東京都知事選で小池百合子都知事が3選。蓮舫候補は3位に沈み、石丸伸二氏が2位に。石丸氏が最悪なのは具体的な政策はなく、選挙戦術だけが巧みで、上から目線の冷笑的な態度が動画世代の若者に受けただけなこと。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
2024年7月7日、東京都知事選の投開票が行われ、小池百合子都知事が3選、そして蓮舫氏が3位に落ちて、2位に石丸伸二氏が入るという、私にとっては最悪で予想外の結果に終わりました。
小池 百合子 得票数2,918,015 得票率42.8%
石丸 伸二 得票数1,658,363 得票率24.3%
蓮舫 得票数1,283,262 得票率18.8%
まずは、勇気をもってリスクを取り、都知事選にチャレンジしてくれた蓮舫さんとその支持者の方々に心からお礼を述べたいと思います。
蓮舫候補者が次々と指摘してくれたことで、小池都政がこんなにも問題があったのかと認識を新たにすることができました。
【#蓮舫一択】蓮舫さんが東京都知事選に立候補したから知らしめた都政の問題点。『日比谷公園、神宮外苑、築地市場での不動産業界への利益供与の件、三井不動産などへの天下りの件』(村野瀬玲奈の秘書課広報室)
今回の選挙では、立憲民主党が共産党と選挙協力したらろくな結果にならないことを思い知らせてやる、というメディアや評論家や自公政権勢力の意図を強く感じる報道が多かったと思います。
また、蓮舫氏を支持してもおかしくない連合の芳野会長や連合東京や国民民主党が立民と共産の協力を批判して小池支持に回りました。
それにしても、参議院議員を20年経験し、国会でも存在感抜群で知名度も高かった蓮舫氏が小池氏の半分以下、かつてリベラル左派が分裂した宇都宮健児氏や山本太郎氏の得票数よりは多いものの、鳥越俊太郎氏にも及ばない得票数と得票率という結果は大敗と言わざるを得ず、「立憲共産党」批判にさらに火が付きそうで憂鬱です。
辻元氏は「一緒に戦えて誇りに思う」としつつ「私が言いたいのは、負けた蓮舫を初めて見た。これはとても大事なことじゃないかと思ってる」と語った。「私も議員辞職があったり、落選がありました。私たち政治家っていうのは挫折から学ぶことがものすごく大きい」と自身の経験も踏まえてエールを送った。 また、これまでの蓮舫氏を「勝ち続けてかっこいい蓮舫やった」といい、「今回負けたことが、次につながる」と熱弁。「私はもう一度一緒に政治家として働きたい。もったいないもん!」と熱弁し、その言葉に蓮舫氏は笑顔を見せつつ、目には涙を浮かべていた。
デイリースポーツ 『蓮舫氏が涙 辻元清美氏のゲキに涙「このあと大きな勝負に出るための蓄え」意味深「挫折から学ぶこと大きい」』より
そんな東京都都知事選の最中、社会派ブログの中で一番頑張っておられた村野瀬玲奈の秘書課広報室さんから
「蓮舫の落選よりも、パワハラ市長石丸伸二が2位になっていることの方が大きな問題であるように思います。
これは、若い層が大挙してTiktokやYoutubeを見て石丸伸二に投票したことによるようですが、フェミニストの娘さんがこれをどのように読み解いたか、父がインタビューして記事にすることはできませんでしょうか。
あのようなパワハラ男であることを承知のうえで投票したのか、安芸高田市長として何をしていたかを知ったうえで投票したのかなど、重要なポイントだと思います。」
というコメントをいただきました。
そこで今日の朝食の時に、留学先のロンドンから私のマンションに来て書斎の貸しベッドで合宿してインターンシップに通っている娘(笑)、にさっそく取材しました。
こういう絵を撮らせるのが実にうまいのは、本人がライバー(ネットライブ配信者)だから。
【#蓮舫一択】東京都知事選候補者の石丸伸二氏がまた敗訴。安芸高田市の「どう喝」訴訟で広島高裁も石丸氏から市議への名誉毀損を認める。市民の血税を無駄使いする石丸氏こそ恥を知れ。
娘も今回の選挙結果についてショックを受けていたのですが
「イギリスの若者と日本の若者を比べると、イギリスの若者は当事者目線で物を言うのに対して、日本の若者は上から目線やねん。
私(21歳)らの世代は先に希望が見えない世代やから、どうしても陰謀論とか、自分だけは真実を知っていると思って誇りたがる。
たとえば就職問題についてもイギリスの若者は労働者目線やけど、日本の若者は経営者目線。
政治問題についても、イギリスの若者はそれぞれの問題の当事者として考えるけど、日本の若者は政治家目線やと思う。
だからひろゆきとかホリエモンとか冷笑的な人間に影響を受けやすい。
今回の若い世代の石丸人気もそういうことやと思う。
それは日本の教育では自分の頭で考えるように教えてないからやねんけど」
「蓮舫さんは高齢者の支持が一番高くて、若者に人気ないってなんなん?!
