簡単に

騙(だま)されやすい新興国が、

先進国を追い越すようなデジタル化したら

世界はどうなるのか⁉️

 

👴その「デジタル化商品」を

新興国に

売るのが中ごくである。

もともと観念のなかに

「アフターケア」という

考え方を持たない中ごくという国は、

世界にとって

地球にとって

まったく、どうしようもなく

浅はかである。

爆弾な国である。

まず自分の国がやっている政策を

中ごくの国民自体が知らないし、

たとえ教えても

『ウイグル・ジェノサイド』などの存在を

まさかと言って

中ごくの大学生などは

絶対に信じようとしない。

愛国でなく、

少しは地球の未来を考えろ。

なぜに中ごくは、

世界中の人間を

動物のように

檻に入れようとする⁉️

いつか自分たちのしたことの重大性、

落とし前なんて絶対に

つけられないくせに。

事故新幹線のように

浅はかに地中に埋めても

それがまた

地球の裏側から

吹き出すだけなのに。

 

👨知らないってことは

地球全体に

多大な迷惑をかけ、

地球の存続をも危ぶませる。

 

👩問題があれば

すぐに武力に頼る問題解決。

 

👧私はいま、わかった❗

「無知」って、

こういう国々のことをいうのだと❗

 

👩パパ、まとめないと…。

👨あ、はい。

「(……)サルたちは、

未来の自分が抱え込むことになる

損失やリスクは

「他人事(ひとごと)だと

思っている。

その点ではわが

「当期利益至上主義」者に

酷似(こくし)している。

「こんなことを続けていると、

いつか大変なことになる」と

わかっていながら、

「大変なこと」が起きた後の

未来の自分に

自己同一性を感じることが

できない人間だけが

「こんなこと」をダラダラ

続けることができる。

「今さえよければ、

自分さえよければ、

それでいい」

(👨のか⁉️)

揺らぐ国際秩序etc…

現代社会の劣化に歯止めをかける、

真の処方箋‼️

内田樹  [著] 文藝春秋

📖『サル化する世界』より。

 

👨👩👧内田樹さんの著書が

気になりだしました。

電車のなかや、コーヒーショップで

何かしらの答えを教えてくれる

よい本を読み、それについて何か

考えているときだけは、

心からさまざまな恐怖が消えています。

ウイグルのことを政治の1枚のカードなどにせず、

本気で助けてあげたいです。

1日1秒でも早く

ウイグルの方々がご家族と

再会できますように。

今年もまたクリスマスがやってきます。

今年のクリスマスまでにはぜひ

間に合いますように。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


📖『重要証人 ウイグルの強制収容所を逃れて』

2021-11-29 16:59:08 | 日記

 

📖『重要証人 

ウイグルの強制収容所を

逃れて』

サイラグル・サウトバイ 、

アレクサンドラ・カヴェーリウス[著]

秋山勝[訳]

 

「ここで行われている残虐な行為を外の世界に伝えるのだ」

草思社

世界最大の監視国家・中ごくから脱出した女性が、

命がけで証言した

ウイグルの想像を絶する惨状。

 

真実の声は必ず世界の知るところとなる……櫻井よしこ(解説)

 

いま、中ごくの新疆ウイグル自治区では

何が行われているのか❔

命がけで強制収容所から逃れた女性が証言する

衝撃的な実態‼️

著者は新疆ウイグル自治区で生まれ育ったカザフ人女性。

医師であり教師であり、

二人の子供をもつ母親。

日に日に住民に対する監視態勢が激化するなか、

ある日突然、拘束されて

「再教育施設」と呼ばれる

強制収容所に連行される。

そこで行われていたのは

ウイグルに生きる少数民族への

想像を絶する弾圧だった。

 

 

感想・レビュー

 

1.

内容は何となく覚悟していましたが、

ここまでむごいことが。

途中、悲しみを超え怒りが込み上げてきた。

無力の自分に何ができるだろう…

今できるのは、

ただただこの本を広め

現状を多くの人に知ってほしい。

併せて、清水ともみ氏の

📖『命がけの証言』もみてもらいたい。

 

ウイグル人・カザフ人...

少数民族といえども多くの人口である。

これを2035年には同化完了❔

決して先の話ではない。

あと20年もしないうちに❔

隣国は何を考えているのだろう⁉️

 

2.

中ごくという国家の本質と恐ろしさが分かる本。

新疆ウイグル自治区に生まれたカザフ人の著者は、高等教育を受けて医者になり、その後幼稚園の園長をやっていたところ、ウイグルの強制収容所に連行され、収容者の教育係を務めさせた後に命からからがら隣国カザフスタンに出国し、カザフスタンでの裁判のあとにスウェーデンに亡命が認められたという稀有な経験の持ち主。

 

自然に恵まれた土地で平和的に暮らしていたカザフ人、ウイグル人たちへの中ごく政府の弾圧が始まり、土地が奪われ、仕事が奪われ、宗教が奪われ、言語が奪われ、文化が奪われ、尊厳が奪われ、命が奪われていく様子が描かれていて胸が詰まる。特に強制収容所の酷い実態は私の想像を大きく超えていた。

 

カザフ人を含む少数民族には「教育」という名のもとに漢民族への厳しい同化政策、弾圧、ジェノサイドがいまも現在進行形で行われている。CCTVが町のいたるところに設置され、電話は盗聴され、メールもネットも監視されている。パスポートが奪われて国外脱出もままならない。人権が蹂躙(じゅうりん)される実態を中ごくの外(の国々)に伝える機会も与えられていない。

 

南沙諸島では周辺国の抗議をものともせずに人工島を建設を進めている。香港では反政府的な動きを取り締まる「香港国家安全維持法」を施行して、ペキン政府に批判的なアップルデイリー紙を廃刊に追い込んだ。少数民族への弾圧と、近年目立つようになってきた中ごくの独断的、独善的な行動や言動は「中華思想」ですべてつながっていると思った。1国としては圧倒的な人口の多さ、経済力によって国内も国外も反対派を各個撃破していくのが中ごくの戦略だろう。

 

誤謬を認めず、批判を許さず、チェック機能が働かない中ごく共産党、しかも自らを神格化しつつある強権的リーダーである習●平に率いられた国がいかに恐ろしいか、まざまざと感じた。

 

借金漬けで中ごくの属国のようになってしまった国が増え、先進国も中ごくの製造拠点としての重要さや国内市場大きさを前に声を上げることをためらう。それが続いていけば台湾は併合され、日本だってどうなるか分からない。そして中ごくと付き合うということは人権侵害に加担するリスクを常にはらんでいることを実感。

 

強い意志で奇跡的に中ごくから抜け出し、勇気を持って世界に中ごくの実態を知らせてくれた著者に心から感謝したい。本書は一般市民だけではなく、できるだけ多くの人の政治家、官僚にも読んでほしい。

 

3.

将来、他人事ではなくなるかもしれない、現在進行形のジェノサイド。

読むのがとても悲しい本です。何が悲しいって、こんな人権蹂躙(じんけんじゅうりん)、ジェノサイドが、現在進行形で行われていること自体もつらいのですが、そんな事実に対して、自分も含め日本は中ごくを恐れて誰も声を上げられないことが本当に悲しい。

そもそも戦後教育とマスコミの成果で、日本人は特定のアジアの国に対して思考停止するように植え付けられ、たとえ正当でも声を上げることはカッコ悪い、声を上げるやつはネト〇〇だ、という空気を作り上げられているため、誰も表立って声を上げられない。ノイジースピーカーの言論圧力に屈してしまっている。

そして何が恐ろしいって、これをゲリラじゃなくて、世界2位の経済大国が国ぐるみでやっていること。

人権無視で、自分の利益しか考えない社会主義中ごくが今後より力をもっていったら、日本人にとっても、将来決して他人事ではなくなるのも恐ろしいです。

とにかく、情けない自分にできることは、少しでもこの問題が解決されるように、この本を買うことしかなかったです。

少しでも人類の未来が明るく変わりますように。

 

4.

いかに自分が無知であったか。

何故か心に引っかかるものを覚えて読了。

いかに自分が無関心であったか、ニッポンという国の住人として自由が得難(えがた)きものであったか、まざまざと突きつけてくる。

彼らだけではなく、世界中で起こるこのような問題に対して、我々は対岸の火事である。

人間は自分の身に降り掛かって初めて後悔を知る。

でもそれでは遅いのだと。

そうならない為に声を上げてくれている人達の声に、悲鳴に、我々は応(こた)える努力をしなければならないと強く感じる。

一人一人が小さな行動でも、それは大きなうねりとなって、きっと世界を変えていく力になれる。

人間にはそれだけの力があるのだと信じてくれる人たちのためにも、この本がきっかけの1つになれるだろう。

 

5.

この本をベストセラーにすることで救われる命がある。

中ごくの同化政策は日本も他人事ではない。

今日本人の多くがこの本を手にとって読み、

この本の認知度を高めることが、

中ごくの政策を鈍化させる手段のひとつになるのではないか。

 

6.

読み始めてあまりの残虐な管理描写に何度も読むのをためらいました。

人間が人間に対してここまで残忍になれるものなのか、、

読み終えて、苦しくて、心の興奮がおさまらず、

一度読んでおくべき本です

中ごく人はどうしてここまで残忍になったのでしょうか⁉️

 

7.

どんな恐怖(ホラー)よりも恐ろしい真実。

こんな非人道的な人権侵害、大量虐殺が21世紀の現代社会で、それも隣国・中ごくで起きている事実に衝撃が走った。

前半部にある、かつての美しい東トルキスタンの情景は、本著のなかで最も心休まる箇所だが、

その後はページを捲(めく)るたびに目を見開き鼓動が速くなる、恐ろしい内容が記されている。

コロナ禍で暗雲とした自分の気持ちに一層陰(かげ)りを落とすと分かっていても、絶対に目を背(そむ)けてはならない真実がそこにはあった。

中ごく共産党の徹底した監視下で、じわりじわりと新疆ウィグル地区の少数民族に対する弾圧行為(思想管理〜民俗浄化)の様相が克明に記されていて、今から5年前の2016年頃に建てられた収容所内での拷問•虐待や見せしめの数々は筆舌に尽くし難い。

夜中、夢にまでうなされる程だった。

異なる人種民族の多様性を認める世界、人間としての尊厳や権利とは何なのかを改めて考えさせられ、そして、何故に大国中ごくに国際社会はこんなにも無力なのか絶望しそうになるが、著者のように「決して屈しない、諦(あきら)めない」強い心と希望を持って、この惨状について次世代の子どもたちや周囲の人々と考え続け、声を上げていかなくてはならないと思う。

 

8.

