昔から悪しき付き合いが未だに続いているらしい・・・
なかなか、スッキリとはいかんなぁ
名古屋場所は中止にして、一から出直しと
そうでもしなきゃあ~変わらない
民主政権と同じで、変わっても中身がなんてことにはね
決戦の地、ダーバンへ飛び立つ前の最終練習。岡田監督は、急きょ報道陣をシャットアウトして、非公開で行うことを決めた。初戦のカメルーン戦とは違う戦術、メンバー、システムを試した証でもあった。
紅白戦とセットプレーの確認を行ったが、具体的な内容については「それを言ってしまったら、非公開の意味ないじゃん」と笑顔の岡田監督。それでも、「勝つことしか考えていない」と言い切った。
「勝つ」イコール得点を奪うこと。カメルーン戦で日本は守備的な布陣を敷き、ワントップに抜擢した本田の一発で勝った。失うものは何もない世界ランク4位のオランダ戦。岡田監督は総攻撃態勢で臨む。それが、本田を軸とした“5トップ”の新布陣だ。
新エース、本田を本来のトップ下に置き、左に大久保(神戸)、右に松井(グルノーブル)。トップには玉田(名古屋)か岡崎(清水)を先発で起用し、森本(カターニャ)、矢野(新潟)をスタンバイさせる。そして中盤の底に位置する遠藤(G大阪)も加え、前5人の選手にFWの仕事をさせるというものだ。
オランダはじめ、ブラジルやアルゼンチンの強豪国ではありえない戦法。これは世界トップの格上相手に、攻めずに守りに入ればやられるだけ…という岡田監督の考えによるものだ。実際17日の試合で、韓国はアルゼンチンに対し、守備的な布陣を敷いたことが逆効果。オウンゴールを含め4失点を喫した。
日本がとるのは「総攻撃態勢」。もちろん、前の5人にはFWの動きだけではなく、相手にボールが渡れば守備も課す。攻撃では“5トップ”。守備ではFW全員が下がる“トップレス”。90分間、攻守にフル回転することが前提にあっての戦術だ。
昨年9月のオランダとの親善試合では0-3で敗れたものの、0-0で終えた前半に限れば日本の方が内容は上だった。攻守の要となる遠藤は「すべては序盤。主導権を握りさえすれば十分勝機はある」と自信をのぞかせる。フル稼働となる選手を支えるのが、日本代表の食環境だ。
日本チームの食事内容のレベルの高さは、「大会ベスト4」と評判になっている。日本の練習に訪れたオランダの取材陣も「コンテナで食材を持ち込んだんだって」と目を丸くするほどだ。
主将の川口(磐田)も「とにかくありがたいですよ。だって、朝からみそ汁、納豆、それにレバーも。あっ、うなぎも出ました。でもうなぎは(故郷の)浜松の方がおいしいですがね(笑)」。そのほか日本からサンマ、ホッケを100キロ持ち込んだ。合宿では数少ない楽しみとなる食事面も充実。川口はじめチームに、開幕前まで岡田ジャパンを覆っていた悲壮感はまったくない。
また、オランダ戦の会場となるダーバンの気候も、日本にはプラス材料だ。カメルーン戦を行ったブルームフォンテーンは標高1400メートル、第3戦デンマーク戦のルステンブルクは標高1500メートルの高地。それに対し、インド洋に面したダーバンは標高0メートルで、冬でも高温多湿。試合当日の予報は気温23度、湿度60%と日本の気候に近い。オランダの守備陣には35歳のファンブロンクホルストらベテランが多いだけに、5トップが動き回ればバテるはずだ。
リゾート地のダーバンは地元では「南アのマイアミ」と呼ばれる。1996年アトランタ五輪で川口ら若き日本代表が、強豪ブラジルを破ったのがマイアミだった。5トップの総攻撃で、“マイアミの奇跡”を再び起こせるか。