9月15日（水）
慶長五年の関ケ原合戦の天候は次第に雨が上がって回復したそうで、421年経った今日も昨日の雨がすっかり上がって快晴になりました。井伊隊の抜け駆けは8時頃？時系列に合わせて着陣したかったけど、朝は何かと忙しくて8時半に出発して小牧～一宮の工事渋滞にはまって秀忠ぼっちゃんの如く遅参ですよ。
10時過ぎに関ケ原入りしてレストラン伊吹さんが閉店していることを確認。古戦場記念館の別館が5月にリニューアルされ、お食事処「伊吹庵」として再スタートしたみたい。あんかけ焼きそば好きだったけどもう食べれない？それにしても今までの店舗を閉めての移転とは思い切りましたね。流行っていたと思うけど記念館の未来に懸けたのでしょう。訪れた時に営業していたら利用したいと思います。
笹尾山に着陣。時刻的には東軍・西軍が激しく戦っている頃かな。緊急事態宣言のお陰で交流館も閉まっていて寂しい雰囲気。
雨の名残りも殆どなくて、陣地から下りる時に栗の木からトゲトゲの毬栗が目の前に落ちて来てビックリｗ
11時のオープンに合わせてそば処 幸山さんを訪れました。相変わらずの人気店ですぐに座席は埋まって行った。天ざる大盛（￥2,180）と黒米炊き込みご飯（￥380）を頂きました。今回は天ぷら熱々で完璧な美味しさでした！これだけ種類豊富な天ぷらを満喫出来るならお値打ちかも。お蕎麦も当然のシコシコな喉越しで大満足！
ドロドロ濃厚な蕎麦湯。これだけでも立派な一品料理で普通じゃない美味。そば粉を入れて濃厚に仕上げてるんだろうなぁ。
幸山さんからほど近く、家康さん最初の陣跡を訪れました。
421年前、ここでジリジリしながら戦況を見守っていたのでしょうね。色々と人間らしい逸話が残されていますが間違った事をしようとして家臣に諫められるエピソードが多い様に思います。家康さんは人の心の機微が分かる良い大将なのに西軍推しからは過度にディスられるのが残念です。
家康さんが座った逸話が残る岩のはずだけど、説明板があった痕跡？は残っています。あやふやな俗説なので掲示をやめたとか？
福島さんの陣跡を訪れました。ここは駐車場があるので車での移動だと有難いですね。
仁凰のお二人、今年も手水舎にサイン入りの手酌を奉納していますね。交流を継続していることが窺われて嬉しいです。
そばの電柱も福島バージョン。
広域農道に移動して平塚さんの碑を訪れました。今年も垂井の平塚さんが先にオンタイムで訪れていたみたい。
大谷さんのお墓へ向かいます。エンゼルスの大谷翔平選手は大谷刑部のご子孫だった！なんて史料が出て来ないかのぉ。
大谷さんのお墓に到着。13時頃ってまだご存命だった？それとも五助が首を隠してた頃？
周りの立ち木や雑草の処理、献花などしっかり手が入った史跡です。御命日ですね、合掌。
421年前の同じ日に逝った戦国一の主従コンビ。墓石の配置も五助が少し引いてる辺りがその関係性を暗示。でも大名である主君の横に家臣が一緒に祀られるって凄いな。
昭和14年って太平洋戦争前のキナ臭い頃に整備された背景を深読みしてしまう。大谷さんみたいに秀吉さんへの忠義を貫き、友情に応えて散った生き様は軍部にとって都合の良い国威発揚の道具として利用された面があるのかも。関ケ原の史跡の古い碑はこの頃に整備された物が多い印象です。
車に戻ります。
側溝がしっかり掃除されていて綺麗。
閉館中の古戦場記念館に到着。
今年の合戦祭りも中止になりました。来年こそは開催されて絵巻に参加出来てここで槍衆の畳鎧を着けてワイワイしたいなぁ。勿論東軍で。金木犀の良い香りが漂っていて、関ケ原に居るって実感が湧いていた。
家康さん最後の陣跡。
421年前はお昼頃にはもう勝負はついていて、家康さんはその日の内に佐和山城まで移動したそうです。どんだけアクティブなんだ！
古戦場記念館の年パスもそろそろ期限来るんだけど、休館期間はノーカウントにならんの？更新の方法とかアナウンスあると助かるんだけどなぁ(;'∀')
合戦祭りの仕様になっていないステージ、寂しい( ﾉД`)…
関ケ原製作所さんの敷地内を通って彫刻のモニュメントが並ぶ芝生広場へ。
知らなきゃ絶対分からない喫茶店「cafe mirai」さんを初訪問。
水・木・金・土が営業日で木・金のみランチやってます。
店内からは綺麗な庭が眺められました。意外とお客さんが多く居てビックリ。隠れ家かと思ったら人気店でした。
関ケ原製作所の社員さんが運営しているそうだけど、味も接客も良かったです。時間に余裕ある時はお茶しに寄るのも楽しくなりそう。
美味しそうだったのでマフィン、追加で頼んじゃいました(;'∀')
焼きたてのマフィンとキッシュ？圧巻でした！
最後に史跡をもう一つ。この日が命日となった島津豊久さんの烏頭坂を訪れました。
こちらにも綺麗なお花が手向けられていました。朝から観光協会さん、あちこち回ったのかな？
屋外なのに三脚ともしっかりしていました薩摩ベンチたち。
数々の逸話が生まれ、語り継がれる中で脚色されたり創作された物もあることでしょう。それでも一日にして歴史が決したターニングポイントの関ケ原に今日この日に今年も訪れる事が出来て良かったです。
帰り道に垂井のグルマンさんに寄ってパンを買い込みました。
史跡巡りを抑え気味にして食事と休憩に重きを置いてみた一日、意外と楽しくて充実してました。あちこち欲張らなくなったのは良い傾向？(;'∀')