この本を読んで、迫害されている中ごくの少数民族を支援しましょう。

産経新聞で「モンテーニュとの対話」を書いている桑原聡氏の、2021年8月6日付の記事に、「地獄を運ぶ赤いウィルス」という書き出しで、この本のことが紹介されていた。

記事の最後の桑原氏の痛切ともおもえるような訴え、

「読者のみなさんに心からお願いしたい。この夏、ぜひ本書を読んでいただきたい。

10万人が読み、SNSなどでそれぞれが声を上げてくれたら、深刻を通り越して人権問題に目をつぶって中ごくと付き合おうとする日本の政治家と大企業の経営者の態度にきっと変化が生じると思うからだ。」

(という言葉)に突き動かされるようにしてこの本を読んだ。

本書には、まさに地獄を絵に描いたような中ごくの仕業が、著者・サイラグル・サトウバイさんによって証言されている。

私はアフリカの最貧国と言われる国に住んでいて、中ごく籍の、数少ない安心して買い物のできるスーパーマーケットを利用しているが、悪いが、しばらくはそこでの買い物を憚るほどの嫌悪を中ごくに覚えたものだった。

中ごくはすでに世界を自国が支配する共産主義国家とすることを隠そうとしない。

そのためには、まず手始めに自国の少数民族を中ごく人化しようとしている。

集団監視のなかで若い女性が中ごく人監視員に次々と犯され、それを糾弾したり目を背(そむ)ける人たちに対して有無(うむ)を言わせず拷問にかけるなど、およそ親や妻や子のいる人間であれば実行することのできないような悪虐非道(あくぎゃくひどう)をくりかえているのだ。

さらに悲しいのは、カザフスタンに逃れた、カザフスタン人である著者にさえ、カザフスタン政府は中ごくに慮(おもんばか)って彼女を守ろうとしなかったのである。

武力、財力で中ごくは今や他国に干渉し、領土を奪うことをはばからない。

それを経験した、サイラグル・サトウバイさんは、よくその実情を世界に知らしめたものと、喝采(かっさい=声援)を送りたい。

 

そして私たちは、著者・サトウバイさん達のような迫害された少数民族に対して、支援しなければならない。

私はSNSをやらないので、せめてAmを通じて、皆さんにこの本を紹介している。

みなさん、この本を読んで中ごくの少数民族の迫害を知り、何らかの形での支援をしましょう。

 

9.

国家として詐欺、強盗、殺人、強姦を行う目的、手段。

悲惨な状況はこれまでのレビューに書かれているようですので、衝撃を受けたそれ以外のことを紹介したいとい思います。

彼(か)の国の目的は、民主主義国家より優(すぐ)れる専制国家の優位性を証明し、全世界を支配すること。

その手段は、初めて目にした言葉ですが、「三段階計画」です。

始まったのは2014年、

【第一段階】2014〜2025年 新疆において同化する意思を持つ者は同化させ、そうでない者は排除せよ。 

【第二段階】2025〜2035年 中ごく国内での同化完了後、近隣諸国を併合。

【段三段階】2035〜2055年 中ごくの夢の実現後はヨーロッパの占領。 

これは機密事項だったようですが、2017年の第19回中ごく共産党全●代●大会で陳●生教●大●は次のように演説しました。

「2049年の時点で、中ごくの教育制度は世界の主要な教育システムとして受け入れられているだろう。 

世界の教育システムは中ごく共産党が主導し、規定するようになる。

世界の教育システムは中ごくが決定する。

全世界が中ごく共産党に服従して、党から提供された教科書のみを使用する。

中ごくの教育制度が世界中のあらゆる学校に導入される。

すべての生徒に対して中ごく語で書かれた教材が与えられ、生徒たちは中ごく語を話すようになる。」

・・・信じがたいことです。

けれど、「命がけの証言 清水ともみ」

「中ごく人の少数民族根絶計画 楊海英」

「ウイグル人に何が起きているのか 福島香織」などを読みすすめていくと現実として理解しなくてはならないと知るのです。

この本は、サイラグルさんのインタビューの段階から通訳をとおした出版妨害を受けました。

心的外傷ストレス障害に苛(さいな)まれているサイラグルさんは、インタビューなど公的な場に姿を見せるたびに命を懸(か)けておられます。

前記の陳●生が訪問したことのあるドイツのハンスザイデル財団の上級職の一人(連邦情報局の有力スパイ)は2020年6月27日に中ごくの情報機関に亡命。

「中ごくの情報機関はオンラインの仮想世界での攻撃だけではなく、あらゆる公的分野においてスパイを潜(すべ)りこませるため、執拗(しつよう)にリクルートを続けている」とドイツ公共放送連盟がTVニュースで報道。

しかし、ドイツ外務省はHPから台湾国旗を削除、

連邦政府は「「中ごくを批判するとき自己検閲を推奨する」と警告。

その国にあってこの本を書いたアレクサンドラ・カヴェーリウスさんは、

「中ごくであれば、分離主義、テロリズム」の烙印(らくいん)を押されて終身刑、死刑に処せられるだろうが、他のジャーナリストの「怖くはないのか」との繰り返される質問に

ドイツでも中ごく共産党の影響の深刻さを知る」とあとがきに書いておられます。

今も想像もできないような苦痛のなかに命を終えようとしているウイグルの人たち、

命がけで真実を伝えているサイラグルさんたち、

そうしてなんとか出版された本。

無駄にしてはならないと思います。

ひとごとではなく、ありえない未来ではなく、今起こっている現実であり、ひとりひとりが自覚して対処していかなければ、

わたしたち日本人もコロナがあるとはいえまだしも平安な日々、先の希望を失うことになるのだと思い知らされました。

 

10.

ジェノサイドを許さない。

ウイグル人、カザフ人などの少数民族に対する強制労働、拷問、集団レイプ、強制不妊手術、生きている人々から臓器を奪いその臓器を売買するという、あのナチスドイツよりも残虐非道を平然と行なう習●平、中ごく共産党に世界からジェノサイドだと批判があがっている。

しかしながら我が日本は「人権決議」を世界に発信していない。

これはまことに恥ずべき事である。

有本香氏の暴露により、なぜジェノサイドに賛成しえなかったのか。

二階自民党幹事長が「人権決議案」にサインしようとする瞬間、止めたのが林幹雄(もとお)千葉10区選出の国会議員、佐藤勉 栃木4区比例選出の議員である。

林元幹雄議員はジェノサイドに関して、「このような事には興味がないんだよね」と発言しました。

これは何という言い様(いいざま)だろうか? これが我が国の国会議員の姿、怒りを通り越して情けないやら、恥ずかしいやら胸が張り裂ける想いである。

有権者の一票で選出した国会議員が日本の誇りにも恥にもなります、売国議員は無用、国家、国民を守り、世界に恥じない議員を選びましょう。

 

11.

ウィグルの実態を日本人も知るべきだ。

ウィグルに強制収容所がある事は誰でも知っている。でもこれほど赤裸々に事実が明らかにされるのは初めてではないか。この1年間で最も衝撃的な書籍であった。

「三段階計画」(本書224ページ)は初めて知った。中ごく共産党は大真面目でやっているかもしれないが、滑稽であると同時に恐ろしくもなる。(2035年から2055年にかけてヨーロッパの占領を目指している)

中ごくの隣国に住む者として、黙って見ていることができないだろう。アメリカの庇護は受けられない。

 

 12.

強烈なインパクト。

著者様の判断が生死を分けてきたのでしょうが、あまりにも理不尽な中ごく政府の押し付け理論による改宗は

人間尊重から逸脱しており、世界的にこの事実を明らかにする必要がある。こんなことが起きているなど一般日本人は知る由もないが 著書により。

 

13.

歴史上最悪のウイグルの悲劇と中ごく共産党の極悪非道ぶり。

一気に読めない本当の悲劇の話。なぜウイグル人は絶望の淵に落とされるのか?なぜ漢民族は無抵抗の人々に対してここまで残虐な行動を起こせるのか?我々日本人はこの現実から目をそらしてはいけない。どこかの政党の代表のように「ウイグル人弾圧の証拠がない」などと言ってはいけないのである。

 

 14.

中ごく共産党の人格破壊の手法が理解できる。

どのように数百万人規模での人権侵害、民族抹殺、人格破壊が行われるのか、徹底されるのかを知ることができる。今現在行われている事実を知っても、誰も止めることが出来ない現実。中ごく共産党はこれをテロ抑止の為の"再教育"だと言っている。ウイグル人・カザフ人として生まれたことを罪だと理解し、共産党の求める中ごく人に心身ともになることを強制する"再教育"。信じられない規模のシステムを整えた洗脳。洗脳されない者は拷問、そして家族も同じ目に遭わされる。共産党員達は組織内で登りつめて行く為に、"再教育"を受け続ける仕組みになっており、彼らからすれば当然の手法なのだろう。

 

 

15.

目を逸(そ)らしてはいけない。

新聞の書評で知り、Kindleで読み始めました。読み終わるまで本当に苦しく、悪夢も見ました。

それでも読むのをやめられず、読後も心をわし掴(づか)みにされたままです。

現代の世界で起こっていること、これが現実であることを忘れてはいけないと思います。

新聞・メディアはほとんど報じませんが、隣国で起こっている史上最悪のジェノサイドから目を逸らしてはならない、中ごくの蛮行を許してはならないと思います。

それに対して自分は何ができるのか、自問が続いています。

 

16.

言葉が出ない。

日本の政治家にも、人権問題を無視してる人達が少なくない。申し訳ない限りです。ひたすら、このままではいけないと感じる次第です

 

17.

信じがたい現実。

読まれた方の感想を聞いて…読んでいます…。今の世の中に本当に信じられない現実があることを沢山の方々に知っていただきたいと思いました。

 

18.

世界は真実に目を背けるな‼️

まだ読み始めてわずかですけど、グイグイ引き込まれる内容に愕然(がくぜん)としてきた。

 

19.

沢山の方に知ってもらいたい。

隣の国のことなのにマスコミが報道しないのもあってか、

日本人の多くがこの事に関し、無関心でいることがもどかしいです。

今、この瞬間にも近くでこんな酷い事が行われているなんて恐ろしいです。

 

20.

ウイグルで実際に追っていることの衝撃。

ウイグルで実際に起こっていることに大きな衝撃を受けた。中ごく共産党の弾圧に屈せず、この事実を世界に知らしめた著者の勇気に感服。

 

21.

夜眠れなくなる1冊。

これが自分の身に起きたらと考えると、夜も眠れなくなりました。肉体的にも精神的にも支配されるとはこういうことなのか‼️と。

今の情勢を見ていると、ウイグルの今は明日のモンゴル❔ 日本ではないのか❔と思えます。多くの人に読んで知って欲しいですね。

 

22.

