全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

気質

2019年11月04日 | 山歩記
今日も龍良山


 



順番で行くと有明山

…だったんだけど

市内から登るルートだと帰りが駅伝のゴールの時間帯にかぶりそうだったんで

何時に下りても全く影響のない

プリでのアクセスが抜群に良い龍良さんに決めた次第…


どのみちひとりなんでどこに登るも自由なんだけど

何事においても優柔不断な二男気質

意外と自由は不自由なもの…です



向かう登山口
 


 



ほんと

この杜の樹量はハンパない



登山口を過ぎ


太古の杜を進みます
 


 




前方鳥居の付近に先行者…
 



何かのツアーの団体さん

…スダジイ辺りまでかな



前回の道迷いのリベンジです

同じ轍は踏みません



内臓の記憶媒体と外付け媒体に記憶しながら
 


 


 




時折吹く強い風が高い梢を揺らす


龍良さんを一人静かに歩きます
 


 


 


 


 


 


 


 


 




ここから半分植林帯
 


 



過ぎたら

龍良木槲鞍部着
 


 




涼しい今日は水いらず

ここで初めてアクエリアスを一口含み

視線を右に走らせます


そう言えば 向こう 行った事無かったよな…


ちょっと予定を変更し

ここから501P(雌龍良)、木槲山を目指します
 



聞いてはいたけどホント歩きやすい

ふかふか落ち葉の初見の路
 


 


 


 

でっかい岩

一つ目
 



よじ登り…
 



二つ目
 



左手(浅藻側)はヤブの中だけど
 



右手〈内山側)はちょっとだけ視界が開けています
 



飛び出した岩場の先

突然の珍客に驚いたのか

一羽の鷹が鋭くいななき 流麗なその両翼を強く羽ばたかせながら

内山の空へと舞い上がっていきます



しばらく歩き
 



501Pって もう過ぎた?

最近ピークが分かりません


広い尾根を過ぎ
 


少しだけ登り上がると
 


 



おぉ

突然だねぇ…
 



木槲山山頂に向かう舗装道路に飛び出ます
 



で…



木槲山山頂着
 


 



じつはここに来たのは人生で二度目


最初はたぶん 小学1年か2年の頃

近所の兄ちゃんたち4、5人に連れて行ってもらった時

バスで浅藻まで行って奥浅藻から登った記憶…


だとしたら なんと 45、6年ぶり…か

NHKのアンテナしかなく(たぶんこの建物はあった)

出来たばかりの道はガタガタ未舗装で、周囲の樹が切られていたので

見晴らしもよく瀬や久根が見えていた 

豆酘は途中で見えた…と思う



そん時からあったんだろうけどさ


当時は全く気にしなかった三角点
 




標高515.3メートル 木槲山山頂


清々しいほど見晴らしゼロ


見えるのは上空に聳える鉄塔だけ
 



ドコモの前で軽く腹ごしらえ
 



長い年月に乾杯
 



コーヒーを飲み干し

買って来たパンとおにぎりを食べ



元来た路を帰ります
 


 


 


歩きながら思うのは…


あれから およそ半世紀…ちょっと前



 




まさかまたあそこに登るとはね



しかも今度はひとりで別の路…



 
 




予測できない未来があるから


人生は面白く


どうなるか判らない未来だから


人は生きて行けるのかな





帰るにはまだ早い…


龍良山に登りなおそう



何をするにもひとり 


自由気ままな人生なんだから…



 
 





鞍部に下り

おナルな気分で

踏み出した最初の一歩


踏み折った(はずの)枯れ枝にむこうずねをぶつけ まさかの出血

簡単に折れると思ってたのに

予測できんかった~



痛って~



もう登らん 帰る!



 





自由気ままに下山します




 






この



わがままな 二男気質って…





 






死ぬまで治んないんだろうな

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