お土産の「くるみゆべし」「くるみそば」が家族に好評でした。
「くるみそば」は洋菓子的な食感と味わいがする上品なお菓子。

難を言えば切る手間が掛かるってことかな。
静かなブームの「端っこフェチ」をターゲットにしてる?

「くるみゆべし」の「ゆべし」ってなに?
調べてみたら珍味と菓子の2種類のゆべしがあるらしい。
「いやぁ、ゆべしは酒のツマミに最高だね」
「今日はおやつにゆべし食べたよ」
どちらも正解ってことですね?
耳に入って来るゆべし情報も多岐に渡っている。
これじゃ混乱するのも当然ですね。
くるみゆべしは持った感じやその外観から「餅菓子」と予想。
食べてみると弾力のある歯応えと胡桃の食感が楽しい!
そして強烈な「旨み」を感じた。
「う、美味しいなこれ」思わず呟いていた。
パッケージの原材料の欄を見ると思った通り米粉・砂糖の文字が。
それに並んで「醤油」の文字が書かれてた。
なるほど!旨みの正体は醤油か!
改めてゆべしを見ると醤油の色で染まった茶色だね。
すると名古屋が誇る「ういろう」に醤油を入れたらゆべし味?

ういろう食べる度に「ひと味足りない」と感じてた。
それは塩味だったのか。
醤油なら塩分に加えてアミノ酸による「うまみ」もある。
醤油以外はういろうとゆべしの原材料は殆ど同じ。
完全なういろうへと進化するには醤油を加えれば良いのでは?
あれ?それってういろうじゃなくてゆべし?
じゃあ加えて練るのではなく中に醤油ジュレを封入でどうだ?
しかも「焦がし醤油味」にしたらどう?
周りに海苔を巻いて「いそべういろう」もイケそう。
ういろう部分だけ食べればういろう本来の味が。
醤油の部分だけ食べればは旨味。
両方合わせて食べれば丁度良い「ゆべし」の味がする。
一度で3つの味が楽しめるのだからお得感ありますよね?
味を混ぜて楽しむ口中調味は白飯を主食とする民族が得意。
ご飯、おかず、汁物を交互にバランス良く食べる三角食べのお陰。
小さい頃「おかずばっかり食べてないで」と叱られたものです。
家族が一緒の食卓でしつけとして三角食べを教わっていました。
この口中調味って欧米人は不得手らしい。
三角食べはするけど飲み込んでから次の皿に移る。
料理の味が混ざることを嫌う傾向だそうです。
口中調味する必要がない料理ばかりだからかも。
淡白な白飯と料理を合わせたハーモニーを楽しむ。
日本人なら当たり前のことも食育を兼ねたしつけの賜物なのね。
もっとも最近の若者はこの三角食べをしない傾向。
うちの息子もおかずならおかずしか食べ進めない。
しつけが行き届いてないなぁ、反省反省。