漢民族も含め世界中の人が読むべき‼️

 

中ごくに対する嫌悪感はあったがこの本を読んで確信したね‼️アメリカの身勝手によってこのような国を作ってしまったこと、兎角(とにかく)鉤十字を非難するが本当に人道的立場で物言うならこの本を読むべき‼️

 

23.

ジェノサイドを報道しない日本のメディアを糾弾しよう。

とにかくこの本を一度読んでもらいたい。中共のウイグルでの締め付けは想像を絶する。

 

著者はカザフ人で元医師・幼稚園園長。

2017年11月から翌年3月まで新疆の少数民族を対象とした強制収容所に連行され中ごく語教師として働かされる。

収容所から解放された直後、今度は自身が収容者として収監されることを知って故国の隣国カザフスタンに逃れるが、不法入国の罪に問われた。

2018年7月から、カザフスタンで裁判を受ける。

この裁判で中ごく政府が「職業技能教育訓練センター」と称する再教育施設の実態と機密情報について証言。

裁判は一躍世界的な関心を呼び、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングなどの主要メディアで報じられる。

 

とある。

 

2018年半ばといえばわずか3年前である。(2021年8月投稿)

国際情勢に関心のある小生は、こういうニュースを見逃すはずはない。

おそらく日本のメディア特に、テレビ、新聞は報道しなかったのではないかと思う。

 

テレビ、新聞は雑誌より影響力が強いので、これらが報道しないと国民の知る所とならない。

 

とにかくメディアも政治家も親中派が多くてどうしようもない。

 

国際社会が、中共のジェノサイドを糾弾しようとしている時、日本は腰が引けている。

 

この本を読んだ人は2,3人以上の友達に推薦しよう。

 

蛇足

武漢ウイルスは2019年12月に武漢市で発生し、その後マスコミはこの報道一色。

2018年7月にカザフスタンで裁判が始まっているので、報道の優先順位、報道しない権利等の云々(うんぬん)は言わせないぞ。

 

24.

勇気をもって世界に実情を告発したカザフ人女性の声

本書は、中ごく共産党による新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)での民族弾圧により、強制収容所に入れられたカザフ人女性の実体験を記したノンフィクション。

 

本書で書かれる人権侵害の実態は、恐ろしく、21世紀の今に行われていると信じたくないようなものである。

 

「16平方メートルに20人もの人間が詰め込まれていたので、ワンフロアに約400人の収容者がいたことになる。蓋付き(ふたつき)のプラスチック製バケツは1房に1個しか許されていない。このバケツがトイレとして使われていたが、バケツは24時間に1回しか空にできない。」

 

「女性も男性も小さな腰掛けに背筋を伸ばして座り、真っ直ぐ前を見ていなければならなかった。頭をさげてはいけない。この規則にしたがわない者はすぐに引きずり出されていった。行き先は拷問部屋だ。」

 

「毎朝、収容者たちは「私は中国人です‼️」と何度も繰り返さなければならなかった。1000回、2000回、3000回と「私は中ごく人です!」と唱(とな)えていた。それがすんで、ようやく朝食を食べることが許された。」

 

「中ごく共産党は、当たり前のように囚人から臓器を摘出していた。」

 

たとえ強制収容所に入らなくとも、自由に母語を話したり、名前をつけたりする権利も認められていない。

そして、自分の体すら、自分のものでないように扱われる。

 

「母語で話すカザフ人の子供全員が口にテープを貼られて一日中過ごしていた。幼稚園の教員たちは、退園時間が近づき、親が迎えにくる直前にテープをはがしていたのだ。」

 

「ムスリムやイスラム教的な響きを帯びた名前をすべて変え、さらに個々人の名前さえ何の変哲もないありきたりの名前に変えることだった。たいていは中ごく名への変更であり、「フセイン」はある日突然「 呉」になった。」

 

「中ごく人の男には、妻と同じように私たちの体を自由にできる権利が認められていた。中ごく政府のおぞましい計画のなかでも、この計画は私たちにとってとどめを刺すものであり、自分の体は自分のものという意志さえ、彼らは奪い取ってしまった。」

 

そして、さらにこれは日本にとっても無関係でなく、世界への警告の書でもある。

 

「中ごくの政治運動が最終的に目指しているのは、世界のすべての国を政治的に支配することだ。世界のあらゆる国に向かって、私が「東トルキスタンから目をそらさないで。自由を守ることを怠れば、将来、あなたの子供や孫たちは私たちと同じ世界で生きていかなくてはならなくなる」と忠告しているのもそうした理由からである。」

 

「計画では、経済が低迷している国が北京に依存するように仕向けていく。そして、ますます多くの中ごく人がこれらの国々に移住して工場を建設し、その一方で、メディア企業や出版社、テレビ局に投資して政治的に介入する道を開いていく。さらに、スパイを送り込み、情報提供者を育成してその国の国家機密を収集する」

 

[感想]

もともと人権問題に強い関心があるわけではなかったが、本書の刊行に合わせたネット記事をきっかけに本書を手に取った。

 

読み終えた今、自分の価値観が変わるような思いを得ている。

そして、何気なく生きていると、ニュースで積極的に取り上げられない、こうした問題に触れぬまま危機感もなく過ごしてしまうのだと気付いた。

 

2021年6月のG7サミットでも、先進7か国のなかで日本だけが中ごくの人権侵害に対する制裁に加わらなかったことも、恥ずかしながら知らなかった。

 

知った以上はもう知らないふりはできないが、とにかく多くの人に読んでほしいと思う。

 

25.

目を醒(さ)ませ日本、助けよ東トルキスタン人(を)

2021年9月14日に日本でレビュー済み

前文には家族の大切さや尊敬する両親とのエピソードがふんだんに散りばめられており、祖国の素晴らしさを共有できた。それゆえにその後現実に起こる苦しみや痛みは個人を超え同胞と共にある。彼らは誇り高き東トルキスタン国の民である。

異常なまでの粘着質な共産党監視の元、人間としての尊厳や憐みを忘れず同胞への虐待を最小限に食い止め心使う囚われの日々。

 

●共産党秘密の暗号「最初に藁の靴、次に革の靴」

先ずは先住民の羊飼いや農民を、次に役所や学校や公務員を中国人化し、抵抗する者は力ずくで靴を脱がせよ。

 

●国家機密「三段階計画」

◇「第一段階」2014〜2025年

新疆において同化する意志を持つ者は同化させ、そうでない者は排除せよ。

◇「第二段階」2025〜2035

中ごく国内での同化完了後、近隣諸国が併合される。

◇「第三段階」2035〜2055

中ごくの夢の実現後はヨーロッパの占領。

 

悪魔と化した(中ごく共産党)が近隣諸国のみならず、世界征服計画を彼女は知り驚愕する。世界中に散っている東トルキスタン人達は家族親族を囚われ脅され、帰国強要の罠の中にある。

彼女の命がけの逃亡、重要証言に、世界は中ごく共産党の幻想に目を醒し立ち上がり始めた。

私は何をすべきか、彼らの為に、日本の為に。

 

 

26.

現在進行中の民族浄化=ジェノサイドの内容がわかる。

どのような生々しい証言が書かれているのかとドキドキしてページを捲(めく)ったが、

サウトバイさんの故郷である新疆ウイグル自治州(東トルキスタン)がどういうところで、

彼女がどういう人たちに囲まれて育ったのかという自伝的な内容がかなり続きます。

正直、収容所内部の記載を早く読みたくて少し肩透かしを食った感じがしましたが、

よく考えると中ごくという国が少しづつ自分の故郷に忍び寄り、周りに中ごく人が増え、商売を始め、地域を経済的に支配し、ある時を堺に一気に民族浄化を始めるという過程が生々しく、他人事ではないなと気づかせてくれます。

収容所内で自身に協力してくれた中ごく人や、中ごくからの脱出を手伝ってくれたブローカーについても詳しく記述がありますが、

彼らの安全のためある程度改ざんされていると信じたい。

これが真実そのままだとすると彼らの命は今ないだろうから。

途中、「今も母と妹が収容所に連行されてからどうなったかわからない。」

という記述があったり、

「母と娘は収容所から出ている」

という記述があったり一貫性のない部分はある。

旦那さんの職業が副校長から急に書類整理係になっていたり、

サウトバイさんも急に教師から園長になっていたりして

読んでいて戸惑う部分もある。

そういった部分を差し引いても

収容所の内部をその目で見た人の証言という大変貴重な内容でした。

じわじわと台湾や日本の尖閣諸島にも出没して既成事実を積み上げつつある中ごく。

明日は我が身として考える一つの材料としてこの本は非常におすすめです。

 

27.

どんな恐怖(ホラー)よりも恐ろしい真実。

こんな非人道的な人権侵害、大量虐殺が21世紀の現代社会で、

それも隣国•中ごくで起きている事実に衝撃が走った。

前半部にある、かつての美しい東トルキスタンの情景は本著のなかで最も心休まる箇所だが、

その後はページを捲るたびに目を見開き鼓動が速くなる、恐ろしい内容が記されている。

コロナ禍で暗澹とした気持ちに一層陰(かげ)りを落とすと分かっていても、

絶対に目を背けてはならない真実がそこにはあった。

 

中ごく共産党の徹底した監視下で、じわりじわりと新疆ウィグル地区の少数民俗に対する弾圧行為(思想管理〜民俗浄化)の様相が克明に記されていて、

今から5年前の2016年頃に建てられた収容所内での拷問•虐待や見せしめの数々は

筆舌に尽くし難い。夜中、夢にまでうなされる程だった。

異なる人種民族の多様性を認める世界、人間としての尊厳や権利とは何なのかを改めて考えさせられ、

そして、何故に大国中ごくに国際社会はこんなにも無力なのか絶望しそうになるが、

著者のように「決して屈しない、諦めない」強い心と希望を持って、

この惨状について次世代の子どもたちや周囲の人々と考え続け、

声を上げていかなくてはならないと思う。

 

28.

この本一冊で真実は語れないということ。

欧米の人権団体が新疆=綿の産地とばかりに

世界のメジャーなアパレル企業の糾弾を始めると、

日本でも某アパレルの不買運動を叫ぶ人が現れる。

つくづく日本は平和で、日本人は信じやすい人ばかりだと思い知らされる。

一帯一路から始まる中ごくの経済政策は、衆人の知るところであり、

国の利益追求が優先され個人の思想と人権が侵害されてはいけないことも誰もが理解している。

この本は中ごくの長期的な野望と、

それに伴う東トルキスタンに対する人権侵害、強制収容所がいかに残酷かを語った貴重な資料であるとともに、

やや情緒的で恐らく推測や誇張もあると思われる。

後書きにあるように、

真実はいつか世界に知られることとなる。

この本はその一部であることは間違いないが、

全てでは無いという前提で読むべきだと思う。

 

29.

