ここ数日。零下の朝が続いています。
11月中頃迄、まるでリンゴのスダレの様にリンゴが実っていた郊外のリンゴ園では
すっかり収穫が終わって居ました。
リンゴ畑には、今年の実りに感謝し、同時に翌年の豊作を願い、
リンゴの木に一つ二つ実を残してあります。
そんな様子を歳時記では『木守り』と呼んで、冬の季語になって居ます。
本来ならば黄色いシナノゴールドの色付いた木守り。
(シナノゴールドの実っている様子・20.11.11写)
木守りは、自然の恵みに畏敬の念と感謝の気持ちを奉げて
小鳥たちや自然に返す意味もあるそうですが、木守りを身近で見上げると
果樹園の持ち主の収穫に対する敬謙な気持ちが伝わりほのぼのします。
リンゴの木は実ったリンゴの重さで木がしなったり、歪んだりしています。
葉が落ちると木の幹はリンゴの重みにいかに耐えてきたかが
一目瞭然に見られるのも興味深いです。
赤く鈴なりしているリンゴはフジですが、切ると蜜がいっぱいです。
★リンゴの花 (20.5.12写す)
土に還るリンゴ。
冬のリンゴの木立