小さなことは占いを気にせず進め。日頃から日を気にしてばかりはだめ。

　２００３年６月初め、私はアメリカ村近くにある占いのラピスに行きました。
それで、神戸時代からお世話になっているアイ先生に占ってもらいました。
　私、（占いを本格的に勉強しようと想うのですが）
すると、やはりと言う感じで、
（それなら金澤葉香織先生のところで勉強したらいいよ）
と言って、アイ先生が連絡してくださり、私は、
占いの城コスミック江坂教室で、学ぶこととなりました。
　それで、いつから勉強を始めるかで、
（今月のｘ日から始めたら）とアイ先生。
　私、（でもその日は天中殺の日だから？）
　アイ先生、（そこまで考えんでもええよ）
　私、（そんなもんですか。まあ、独学では何年かやってはいますが。）
　と言う会話から、私の占い師人生が本格的にスタートしたのでした。
　この様に、日々の小さなことをするのに、余りにも細かく占い過ぎると、
人生がものすごく息苦しくなって来ると想います。
　私の元に時々顔を見せる女の弟子もどきも、
（今日は、ｘのｙの日やから、こうこうで）
（明日は、ｙのｚの日やから、こうこうで）と、人と会うのも、頼み事をするのも、
いちいち小さい事柄まで占いに依存しています。
　そりゃ、結婚式とか、就職とか、引っ越しとか、
大きな出来事は占いで調べた方が良いですが、
何もかもと言うと、やりすぎの様に想われます。
　昔、中国の漫画で、向こうからおばさんが手鏡を持ちながらバックで歩いて来て、
訳を聞いたら、（今日はそっちの方角が悪いから、
反対を向いて鏡で見ながらバックして進んでるのよ）と言うのがありましたが、
余りにも拘りすぎるのは、滑稽だと想います。
　実は、私自身も、一度苦労して集めた占いの資料を、
全部棄てて、占いに捕らわれない生き方を１年半ぐらいしたことがあります。
　その結果、占いを突き放して見ることができるようになりました。
　例えば、タロットで、恋愛を占ったとして、未来に死に神が出たとします。
まあ、統計学上比肩が強くて、９紫火星などが強く出ていて、
土星のオポジションなど悪い材料が重なっている場合などは別ですが、
普通は、別れる可能性も在るが、ただ単に合えないだけとか、
何も変化のない状態だとか、それほど強くは捕らえたりはしません。
　また、入籍や結婚の日取りにしても、四柱推命で見て、９星占いで見て、
西洋占星術で見て、大安などで見て、宿曜で見て、
数理で見て、タロットで見て、易占いで見てと、
沢山の占いで見れば、そりゃあ、中には悪いと出るでしょう。
　余りにも占いに捕らわれすぎていては、
それこそ結婚何て一生できないと想います。
　ですので、在る程度信憑性の在る占いをベースにして、ベストの日を割り出し、
それで良しとするべきだと想います。
　それに、占いでいくら良いタイミングを出して、行動したとしても、
何の努力もしなければ成功はしないと想います。
　占いだけで全てが決まる訳でなく、占いは物事を判断するための、
いくつか在るツールの一つに過ぎないと想うのです。
　ですので、占って、（占いの結果はこう出ているけど、でも、
自分の感じゃ、やめといた方が無難だと想いますよ）と言ったり、
（この株は良いと出てるけど、損する可能性が在るから、買うとしても、
ねんのため、買う場合でも、ちょっとにした方が良いと想いますよ）と言う風に、
個人的主観を入れて、私は鑑定する様にしています。
　また、生まれた日が間反対で、干も７殺であっても、
本人通しがどうしても結婚を望んでいて、生まれた日の倉官の相性が良ければ、
（はっきり言って、将来離婚する可能性はありますよ、
でも、一番重要な星の相性は良いので、
何とか乗り切れる可能性も在るにはあります）と、宣言して、
後は、できるだけお二人がうまく行きそうなタイミングを選択して、
提示する様にしています。
　要するに、占いの通りに生きるのでは、
この世に生まれた意味が無いと想うからです。
　但し、数理で破壊の相性で、他のデーターでも
徹底的に悪く出ている場合は、ものすごくまれではありますが、
１年に１　２例ぐらいは、私も反対することもあります。
　ですが、日頃から小さなことまで余りに細かく占いで見るのは、
はっきり言ってやめた方が良いでしょう。