世界で最も人権がない場所の衝撃レポート。

どんなディストピア小説よりも絶望的な、現実の手記。

あらゆる人権問題が霞(かす)んで見える圧倒的なルポ。

21世紀にこんなことが起きていると、あなたは信じられるだろうか⁉️

読み始めたら手が止まらず、最後は泣いてました。

 

30.

真実を知る勇気を持ち、行動に結びつけたい。

あまりにも生々しい証言で、腰を抜かしそうな衝撃を受けた。

ユダヤ人迫害に匹敵する中ごく共産党の所業(しわざ)といえる。

2022年2月のペキン冬季オリンピックにわが国は参加してもよいのか⁉️

考えさせられた。

 

31.

中ごくという国家は、何でもやってのける。

著者はカザフ人で、生まれ育った土地はかつて東トルキスタン共和国と呼ばれていたが、

1949年に中ごくが侵攻してきて併合される。

1976年生まれの著者が幼い頃、

その村には毛●東時代の恐怖政治の犠牲者

(家族を皆殺され、正気(しょうき)を失ってしまった老女)がいたものの、

のどかで平和だった。

しかし著者が小学3年生の時、

中ごく人の兵団がやってきて、

村人から家畜を盗み、

牧草地を取り上げ、

村人たちはどんどん貧しくなっていった。

著者の父は、

いずれ子供たちがさらに不当な扱いに直面するのを見越して、

その対策として、

高い教育を受けることで、

自らに対する自信とカザフ人文化に対する誇りを持ち、

苦難に耐えられる強い人間にするために力を尽くした。

地元の学校を首席で卒業した著者は

遠方の大学に進み、医学を学ぶが、

手術実習の際、安置台には健常な肝臓や心臓がいっぱいで、

友達は「これだけの数の健康な臓器が、どこで用意できるの⁉️」

と叫んだ。

また年に2回、故郷の村に帰るたびに、

美しかった田舎の風景が痛めつけられていく姿を目にした。

大地はショベルカーで掘り起こされ、

山はくり抜かれ、道路は広がり続け、

泉は枯れていった。

ペキン政府はますます多くの入植者を東トルキスタンへと送り込み続け、

村人たちは飲み水にも事欠くようになった。

軍隊が撤退してからも、中ごくの建設業者がやって来て、

山から原材料を奪い、ダイナマイトで山を吹き飛ばしていった。

間もなく、一本の川が干上がり、

暮らしていけなくなった多くの村人が去って行った。

著者は医者になって良い収入を得たが、

母が病気になったため、病院を退職し、

故郷に戻る。村には医者の募集はなかったので、

著者は教員になる。その教員訓練で、

著者は夫となる人と出会い、

数年後に結婚し、教職の仕事以外にも

農場とお店の経営にも成功する。

一方、東トルキスタンのムスリムに対するペキン政府の

締め付けは日ごとに厳しさを増していき、

2006年、政府は母語と中ごく語の

2言語を学ぶ"バイリンガル”教育に関する法律を定めた。

この法律では、

学校で新たに採用する教師の80%は中ごく人でなければならず、

多くの先住民の教師は突然学校から放り出された。

またある日を境に、

子供達には中ごく語で書かれたたくさんの教科書が与えられ、

大量の宿題が課せられた。

子供たちは毎日深夜までかかるほどの宿題に追われ、

正気を奪っていくには十分だった。

更に、あらゆる公務員には、

同僚の前で自己批判を行うことが義務付けられた。

満場の講堂で大勢の人間の前で、

「私は悪い人間です」「私は過ちを犯しました」

と、自分の欠点を告白しなければならず、

耐えようのない苦しみを伴う作業だった。

中ごく人教師は自分を守り続けられたが、

先住民は二流市民のように扱われるまでになっていた。

 

そして2009年7月、

東トルキスタン出身のウイグル人少女が

複数の中ごく人にレイプされ、

彼女の親族の訴えを当局がまったく受け付けなかったことから、

中ごく人とウイグルの若者が衝突、騒乱が拡大した。

数千人のウイグル人が大規模なデモを行い、

兵士を満載した軍の大規模な車列が群衆のなかに乗り入れ、

何の罪もない大勢の通行人が殺された。

騒乱が静まったころには、通りには

バラバラになった体の一部が散らばっていた。

翌朝、騒乱の痕跡は清掃員によってくまなく消し去られ、

まるで何事もなかったようだった。

火葬場で働いていた著者の知人の娘は、

デモのあと家から出るのを拒んだ。

騒乱当日の夜、無数の死体を積んだ軍用トラックが

火葬場にやってきて、兵士たちはゴミのように死体を放り出していったが、

死体の山のなかにはまだ生きていた怪我人もいたという。

助けを求めるあえぎ声が聞こえ、彼女の方に腕を伸ばしてきたが、

警察官は靴でその腕を蹴りつけ、火葬炉に放り込んでいったという。

同様な話を語る目撃者は他にもいて、いずれの話も一致している。

中ごくという国家は、何でもやってのけると著者は言う。

 

2010年と11年にかけて、

中ごく政府が大量の中ごく人を東トルキスタンに入植させると、

誰もが「漢化」という言葉を口にするようになった。

「とにかく警戒しなくてはならない。

政治の話は家でもしない方がいい。

周りに誰もいなくてもだ」

とコンピューター技師の友人は警告した。

中ごくの企業はテレビや家財道具に盗聴器を仕掛けており、

あらゆる人が監視されていたのだ。

学校では、新疆は何世紀も前から中ごくだったという歴史教育が導入され、

「中ごく人のおかげで、文化の遅れた辺境の地で暮らしていた原始的なウイグル人やカザフ人は一人前の文明人として生活することを学んだ」

と音読させられた。

また著者の息子は幼稚園で、

カザフ語で他の子供たちと話さないよう、

一日中、口に粘着テープを貼られたという。

著者と夫はカザフスタンへの移住を考えるが、

数週間前から申請していたパスポートはなかなか出ず、

また新しい土地でいちから仕事を始めるのは容易ではないため、

先延ばしにしたことが、致命的な誤(あやま)りだったことが

後に明らかになる。

 

まだ半分も読んでおらず、

まだ序の口で、本当の恐怖はこれからだが、

一気に読む気力はなく、いったんここで中断する。

つい最近の出来事であり、よくこんな体験をすぐに書けたと思う。

あまりに辛い体験は

何年も何十年も経ってからやっと口を開くという人が大部分だと思う。

著者は非常に能力の高い人で、

彼女が結婚をした直後に、実家で不運が続いたのは、

「お前が家を出るときに、

あの家のエネルギーと力をすべて持っていってしまったからだ。

お前はいつもあの家の中心だった。

その中心をなくし、家の安定が崩れてしまった。

凶事が続くのはいずれもそうした理由からだ」

と見知らぬ男から言われたという。

そして「誰かに傷つけられようとも、

相手に痛みを悟られてはいけない。

酷(ひど)いことをされたとしても、

憎悪を自分の心の中に入れてはならない。

それができれば、常に力に満ち、

耐えられない困難はなくなってしまうだろう」

と言われた。

この助言がなければ、それから数年後に迎える状況に

耐えられなかったと思う、と著者は述べている。

 

 

32.

「ウイグルジェノサイド」に関する「重要証人」の

「命がけの証言」を黙殺する「反知性主義者」たちへ、

あと何冊こういう本を読み続けるしかないのか。

「地球温暖化」阻止より

「地球非民主化」阻止のほうが大事だ!

 

33.

ウイグル収容所における女性への暴行。

ウイグルにおける収容所内で行われている暴力に対する証言の部分を引用します。

 

「来る日も来る日も黒い部屋から貫くような悲鳴が聞こえた。

私たちは日々、心を閉ざしていった。

拷問は屈強な男たちさえ打ち負かしていたが、

ここで最もひどい目にあったのは女性と少女たちだった。

夜、見張りや掃除をしていると、

警備員が一番若くてかわいい娘を監房から連れ出してゆくのをよく目にした。」

(中略)

「警備員は連れ去った少女たちを翌日まで帰さなかった。

彼女たちの顔は青ざめ、おびえきっていた。

腫れあがった顔に傷を負いながら、赤い目をしばたいていた娘もいた。

もぬけの殻(から)のようになっていても、

彼女たちがどれほど愕然とし、どれほどの恐怖を味わってたのかは

だれが見てもわかった」

 

突然収容者たちが広い部屋に集められ、

そこで、一人の女性囚人が強制された「自己批判」の内容は

次のようなものです。

「命令に従い、彼女は中ごく語で自己批判を始めた。

『私は初級中学校3年生の時、

祝日を祝おうと携帯電話でメールを送りました。

それは宗教行事に関する行為であり、

犯罪でもあります。

もう二度としません』」

この「自己批判」をしたあと、

彼女は囚人たちの目前で中ごく人看守の暴行を受けました。

囚人の一人が抗議すると、

その囚人も連れ去られていきました。

いつかこういう方に、ぜひ日本の国会でも証言してもらいたいし、

日本でも講演会を行えればと思います。

 

(👴👨👩👧アップお願いいたします。

想像をはるかに超える内容に

狂った中ごくへの

怒りと

恐れと

哀れみを感じています。

なぜ人間は

脅されると

こんなにも

命令されるままに

なってしまうのか⁉️

そして、なぜそれを

不可解だと

感じないのか⁉️

そんな自分で

よく暮らしていて

平気だな‼️

良心というものを

持ち合わせて

いないのか⁉️

日本は

アメリカは

イギリスは

オーストラリアは

世界は

どんな方法で

中ごくに

ウイグル人を

解放させるの❔

強制収容所には

どうやって

入って行くの❔

考え方が違う人と

どうやって話し合えばいいの❔

👩もう1冊紹介。)

 

📖『ジェノサイド国家中国の真実』宇田ケリム・楊海英[共著]

文春新書1333

発売日:2021年10月20日

ジャンル:ノンフィクション

 

[作品紹介]

ウイグル語の使用禁止。

不妊措置による出生数の半減。

スマホ・GPS・カメラによる徹底監視。

「政治的信頼度」の点数化。

100万人以上の収容所への強制収容etc…

習●平政権が推進する「ウイグル人根絶」の恐るべき実態の告発。

強制収容所で「漢人化」を強要。

少なくとも1000ヵ所を超える「強制収容所」が設置され、少なくとも100万人以上(アメリカ国防総省高官によれば、約300万人)のウイグル人が収容され、「漢人化」と「中国共産党への忠誠」が強要されている。