高齢者の方が一番リベラルってリスペクトやけど、日本、終わってるわ」
「TIKTOKでやたら石丸の動画が流れてくるねん。
石丸が最悪なのは、具体的な政策が全然ないこと。
小池とか岸田とか保守はまだ予測可能性があるけど、石丸は何を言い出すかわからへんから最悪。
自民党とか統一教会とかも協力してるみたいやから、これからが怖いわ」
というようなことを言っていました。
NHK 知事選 現職の小池氏が3回目の当選 石丸氏 蓮舫氏らを抑える より
自分の「華麗なる」経歴を生かしたカッコいいことを言ってるみたいで、具体的には全く身がない石丸氏の公約。
【#蓮舫一択】小池都知事は自民党の候補。石丸候補は自民・維新の連立。蓮舫氏の外苑再開発「都民投票」公約に慌てた三井不動産と伊藤忠が小池支援の声明文。利権としがらみがない東京都知事候補は蓮舫氏だけだ!
読売新聞「小池氏、自公支持層固めたが無党派層は前回より減らす…東京都知事選挙の読売新聞出口調査」より
「投票先を支持政党別に見ると、小池氏には自民支持層の67%、公明支持層の77%が投票した。蓮舫氏には立民支持層の59%、共産支持層の71%が票を投じ、それぞれ支援政党の一定割合を固めた。一方、立民支持層の19%、共産支持層の10%は小池氏に流れていた。石丸氏も自民支持層の20%、立民支持層の18%を取り込んでいた。
回答者全体の4割を占める無党派層の投票先では、石丸氏が36%で最も多かった。既成政党とは一線を画す立場で選挙戦を展開したことなどが好感を呼んだとみられる。小池氏も31%を獲得していたが、2020年の前回選より21ポイントも減らしていた。蓮舫氏に投票した人は17%にとどまった。」
立民右派支持層が計37%も小池・石丸に流れたことと、無党派層で石丸氏が36%、蓮舫氏が半分以下の17%だったことが衝撃。
石丸氏が1回15分くらいしか街頭演説をせず、1日10回も20回もいろんなところを回った戦術がうまかったと思います。
これは方々に顔を出して名前や顔を売ることが目的じゃないと思うんです。
それよりも、その場で聴衆に動画を撮らせてそれを配信・シェアさせるのが目的。
1日に多数回演説すれば、それだけ新しい絵を撮って自分でも流せるし、YouTubeやTIKTOKなどの配信者たちが再生回数を稼いで次々と新しい動画をアップする効果も狙えるじゃないですか。
そもそも石丸氏は具体的なこれと言った政策がないんですから、演説で話すこともそんなにないし、とにかく絵を撮らせることができればそれでよかったし、そしたら内容的にも突っ込まれない。
選挙妨害で逮捕されたつばさの党よりずっとリスクが少ない形で動画配信時代に躍り出た、ライバー政治家だと思いますね。
NHK「東京都知事選 検索データから分析 最も検索されたのは…」より。
小池氏は学歴詐称のスキャンダル、蓮舫氏は枝野氏・蓮舫氏の告示日前の演説が事前運動にあたるのではないかという負の側面に焦点が当たったのに対して、石丸氏はどこで街頭演説をするのか何を言ったのかというプラス面に注目が集まっていることがわかる。
私も選挙戦の途中で蓮舫陣営の戦法で気になることが2つあったのですが、その一つが街頭演説の数の少なさでした。
石丸氏の多数回演説戦術に引き換え、蓮舫さんは正攻法で一回一回の演説会を長時間やりました。
候補者である蓮舫さんが政策を詳しく説明するだけではなく、支援する市民や議員が自分の思いのたけを語り、それぞれが小池都政批判をしました。
