「ヱヴァQ」を娘と二人でレイトショーで観て来ました。
息子は公開翌日に観て帰って来るなりベラベラと喋り始めた。
「バラすなボケ!」とクギをさした。
「巨神兵東京に現わる」が同時上映なのは発表済みだけど、
ヱヴァ本編は予備知識なしで観たいものです。
「これから観る」って人は以下ご注意下さいm(__)m
パンフは通常版(¥800)を購入した。

以下ネタバレします。
フライホイールが出て来たね。
内燃機関エンジンの回転をスムーズにする為の機構です。
だからそれ以外の機関には無いはず。
出力安定化システムを比喩的に呼称してる?
「フライホイール」と言えば「宇宙戦艦ヤマト」ですね。
だからヤマトへのオマージュに違いない。
その後も「あれ?」と思う場面が続出。
AAAヴンダーの雰囲気はエウレカの月光号みたい。
周りの艦船を引き連れて一緒に移動。
「マクロス」のフォールドと同じだな。
13号機は「アキラ」的な描写?
14年後とした理由は?
ミサトとシンジの(精神的な)年齢差が広がった。
その関係って「ラーゼフォン 多元変奏曲」を連想させた。
シンジとカヲルの問答の場面。
「ナウシカ」原作本で何度も出てくる問答の場面と似てた。
二人が下りる階段は「千と千尋」と似てた。
優れたアニメのエッセンスを散りばめたみたいだった。
まるで日本アニメの集大成に思えた。
それらの作品に「育てられた」感謝の気持ちかも。
DAICONフィルムの時代から常に遊び心を忘れていない。
だからパロディを取り入れた作品にしたかった?
オマージュを織り込むとアニメファンはそれに目が行きがち。
それって庵野総監督の遊び心?
何か別の狙いがあるのでは?
「真正面から描くのは恥ずかしい」
シャイな庵野総監督ならそう思いそう。
貪欲で容赦ないファンの目から「本心」を隠したい。
照れ隠しがオマージュに走らせた?と思えた。
観終わった館内で皆が笑顔だった。
「やられた」「まさかこんなとは」様々な反応。
早速考察し合って議論を始めるグループも。
皆が待っていて、作品はその期待に応えた。
次回作が完結編で「シン」
「あれって音楽の記号で“前に戻る”だっけ?」
娘が言った。
タイトルに反復記号が付いてるってことはもしや?
まさかコードギアス的な落ちか?w
「シンジがユイから産まれ、喜ぶゲンドウの笑顔」
そんな場面で終わるのかもしれない。
エヴァのストーリーの根底はATフィールド=人の壁です。
自分と他人の間に存在する「壁」は乗り越えられない。
でも血の繋がる者は別なのかも。
人付き合いが苦手なゲンドウと唯一理解し合えたユイ。
シンジという「血の繋がり」で切れない「縁」が結ばれた。
ヱヴァが「ここに戻る」としたらシンジが生まれた時。
まさか「世界の中心でアイを・・」に戻らないよね?
「夢落ち禁止」でお願いします。