１年半ぶりに講演会の講師をした！の巻

　７月１９日（土）に、神戸市西区「９条の会　がくえん」の講演会の講師をしてまいりました。

　なにしろ、兵庫県弁護士９条の会の弁護士達の講演活動が大人気で、もうひっぱりだこすぎてどうしても講師が決まらないかったんですね。
　さらに、今回は名古屋高裁で2008年4月17日に出されたイラク派兵違憲判決という、歴史に残る名判決の解説が求められていたので、ほんとはあの名古屋弁護団の弁護士さんが講師としてよかったわけですよ。。。

　ほんとに、もう誰でもいいから（ソフトバンクの白い犬でもいいから）講師がいくしかないという状況の中で、もう、ぜんぜん行く資格のない私が行ってまいりました、
　
　やっぱ、テーマが難しかったです。
　だって、「イラク派兵違憲判決を読む」ですもん。ぼく、弁護団じゃなかったですからねえ。。。面白いエピソードとか勝手に作るわけにもいかないし。。。

　でも、うちの事務所の津久井進弁護士に助けられました。

　さらに、あの、非戦つうしんの長野の毛利正道弁護士のご協力を頂いて必死でやってまいりましたです。

　おかげさまで、なんと、レジュメの部数が足りなくなる盛況！

　しかも、学園都市というだけあって、近所の神戸外語大の可憐な女学生さんたちが何人も参加され、つぎつぎと質問なさってですね。。。
　また、この質問が「平和的生存権って、法的権利なんですか、法律上の権利なんですか」とか、めっちゃ難しい質問をなされ。。。

　それ以外にも「私はヤメケンですから、講師とは意見がちがいます」
という果敢な参加者もいらしたりして、これまで私が講師をさせていただいた中でも最高の雰囲気の９条の会でした。

　で、極めつけは。。。。

　講演が終わって（講演８０分！なげええ！）のあとの質疑応答に入った際に
ひとりずつ参加者の方々が自己紹介されたんです。

　そ、そしたら、なんと、神戸学院大学ロースクール憲法教授、上脇博之先生がいらしたんですよ！


　わたし、思わず、
「先生、私が先生の前で憲法の話するなんて高校球児が知らんといきなり星野オリンピック日本代表監督の前で投球させられるようなもので、あまりにもむごすぎます！」
と、抗議をしておきました。

　が、上脇先生、素晴らしい方で、お近づきになれてほんとうによかったです。

　
　さあ、本題です。

　娘の未来がですね。
　一昨年までみたいに、講演しまくってるお父さんがかっこいいって思ってたんでしょうね。

　前の日から、「私、明日楽しみなんだ！お父さんのお隣に座るの！」と、もう、講演会で講師の私の隣に陣取ることを勝手に決めて、講演会に来てくれたのはいいのですが。。。。

　確かに、最初のイラクの惨状を描いたＤＶＤは見ていました。
　ところが、私が、自己紹介をして話を始めたとたんに、すぐに私の隣の席で爆睡開始！もう、講師の私が感極まってどれだけ大きな声を出しても、身動き一つしません。

　2時間以上の講演と質疑応答が終わったら、目が覚めたわが娘はいきなりお菓子を食べだしまして。
　で、そのあと、お蕎麦屋さんで、「おとうさんのお話のどこがよかった？！」と尋ねると、「自己紹介が良かった」って言うわけです。

　で、こっちも意地になって、「自己紹介のどこがよかった？」って聞いてみると、「徳岡宏一朗です！」って言ってたよ！、だって。。。。

　そりゃ、名前はいうがな。。。