それは素晴らしいことなんですが、残念ながら都民は細かい政策に関心を持ってくれていないし、あんまりにも暑いので演説を長時間聴いていても頭がぼうっとしてきちゃうと思うんですよ。
東京のように1150万人も有権者がいて、なかなか直接に声が届けられずネットの効率が高いという特殊な環境の選挙では、1回がもっと短時間でも、街頭演説をたくさんやってほしかったです。
ひょっとしたら立憲民主党執行部や連合が非協力的なので、物理的にそれが無理だったのではないかと私は疑っているのですが。
あと、これは5月27日の蓮舫立つ!の衝撃の出馬記者会見の時から思っていたことなのですが。
蓮舫氏は出馬記者会見では自民党政治批判、小池都知事と自民党の癒着について批判したことが、保守勢力から叩かれましたがあれは全然いいと思うんです。
問題は、できれば出馬記者会見の時に7つの約束という公約を発表してほしかったということ。
理想的には、あの時に、外苑再開発の都民投票をしますという追加公約を最初から出せたらよかった。
そしたら、外苑再開発は争点じゃないだなんて世迷言を小池都知事も言えなくなったと思うんですよね。
とにかく、小池氏がパクってくるのがわかっているため意識しすぎて、蓮舫氏の公約発表は小池氏と同じ6月18日、選挙当日から3週間余りしかないときに発表する結果になりました。
これは告示日二日前でしたが、告示日になると公職選挙法の関係で個別の候補者の公約は報道しにくくなります。
小池氏はとにかくステルスで、都政の問題が表面化しなければ当選できるのですから、小池政治の問題を明らかにすることが絶対必要な蓮舫氏には、せっかくの良い公約だったんだから不完全でも一刻も早く出してほしかったです。
まあ、都民投票はそれこそボトムアップ型の蓮舫さんが選挙運動の中で市民と会話する中で固めた公約ですから、これを最初から出すのは無理だったとしても、大まかな公約は出し惜しみしないほうがよかったです。
石丸氏が何も言っていないに等しい分野に関心がある人の中でも、石丸氏が投票先になりすぎ。
【#東京都知事選】蓮舫候補が、神宮外苑再開発「住民投票」実施の追加公約。「気候変動の時代に100年育ってきたこの緑を壊していいのか。都民の声を聞きたい」。再開発事業者と癒着する小池都知事との違い鮮明!
とはいえ、宇都宮健児さん、特にその2回目の出馬に比べて、衆院選補選での東京を含む立民3連勝で出馬を決意した蓮舫氏には公約を用意する準備期間が少なかったことは事実。
公約を早く出せというのはないものねだりかもしれません。
今回の東京都知事選の結果の「主犯」はろくに東京都知事選の争点を報道しなかったマスコミ。
そして共犯はテレビ討論会を拒否し続け、船の上から「街頭」演説をするような卑怯なステルス選挙戦術を選んだ小池氏と、東京都知事選の話題をとんでもポスターや政見放送ばかりに引きつけた旧NHK党と各種ぶっ飛び候補者たちです。
裸だの、風俗宣伝だの、そんな猥雑なネタにばかり飛びついたマスコミの罪は本当に重いと思います。
イギリスから帰ってきた娘にすぐに見せたら「日本、終わってる」と言われた。
「小池氏大きくリード」と報じたTBSなどすべての報道が、無作為抽出の「世論調査」ではなくインターネット調査。自民党の独自調査では小池 40.3% 蓮舫 34.6%?良心的な東京都民は諦めさせられるな!