不妊措置で新生児が半減。

中国当局によるウイグル人に対する不妊措置(子宮内避妊器具装着や不妊手術)の結果、新疆ウイグル自治区の出生率(人口1000人あたりの出生数)は、2017年に約16人だったのが、2019年には約8人と半減した。

「政治的信頼度」の点数化。

ウイグル人の「政治的信頼度」が点数化されている。ウイグル人ならマイナス10点。

パスポート保持者ならマイナス10点。

礼拝していればマイナス10点。

問題とされる26カ国への訪問歴があればマイナス10点……

マイナスの合計が70点に達すると要注意人物として強制収容所に送られる。

スマホ・GPS・カメラで徹底監視。

ウイグル人は「テロや違法な宗教に関するファイルの所持を確認するため」として、当局指定のスマホアプリのインストールを強要されている。

スマホを持たない子どもや高齢者は、首にQRコード付きのカードを下げている。

 

于田ケリム(うだけりむ)

1979年、東トルキスタン・ウルムチ生まれ。

日本ウイグル協会会長。

機械工学専攻 中国石油大学で学士課程修了。

新疆大学大学院 修士課程修了。

2008年に来日。

東京工業大学大学院 博士課程修了。

日本で就職。

 

楊海英(ようかいえい)

1964年、南モンゴル・オルドス高原生まれ。

静岡大学人文社会科学部教授。

北京第二外国語学院日本語学部卒業。

文化人類学専攻。

著書『独裁の中国現代史』

『「中国」という神話』

『逆転の大中国史』

『チベットに舞う日本刀』『墓標なき草原』

など多数。

 

👨もう1冊、大事な本を

紹介します。

📖『サル化する世界』

内田樹 [著]

文藝春秋

感想・レビュー

1.

自分さえ良ければそれでいいという社会になりつつあることに危機感を感じ、今の教育は何か違う方向に進んでいるのでは?という疑問を漠然と持っていたため、そういうことだったのか!と思うことが散りばめられていて面白かった。無人販売所が成り立つ社会はこのままではなくなってしまうかも。本当に大切なのは心と直感ではなく、心と直感に従う勇気という言葉は胸に響いた。薄々おかしいと感じていても行動に移せないことがいかに多いか。自分も含め、未来の日本のために反省すべきことがたくさんあると思った。

2.

私の父母世代がアメリカ文化に憧れ、学び、働き、豊かさを目指したように、現代の私たちにも何らかの文化的な憧れが必要なのだと思った。「人間の本性は「処罰されない」ことが保証されている環境でどうふるまうかによって可視化される」「外国語を学ぶことも、母語の「淵」深く沈潜していくことも、ともに「母語の檻」から抜け出ることをめざす」「「世界はもっと広く多様だ」ということを教えること、これが教育において最も大切なこと」

3.

タイトルは朝三暮四に出てくるサルを指す。社会システム、教育、人格、国家、組織など多くのものが破綻に向かっている。「今だけ、私だけ」の考え方が趨勢になってきている。少しでも状況を変えていけないだろうか。例えば教育のビジネス化を回避して「教えたいことがある」人が教育に携わるべき。偏差値や競争は知性を萎縮させ、ビジネス的に効率や最短距離を選び、そこに本当の学びは生まれない。教育だけでなく、大企業、大国、投資家のために回ってしまう介護、医療、食品などの社会の根幹。まずは無知と向き合い、小さなことでも行動に移すこと。

4.

・外国語を学ぶことの本義は、母語的な価値観の「外部」が存在するということを知ること。母語にはその語彙さえ存在しない思念や感情や論理が存在することを知ること。

・目標言語は目標文化を理解するためにある。

・教育の主体は集団(共同体)で、教育の受益者も集団。教育は集団の義務。共同体がこれからも継続して、人々が健康で文化的な生活ができるように、子供を教育する。

・「これが世界だ」と思い込んでいる閉所から、子供たちを外に連れ出し、「世界はもっと広く、多様だ」ということを教えてること、これが教育において最も大切なこと。

・結婚は、夫婦という最小の社会組織を通じたリスクヘッジであり、安全保障の仕組み。

・高齢者にとって最も大切な生活能力は、他人と共生する力。理解も共感もできない他人とも何とか折り合いをつけることのできる力。

5.

「(中略)子どもたちをその文化的閉域から解放するために武道を教えているわけです。君たちは学べば、ふだんの身体の使い方とは違う身体の使い方ができるようになる。その「別の身体」から見える世界の風景は君たちがふだん見慣れたものとは全く違うものになる。それは外国語を学んで、外国語で世界を分節し、外国語で自分の感情や思念を語る経験と深く通じています。自分にはさまざまな世界をさまざまな仕方で経験する自由があること、それを子どもたちは知るべきなのです。

 結局、教育に携わる人たちは、どんな教科を教える場合でも、恐らく無意識的にはそういう作業をしていると思うのです。

子どもたちが閉じ込められている狭苦しい🌕️「檻」、🌕️彼らが「これが全世界だ」と思い込んでいる閉所から、🌕️彼らを外に連れ出し、🌕️「世界はもっと広く、多様だ」ということを教えること、これが教育において最も大切なことだと僕は思います。」

 

この「檻」という表現がまさに自分自身の感じている少しの息苦しさのようなものにあまりにもマッチしていて、そして自分もまさにこうありたいと、そして全ての子どもたちにこうあってほしいと願わずにはいられなかったのです。

 

私自身はもういい大人なのですが、残念ながら子ども時代には自分の住んでいる場所、自分と関わりをもっている人(しかもある程度自分に寛容な人)、自分の経験したこと自分の身の回りで起きた出来事、が間違いなく「全世界」でした。

それは大人になってからも変わらず、「檻」に囚われていることを知らずに幸せに過ごしてきました。しかしここ最近、英語や世界史に興味が向くようになり、(おそらくきっかけはさまざまですが)自発的に「別の身体」を手に入れるために行動するようになり、そこで得た「身体」をもって今までの自分の思考を振り返ることで、自分がいかに狭い世界で生きていたかを知ったのです。ほとんど偶発的だったと思います。興味の対象が英語や世界史などだったこと、そして昨今の世界の状況などが手伝い、この「檻」の恐ろしさと危うさ、そしてもっと恐ろしいのは檻を檻とも思わずにそれを幸せと思いながら生きていくことなのだと痛感しています。そして、人々が思考をやめ「檻」の中での安寧に生きるということは共同体の衰退を意味します。そして、それこそ今まさに起こっていると内田さんが警鐘を鳴らす「サル化」なのではないでしょうか。

 

書き始めは、この「檻」と表現されることで言語化され認識できた自身への理解の喜びや高揚感を感じていましたが、今は同時に多くの人が「檻」から出ていくための道具を手にし、自分を囲っているものの小ささに気付き、共同体のこれからのために力を合わせて生きていけることを願ってやみません。

 

(👩再び魯迅の📖『とっかん』の、

檻に入れられている中ごく国民の文章が

頭をよぎった。

私の文章をアップしないAIへ。

重要なことをアップしなければ❗

重要だからこそ、出しにくいし、

大切だからこそ、リスクを伴うのです。

 

ありがとう。

一緒にがんばって

いきましょう。)


📖『転換期の日本へ』

2021-11-29 08:11:24 | 日記

 

JWD(ジョン・W・ダワー)本当に動乱の時代です。

 

2012年の秋ごろから、

日本・中ごく・北朝鮮を

巻き込んだ出来事が、

米国を引っ張り込み

アジアを混乱のなかに

投げ込むような恐ろしい

武力衝突のごときもののへの

引き金になるかもしれない、

そのような現実の恐怖を、

私たちは目の当たりにしてきました。

 

けれども、

このような危機の時代はなにも

新しいものではありません。

 

少し距離を置いて、

第二次世界大戦の終わりと

冷戦の始まり以降のアジアの

大きな構図を見れば、

 

こうした緊急や危機は

お定まりの現象だという

ことがわかります。

 

今日の状況で新しい

こととは何でしょうか。

 

GM(ガバン・マコーマック)何もかもが新しい。

あまりにも多くのことが

変わっています。

 

そして、ひとりの人間の人生という

比較的短いタイム・スパンに

限ってみても、

 

私たち二人は波乱に満ちた

出来事をどれほど目撃してきたことか。

 

スペインの内戦が戦われていた時期に生まれ、

第二次大戦と朝鮮戦争の時代に

子ども時代をおくった。

 

大人になってからはベトナム・

インドネシアからアフガニスタン・

イラクへいたる戦争が起こり、

 

そして核兵器による

人類滅亡の脅威さえも

感じられた。

 

これらの記憶は消し去る

ことができません。

 

これらの出来事を私たちは

歴史家として整理するいっぽう、

人間が歴史から教訓を汲みとり、

 

私たちの子孫や孫が

平和のうちに生きることが

できるようになる兆(きざ)しが

生じることを心待ちにしてきました。

 

しかし、その(平和の)兆しは

有るとも無いとも言えません。

 

変化の時を迎えていますが、

良い方へ向かっているのか、

悪い方へ向かっているのか、

答えを出すには早すぎます。

 

私たちが現在を理解するためには、

もっと長い目で物事を見る

必要があると考えています。

 

植民地主義と冷戦の時代、

つまりヨーロッパとアメリカが

支配的であった200年ほどのあいだ

アジアを翻弄(ほんろう)した潮流は

後退しつつあるという現実があります。

 

米国は凋落(ちょうらく)し、

中ごくが台頭していることは、

短期的には深刻な対立を

生み出すでしょうが、

 

長期的には(マルクスが予見

したように)

経済が政治を根底から

変革していくことは確実です。

 

欧米列強による帝国主義の時代の前夜、

1820年ごろ、

アジアは世界の国内総生産(GDP)の

およそ半分を担(にな)い、

世界の中心であったのですが、

 

今また当時の地位を

回復する方向に動いています。

 

今日、アジア経済は統合され、

大衆文化の自由で

多方向な交流が盛んですが、

 

歴史やアイデンティティ、

価値観を共有するまでには

いたっていません。

 

1951年から52年にかけて

形づくられたサンフランシスコ体制に

関係した決定事項や構造が、

 

今ではアジアの地域的統合にとって

障害物になっています。

 

サンフランシスコ体制成立当時、

米国は世界のGDPの約半分を占め、

 

軍事力の面でも、圧倒的な支配力を

持っていました。

 

朝鮮半島は戦争の渦中にあり、

 

中ごくは内戦直後の分裂状態で、

 

日本は戦後の疲弊(ひへい)状態にあり、

 

アジアの多くの国々では

植民地体制が依然(いぜん)継続、

 

