鍵穴ラビュリントス

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源氏物語の花 1

2016-01-30 18:03:19 | 高等遊民の習い事
源氏物語は、みなさんもご存知のとおり、「紫式部」が書いたお話です。

今日は朝日カルチャーで湯浅先生に習ってきた、源氏物語の花を書こうと思います。

紫式部。
でも、「式部」というのは男の役職だそうです。
紫式部の父親は藤原為時(ためとき)で、「藤式部(とうしきぶ)」と呼ばれていたそうです。「紫式部」はいわゆるペンネームで、本物の名前は「藤原香子(かほるこ or たかこ)」というそうです。
(かほるこだったら、源君物語(いま連載中のエロイマンガ)と同じ!)
藤原為時は菅原文時(ふみとき)から漢文やなんやかんや教わっていたそうです。

紫式部は973年 (970年 or 978年説もあり)生まれで、998年(26歳)のとき藤原宣孝(のぶたか)(45歳)と結婚したそうです。しかし、夫は浮気ばかりしていて、いろんなところに女をつくっていたそうなので、湯浅先生曰く、光源氏のモデルはこの藤原宣孝ではないか、ということでした。

また、当時は『源氏物語』と呼ばれていなくて、『紫ゆかりの物語』と呼ばれていたそうです。『更級日記』にそう書かれているとか?

――――

光源氏の父親は、桐壺帝です。
桐(キリ)の花は紫色で、でも色褪せちゃう。

光源氏が幼い頃から恋焦がれていた人は、藤壺です。
藤(フジ)の花は紫色で、でも色褪せちゃう。

光源氏は若紫(紫の上)(藤壺の姪)を一番の奥さんに最終的にします。
そう、紫ですが、これは紫草という植物の根からとれた貴重な紫で、褪めない(さめない)色の紫です。

いかに『紫ゆかりの物語』でしょ?

――――

『源氏物語』の54帖のうち半分の題は植物がらみです。

まあ、題はのちの人がつけたという説が有力ですが。

ここでは、特に、1帖~10帖まで挙げてみます。
桐壺 帚木(ははきぎ) 空蝉 夕顔 若紫 末摘花 紅葉賀(もみじのが) 花宴(はなのえん) 葵 賀木(さかき)


空蝉(うつせみ)だけが植物ではありませんね。

でも、光源氏が逃げ回っていた空蝉と何とか関係を持とうとして空蝉のもとに忍んで行った際に明かりの落ちた部屋で空蝉と間違われそのまま光源氏と関係を持つ人物を「軒端荻(のきばのおぎ)」と呼ぶ。これは光源氏が送った和歌「ほのかにも軒端の荻を結ばずは露のかことを何にかけまし」(夕顔巻)に由来する呼称である。
(Wikipedia参考)

ほら、荻も植物でしょ?



シリーズ『源氏物語の花』の第一弾はここで終了とします。
第二弾をお楽しみに。







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