セリカ魂

「初代セリカに乗りたい!」
celica_himeji-ra25@yahoo.co.jp

映画「OVER DRIVE」

2018年06月13日 05時25分00秒 | つぶやき

ラリー競技を描いた作品、月曜日に観て来ました。

メンズデーということで¥1,100ですありがたや。
小さめのスクリーンだったので前めの席をチョイス。
場内は昼間ということでガラガラ、落ち着いて鑑賞。
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予備知識はなし。
唯一「マッケンユーの筋肉がキレキレ」情報は来たw
全体的には「素晴らしい!」とまでは言えないけど、まぁまぁ楽しめました。
邦画としてはそこそこ良い出来だと思いますよ。

ただやはり、脚本は不満ですね。
全く「笑い」の要素がなかった。
シリアスな展開で統一したかったのだろうけど「笑い」を入れることで振幅が生まれる。
海外ドラマ「ER」がその良い例。
別に主要キャストにおちゃらけさせる必要はない。
サブキャラがそういう役割を果たせばいいのに。
モミアゲメガネならやれそうじゃん。

キャラの台詞や行動も「薄い」。
台詞の「理由・背景」の描き方が甘い気がしました。
一番残念だったのが要潤。
森川葵を門外漢な仕事に配置転換。
彼女の将来を考えて「期待」を込めた育成の意味を持つ人事だと描けば納得できた。
あれじゃただの悪者キャラじゃん!
ゴルファー担当を引き継いだ後輩くんをもっと。
親身になって接し、分かり合い、納得してプロ化を決めたシーンこそ必要なのに。
更には森川葵の仕事を「横取り」するみたいで申し訳ないと言うシーンがあれば。
結果、「若手の成長」と「森川葵の視野を広げる」という二つの収穫が。
それらを影で導く良き上司・要潤。
そんな展開だったら素直に感動できたはず。

兄弟が想いを寄せるヒナも問題。
弟の「告白」を聞いても兄は割りと平然としてた。
あそこはかなり違和感でしたね。
でも「あれ」が本当に留学の理由なのだろうか。
実は「夢」があってそれを叶えるために留学した。
「あれ」は留学とは全然関係なかったのだ!
そんなストーリーであれば兄弟が救われたのに。

市街地や合掌造りの集落を猛スピードで駆け抜ける。
全国を転戦するラリーシーズンの描き方は良かった。
思い思いのスタイルで自由にレースを観戦する観客のシーンがもっとあれば。
「楽しそう!」
「行ってみたい!」
そう思わせる要素は重要ですよ。
監督は「私をスキーに連れてって」をオマージュした作品を撮っているのだから。
スキーあるある的シーンの重要さは知ってるはず。
楽しそうにキャンプしたり屋台で旨い物を頂く。
レースの状況をスマホで調べて仲間と一喜一憂。
駐車場では各自のクルマ自慢。
などなど観戦の魅力を描くシーンがもっとあれば。

パドックや整備工場の描き方はリアル。
バーカウンターまであってオシャレなチームですね。
サスペンションのヒット作のお陰?
実在するチームスタッフの監修によるものでしょう。

エンドロールでは「Special Thanks to 豊田章男」。
これはちょっと嬉しかった。
巨大自動車メーカーの社長がガチのクルマ好き。
心強いかぎりです。​
そういや今月14日にトヨタの株主総会がある。
私今年も出席するつもりです。
ミニカーのお土産あるかな?
昨年はWRCカラーのヤリスでした。
今年は「スピカカラーのヤリス」だったら嬉しいなw
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