全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

同行

2019年11月23日 | 山歩記
今日は白嶽さん


 



定期的にやってくる腰痛がまだ治らないままでの見切り発車


白嶽トンネル駐車場にプリウスを停め
 


 




取り付きはいつもの作業道
 



でも今日は

登山道には上がらずに



このまま作業道を歩きます
 


 


 


 



ダメな場所も大人の自己責任…


作業道の終点
 



ここから先はいつもの林
 


 


 


 


 


 




腰の具合が思ったよりも良くはない…

慣れ親しんだ定期腰痛だし

ヒップベルトがコルセット代わりになってくれるからどうもないやってお気楽に考えていたけど

意外と勢いがつく下りはちょっとの段差の突き上げで腰にピリピリズキズキ電気が走る…


やっぱり 体調が万全じゃないとやったらダメな遊びだな


でもまぁ 昨今の諸事情ですっかり身についた諦観達観テキトー観…

酷くなったら帰ればいーだけと気楽に思い


深山の路を歩きます
 


 




三角点分岐を過ぎ 

これから先の行程を頭に思い描きながら辿る路

ふと視線を足元から前方へと向けた先

樹間に見え隠れするライムグリーン


ん? あっ!

お~ 師匠!


行き先をお尋ねすると…ザ・三角点



あ~ ご一緒させてもらいます って 

勝手に後をついて行きます…


ストーカー登山の始まり始まり
 



三角点分岐まで引き返し
 


 



久しぶりのタンデム山行
 


 



白嶽南西側三角点までの荒れた路を歩きます
 


前々回

師匠が苦労されたシダの群生
 


 



そして

以前はしっかりした路が続いていた檜の植林帯
 


 


 


 


 




今ではすっかり荒れ果て

かつて路だった(ろう)と思われる跡を辿りながらも

倒された檜の幹を避け小刻みにルートを変更しながら師匠は登って行かれます







白嶽峠に到着です
 


 


 



久しぶりに会った『妖精の木』

およそ4年7か月ぶり…色んな事が思い出され自然と口の端がゆがみます



ないない…もう なにもない



スポーツドリンクで喉を潤したあと

稜線伝いに三角点を目指します
 


 


 



大岩をぐるりと巻いて

西岩峰側から登り上がると
 



三角点到着です
 



最近 師匠マイブームの場所…


うん

確かにその眺めは新鮮です
 


 


 


 





腰の具合はビミョーだけど


師匠手製のお弁当(唐揚げ、卵焼き)をいただきながら
 


 




緩やかに流れるその時間を楽しみます




 


 


話しながらの帰り道
 


 








分岐でお別れしたそのあとは


また
 
 
いつもの一人に戻ります




 









ひとはこの世にひとり生まれ来て


逝くそのときもまた独り…




 




孤独に始まり 孤独に終わる


あの日学んだ人間の真理

その時決めたマイルール



自分の殻に閉じこもり

孤独が支配する世界がこれから先の自分の人生だと思っていたけど



こんな風に突然出逢え同行出来るご縁もあります




 





人生 


まだ捨てたもんじゃぁありません