民主党政権が誕生して初の大型政治決戦となる参院選「7・11」。菅直人首相(63)への交代でV字回復した民主党が単独過半数を獲得するかが焦点だが、そのカギを握るのが全47選挙区のうち29の1人区の当落だ。
選挙予測に定評のある政治広報システム研究所の久保田正志代表は、現時点で「民主18勝、自民11勝」と予測する。ただ、首相の消費税発言が選挙情勢を一変させる可能性もある。果たして「平成の国盗り合戦」の行方は-。
今回の参院選は、1人区29選挙区のうち、民主党が公認候補擁立を見送った沖縄や自民分裂の高知を除く19選挙区で民主、自民による事実上の一騎打ち。8選挙区で民主、自民を軸に、みんなの党など「第3極」勢力が割り込む構図だ。
こうした情勢を踏まえ、久保田氏が最新の世論調査に、個別の選挙区事情などを加味して1人区の議席予想をはじき出した。
その結果、民主は29選挙区のうち岩手、奈良など18選挙区(民主推薦無所属候補の香川含む)で議席を確保する情勢だ。
前回(2007年)の参院選で民主が獲得した23勝には及ばないものの、選挙直前の首相交代効果が後押ししており、参院民主のドン、輿石東参院議員会長(74)の山梨選挙区も自民党公認の新人候補をややリード。自民候補が連勝してきた「保守王国」和歌山では民主新人が、野田聖子元郵政相(49)の元夫で現職の鶴保庸介氏(43)から議席を奪取する勢いを見せている。
一方で、山口では民主新人で俳優の原田大二郎氏(66)が自民現職に挑戦しているが、強固な保守地盤に苦戦している。
対する自民は北陸や山陰地方では強いものの、11勝にとどまる。米軍普天間移設問題で民主党との関係が一気に冷え込んだ沖縄では、現職の島尻安伊子氏(45)が優勢。島根は引退する「参院自民のドン」青木幹雄氏(76)の長男、一彦氏(49)が世襲批判を浴びながらも、優位に選挙戦を進めている。ただ、事実上の民主、自民ガチンコ対決の秋田は自民新人の元プロ野球選手、石井浩郎氏(46)が苦戦している。
また、「第3極」のみんなの党は、渡辺喜美代表の地元・栃木など6選挙区に候補を擁立し民主、自民両党を脅かすが、1人区で議席を獲得するのは難しい情勢だ。
この「民主18勝」予測は、菅首相交代前の予測データから飛躍的に伸ばしている数字だ。鳩山由紀夫前首相(63)、小沢一郎前幹事長(68)の「小鳩体制」が足を引っぱる逆風のまま選挙戦に突入-。これを前提にしたケースでは、なんと「民主7勝」という衝撃的な予測だったのだ。
それが首相交代で一転、秋田、和歌山、長崎など11選挙区で自民候補を逆転し、愛媛では自民候補と競り合う情勢にまで追い上げている。まるでオセロゲームのような情勢の変化について、久保田氏はこう解説する。
「米軍普天間移設問題や子ども手当など、民主党の本質は何も変わっていないが、世論は『小鳩』のダブル辞任で、そうした負の部分も一緒に解消されたと錯覚しているのでは…。要は『小鳩』時代に蓄積したストレスが解消されたわけで、菅首相の信任投票の意味合いが強い。AKB48の総選挙と一緒で、政策と言うより人気投票となっている」
中でも、首相交代による情勢変化で最大の恩恵を受けたのが前出の輿石氏だ。久保田氏は「首相交代効果で自民候補を逆転した。輿石氏が国会の会期延長見送りを強く求めていたのも、すべては自分の選挙のためだった」と指摘する。
また、民主、自民の1人区対決でカギを握るのが、社民、公明両党の動向だ。
連立政権から離脱した社民党だが、個別の選挙区では民主候補との協力や推薦を維持する場合が少なくない。佐賀や熊本なども連立離脱後、選挙協力を決めた。
一方、自公政権時代に全国的な協力態勢を築いた公明党。中部や四国、九州など一部選挙区で自民候補を支援。自民側は比例で公明に票を回す自公協力が地方レベルで継続する。
久保田氏は「全国で社民300万票、公明は600万~700万票あり、1選挙区でみれば、両党あわせて20万から30万票。最大組織の“無党派党”の動向とあわせて、こうした組織票の動きも左右するだろう」と説明し、こう続ける。
