今日は片付けをしました。
すると。
いっぱい出てきた、私のヘタリアの薄い本。
(薄い本=同人誌)
いやーコピー本だから全然売れなかったけど、どれも5冊は売れたけど、ちょっと昔になってきましたので、1つずつ冒頭部分だけブログに書きます。
表紙はこれ。
クリックで拡大↓(戻るときは×を押さないで戻る矢印← を押してね)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/47/2b/463637ed8c3861f075f6ce51e46fdd2e_s.jpg)
まず1つ。
constellations(意味:星座)
~魔術部から天文部に移ったイギリスさん~
「サンタラ バータラ ウィンザーナーナラ、 ウォンパー トーラダ インテラカンテラ。サンタラ バータラ ウィンザーナーナラ、 ウォンパー トーラダ インテラカンテラ」
ここはW学園。世界中の国が生徒として集まるという、あの噂のW学園。
「おや、アーサーさん」
「げ、本田」
アーサー・カークランドはローブを羽織ったまま、慌てて本田菊のほうを振り向いた。アーサーの足元には、淡く金色に光る魔法陣が敷かれている。
「ん? 何か焦げくさいような……」
「スコーン焼いてたんだ。食べるか?」
「善処します。けど、オーブンも火打石も見当たりませんが……」
「魔法だよ。俺、なかなかうまくなってきたんだ――って秘密だからな! 今のは聞かなかったことにしてくれ。ああ、お前らに言ったんじゃない、本田に言ったんだ」
アーサーはそうして空中に手をやって空気をなでなでする。
「妖精さんですか?」
「ああ。ここにいるのが、ピクシー、そして親指トム、ブラウニー、ってブラウニーくすぐったいって、で、ここにいるのがユニコーンだ」
「分かりませんってば」
「あ、そうだ、あとで本田の部屋に遊びに行ってもいいか?」
「部屋に? 何しにですか?」
「それも秘密だ」
「アーサーさん……秘密、秘密って多すぎますよ! そうだ、この秘密のコスプレ部からいったん退部しましょう。私と一緒に部を作りませんか?」
「えっ。それは困る。俺には魔術部が必要不可欠なんだ。って、今のも聞かなかったことにしてくれ。コスプレ部でいい」
「魔術部、でしたか……」
菊はキラキラと輝く顔をアーサーに向けた。
「素敵です、アーサーさん」
「そ、そうか? ちょっとうれしいなんて、これっぽっちも思ってないんだからな! でも……、お前と部を作るの、悪くないな。掛け持ちってことなら承諾するぜ」
「ほんとですか! 私も新聞部をやめることはできませんし、掛け持ちで構いませんよ」
「で、何部にすんだ?」
「そうですね……、天文部なんてどうでしょう?」
こうして、二人は天文部を秘密裏に作ったのだった。
天文部のやること。その一、望遠鏡での星の観察。その二、星座山の手。その三、プラネタリウムでのギリシャ神話の公演。
星座山の手とは、全天の星座を順番に書いていって、ちゃんと揃うかどうか確かめる遊びだ。
まず、二人は部費で望遠鏡と室内型プラネタリウム機と星座早見盤と星座の本と星座のギリシャ神話の本を買ってきた。
「星座山の手が難関だと思いますね……」
「なにせ88個もあるもんな!」
「レチクル座なんて意味わかりませんよ。
[以下略]
――――あ~懐かしいな。あの混みあった会場。流通センターだったっけ。
次の記事に、2つめ、焼き芋大会編を書きます。
すると。
いっぱい出てきた、私のヘタリアの薄い本。
(薄い本=同人誌)
いやーコピー本だから全然売れなかったけど、どれも5冊は売れたけど、ちょっと昔になってきましたので、1つずつ冒頭部分だけブログに書きます。
表紙はこれ。
クリックで拡大↓(戻るときは×を押さないで戻る矢印← を押してね)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/47/2b/463637ed8c3861f075f6ce51e46fdd2e_s.jpg)
まず1つ。
constellations(意味:星座)
~魔術部から天文部に移ったイギリスさん~
「サンタラ バータラ ウィンザーナーナラ、 ウォンパー トーラダ インテラカンテラ。サンタラ バータラ ウィンザーナーナラ、 ウォンパー トーラダ インテラカンテラ」
ここはW学園。世界中の国が生徒として集まるという、あの噂のW学園。
「おや、アーサーさん」
「げ、本田」
アーサー・カークランドはローブを羽織ったまま、慌てて本田菊のほうを振り向いた。アーサーの足元には、淡く金色に光る魔法陣が敷かれている。
「ん? 何か焦げくさいような……」
「スコーン焼いてたんだ。食べるか?」
「善処します。けど、オーブンも火打石も見当たりませんが……」
「魔法だよ。俺、なかなかうまくなってきたんだ――って秘密だからな! 今のは聞かなかったことにしてくれ。ああ、お前らに言ったんじゃない、本田に言ったんだ」
アーサーはそうして空中に手をやって空気をなでなでする。
「妖精さんですか?」
「ああ。ここにいるのが、ピクシー、そして親指トム、ブラウニー、ってブラウニーくすぐったいって、で、ここにいるのがユニコーンだ」
「分かりませんってば」
「あ、そうだ、あとで本田の部屋に遊びに行ってもいいか?」
「部屋に? 何しにですか?」
「それも秘密だ」
「アーサーさん……秘密、秘密って多すぎますよ! そうだ、この秘密のコスプレ部からいったん退部しましょう。私と一緒に部を作りませんか?」
「えっ。それは困る。俺には魔術部が必要不可欠なんだ。って、今のも聞かなかったことにしてくれ。コスプレ部でいい」
「魔術部、でしたか……」
菊はキラキラと輝く顔をアーサーに向けた。
「素敵です、アーサーさん」
「そ、そうか? ちょっとうれしいなんて、これっぽっちも思ってないんだからな! でも……、お前と部を作るの、悪くないな。掛け持ちってことなら承諾するぜ」
「ほんとですか! 私も新聞部をやめることはできませんし、掛け持ちで構いませんよ」
「で、何部にすんだ?」
「そうですね……、天文部なんてどうでしょう?」
こうして、二人は天文部を秘密裏に作ったのだった。
天文部のやること。その一、望遠鏡での星の観察。その二、星座山の手。その三、プラネタリウムでのギリシャ神話の公演。
星座山の手とは、全天の星座を順番に書いていって、ちゃんと揃うかどうか確かめる遊びだ。
まず、二人は部費で望遠鏡と室内型プラネタリウム機と星座早見盤と星座の本と星座のギリシャ神話の本を買ってきた。
「星座山の手が難関だと思いますね……」
「なにせ88個もあるもんな!」
「レチクル座なんて意味わかりませんよ。
[以下略]
――――あ~懐かしいな。あの混みあった会場。流通センターだったっけ。
次の記事に、2つめ、焼き芋大会編を書きます。
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