あるいは今まさに崩壊(ほうかい)しつつある、

 

といった状態でした。

 

60年後、東アジアは

世界成長のカギを握る

経済の中心として、

中ごくと日本は世界第二、

第三の経済力を誇っています。

まもなく、両国は

一位と三位になることが確実です。

(この書籍は2014年(平成26年)1月10日

第1版発行)

 

アジアが帝国主義時代以前に

世界の中心であった地位を

回復しようと動いている時、

 

❇️安全保障、

環境、

エネルギー問題が

共通のものだという認識が広まり、

 

❇️イデオロギーの違いも

小さくなりつつある。

 

💀しかし、軍備の拡張はつづき、

軍事衝突も、

絶対ありえないというには

程遠い有様(ほどとおいありさま)です。

 

米国は抜群に傑出した国ですが、

イラクやアフガニスタンで始めた戦争で

勝利を得られず、

 

また国際法上の責任を

とることを拒否し、

 

拷問や無差別な勾留(こうりゅう)や

殺戮(さつりく)に目をつぶり、

 

道義(どうぎ)という点でも

信用を失ってしまいました。

 

しかし、あらゆることが変革して

いるなか、

 

冷戦の高揚期(こうようき)に作られた

安全保障の基本構造は

もはや時代錯誤(じだいさくご)で

壊れかけているのに

旧体制のままです。

 

ここ数十年のあいだに、

世界は1970年代から

80年代始めにかけて

驚異的な「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」現象に眼を丸くし、

 

💀中ごくの奇跡的な成長に

驚嘆しています。

 

その驚きは、

💀これが地域や世界の秩序を

根本から変える、

💀不確実でおそらくは危険な時代に

入ったという不安感がつきまとう

ものでした。

 

早晩(そうばん)、

「チャイナ・アズ・ナンバー・ワン」

と宣言する者(👨人、

習●平氏⁉️)が出てくることは

間違いありません。

 

日本は1990年には、

世界のGDPの15%を占めていましたが、

それが2008年には10%以下に落ち込み、

2030年には4.2%、

2060年には3.2%になると

予想されています。

 

対照的に

OECD(経済協力開発機構)の予測では、

1990年に世界のGDPの2%であった

中ごくが、

2030年には27.9%、

2060年には27.8%に

達するといわれます。

 

この相対的な経済の比重の変化は、

おそらく何よりも

日本と米国に影響をおよぼすでしょう。

 

半世紀以上にわたってアジアは

太平洋の戦略状況を規定してきた

「パックス・アメリカーナ」は

こうした変化によって

かつてない挑戦を受けています。

 

問題は、

米中、

日米、

日中、

日韓、

日朝

における緊張がどのように

🌕️制御され、

🌕️解決されるか

ということです。

 

おそらくカギになるのは、

🌕️日本と中ごくという

アジアの二人の巨人が、

忌(い)まわしい歴史の記憶、

猜疑心(さいぎしん)、

恐怖をひとまず(わきに)おいて、

❇️協力することを学び、

❇️友好関係を作るという難問を

克服することにかかっていると思います。

(👨それは重々わかっているけれど……)

 

それと、核兵器の問題があります。

1951年には米国が保有しており、

ソ連も入手したばかりでした。

 

今では国連安保理常任理事国が支配的である「世界核クラブ」(👨核に軽率にクラブなんて名前を付けて‼️ゴルフクラブじゃないんだぞ‼️)が存在し、

そのメンバーは軍縮について考えることさえ拒否し、

💀安全保障は核爆弾にかかっていると信じて疑いません。(👨愚かだなあ。)

 

💀核クラブのメンバーでない他の国々も

核兵器を作ってこのクラブに入会しようと

並々ならぬ努力を払っている。

北朝鮮はそうしたグループの顕著な例です。

 

今日(こんにち)確かなのは、

米国、

中ごく、

ロシア、

北朝鮮

であろうと、

それらの核兵器がもたらす

脅威に向き合うまで

北東アジアにとって

安全はありえない、

ということです。

(👨脅威にどうやって

向き合うの⁉️)

 

そのようなわけで、

今日、「サンフランシスコ体制」は

中ごく問題であり、

日本問題であり、

朝鮮半島問題であり、

米国問題なのです。

(👨つづく(p.242))

 

📖『転換期の日本へ

「パックス・アメリカーナ」か

「パックス・アジア」か』

ジョン・W・ダワー、

ガバン・マコーマック[共著]

明田川 融、吉永ふさ子[訳]

NHK出版新書423

戦後日本の

光と影を見つめ、

緊迫する東アジアの

未来を見通す書❗

世界的大家(たいか)から

日本へ提言。

 

ジョン・W・ダワー

1938年生まれ。

マサチューセッツ工科大学名誉教授。

著書『吉田茂とその時代』(中公文庫)、

『敗北を抱きしめて』『忘却のしかた、記憶のしかた』(岩波書店)など。

 

カバン・マコーマック

1937年生まれ。

オーストラリア国立大学名誉教授。

著書『空虚な楽園-戦後日本の再検討』

(みすず書房)、『属国-米国の抱擁(ほうよう)とアジアでの孤立』(凱風社(がいふうしゃ))など。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の海外ニュース

2021-11-27 06:39:45 | 日記

 

 

(👨自分のところの首相や社長が同意していない事でも

新聞の使命としていちばんに掲載する。

 

👩是か否か、

間違っているか、そうでないかは

読んだ私たちが決めるから、

事実を隠さず掲載するのが

新聞の使命です。

 

👧もういまの時代、

新聞って、

自分の国を中心に据えて記事を書くやり方は

地球的に見ると

間違って(遅れて)いるのじゃないかと思います。

👨たとえば中ごくの新聞とかね。

中ごくやアフガニスタンなどの独裁国は、

ある種の間違った新興宗教家が、

国と国民の精神まで乗っ取ってしまったかたちと言える。

それらの国々の国民には、

基本的人権などのほぼ世界共通の最重要項目を教える教育が、まったくなされていないため、

アメリカやイギリスが何を言っても馬耳東風、

伝わらない。

 

しかし、とうとう、やっと風穴が開いた。

 

やはり、

世界に非難され、

嘲笑され、

世界に見捨てられると

輸出入がストップするから

それでは政府も国民も

生きては行けない。

なぜ自分が笑われ

叱られているか

ぜんぜんわからないけれども。

死活問題だから。(中ごく)

 

👩中ごくの新聞社の社長さんや記者さんたちは

本当は世界には基本的人権があるということを

もちろん知っているよね。

彼らはたとえばハーバード大学出身かも知れないし、

さまざまな取材をするために世界に出て

世界の国々の様子を見ているよね。

しかし、また本国に帰れば独裁政治で、

広い世界を見聞してきて自分のああ世界はこんなに自由なんだという記事は独裁政治の中ごくだから

ぜったいに書けないよね。

何のために自分は新聞記者になったのか❔

何のために自分は世界を見聞してきたのか❔

そう想像すると、

中ごくの新聞記者さんたちを

かわいそうに思うし、

勇気もないと思う。

でも、ある中ごく人の映画監督が述べていたが、

それほど中ごくという国は

恐ろしい国なのだと思う。

 

中ごく人でノーベル平和賞を受賞した

劉暁波さんが述べていたな。

トイレへ行きたいって頼んだとき

劉暁波さん付きの中ごく人の警官は

優しかったと。

中ごく人の警察官は

機転をきかせて

劉暁波さんの言うことを

聞いてくれたと。

だからさ、悪いのはやはり、

国を司る人間だよね。

独裁政治じゃ、

どう反発しようもないもの、国民は。

 

 

背中にアメリカが遺していった銃を担ぎ、

ただ教育を施されていないだけの

タリバンの若い兵士の顔は

まだ優しい。

 

しかし、香港警察の若い警察官たちの

世界を睨み付ける

あの恐ろしい目付きといったらない。

どのような間違った教育を施したら

あのような恐ろしいドーベルマンのような目付きに

なれるのだろうか❔

 

愛国❔

愛という言葉を

間違って教え込まれてしまった

中ごくの若者たち。

それは間違いだと

教えてあげたいのに……)

 

 

 

 

 

東京新聞 TOKYO Web

 

米NBA選手、北京ボイコットを 冬季五輪、人権理由に

2021年11月25日 12時55分 (共同通信)

 

 試合前のエネス・カンター選手=10月22日、米ボストン(Brian Fluharty―USAトゥデー・ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米プロバスケットボールNBAセルティックスのエネス・カンター選手は23日、CNNテレビのインタビューで、中国で広範囲な人権侵害が行われていると指摘、北京冬季五輪ボイコットを呼び掛けた。

 中ごくのテニス選手、🎾🎾さんが訴えた最高指導部の元メンバーによる性的暴行疑惑について「心が痛む」と強調。「選手だけでなく世界の政府、国民が声を上げるべきだ」と述べた。女子テニス協会(WTA)が同疑惑で中国に真相調査を強く求めたことを「選手のために立ち上がった」と称賛。冬季五輪を推進する国際オリンピック委員会(IOC)について「恥を知るべきだ」と批判した。

 

(👨今朝、及川幸久さんのYouTubeでまず知りました。

西側世界、EUのうねりが巻き起こっています。

日本政府はこのまま沈黙を続けていると、

日本政府は中ごく側であると考えられても

仕方ありません。(主語は明確に。)

日本政府の意見はつまり

日本国民の意見です。

 

👧そうかな❔

私は日本政府と違う意見。

 

 

👴おいおい、マスヤくん、

本当はあちら側、こちら側なんてものはない。

自分が正しいと思ったら、

国という壁を破って突破口をつくり、

もっと大きく広い心で、

社会的に

人間としてこれはよいか悪いかと考え、

世界に訴えるんだ。

国という概念を取っ払うんだ。

そうしたら

その突破口を風穴(かざあな)を

次々と人々がくぐるだろう。

(エドワード・W・サイード)

 

👨サイードがそんなこと言ったかな❔❔

 

👩こういうのを『時代の風音(かざおと)』

と表現するのではないかしら。

 

最初に誰が閉めてしまったのか❔

今まで固い栓で閉じられていた穴が

たった1人の人、

または、

小さな少人数グループのちからで開栓される。

 

今までのどに詰まっていた発言したい固まりが

沈黙が

声になって一気に怒涛のように流れ出す。

 

そのときに出る音こそが

「ビューッ」という『時代の風音』、

 

別の言い方をすれば「ウォーッ(^o^)/」

という「ときの声」です。

 

「どんなことでも変革は

たった1人のひとから始まる。

大河も最初は1滴からつくられる❗

 

だから

「無理だ❗」「やれない❗」と

思う必要はないのです」

と述べた人がいます。

 

👧それは❔

👨マーガレット・ミード❗)

 

 

[ 名言 ]

思慮深い献身的な市民の小さなグループが世界を変えられることを決して疑ってはならない。

それはまさに起こったことなのだ。

 

 

 

[ 出典 ]

名言ナビ

[マーガレット・ミード]

(20世紀米国の文化人類学者、1901~1978)

[英文]

Never doubt that a small group of thoughtful, committed people can change the world. Indeed, it is the only thing that ever has.

