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橋下徹氏も輩出した「行列のできる法律相談所」出身で有名な丸山和也議員、はあの安保法案が参院の安保法制特別委員会で採決される時に、安保委のメンバーでもない部外者なのに、外からやってきて鴻池委員長を取り囲んで守った一人です。
丸山議員は表題の発言の後、
「日本がアメリカの51番目の州になれば集団的自衛権も安保条約も全く問題がない」
と言っているので、今回の発言は凄くつじつまが合いますし、戦争法案はまさにアメリカの要請なんだなとよくわかります。
当ブログでは、大臣未満の議員のことまで取り扱うと切りがないので普段は無視しているのですが、そういう意味で今回は特別に取り上げます。
9・17参院特別委、安保法案を強行採決。そのとき、鴻池委員長の周囲は委員会以外の議員ばかりだった。
丸山議員が今回の発言をしたのは、よりによって参院の憲法審査会でのこと。しかも、二院制が議論になっているのに、こういうことを言い出しました。
『例えば、日本がですよ、アメリカの第51番目の州になるということについてですね、例えばですよ、憲法上どのような問題があるのかないのか。例えばですね、そうするとですね、例えば集団的自衛権、安保条約って、これ全く問題ならないですね。拉致問題もおそらく起こらなかった。
『日本州』の出身がアメリカの大統領になる可能性が出てくるということなんですよ。ということは、世界の中心で行動できる日本という・・・まぁ日本とはそのとき言わないんですけど、これは有り得るということなんですね、バカみたいな話すると思われるかもしれませんが』
ええと、弁護士でもある丸山議員の質問に真面目に答えると、日本国憲法は日本が日本国であることを前提にしていますので、日本がなくなってアメリカの州になってしまうというのは、憲法の学説上は日本国憲法の改正の限界を超えており、そのような改正は無効です。
じゃあ、どうするのか、知らんわ、そんなん。国民投票で憲法廃止を決めて、アメリカ憲法に忠誠を誓ったらええんちゃうの(実際に質問された参考人がどうお答えになったか興味津々です)。
すごく気になるんですが、いろんな意味で襟を正してもらいたい。
私は日本が実際にはアメリカに従属していて、まるで51番目の州のようだと揶揄する発言は聞いたことがありますが、現実にアメリカの一つの州になってしまえるのかと大まじめに考えている人がいるとは思いませんでした(アメリカ大統領選挙って州ごとに投票するので一つの州になっちゃうと絶対に大統領は出せない)。
そして、この発言が集団的自衛権や安保条約を問題なくするという発想で出てきたことが最もひどい点だと思います。
しかし、マスコミでは、丸山議員がなぜ日本がアメリカの州になっちゃったらいいかを説明するために、むしろアメリカを持ち上げるためにしたこの後の発言が人種差別だと問題になっています。
「例えば、今、米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ」
「まさか米国の建国あるいは当初の時代に、黒人が、奴隷が大統領になるなんて考えもしない。これだけのダイナミックな変革をしていく国なんですよ」
アメリカよりあんたの方がダイナミックや。
アメリカ大統領選挙で話題のトランプ候補もびっくりする迷発言です。
「日本が米国の51番目の州になれば、『日本州』出身者が大統領になる可能性が出てくる。世界の中心で行動できる日本になりうる」
「日本の世界戦略における『国盗り合戦』みたいなものだ」
と言っている丸山議員、実は自民党の法務部会長なんだそうです。体に良くない薬でもやっているんじゃないか。
ほんと、自民党って議員のレベルが高いね。
自民党は失言の宝石箱や~
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「日本が米51番目の州になれば」自民・丸山氏が発言
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また、丸山氏は、「今、アメリカは黒人が大統領になっている。これは奴隷ですよ、はっきり言って。まさか、建国当初に黒人、奴隷が大統領になるなんて考えもしなかった」とも発言しました。
丸山氏は、審査会のあと、記者会見し、「誤解を与える発言をして申し訳ない」と謝罪したうえで、発言を精査し、必要があれば議事録の削除や修正をしたいという考えを示しました。
日本が米51番目の州、有り得る」 自民・丸山氏発言
安倍内閣の閣僚の問題発言などが相次ぐ中、与党からまた物議を醸しそうな発言です。自民党の丸山和也参議院議員が国会で、「例えば日本はアメリカの51番目の州になり得るのか。これは有り得る」などと語りました。