「民主が首相交代効果で情勢が好転しても激戦には変わりない。それに、今回は民主党への期待感がそのまま得票に結びついた昨年の総選挙のような熱気はない。キレやすい菅首相が街頭演説で口を滑らせる舌禍の可能性もある」
参院選の勝敗を決する1人区。民主、自民に第3極勢力を加えた血みどろの「夏の陣」はますますヒートアップしそうだ。
政党として雄雌を決する場が比例代表。久保田氏は「民主21、自民10」とダブルスコアを予測した。
今参院選は、茶の間でおなじみの著名人や芸能人といった「タレント候補」が異例の多さで出馬を予定している。過去には自民党の舛添要一氏(現・新党改革代表)が01年の参院選で約158万票を獲得するなど、集票マシンとして大いに期待された時期もあったが、久保田氏は「ある調査ではタレント候補に期待しないと答えた人が8割にも達している。今はタレント候補を立てても票に結びつかない傾向がある」と以前のような影響力はないと指摘する。
超目玉とされるのが五輪女子柔道金メダリスト・谷亮子氏(民主)。小沢氏から要請され出馬を決意したが、5月中旬の出馬会見での現役続行宣言には不快感を示した有権者も多かった。現在は党完全バックアップで週末を中心に行う街頭演説を行っている。国民的アイドルの知名度はピカイチで○(優勢)だが「YAWARAちゃんでもせいぜい30万票が限度でしょう。ほかの候補者を引き上げるほどではないのではないか」。
民主からは、ほかに五輪体操銀、銅メダリストの池谷幸雄氏や、ドラマ「奥さまは18歳」に出演した女優の岡崎友紀氏、落語家・桂きん枝氏らバラエティーに富んだ顔ぶれがそろっているがいずれも▲(あと一歩)。
また、プロ野球出身者では前巨人監督の堀内恒夫氏(自民)は○だが、本紙野球評論家の中畑清氏(たちあがれ日本)と、元阪神投手の江本孟紀元参院議員(国民新党)は▲と政党の規模が明暗を分ける結果と予測した。
ほかのタレント候補では元日テレキャスターで前調布市議の真山勇一氏(みんなの党)が○、TBSドラマ「3年B組金八先生」の不良少女役などで知られる女優の三原じゅん子氏(自民)が△(やや優勢)、ジャーナリストの有田芳生氏(民主)が▲となっている。
昨日までの70%誓い湿度と違って、今日は63%で晴れてます
大分、スッキリとしています。
今日も明日も晴れの予報
選択が忙しいかな
選挙が始まります・・・ラポの投票日は6日だそうです。
結果はどうなりますかしら
投票先「民主」が3割 参院選中日新聞調査
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本紙は24日に公示される第22回参院選を前に、有権者の投票行動を探るため、全国3000人を対象に電話世論調査を実施した。
参院選での投票先を聞いたところ、民主党が選挙区、比例代表ともに自民党を大きく上回った。政権交代を実現した2009年衆院選や、与野党逆転を果たした07年参院選のように、民主党への高い期待が浮き彫りになった。また、争点の消費税率引き上げに関しては、賛否が真っ二つに割れた。
選挙区で民主党候補に投票すると回答したのは32・6%、比例代表は29・0%。
前回参院選での選挙区40・5%、比例代表39・5%の高い得票率から減らしてはいるが、自民党に大きく差をつけた。
自民党は選挙区15・8%、比例代表14・2%にとどまり、前回から半減の水準となった。
勝敗を左右する「支持政党なし」の無党派層の投票先でも、民主党が選挙区、比例代表とも2割に上っている。
第3極勢力では、みんなの党が選挙区3・5%、比例代表4・7%と、民主、自民両党の2大政党に続いている。
消費税率引き上げに関しては、「政府の歳出を削減して健全にすべきだ」とする否定派が49・3%と、「財政を健全にするためには、引き上げはやむを得ない」との容認派48・5%とが拮抗(きっこう)している。
菅内閣の支持率は50・3%、
不支持率は38・5%だった。
4が良いって???