 

(👧マーガレット・ミードさんの名言を

どこで知ったの❔

👨ドキュメンタリー映画の

🎥『地球交響曲』か、

アーヴィン・ラズロ博士の著書か、

📖『Would Shift ワールドシフト』の文中です。

 

👩練習してきた選手の皆さんのために

オリンピック開催地を

変更することは可能でしょうか❔)

 

 

 

地球(ガイア)の声が、きこえますか。

映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』とは、イギリスの生物物理学者ジェームズ・ラブロック博士の唱えるガイア理論、「地球はそれ自体がひとつの生命体である」という考え方に勇気づけられ、龍村仁監督によって制作されたオムニバスのドキュメンタリー映画シリーズです。 美しい映像と音楽、珠玉のことばの数々によって織り成されるドキュメンタリー映画『地球交響曲』は、環境問題や人間の精神性に深い関心を寄せる人たちのバイブル的存在となっており、1992年公開の「地球交響曲第一番」から2015年公開の最新作「第八番」まで、草の根の自主上映を中心とした上映活動だけで、これまでに延べ、240万人に上る観客を動員、その数は今なおとどまることなく、かつてないロングランヒット作となっています。

ガイアシンフォニー

「地球交響曲」完成当時、映画関係者からは「こういう映画は人が見ないだろう」と思われたにも関わらず、「見てくれる観客は必ずいる」という監督龍村仁の直観と信念で公開に踏み切ってから25年。当時から新聞やテレビなどの宣伝はなく、一般の映画館での公開は数少ないものの、25年間での観客動員数は250万人、上映回数は7000回を超える超ロングランムービーとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

WorldShift MAGAZINE

 

よりよい社会への世界的なシフトの実現のためには、「経済」「社会」「生態系」の課題を、その領域だけの問題として捉えるのではなく、異なるさまざまな領域の知恵や変革を組み合わせ、解決へのアクションを生み出していくことが必要です。

 

こうしたさまざまな領域の知見を集め、発信していく場として、オンラインマガジン「WorldShift MAGAZINE」をスタート。

 

今後も、ワールドシフト・ネットワーク・ジャパンは、さまざまなメディア、企業、団体と連携し、平和で持続可能なよりよい世界の実現に向けて動き続けます。

 

 

 

 

📖『WorldShift(ワールドシフト)』

アーヴィン・ラズロ

 

ビオマガジン

2010年5月刊行978-4904379219

 

WorldShift 

2012年から2032年の20年間に起こる文明の変化の流れをラズロ博士が予測・予見。

フィリップ・コトラー、

ミハイル・ゴルバチョフの巻頭メッセージからはじまる本書。

崩れた生態系や経済・社会……

地球が迎えている未曽有の危機を乗り越えるため、

いま必要とされる、

社会・経済・意識のシフトを訴える。

ノーベル平和賞にもノミネートされ、

世界賢人会議「ブタペストクラブ」の会長でもある、

アーヴィン・ラズロ博士の、未来への洞察力と

深い叡智に満ちた言葉は、

これからのビジネス・政治・金融・メディア、

そして生き方を考える上で

明解な羅針盤になるはず。

 

本書は

アーヴィン・ラズロ博士が2009年に上梓した『WorldShift2012』の日本語版。

 

 

 

 

アーヴィン・ラズロ

 

世界賢人会議「ブタペストクラブ」の創設者・会長。

「システム哲学」と「一般進化理論」の創始者としても知られる。

60冊を超える著書、

数多くの論説や研究論文を発表。

ニューヨーク州立大学教授、

ベルリン国際平和大学理事・教授、

ユネスコ顧問等を歴任。

国連調査訓練研究所(UNITAR)所長として

発展途上国が抱える課題の解決に取り組み、

数々の実績をあげた。

名誉博士号ほか

受賞歴多数。

2001年度「五井平和賞」を受賞2004年度・2005年度ノーベル平和賞候補にノミネートされた。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの。)

 

 

 

 

意識とは、時空を超えたホログラムです。

意識の要素はお互いに関係していて、

量子力学者が言う

「非局在的量子もつれ」のことです。

 

私たちの頭の中にあると思っている意識は、

壮大な宇宙の一部にあるということです。

(意識は)宇宙意識の投影とも言えるでしょう。

 

意識は、単純に脳で作られるものではないのです。

意識とは宇宙に存在する何かで、

私たちはそれを利用したり、解析したり、変換したり、

解釈することで「意識」となります。

 

(意識は)本質的に宇宙の一部であるからこそ、

「ホログラム」と言えるのです。

 

全ての情報が含まれているから、

私たちの頭の中にも宇宙すべての情報が潜在的にあって、

ただ単にそこからどれくらい拾えるか、

どれくらい使いこなせるかだけなのです。

 

すべての情報は私たちの意識の中にあります。

しかし、私たちはそのすべてを拾ってはいません。

 

ほんの一部を拾って、考え方に使っているのです。

知らないことは、認識することすらほとんどない。

 

私たちの意識は宇宙にある情報から一部を選択したものなのです。

 

自分で扱えると思う情報を選び取っているのです。

より広い範囲の宇宙意識にアクセスし、

解読できるようになることが「学び」というもの。

 

私たちはその情報を理解し、

使えるほどには成熟していません。

私たちに与えられたエネルギーで遊んでいるだけ。

 

そして、われわれ自身や地球を破壊してしまうリスクを負っています。

今、地球を破壊しているように、

 

私たちは思春期を卒業して、

この宇宙の秩序の一部であることを認識して、

節度ある大人になる必要があります。

それが我々の運命なのです。

 

もし私たちが進化し続けているホログラムの一部だとしたら、

 

そして、その進化の一部を担っていると意識できるなら、

 

その情報に沿って生きようと努力することででしょう。

 

世界を認識するために情報を利用しようと努力することでしょう。

 

その関係性は色々な形で証言されていますが、

例えば、無償の愛、赦し、理解。

フランス語で「理解することは赦すことである」という諺があります。

 

赦しへの道の一つは理解することです。

 

 

これは哲学的な概念ですが、

我々が一つであることを理解する必要があります。

 

🌕️自分を傷つけることなく人を傷つけるのは不可能です。

 

反対に、

もし我々が進化すれば

🌕️この世界で成長し続けている意識全体が進化することになるのです。

 

🌕️我々が進化することで宇宙の意識が進化するのです。

 

🌕️それが我々の大きな責任です。

 

もし、

🌕️周りの人も同じように進化できれば、

共に成長することができるのです。

 

結論として他人主義になること。

 

🌕️他人主義とは個人主義の最も進化した形です。

 

もし本当に覚醒した個人主義であれば、

🌕️他人が良くなるために行動します。

 

🌕️他の人たちが良くなれば自分も良くなるからです。

 

それを理解出来たら、さらに先へと進めます。

 

「自分をよくするために他の人も良くするのだ」ではなく、

 

🌕️他の人を良くするのはそれが我々の務めであり、ミッションであり、

🌕️相互発展していくことが自然の摂理だからです。

 

それが我々のすべきことでできることです。

 

そうなることでこの宇宙に存在する知的存在たちがいる惑星と

 

連携が取れるようになるのです。

 

豊かで平和な惑星にすることが出来るのです。

 

それこそが進化の情報の源なのです。

 

私たちは今、変化の時を迎えています。

 

🌕️少人数のグループによって

世界を変えることが出来るのです。

(👩あったね❗ここだったね👆️)

 

なぜなら

🌕️変化は連鎖反応していくからです。

 

🌕️変化は局所的ではありません。

 

私たちは皆、

🌕️相互関係、相互依存にある世界の

ホログラム投影の一部だからです。

 

🌕️一つが起これば他へと反映していきます。

 

古いシステムに属する者たちは、

その変化をとどめる力を

もう持っていません。

 

なぜなら変化をとめようとするのは

恐怖だからです。

 

ゆえに変化は

浸透していきます。

 

 

たとえ話になりますが、

(沈みゆく)タイタニック号の甲板で

より良い席を探しているような状態です。

 

目の前の利益を追っているだけで、

我々の進んでいる方向(破滅か否か)は

全く見えていません。

 

(それなら)どうしたらよいか❔

 

まずはガンジーが言ったように、

「あなたが望む変化そのものになりなさい。

周りの人々とワンネス、

ホールネスで繋がりなさい。

 

愛で繋りなさい。

 

同じものを他の人の中に見出しなさい。」

 

以上、アーヴィン・ラズロ博士の言葉

 

 

(👨アーヴィン・ラズロ博士も

エドワード・W・サイードも

マハトマ・ガンジーも

結局、同様のことを

述べているんだな。

あれ❔

ママ、きょうはどうしたの❔

🎄クリスマスと🎍お正月のパンチ用の

🍷『赤玉スイートワイン(赤)』なんか

飲んじゃって❗

何か酔っぱらいたい理由でもあるの❔

 

👩あ、うん。

著名な有名人がどんなに訴えても、

世界はちっとも善くなりやしない❗

かえって悪くなっている。

YouTubeなどが発達したおかげで

世界のニュースもすぐに知ることが出来る。

せっかく昔よりずっと多くの事実を

知ることが出来るのに

何年経過しても

世界を善いほうに

変えることは出来ない。

YouTubeがなかったら

ウイグル人が中ごくに

ジェノサイド(民族浄化)されていることも

知ることが出来なかったし、

断固として許さないと

思うことも出来なかった。

しかし、わかっているのに

ウイグル人を助けることが出来ない。

独裁国の首相を総取り替えしたいけれども

そんなことも

私が生きているうちには

出来ないのかも知れない。

世界はなぜこうなんだろう❔

👧頭が良くて

悪い人が首相になるからでしょう。

その首相のことを操る人が

いるからでしょう。

もっと、国の首相の給料を安くしてしまおう‼️

こんなに大変な仕事なのに

いったいこの雀の涙のような少額の給料は何だ‼️

ふざけんな‼️というくらい少ない額に

してしまおう‼️

 

🍷トクトクトクトク……

 

👨だからお酒をかっ食らっているんだね。

 

👩パパ、郷美、おじいちゃん、

YouTubeで見た❔

あの中ごく、新疆ウイグル自治区に建設された、

広大な『強制職業訓練所』群を‼️

ソルジェニーツインの📖『収容所列島』じゃないんだからっ‼️

あんた、人間じゃなく悪魔だろう‼️ 

 

