11月14日(日)
朝一で地域の草刈りに参加してからトヨタ博物館へ、パブリカのオーナーズミーティングを見学に訪れました。
印刷されたお洒落なPOPがあちこちに掲示されています。センス良くデザインされていて格好いい!
40台を超えるパブリカが集まっていて壮観。
縦基調のティアドロップ型のテールランプが可愛い。こちら初代モデル(UP10系)のエンジンが空冷水平対向2気筒OHV(って、凄いマニアックなスペック)で排気量は700ccだと今日知りました。
初代のマイチェンモデル(UP20系)は排気量800ccにアップ、テールランプも横長に変更されました。これはこれで欧州車みたいでいいなぁ。
1台ずつ順番に紹介していて、マイクとスピーカーのお陰で遠巻きでもしっかり聴こえて凄く良かったです。まずはオーナーさんが特長やこだわりを話してくれます。
オーナーさんに続いてこちらのお方が濃厚な解説。細部まで説明が出来る情報量の多さに唖然としました。これを全車(!)やってくれるのだから凄いの一言。
まさにパブリカ博士くんでした。
新車ですか?って位に美しい個体がゴロゴロ。
夢中でパブリカたちを見ていたらOSAさんがやって来た。以後は一緒に見て回って色々と教えて貰いました。
2代目パブリカ1000デラックス(KP30)
同じく2代目パブリカ1200SL(KP31)
フロントガラスとアンテナには用意されたPOPが輝いています。ホント、センスいいなぁ。
一旦家に戻っていたNAKさんも再来場、以後は3人でウロウロと徘徊。クラフェスに参加したキャロルさん、娘さんがパブリカ乗りなので二人揃って来場していました。
トヨタ・スポーツ800も数台来場しています。何で?と思ったらパブリカをベースにしたスポーツ車がヨタハチなんですね。UP15という型式からしてパブリカの系譜だし。
でもパブリカが同じエンジンを搭載していたとは、NAKさんも私と同じく知らなかったそうで皆で大笑い。正直、パブリカ今まで興味なくて灯台下暗し、こんなに魅力的だったなんて。
エイジング加工じゃなくて本当にサビています。発掘した時の模様がYouTubeに上がっているそうです。
一部残っている塗色もオリジナルらしい。
ドアノブって最初は前方側がノブとボデーの間に隙間があるタイプだったそうです。これがそうかな?
歩行者を引っ掛ける事故が多発して遂に死亡事故まで発生。前方が曲げられた隙間が少ない対策品に交換されたそうです。
でもこれ、勢いよく離すと先端がボデーに刺さりそう?
その後、更に改善されて先端がボデー内に入ったタイプになった?
周りに見比べる対象が居るので確認がすぐ出来ます。
塗装が当時のまま、珍しいステッカーが残っています。
リアガラスとテールランプ下に「TakashimayaPublica」の文字が。高島屋デパートがパブリカを販売していたそうで「パブリカ部」なんて部署もあったらしい。
デパートと車って別の分野に思えるけど、協力メーカーの「高島屋日発」は生産現場ではお馴染みでした。あそこってデパートが設立した会社だったのね。
コスト重視の大衆車なのにオープンモデル(コンバーチブル)が用意されていたのが凄い。
OSAさんが「これ珍しいよ」と注目。デタッチャブルのハードトップモデル。
こちら普通に幌だと思っていたら、リアのクオーター部がアクリル製。差し込んで取り付けるタイプかな?
NAKさんのセレステ。車好きの若いカメラ女子にドストライクだったみたいで熱く褒められて嬉しそうなNAKさんが可愛かった。
エンケイのMAGホイールは本当にマグネシウム?復刻品のアルミ?と話していたら「当時モノですよ」とオーナーさん。「ピッチが特殊で選択肢が無くて」ってPCD110なのね。ウチのミゼットⅡも110だから気持ち分かります。
色々とパブリカネタを教えてくれました。
ヘッドライトに風防が付いた個体がちらほら。
「寒冷地仕様のオプションなんですよ。雪が積もると光が遮られちゃうので」
グリルはステンレス、アルミ、メッキの3種があるそうです。こちらのフォグはバンパー取付タイプ。
最初はこちらのグリル取付タイプだったそうです。グリルが縦溝ブラック塗装タイプもあるらしい。
こちらパブリカ700スタンダード(UP10)はヘッドライトリングもボデー同色ペイント。
リアランプが赤一色のワンテール。デラックスだとツーテになるみたい。
トランクに鍵穴がありません。どうやって開けるの?
リアシート右側ヘッドレスト横にオープナー。教えて貰わないと絶対分からんって・・
皆のボンネットには「PC」のバッジが着いているのにこの1台だけ違います。
「T」と書かれたバッジ。尋ねたら「輸出用のバッジ」だそうです。この個体が実際に輸出されたのではなく、オーナーさんがバッジを入手したので交換したみたい。
左ハンドルも1台居たけどあちらは「沖縄モデル」だそうです。そういや子供の頃に右側通行から左側通行に変わる瞬間のテレビ中継を見た覚えあるわ。
パブリカ800スーパー(UP20S)はヨタハチと同じツインキャブ。
新館ロビーではラリー車を3台展示。何と言ってもMR2のGr.Sプロトタイプですね。フロントマスクも、マッチョなボデーも、素敵です。
トヨタ博物館が用意してくれたパブリカミーティングの案内。
イベント中止が続いたから?想定外に台数が集まったそうです。それでも1台1台を紹介してくれて、参加者全員がヒーローになれるとても良いミーティングでした。
なので紹介は長丁場となり、終盤ではお昼を食べに行く人もちらほら出るくらい。それでも最後までやり通したのはお見事。パブリカ博士くん、凄かった。
諸事情で中止になったけど、本当ならツーリングもやるつもりだったらしい。マジ盛り沢山のミーティングだったなぁ。
結局、16時過ぎまでOSAさん、NAKさんらとまったり楽しく過ごしていました。
年パスを更新するつもりだったけどそれは次回でいいや(;'∀')