セリカ魂

「初代セリカに乗りたい!」
ゆっくり旧車ライフの備忘録

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

2021年03月09日 00時56分13秒 | つぶやき

3月8日(月)
再延期されていたエヴァの完結編となる「シン・」を公開初日に観て来ました。この劇場はもう、一席ずつ空けていなくて全席開放していた。平日の昼間にしては6割くらい?と観客の入りもまずまず。

 

ほんの少しだけど、以下ネタバレ注意。

1995年のTV放送から25年間、エヴァは「観て当然」の作品で、その時々の最先端の技術を盛り込んだ最高の映像で魅せてくれた。今回最後?まできちんと描き切ってくれたスタッフさんに感謝。25年間、ありがとう!

英語表記だと「EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME」(0は「φ」と表記)ですね。「我々は三度、何を作ろうとしていたのか?」パンフ冒頭で庵野監督がそう題した寄稿文を掲載。TV版・旧劇場版・新劇場版と同じ作品を三度世に送り出した。今作品では「3」という数字にこだわっているように見える。

副題が「FINAL」から「THRICE UPON A TIME」に変更された。「あの時と、あの時と、あの時」や「三度」の意味合い?「ONCE」なら「昔々」って意訳されるけど。それよりJ.P.ホーガンの「未来からのホットライン」の原題?実際、ストーリー的にもよく似た感じだったし。

ラストはTV版の最終話と中身的には全く同じだと思えた。TV版はそこに至る経緯を省いたので意味不明だと受け取られました。今回は丁寧に経緯を描いて「これで分かってくれた?」だから当初の副題がTV版の最終話タイトル「FINAL」だったとか?更に「元ネタはJ.P.ホーガンだったのだよーん」とカミングアウト?類似点を指摘される前に「言ってしまえ」なのかも。

時間を戻すと言えば、真っ先に連想したのが「伝説/水樹和佳」だった。ジローがディエンヌの力で時空を超え重要な場面をやり直す。タイムリープもので、あれ以上のインパクトは未だに無いなぁ。シンジはラストでディエンヌみたいな存在になったのだと思う。

お馴染みの巨大綾波では漫画「手天童子/永井豪」を連想した。奇しくもこちらの主人公も「ジロー」だったりする。エネルギー体となって宇宙空間を漂う内に、大きさの比較対象が無いのでいつの間にか超巨大化していたという設定。そして、間違いなく庵野監督もこの作品を読んでいたはず。

台詞に富野節っぽさを感じることが多々あった。中でもミドリの「もう明日生きていくことだけを考えよう」の台詞にはグッと来た。対してミサトさんってば、台詞の端々に「昭和のヤンキー臭」がw

ジムニーEVのナンバーが「1701」で、これはエンタープライズの船籍番号をオマージュですね。スタッフの遊び心が垣間見えた部分でした。

二度のリメイクは一流のクリエイター集団にとって足踏みだった?新作機会を逸したとすればそうなのかも。でも25年に亘って何度も素晴らしい映像を魅せてくれた。とにかく、ファンに「祭り」を提供し続けてくれたことには感謝しかない。
25年間、本当にありがとう!



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