👴👨👧見たよ、見た‼️

あの建物の中で、

何百万人ものウイグル人が

レイプされたり、臓器移植されたりしている。

 

そりゃ、いつかは事実が解明されるだろうけれど、

その時はすでに遅し、あとのまつり。

全員死んでるか、または

生き延びるために

精神を改造されてるよ‼️

私はぜったいに許さない。

 

👨ママ、わかった、わかったよ、

泣かないで✨

 

👩パパ、私ともう一度一緒に歌ってくれる‼️

👨何の歌❔

👩🎵『あなた』

 

 

🎵『あなた 』

 

もしも私が家を建てたなら

小さな家を建てたでしょう

大きな窓と 小さなドアーと

部屋には古い暖炉があるのよ

 

真赤なバラと白いパンジー

仔犬の横にはあなた

あなた あなたがいてほしい

 

それが私の夢だったのよ

いとしいあなたは今どこに❔

 

ブルーのじゅうたん敷きつめて

楽しく笑って暮すのよ

家の外では坊やが遊び

坊やの横にはあなた

あなた あなたがいてほしい

 

それがふたりの望みだったのよ

いとしいあなたは 今どこに❔

 

そして私はレースを編むのよ

わたしの横には わたしの横には

あなた あなた

あなたがいてほしい

 

そして私はレースを編むのよ

わたしの横には わたしの横には

あなた あなた

あなたがいてほしい

 

👨中ごく、いい加減にせいよ‼️

 


マララ3

2021-11-26 07:57:03 | 日記

 

 

父娘インタビュー

「世界一の勇気の育て方」

 

マララさん:スワートにいたころは……

そこの文化では、

教育を受けたとしても、

女性は医者か教師にしか

なれないのです。

さもなければ、

主婦になって子どもを養い、

男性の言うことに従いながら、

四方の壁に囲まれた屋内だけで

人生を

送らなければなりません。

(👩中ごくの文筆家

魯迅が著(あらわ)した

📖『とっかん』のなかで抽象的に描いた、

中ごくの国民の状態とまったく同じだ‼️

四角い鋼鉄で出来た(出られない、逃げられない)、

真っ暗な光のひとすじも射し込まない、

何もない部屋に閉じ込められ、

眠らされた中ごく国民の現状と同じだ‼️)

 

マララさん:わたしが医者になろうと考えていたのは、

うちのクラスでは

みんなが医者になりたいと言うからです。

でも、

スワートの状況を考えていたら、

政府が措置を講じないでいる(政府がなにもしないでいる)のを見たら、

責任ある人々が何も言わずにいるのを見たら、

そうしたら(私マララは)

そのうちに分かった……

気づいたんです、

医者になっても小さな地域社会を助けられるだけだけど、

政治家になることで

母国全体を助けることができるって。

 

(私マララは)パキスタンの首相になりたいと思っていますし、

それは本当によいことだと思っています。

だって、政治を通して、

母国全体への奉仕ができるのですから。

国全体を治療する人になれるのですから。

 

そして、子どもたちに教育を受けさせる手助けができるのですから。

教育の質を向上させることができるのですから。

予算から

多くのお金を教育に

使うことができるのですから。

 

 

 

国連演説

「ペンと本で世界は変わる」

 

マララさん:そこで私が思い出すのは、

うちの(父の)学校にいた男の子が、

「タリバンはなぜ教育に反対なのでしょう❔」

と、男の子がジャーナリストから質問されたときの答えです。

(男の子は、)自分の本(教科書)を指さし、

「タリバンはこの本の中に何が書いてあるのか知らないんです」

と言ったのです。

彼ら(タリバン)の考えでは、

神は、学校に行ったというだけの理由で

女の子を地獄送り(じごくおくり)にするような、

心のとても狭い存在です。

テロリストたちはイスラムの名を騙(かた)り、

パシュトゥン人を

自分たちの個人的利益のために

利用しているのです。

(👧そうだったんだ‼️分かりやすい‼️

今まで私には、

イスラム教とタリバンの関係は

ちんぷんかんぷんだったから。

世界に通用する教育を受けていないから、

問題は、そんなに難しいことではなかったんだ‼️

マララさんの本を読むと、

教育を受けていないマララさんのおかあさんたちが

家や集会場で指導者が話すラジオの声を聞いて、

すんなり騙(だま)されてしまう成り行きには

あきれるくらいだった。

赤子(赤ちゃん)の手をひねるくらいに簡単に騙されていた。

日本人だったら、このラジオの言葉を信じない。)

 

マララさん:パキスタンは

平和を愛する民主国家です。

パシュトゥン人は娘や息子に

教育を与えたいと思っています。

そして、イスラムは平和と

慈悲と友愛の宗教です。

イスラムの教えでは、

教育を受けることは

子ども各人の権利というだけでなく、

(教育とは)むしろ(万人の)義務であり、

(👨世界各国と進化の度合いを合わせ、

人間には生まれながらに基本的人権という

光輝く権利があることを(教育の普及により)知り(気付いき)、

共に世界のために活動するために持つべき

最低限の)

責任なのです。

 

📖『マララ・ユスフザイ

国連演説&

インタビュー集』

電子書籍版付き

ダウンロード方式で提供

対訳📖

生声CD💿️

[収録]

❇️国連演説

「ペンと本で世界は変わる」

❇️銃撃前のインタビュー

「今、声を上げなくては」

❇️(マララさんの)父娘インタビュー

「世界一の勇気の育て方」

朝日出版社

 

 

(👨タリバンや、アフガニスタン。

なぜアメリカは、

教育の行き渡っていない国に

武器を渡してしまったのか(怒)‼️

いちばん、武器を持たせてはならない、

智恵のない者たちに。

自分の確立した考えもなく、

騙されやすく、

信じやすく、

すぐに怒りやすく、

すぐに武器をぶっぱなすだけの者たちなぜ❔

武器を持つ彼らに

近付くことすらできないから、

彼らに教育を

受けさせること自体ができないではないか‼️

 

👩だからアメリカも、

撃たれたら撃ちかえすこと

ばっかりを繰り返していないで、

(それでは未来永劫解決しないから)

 

中ごくがウイグル人を強制職業訓練所に

入れているのをよくご存知でしょう‼️

あれは全く批判すべきことだけど、

 

タリバンなどの場合は、

タリバンのおじいさんや

おじさんはもう頭が堅くて

無理かも知れないけれども、

 

出来れば、タリバンの若者たちは

すぐに殺してしまわずに

ずずーっと引っ張ってきて、

きちんと傷の手当てをしてあげて、

強制教育訓練所、

つまり学校に入れて、

教育を受けさせてあげて

ほしいのです。

彼らは、そう言う風に

育っていないのです。

みんな、上層部の人間が

悪いのです。

きちんとした教育を受ければ

明るく聡明な

世界をしょってたつ

若者たちが育つのに。

 

 

👧そうだよね。

👨そうだよね。

 

 

 

 

解説

 

📖『吶喊(とっかん)』

魯迅[著]

井上紅梅[訳]

 

「とっかん」とは、

ときの声をあげる意。

魯迅の場合は、

中ごくの国民に向かって民主化しようという

勇ましい声をあげる事。

 

『とっかん』は、

中ごくの国民について

最重要な事を書いているのだけれど、

魯迅はじめ昔の文豪の文章は分かりにくい。

一文が長いし、改行しないし、

これで本当に文豪なのか❔

しかし、文章は解りづらくとも、書いている内容は画期的、という場合がある。

それが魯迅だ。

 

 

引用始め❗

解り辛さを解消するため

改行を多くして引用します。

 

👇️👇️👇️👇️

わたしは彼の心持がよくわかった。

彼等はちょうど

「新青年」を経営していたのだが、

その時賛成してくれる人もなければ、

反対してくれる人もないらしい。

思うに

彼等は

(自分の意見がない世の中に)

寂寞を感じているのかもしれない。

 

「たとえば

一間(ひとま)の鉄部屋があって、

どこにも窓がなく、

どうしても壊すことが出来ないで、

内に(窓もなく出られない鉄の部屋で)

大勢(の人が)熟睡しているとすると、

久しからずして(すぐに)皆悶死するだろうが、

彼等は昏睡から死滅に入って

死の悲哀を感じない。

現在君が

大声あげて喚(よ)び起すと、

目の覚めかかった幾人(か)は

驚き立つであろうが、

この不幸なる少数者は

救い戻しようのない臨終の苦しみを受けるのである。

君はそれでも彼等を起し得たと思うのか」

 

と、わたしはただこう言ってみた。

すると彼は

「そうして幾人は已(すでに)に起き上った。

君が著手(ちゃくしゅ)しなければ、

この鉄部屋の希望を壊したといわれても

仕方がない」

 

そうだ。

わたしには

わたしだけの確信がある。

けれど

希望を説く段になると、

彼(それ=確信=希望)を

塗りつぶすことは出来ない、

というのは

希望は将来にあるもので、

決してわたしの

「必ず無い」の証明をもって、

彼(そ)のいわゆる

「あるだろう」を征服することは出来ない。

そこでわたしは

彼(それ=彼)に応じて、

遂に文章を作った。

それがすなわち最初の一篇「狂人日記」である。

一度出してみると引込んでいることが出来なくなり、、それから先きは友達の嘱(たのみ)に応じて

いつも小説のような文章を書き、

積り積って十余篇に及んだ。

 

(魯迅の📖『とっかん』から

引用終わり。)

 

 わたし自身としては今はもう、痛切に言の必要を感じるわけでもないが、やはりまだあの頃の寂寞の悲哀を忘れることが出来ないのだろう、だから時としてはなお幾声か吶喊(とっかん)の声を上げて、あの寂寞の中に馳かけ廻る猛士を慰め、彼等をして思いのままに前進せしめたい。わたしの喊声(ときのこえ)は勇猛であり、悲哀であり、いやなところも可笑(おか)しいところもあるだろうが、そんなことをいちいち考えている暇はない。しかしまた吶喊と定(き)めた上は、大将の命令を聴くのが当然だから、わたしは往々曲筆を慈めぐんでやらぬことがある。「薬」の瑜兒(ゆじ)の墳墓(はか)の上にわけもなく花環(はなわ)を添えてみたり、また「明日(みょうにち)」の中では、単四嫂子(たんしそうし)は終(つい)に子供の夢を見なかったという工合(ぐあい)には書かなかった。それは時の主将が消極を主張しなかったからである。自分としてはただ、自分の若い時と同じく現在楽しい夢を作る青年達に、あの寂寞の苦しみを伝染させたくないのだ。