#東京都知事選挙
— Kako(人民kakopon) 入管法改悪反対🍉🔑 (@kakopontan) July 7, 2024
都知事選で尽力された皆様、本当に、本当にお疲れさまでした。結果がどうなるかは別として書いておこうと思います。
私は大阪市民です。「大阪都構想」は否決できても、選挙では維新が断然強い中、頑張っても報われないという体験は何度もしています。ダメージも大きかったです。…
「東京都知事選の結果が出ました。それに対する大阪のKako(人民kakopon)さんの投稿を東京都民のみなさんのためにここに記録しておこうと思います。大阪で維新との不毛な闘いを何年も何年も続けてきた方の投稿です。」
参考記事 村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
#ひとり街宣 の広がりが一人一人には社会を変える力があることを示し、蓮舫候補が小池都政の小池利権ファーストの暗部を示した2024年7月7日投開票の東京都知事選
kojitakenの日記さんより
石丸伸二は維新と同型の「右派ネオリベポピュリズム政治家」だが、維新と違って30代以下でも支持率が落ちず、10〜20代の得票率では小池百合子を上回った(NHK出口調査より)
都知事選、蓮舫の得票数・得票率は2016年の鳥越俊太郎にも及ばなかった/都議補選は自民2勝、立民1勝のみ。強かったのは都ファと上田令子一派だった
石丸氏を見ていると、「新型の橋下徹」「ミニ橋下徹」が出てきたという感じで、頭が痛くなります。
本当に終わらないようにしないとね、日本!
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
過去最多の56人が立候補した東京都知事選挙は、現職の小池百合子氏(71)が3回目の当選を果たしました。
小池氏「経験したことがないような選挙戦」
今回の選挙戦については「私を含め56人が立候補という状況の中で、ポスターの掲示や、脅迫を受けたり、街頭ではやじの大合唱があったり、これまで経験したことがないような選挙戦だった。想定しなかった事態に対し、どう法的な課題の整理ができるかといった点も今回の選挙を通じて感じた」と話していました。
その上で3期目の都政運営について「物価高、円安も伴って厳しい状況だ。全体としての少子化対策、産業も大きく変わる中でDXをどう進めていくのか。世界と比べても女性活躍の環境は十分ではない。東京大改革のバージョンアップを進め、1400万人の都民の命と暮らしを守っていく」と述べました。
小池氏は兵庫県出身で71歳。民放のニュースキャスターなどを経て、1992年の参議院選挙に当時の日本新党から立候補して初当選しました。その後、衆議院議員に転じて8回連続当選し、防衛大臣などを歴任したあと、8年前・2016年の都知事選挙で初当選し、2期務めてきました。
選挙戦で小池氏は、これまでの都政運営の実績をアピールするとともに、少子化対策として都が行っている保育料無償化の対象拡大や災害対策の推進などを訴えました。
その結果、自民党や公明党、それに都民ファーストの会の支持層を固めたほか、いわゆる無党派層の支持も集めました。
石丸氏 国政選挙は?「たとえば広島1区 岸田首相の選挙区です」
また、記者から今後の政治活動について聞かれると、「まだ決めていない」と述べました。その上で国政選挙への考えについて聞かれると、「選択肢としては当然考えます。たとえば衆議院広島1区。岸田首相の選挙区です」と述べました。
蓮舫氏「ピリオドを打てている気持ちではない」
また今後の政治活動については「自分の中でピリオドを打てている気持ちではない」と述べた上で、次の衆議院選挙に立候補する考えがあるか記者から聞かれると、「きょうは私の思いが届かなかった結果が出た日なので、それに対して私に何が足りないのかは少し考える時間を下さい」と述べました。
田母神氏「今後どうするかはこれからゆっくり考える」
投票率は60.62% 前回選挙より高く 平成以降では2番目
東京都選挙管理委員会によりますと、東京都知事選挙の投票率は60.62%で、前回・4年前の選挙より5.62ポイント高くなりました。平成以降では2番目に高くなりました。
出口調査の結果は
NHKは7日、有権者の投票行動や政治意識を探るため、出口調査を行いました。
調査は都内64の投票所で投票を終えた有権者5646人を対象に行い、62.4%にあたる3522人から回答を得ました。一方、6日までに有権者のおよそ19%が期日前投票を済ませていますが、これらの方々は調査結果に含まれていません。
【支持政党別では】
