QOOTESの脳ミソ

日記や旅の記録(現在進行中および過去の旅)がほとんどですが、たまに「腹黒日記風」になっているのでお気を付けください。

ケープタウン3日目、喜望峰とペンギンとワイナリーと。

2024-09-15 14:53:42 | 日記
ケープタウン4日目の朝です。

昨日3日目は予定通り一日観光ツアーに参加。朝ツアー会社のドライバー兼ガイド氏がホテルまで迎えに来てくれてツアー開始。そのあと市内複数のホテルで参加者をピックアップしていきますが、同じホテルに泊まっているザンビア人カップルも同じツアー参加者でした。

彼らとの雑談の中でザンビアってどんな国か見当もつかないって話をしたのですが、アフリカの国(特に中部から中南部)のこと詳しく知ってる人ってたくさんいらっしゃいますか?

子供の頃からあの辺はしょっちゅう国が分裂したり国名が変わったり。ケープタウンまでは日本からエチオピア航空で来たのですが、エチオピア航空は南アフリカ航空をとうの昔に抜き去ってアフリカで一番の航空会社だって言われても、僕の認識ではエチオピアと言えば「エチオピア難民」で、裕福なイメージは今でも全然ないと言うのが正直なところ。

しかし、エチオピア航空のビジネスクラスは超快適だったし、トランジットで2時間ほどいた首都アジスアベバの空港から見る街のたたずまいはきちんと大都会。エチオピア難民なんて太古の昔の話です。(文句があるとすれば、エチオピア航空の食後のチーズのセレクションがいまいちで、ポートワインに合うものが少なかったくらい(笑)。食事の様式はきっちりとフルコースで、大満足でした。)

ザンビアってどんな国なんでしょうね。でも、そのカップルはお二人ともすごくきれいな英語を話されていて、知性の高さを感じました。彼氏の方は12月までの休暇中なんですって。食事は同じツアーに参加していたアイルランド人のご夫婦と5人で取ったんですが、みんなで「うらやましい~~~!!!」っと(笑)。

ま、人をどれだけ羨んだところで自分が得するわけではないのはわかっている人達ですから、楽しい方の「うらやましい」でした。

どんなにがんばっても他人の人生は生きられません。

最初はケープタウンの郊外と言うか端の方に車を走らせます。ビーチ沿いをダウンタウンから離れてそちらの方向に行くとだんだんと住民の平均所得が上がっていきます(笑)。その一番端っこくらいにあるCamp’s Bayと言う場所でまず景色を楽しみます。

ケープタウンは空が高くて気持ちいいです。



そのあたりにはマドンナの邸宅もあり、以前来た時はレオナルドディカプリオやほかのハリウッドスターたちもそのあたりに家を持っていて一年の一定期間を過ごすと聞きました。

それくらい風光明媚な町です。

ケープタウンのエリアを出ても美しい町をちょくちょく通ります。

前述の南アフリカの友人含め、他のいろんな国の友人たち(実は彼らには岐阜の柳ケ瀬を通じて知り合いました(笑)。意外ですよね。その話はまたいつか。)とこの辺りでひと夏貸コテージを全員で借り切って、それぞれがケープタウンに来られるタイミングで世界中から出たり入ったりする緩いリゾート生活をみんなでしようよ、と若い頃は話していましたが結局それは実現しませんでした。

楽しそうですよね、みんなで借りているケープタウンのコテージに着いたら普段会えない友人がいて「先週まで〇〇くんがいたよ。会議があるから土曜日にアメリカに帰ったけど。私は明日ドイツに帰って2週間後に戻るけど、明日は〇〇くんが来るって。メールで連絡来てたよね。ゴミの始末よろしくね。」とか。友人たちとのそういう緩いリゾート生活。

老人になったらできるかも。

また脱線しました。

そのあとは喜望峰に向かいます。喜望峰には半島の両側を通る2ルートがあるのですが、風が強くなければ大西洋側の岩山の山肌をくりぬいて作った「Chapman’s Peak Drive」といいう非常に景色のいい有料道路を通れます。昨日は通行可だったので非常にラッキー。

ヨーロッパのどこかの著名な設計士が設計した道路らしいです。実際に作ったのは懲役囚とのことです。



誰かが撮った動画の方が、素晴らしさがわかると思うのでリンク張っておきます。この画像は反対で喜望峰からケープタウン市内に向かうところですね。


で、喜望峰に着きました。快晴でとても気持ちのいい日でした。途中に野良ダチョウがいました。



以前に喜望峰はアフリカ大陸「最東南端」と書きましたが、「最西南端」の間違いでした。訂正いたします。バーソロミューディアスとかバスコダガマといった大航海時代の皆さんがここをアフリカ大陸最南端だと思って通っていたんですね。

