セリカ魂

「初代セリカに乗りたい!」
ゆっくり旧車ライフの備忘録

閃光のハサウェイ

2021年07月08日 16時28分36秒 | つぶやき

シドニアに続いて78ってことでガンダムの日?狙った訳ではないけどようやく観て来ました。ネットで冒頭15分間を公開していてかなり良かったので時期をみて観に行くつもりでした。うん、モビルスーツちゃんと出て来たねぇw


冒頭15分間を初めて視聴した時、雰囲気が伊藤計劃の虐殺器官っぽいなぁと感じて好印象。台詞回しにも富野節を感じられたし。でも三部作なので評判を見極めてから劇場で観るかどうするか決めようと様子見していました。ところがシドニアで想定外にテンション上がったので意を決した結果十分に楽しめました!

ガンダムシリーズは「ファースト以外は二次創作」(オタキング岡田氏)という至言があり私も激しく同意。だからと言ってそれらを頭から否定しては楽しみが減るというもの。良い作品ならきちんと評価する是々非々のスタイルで臨むのが正解だと思っています。

二次創作が故にガンダムシリーズは他作品の影響を受けまくって来ました。キャラの顔もキャラデザ担当者の絵柄に左右されて「こんなのガンダムじゃない」ってキャラ顔に変化したことも多かった。でも安彦さんがオリジンで区切りをつけてくれたお陰で、違った顔への嫌悪感も緩和された気がします。

ハサウェイは色んな要素を受け容れて来た成果が大いに反映されていた。一番感嘆したのはモビルスーツによるリアルな市街戦。踏み潰されたら死ぬって思わせる重量感、ビーム兵器の飛び散ったエネルギーがナパームの様に辺りを焼き尽くす様、なぎ倒される建物と爆発のスピード感。トランスフォーマーなどのハリウッド映画からインスパイアされたのは明らかで、それらを実現するCGソフトが普及したことが大きいのだろうなぁ。あと、レイアウトがとても工夫されていてどのシーンも映える画作りがされていると感じました。

アニメーターの力量差が画面のクオリティを左右する時代は終わったのかも。優れたソフトウェアにより良質な画面が量産される時代になったとシンエヴァ、シドニア、ハサウェイから強く感じました。勿論、腕利きアニメーターはこれからも必須。シンエヴァではキャラを真正面から違和感なく描いたシーンにアニメーターの力量を感じました。漫画やアニメで一番難しいのは真正面からの画でそれをサラっと見せるなんて凄いなと思った。でもこれからはそんな画が続々と出て来るのかも。それをサポートするテクノロジーは整っているのだから。

中学生の頃に富野版小説ガンダムを読み、ゼータやリーンの翼も読んだけど閃光のハサウェイは原作未読。少なくとも映画が完結するまでは読もうと思わないかな。セイラさんの「ㇸァ」みたいなエピソードがあるなら急いで読むけど?w



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