小池さんは▼自民党の支持層の60%台半ば、▼日本維新の会の支持層の40%台半ば、▼公明党の支持層の80%余り、▼都民ファーストの会の支持層の90%余り、▼無党派層の30%余りから支持を得ました。
石丸さんは▼自民党の支持層の10%台後半、▼日本維新の会の支持層の20%台半ば、▼国民民主党の支持層のおよそ40%、▼無党派層の30%余りから支持を得ました。
蓮舫さんは、▼立憲民主党の支持層の60%台後半、▼共産党の支持層の60%台後半、▼れいわ新選組の支持層のおよそ30%、▼無党派層のおよそ20%から支持を得ました。
【年代別では】
▼10代と20代の▽40%余りが石丸さん、▽20%台後半が小池さんに投票しています。
▼30代は、▽およそ30%が石丸さん、▽同じくおよそ30%が小池さんに投票しています。
▼40代は、▽30%台半ばが小池さん、▽30%余りが石丸さんに投票しています。
▼50代では、▽40%余りが小池さん、▽20%台半ばが石丸さんに投票しています。
▼60代では、▽およそ40%が小池さん、▽20%台後半が蓮舫さん、▽およそ20%が石丸さんに投票しています。
▼70歳以上は、▽およそ50%が小池さん、▽およそ30%が蓮舫さんに投票しています。
【男女別では】
▼男性の▽30%台半ばが小池さん、▽20%台後半が石丸さん、▽およそ20%が蓮舫さんに投票しています。
▼女性は▽40%台後半が小池さん、▽20%余りが蓮舫さんに投票しています。
(以下略)
◆少子化対策でも小池氏と差別化を図ったが…
◆盛況だった街頭演説、集まったのは支持者ばかり?
◆「テレビ討論会が開催されない」といら立ち
◆立民・共産との連携は奏功した?
◆「内向きの発信にとどまった」
◆「支持政党なし」の投票先、最多は石丸氏
◆ネット駆使して「実質ゼロ円都知事」構想
◆小池氏や蓮舫氏の主張は「あまり知らない」
◆「一種の地殻変動が起きた」
上下ともクリックしていただけると大変うれしいです。
さすがにスシローは「テレビのように真反対の意見が論じられないYouTubeは、それが正しいと信じて見てしまうので危険」と慌てて言ってましたが。
私は石丸氏を躍進させたのはテレビだと思います。都知事選前までは、東京に縁もゆかりもなく、まともな政策も発表せず、安芸高田市でもまともな功績があるわけではなく、市議恫喝事件でも敗訴しているパワハラ元市長で、任期満了前に市長の職を投げ出して都知事選に出た「YouTubeやTikTokで有名な、えらそうに人を突き詰めているところだけを切り抜かれた人」に過ぎなかった人です。テレビが予測した得票数トップ4だけを取り上げ、「その他の立候補者はごらんの通りです」などという報道をしていたので石丸氏の知名度をあげる結果になったのではないかと思います。SNSなどのネットから情報を得るよりも、テレビや新聞で情報を得ることの方が多いと思われる50代以上の人たちが石丸氏に投票するには多すぎると思います。
さらにいうと、石丸氏は都知事になる気なんかなく、ネットを使って目立つところから始まり、マスコミにも取り上げられて知名度を上げて、都知事選である程度実績をだせるか実験をして「今後に生かすための踏み台」にする気まんまんだったのかなと思います。
今後、彼が国政を狙うかどうかはわかりませんが、私はABEMAで番組を持ったり、サンデー・ジャポンや朝まで生テレビ!などでコメンテーターとして呼ばれたりする堀江貴文、西村博之、橋下徹のような立場を狙っているのではないかと思っています。
ちなみに石丸氏と同様に、「次の石丸」と思われる切り抜きされているさいたま市議にいます。要注意です。
大変な失礼を承知で申し上げますが、炯眼な宮武先生が「予想外の」とおっしゃるのには少々驚きました。
この人物、中身のないことを偉そうにしかも斜に構えて既成事実であるかのように喋るところが、最近はやりの若手経済学者らと同様の印象で、かつ維新臭もするところからいかにも若者受けしそうでした。(しました。)その点についてのお嬢様の分析が実に的確ですごい。自分が利口だと思っているとこういうのに簡単に騙される。
しかも、この人物、自分が当選するつもりはなかたけれど蓮舫の票を喰って小池に恩を売ったわけですよね。それを次の踏み台にしてなにかしようという魂胆が嫌らしい。
小池が勝ったことよりこんな男が次点になったことが、東京の闇だ。
都民でもないのに、昨夜から、本当に不愉快でたまりません。
失礼いたしました。
堀江貴文、西村博之、橋下徹のような立場を狙っているのではないかと思っています。>
実際に堀江氏や西村氏は『 早くから石丸氏支持 』を表明していました。
そういう利権関連のお友達臭いですよね。(苦笑)
ただ、国政に目を向けた場合は…。