因みにバスコダガマはリスボンのジェロニモス修道院に眠っています。6年ほど前に行った時に馬鹿でかい石の箱の横で友人にメールを打っていたのですが、送信し終わってふと(なんだ、このでかいの?)と思って銘板を見たら、バスコダガマ氏でした(笑)。

そして、そのあとは今日の「メイン・エベント」ワインテイスティングに向けて北上します。今度は半島の反対側小さな町が点在する方を通りました。途中でSimon’s Townという町に寄ります。ここはケープペンギンのコロニー「ボルダーズビーチ」があることで有名な町です。

以前この辺でトイレ休憩したときに、ビーチを見るとケープペンギンが数羽ひょこひょこ歩いていたのを見たのでそれで満足していましたが、今回は有料のコロニー見学所に。以前は数羽しか観ませんでしたが、さすがに有料の施設だけあってたくさんのケープペンギンさんたちがのんびりとご休息されていました。



のんびりに飽きると波打ち際までひょこひょこ歩いて行って(どうしよっかなぁ、どうしよっかなぁ)とひとしきり考えてから、ひょいっと泳ぎに行かれます(笑)。

かわいい。

本来はワインランドのステレンボッシュの町でランチが良かったのですが、今回はそのSimon’s Townでランチしようということになり、目の前は漁港&マリーナだけに地物の魚が美味しいらしいので、僕はカラマリフリットにしました。



アイルランド人夫妻はメインの他に生ガキを食べていましたが、ザンビア人カップルは生魚なんてどんな味か想像もつかない、怖いと言っていました(笑)。僕は当然おいしそうだなぁと思って見ていました。

いかん、テキストが長くなってきました。きっとめんどくさいから適当に読み飛ばしてください(笑)。

ワインテイスティングはステレンボッシュというワインの町・地域にあるZevenwacht Wine Estate(ジーヴンバフト ワイン エステート)というワイナリーで。有料テイスティングの受け入れに積極的なワイナリーで、ツアーで行かれたことがある方もきっといらっしゃると思います。僕も以前来て今回二回目。

名前でうかがい知れるようにドイツ系のご家族が始めたワイナリーですね。

広大な敷地にワイン造り関連の建物やブドウ畑から宿泊施設までがそろう、一台テーマパークです。



長野県で作家の玉村豊男さんが何年も前に始められた「ヴィラデスト」もこんな感じのワイナリーなんでしょうね。一度訪問してみたいです。

このようなレストランの建物を見ながら入っていくと、まず蔵を見せてくださいます。オークの樽の香りが非常によろしい。



で、テイスティング。白、赤それぞれ二種類ずつ。左からソービニヨンブラン、シャルドネ、ピノタージュ、カベルネソーヴィニヨン。



ソービニヨンブランはさわやかな風味、一方シャルドネは樽の香りが強くて味もまろい身体中にじわっと広がる感じ。

赤の部はやはり南アフリカにしかないピノタージュがコクがあって美味かったです。フルボディ好きなので。ここのカベルネソーヴィニヨンはちょっと好きではない感じの辛さでした。

以前来た時はハードチーズが4本くらいボンッと置いてあるくらいだったのですが、今回はカマンベールやブルーチーズ(と言っても軽くて食べやすいブルー、おそらくカンボゾーラだと思います)に加えて、コンテチーズぽい風味だけど塩味が少し強めのハードチーズなどもあって、おきらくごくらく。

他の参加者の皆さんもそのコンテぽいハードチーズが美味しいと言っていました。

今日も大満足でした。



あ、最後になりましたが、僕はワイン通では一切ないので細かい味のことは一切わかりません。自分が美味しいかあまり好きじゃないかと思うだけです。

ワインでも日本酒でもビールでもいろんな銘柄がずらっと並んでいると楽しいじゃないですか、ただそれだけです。ブラインドでワインを出されて「どのワインか当ててみろよ」って挑まれても絶対に当てられません(笑)。

味だけではなく様式美を楽しんでいるところがあります。(ですので「美味ければエチケットだとか食べ方だとかそういうのどうでもいい」と大声でおっしゃって片膝立てて食事を召し上がる方とはご一緒できません。向こうも僕と食事をするのなんか、まっぴらごめんでしょう(笑)。生まれ育った環境ではそういう方々が大半だったので慣れてはいるのですが、その一方で余計に嫌悪感があるのかもしれません。)

夜は冒頭で触れた高級住宅地の方までいってイタリアンで夕飯を食べて帰ってきました。

さて、3日目まででケープタウンでやりたかったことはほぼ全部終えたので、今日から5日間は暮らすようにぼんやり旅行します。

4日目の今日は散歩がてら博物館や美術館を覗きます。




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