24日、日本がデンマークと決勝トーナメントをかけて激突する。国外開催のW杯では初の快挙がかかる決戦。好結果へと導いてくれそうな歴史が日本にはある。
日本は「4」がつく日にめっぽう強い。今大会は、MF本田の1点を守り、国外開催のW杯で初勝利を挙げたカメルーン戦が14日だった。
初の16強入りを果たした2002年日韓W杯では、1次リーグ初戦で引き分けたベルギー戦が6月4日、同最終戦で勝利したチュニジア戦が14日に行われている。
先達の快挙へ時間をさかのぼっても強い。
1936年五輪で当時の強豪、スウェーデンを破り「ベルリンの奇跡」と語り継がれる試合は8月4日。
64年東京五輪でアルゼンチンを破ったのが10月14日、68年五輪で地元のメキシコを破り、歴史的な銅メダルに輝いたのは10月24日だ。
06年ドイツW杯で日本を率いたジーコ監督は、意外にも現役時代の背番号「10」より「4」が好きだった。「形が格好いい」のが理由で、自身のチャリティーマッチで必ず付ける背番号だ。1分け2敗だった06年大会1次リーグ3戦は6月12、18、22日の開催。史上最強といわれながら「4」に恵まれなかった。
24日・・・
隠れた「4」の“伝説”は続くか☆
視聴率20%超え「ゲゲゲの女房」が受けている理由
松下奈緒主演のNHK朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」が快進撃を続けている。
原作は「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげるの妻、武良布枝さんの著書。3月29日の初回視聴率は14.8%で歴代過去最低を記録した。ところが、ヒロインの松下が登場した4月5日以降、徐々に伸び始め、6月12日放送分は20.4%をマーク。
また、NHKが視聴者の慣習の変化を読み取って従来の「午前8時15分開始」から朝のワイドショーと同じ「8時開始」に48年ぶりに繰り上げたのも成功の要因だ。
「視聴率が上がっているのは、老若男女の幅広い層が見始めているからです。推定で1500万人以上はいるという全国の専業主婦に加え、182センチの向井理と174センチの松下奈緒のフレッシュな2人に若いファンがついている。戦争を体験している人たちも、水木しげるの生き方に自分をだぶらせて見ていると思われます」(芸能評論家の金沢誠氏)
ドラマは7時半からのハイビジョン、同45分からのBS2、12時45分からの地上波の再放送もあり、これらの視聴率を加えるとまさに“おばけドラマ”といえよう。
このままいけば、朝ドラの久々の大ヒットになる可能性も出てきた。ドラマ界のまれな右肩上がり現象である。
いやはや~ポルトガル強よかったですね
世界ランク3位の実力だね
ところで
こんな数字がでましたとさ~独り勝ちらしい
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、民主党は政党支持率、7月11日に投開票される参院選の比例代表での投票先とも、野党各党を大きく引き離し、「一強多弱」の構図となった。伸び悩む自民党内からは、起死回生の一手がうてずこのまま民主党の独走を許した場合、「選挙後に党が空中分解しかねない」(閣僚経験者)との危機感すら出ている。
「一喜一憂すべきではないが、『今度こそしっかり政権交代を成果に結びつけてほしい』という国民の強い思いを感じる。しっかりと期待に応えていきたい」
民主党の枝野幸男幹事長は21日、世論調査で内閣支持率が54.3%だったことを受け気を引き締めた。
比例代表での投票先も、民主党(42.4%)が自民党(17.5%)を大きく引き離した。
ここまで差が開いたのは「小泉旋風」で自民党が圧勝した平成13年7月の参院選の序盤調査(自民党46.2%、民主党12.6%)のときくらい。
参院選で「与党に勝たせたい」57.8%が「野党に勝たせたい」36.0%を上回り、民主党は単独過半数確保も視野に入りそうだ。
私も同感です。
何処か意味不明の政党と連立して方向が違ってしまうよりも、単独でしっかりとした政策を実現してもらう方が良いです。