☆東京都議9補選の結果 自民は八王子などで6人落選、獲得は2議席 >
☆都議補選惨敗で岸田総理が大ピンチ…! >
小池氏は延命に成功したようですが、荻生田氏以外の“グローバリストまんせー”の自民党(特に岸田政権)は『都議補選惨敗』で延命どころか、大幅に寿命が縮まったようです。
『 国政で自民党を追い詰める 』にはむしろ追い風が吹いた…と判断しています。
みなさま、あまり気落ちされすぎずに『政権追及に全力を尽くし』てまいりましょう。
☆☆都議補選惨敗で岸田総理が大ピンチ…!安倍元総理の三回忌に菅義偉が放った「とんでもない嫌味」
週刊現代 2024.07.08
◎都知事選の裏で岸田総理が大ピンチに
そうした動きを加速させるのが、都知事選と同日(7月7日)投開票の都議補選の結果だ。
「都知事選で自民党が小池百合子を自主支援したからといって、小池と自民党を結びつけて見ている有権者などほぼいない。
むしろ党内が重大視しているのは都議補選の結果だ。9選挙区のうち8選挙区に自民党候補を擁立している。この補選での惨敗は、『岸田おろし』に直結する」(自民党職員)
低知名度の石丸伸二氏躍進 「国政当然考える。例えば衆院広島1区」 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20240707/k00/00m/010/117000c
>いや、あんたらが異様に不公正に知名度を高めてたやん。知名度だけをね。まあ、これから実態が知られるようになって、失望が広がると思うよ。それでよいのかよ? 課題を一番突きつけられたのはマスコミじゃない?
この記事にブコメをつけているのは私だけで、反響はまったくなしでした。なので、なんだかな、え? 同じように思っている人って、あんまりいないのかな?と思い始めてしまいそうでした。
今日は、さっき、クロ現を少し見ましたが、そこでは、やっぱり、NHKは石丸のことを知名度の低い、新しい人扱いで、いやいや、あんたらこそが、知名度の高い、新しい人、作り上げたやん?という感想と、うわ、やっぱり石丸の支持者、天然新自由主義者が多い、という感想を持ちました。あとは、今回の選挙は投票率が少し上がったのが注目で、それは衆院補選からさらにエスカレートした荒廃した選挙のあり方に危機感を持つ人が増えたからじゃないかという話もあり、ああ、それはそうなんだろうな、と思いました。そして、今回、増えた人の票を多く拾ったのが石丸なのだろうな、と。そして、上の私のブコメじゃないですけども、これも、少しずつ勉強していく過程だと、ポジティブに捉えたいと思ってもいます。
あと、村野瀬さんの
「蓮舫の落選よりも、パワハラ市長石丸伸二が2位になっていることの方が大きな問題であるように思います。」
「あのようなパワハラ男であることを承知のうえで投票したのか、安芸高田市長として何をしていたかを知ったうえで投票したのかなど、重要なポイントだと思います。」
というのも、そのとおりだと思うところで、これから情報がどんどん出てくればよいなと思います。承知のうえで投票した人も少なくないことは、もともとネットで散見された石丸を持て囃す人たちのことや、クロ現を見た上に書いたような感想を想起すれば、確実ですが、蓮舫氏を上回ったとなると、やはり、承知のうえではない人のボリュームがどのくらいなのかは気になるところです。
ところで、ですが、参考までにですが、私が思う新自由主義者とは、既に宣伝済みだったと思いますが(再宣伝失礼します!)、私のブログで次の記事に書いているとおりです。
新自由主義の定理(仮)
https://suterakuso.hatenablog.com/entry/2024/03/31/111000
あと、石丸の躍進でしばらくは勢いを増しそうな「リアリスト」たちに思うのは、もっと大きな話ですが、次のブコメで書いたことです。
プーチン氏、トランプ氏のウクライナ終戦発言を「真剣に受け止め」:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASS7455H5S74UHBI03WM.html
>やはり今は歴史の中で反動期にあり、その過程での犠牲を最小限に抑えなければならない時期なのだろう。その努力に水を差し、極めて有害なのが賢しらなリアリストたちだ。彼らは、そのまま新自由主義者に重なる。
これも、私以外、誰もブコメをつけていませんが…。
ブログ主さんはじめ、「コイケ渡世」に疑問を持たれた方々の今回の活動に敬服いたします。
残念な結果に終わりましたが、「ひとり街宣」は次への希望になったかと思います。
ハシモト以来、「論破」って、口喧嘩に勝つ、ってことですよね!?
