日本には、古来より『蓮は泥より出でて泥に染まらず』と言う諺があります。
真っ当な人間は悪い環境に居ても、
悪に汚される事無く、立派に人生を全う出来ると言う事でしょうか。
太陽に向かって開花して居る蓮の花の様子は、凛として神々しく
言葉の意味が良く理解できます。
諏訪湖に流入している河川が、何本か市中を流れています。
何度か投稿して来たオオバンの親子が見られる川の至近の川筋では
約100m位の距離に、ハスが繁茂している場所があります。
川底は泥炭ですが、現在は下水道が完備されており、
雑排水は流されて居ないので、流れている水は澄んでいます。
蓮は地下茎で増えるので、初めて気付き観察した頃に比べると
年々、川下に向かって咲く範囲を広げています。
大きなハスの葉が川面をすっかり覆い尽くしていますが、
川の流れが滞らない程度に、向こう岸が開けられています。
朝陽が射し始めが、花開く瞬間が見られると教えて頂いたので
8時頃出かけてみました。
朝陽を浴びて、まさに開花を始める所です。
花芯が見えて来ました。
花芯の様子が写したいのですが・・・
葉陰で花芯の様子が鮮明に写せません。
既に咲き終わった花もあります。
時間と共に、開花し始めたばかりの花芯の様子が見えて来始めました。
蓮の花は、雨が降っている日や、夜来の雨の翌朝が、最高に美しいとの情報を
前もって頂いて居ましたので、チャンスを待って居ました。
ラッキーな事に昨夜、雨が降りました。
今年は空梅雨で、雨量が少ないのですが、幸いな事に昨夜の雨で
大きな葉に、かなり大きな露が湛えられ居て、微風で葉が揺れる度に
真丸な露が動いて、太陽光線で露が輝いて見えます。
良く、蓮の葉の露を神格化したり、宝石に喩えられたりしますが
すぐ傍で、露を目にして居ると、そんな心情が判る気がしました。