猛暑に怯んで、長い事blogのコメント欄を閉じさせて頂いておりました。
その間、多くの皆様より、『応援』や『よいね』『続きを希望する』の
プッシュを頂き、感謝しております。
本日から少しずつ復帰させて頂きますので、以前同様お付き合いくださいます様
お願い致します。
バンという名の水鳥
以前『オオバン』の親子の投稿を続けて居ましたが、
同じ河川に『バン』(ツル目クイナ科)も見られます。
名前が似て居て紛らわしいですが、
オオバンは身体全体がまっ黒でカラスの様・額と嘴が白いのに対して、
バンは頭部は黒く、額と嘴が赤(嘴の先端は黄色)羽色は茶褐色で、
胴体の側面には白色の縞模様が在るので、一見して違いが直ぐに判ります。
オオバンの親子(6月26日)
現在のオオバンの親子の様子(8月17日)
現在、オオバンの幼鳥の額や嘴は親鳥と同じく白くなっており
幼鳥は首の周辺や身体の色が多少グレーで、親鳥に比べて身体がやや小さいですが、
6月6日から観察を始めて、約2ケ月半程度経過すれば、
親鳥に限りなく近く成長し、3ケ月すれば、すっかり成鳥に育つ事を確かめる事が
出来ましたので、私のオオバンの成長記録はこれで終了したいと思います。
水 鳥 バ ン
バンの水かきは緑色で巨大・額は赤く、くちばしの先端は黄色で一際目立ちます。
泳ぎ方は、前のめりでオオバンとよく似た泳ぎ方をします。
川岸や陸上で採餌したり、行動する様子もオオバンに酷似しています。
川岸には頑丈なタマミクリが密生しており、その間にバンの巣がある様です。
オオバンの様に子育てが観察出来れば最高なのですが・・・
バンはオオバンと違って極端に警戒心が強く、目にするチャンスが希少です。
8月の初旬に、菱の繁茂している沖で、バンの親子を見ました。
バンは卵を産む数は平均6~8個だそうですが
諏訪湖で見たバンは雛がたった1羽だけで、マンツーマンの子育てをしています。
私はバンの雛を間近で見た事がありません。
★バンの雛の様子(ネットから借用)
タマミクリの繁茂する中で葉が折れ重なっている場所があり
バンの幼鳥が母親が帰って来るのを待ちわびている様子です。
良く見ると、頭部の赤みがすっかりなくなり、
身体の部分は褐色で、縞模様もはっきり見えます。
雛の時には赤かった頭部や嘴は茶色に変わって幼鳥になって居ます。
足は成鳥と同じに、すっかり緑色に変わり、茎にしっかり摑まって
親鳥の帰りをひたすら待っている様です。
あっ! 親鳥が帰って来ました! 待ちわびていた幼鳥は急いでお迎え⁉
バンもオオバンと同じに赤い目をして居ます。
バンの幼鳥は、オオバンの幼鳥よりかなり敏速な泳ぎで、
直ぐに茂みに身を隠してしまい、姿を捉えるのが難しいです。
幼鳥の額や嘴が赤い成鳥に育つ迄には未だかなり時間がかかりそうですので
また出会った時には投稿してみたいと思っています。