20代後半、洋服に絵付けをしていて注文されるのは大体50代以降の女性
その頃、アジサイや蓮華などは描けるのですが
ワビスケ・ムラサキシキブ・ミヤコワスレ。。。。などの茶花に苦戦していました。
その当時の私にとっては茶花は『渋い』というイメージなのですが
依頼する方は『かわいい』といいます。もちろん見たままに描くことはできますが、そこに感動がないと
私にとっては『呼吸をしていない絵』。。。だんだんと描くことが苦痛になり
色彩も濁ったものになっていき描くことをやめた時期があったことを
昨日、切り絵のデザインを描いていて思い出しました。
観音様を意識したわけではないのですが。。。描いているうちに観音様になって行きながら
少しづつ進化(出来る限り線を減らす感じ)・・・
『こんな風に描こう』とかは考えず・・・力を抜いてみる。『あら!かわいいお方!』が
出てきました。。。
少し遊び心も出てきて横向き
どれもこれも、愛おしいと思えます。昔茶花を『かわいい』と思う心が
今の私にはわかります。
『かわいい』とは良く女性特有の言葉のように言われますが
赤ちゃんを見て愛おしいと思う感情であり『無邪気』な姿のような気がします。
コンサートまで、後11日。今日はこれから、彫る作業です^^