実際の議論・討論の内容では負けているにも関わらず…(ハシモト弁誤士は、素人にはめっぽう強く、法曹相手ではめっぽう弱い、だったそうですね)
ハシモト、堀江、ひろゆき(そして石丸がそれに続きおそう?)の口喧嘩番長を糾せるメディア・社会にしていかなければ……ここまで書いておいて、虚しくなってしまいました…(涙)
否!ひとり街宣!!私ひとりが悲観していてはいけませんね…(^^;)
「ハシモト」現象を作った大阪のテレビ局の、出演者をとにかくしゃべらせて数字を取る、という低予算番組の作り方が、予算豊富な東京のTV局の制作に影響を与えた、と聞きました。
大阪流「しゃべらせる」番組が東京で増殖・拡散し、結果、「論破」云々(でんでん)が昨今持て囃されている遠因なのかな…と無い頭で考えてしまいました…
失礼しました(^^;)
石丸云々にかんしては「広島瀬戸内新聞」のさとうしゅういちさんが警鐘を鳴らしていましたね。
(夕方、親父が見てたTV「ニュース」バラエティで、他の同姓「石丸」候補の得票云々、をやってるのをチラッと見て「アホか!」と心の中で叫びました…ってTVはこういうのばかりで呆れます…
政党からの支援(自民、維新)は、断ち切り、
浮動票票(支持政党なし)の4割を獲得した。 >
☆浮動票は、約4割を石丸氏が獲得、ほぼ同数を小池氏が獲得した。 >
☆☆(立憲)選対幹部「何が原因かよくわからない」 >
都知事選で敗北したのは仕方ないですが、「何が原因かよくわからない」とか言っている選対幹部は論外ですね。(苦笑)
圧倒的多数の『無党派層』の大半を石丸氏と小池氏に山分けされたのが敗因なのは一目瞭然です。
“第三者視点を持つ”泉房穂氏や『本人の言動はともかく、時々正論を言う』橋下氏の分析の『政党対決を都政に持ち込んだのは失敗』というのも大きな要因でしょう。
『今だけ 金だけ 自分だけ』小池都政ではなく、『蓮舫都政ならでは』という軸を思いきりアピールできるよう持っていけていれば、もっと支持を集められたように思えます。
※『共産党支持』を得たのが失敗とか『寝言』を言っている人(しかも立憲関係者)は論外で、それ以上に『最大戦犯野田元首相』に『余計な演説』をさせたことの方がよほど問題でしょう。
自民党はもちろん、立憲でも“老害”の方々には早急に引っ込んでもらいたいものです。
https://www.asahi.com/articles/ASS774DP7S77UTFK00NM.html
☆蓮舫氏、まさかの3位に涙も…選対幹部「何が原因かよくわからない」
2024年7月7日 朝日新聞
蓮舫さんの敗因はあまりにも少ない公開討論の場でしたね。
小池さんは触れられたくないところをいっぱい持ってるし、石丸さんは東京都の事をあまり知らないんじゃないかな。
経済発展とか都市開発とか見当外れな事を言ってるように思えます。何十兆もある予算をどのように都民の為に使うか、それを聞きたいんですよ。
小池さんに対する数々の疑惑。当選した現職の知事だからこそ余計に厳しく追求する必要があると思います。
イメージだけの、中身のないすっからかんな主張にぴったりでしょう。今回は、ファシストパスは取り損ないましたが。
築地やら五輪招致やらコロナやらに続く、沈む4年の幕開けでしょう。女性がトップの人口1000万以上の自治体でコロナ対策が最も酷かったのは東京都だと思います。
税金使って、オーバーツーリズム招致は始まってます。