「例えば、日本がですよ、アメリカの第51番目の州になるということについてですね、例えばですよ、憲法上どのような問題があるのかないのか。例えばですね、そうするとですね、例えば集団的自衛権、安保条約って、これ全く問題ならないですね。『日本州』の出身がアメリカの大統領になる可能性が出てくるということなんですよ。ということは、世界の中心で行動できる日本という・・・まぁ日本とはそのとき言わないんですけど、これは有り得るということなんですね、バカみたいな話すると思われるかもしれませんが」(自民党 丸山和也参院議員)
自民党の丸山和也議員は17日の参議院憲法審査会で、このように「例えば」などと何度も断りを入れながらも「日本がアメリカの51番目の州となることは有り得る」などと発言しました。
丸山議員はこの後、記者団に「アメリカの良いところももっと見習ってやったらいいじゃないかと感じてもらうために言った」などと釈明しましたが、国会議員が国家としての独立を否定するとも受け取られかねない発言をしたことは、物議を醸しそうです。
丸山氏はこの後、さらに記者会見を開いて、「議事録を精査したうえで削除訂正したい」などと述べました。(TBS 2016年2月17日17:56)
2016.2.17 21:15 産経新聞
「米国は黒人、奴隷が大統領」自民・丸山氏法務部会長 参院憲法審査会で発言
参院憲法審査会終了後、記者会見する自民党の丸山和也法務部会長=17日午後、国会
自民党の丸山和也法務部会長は17日の参院憲法審査会で、オバマ大統領を引き合いにして、「例えば、今、米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ」と述べた。審査会終了後、丸山氏は陳謝し、訂正する考えを示したが、人種差別的な発言と取られる可能性もある。
丸山氏は、米国が大きな変革をする国であることを強調する例として発言し、「まさか米国の建国あるいは当初の時代に、黒人が、奴隷が大統領になるなんて考えもしない。これだけのダイナミックな変革をしていく国なんですよ」とも述べた。
また、丸山氏は「日本が米国の51番目の州になれば、『日本州』出身者が大統領になる可能性が出てくる。世界の中心で行動できる日本になりうる」とも指摘した。
終了後、記者団に「51番目の州」の真意を問われ、「それくらいの発想を持たないと、日本の根本的な改造は難しいという意味で、ヒントとして申し上げた」と説明。「日本の世界戦略における『国盗り合戦』みたいなものだ」と自説の正しさを強調した。
ただ、その後、国会内で記者会見し、審査会での発言について「意図するところと違う発言をしてしまった。議事録を精査したうえで、(審査会)幹事の了解をえたうえで削除、修正したい。誤解を与えた発言について大変申し訳なく思っている。」と陳謝。ただ、どの発言が訂正に該当するのかは明らかにせず、全てを削除する考えを示した。
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よくて、準州扱いだと思いますが。
だいたい、自衛隊が州兵になっちゃたら、海外派兵できなくなるし、アベシの吸う汁はなくなるし、アベシは「日米併合」には反対…って、その前に、これって「売国発言」じゃないですか?
第一、発言の相互関係が全く理解出来ません。 日本が米国の一つの州になるなら、新安保体制等は、議論の必要そのものが無くなります。
そもそも、新安保体制は、日本の国家としての存立を全うするのが目的の筈でしょう。
頭の構造が次元レベルで変動でもしているのではないのでしょうか。
それこそ、同盟国に対する侮辱発言ですよ。
発言趣旨そのものが反日。 更に侮米。 正しく売国奴の発言で、許し難いものがあります。 自民党議員でありながら、このような反日の輩が居るとはね。 或は、自民党とは、そうした存在なのか。 何が愛国か。
こちらは、憂国だ。 君らのせいで。
ゲスの当方ならともかく、アカンデショ。racist丸出しの花札野郎、あ、間違えた、トランプみたいなのは。
ほんまに226でイテモウタッテクダサイ、奸賊どもを。
アンクルサムの鞭と手かせ足かせで愉悦に浸るこんなおっちゃん、出てきたらあかんでしょ。
やまがきかタニガキか知らんけど、シッカリコイツらの手綱握ってやらんなら、自滅でっせ。
公安部のわんちゃんらも、オウンゴールに注意が必要とは情けないやろ。獅子身中の虫にこそ、監視が必要やで。なぁ、こんなとこに来てんと。(微笑)
丸山議員は国際法務が得意分野だそうですから、
今後TPPでアメリカ企業が優遇されるのを見据えて
真剣にお考えになられた結果でしょうか。
日本のままじゃ不利ですもんね・・・
概念を瞬時に操れる"頭のいい"人間が考える事って
すごいです。
前から思ってたんですが
まともな人だと自民党議員になれないんでしょうか・・・
おそらく普段からもっと過激で偏向した話を何の咎めも無く話しているからこそ、弁護士資格がありながら、立法機関に仕えながら、国家の根幹たる憲法を議論する場で、このような驚くべき発言が口を衝いて出てくるのでしょう。
一体、彼らは何様になったつもりでいるんでしょうね。
あなた方こそ一体どこの誰で何をしている人なんですか?人なんですか?と聞いてみたいところです。
しっかし、国会議員のセンセイたちがこれほどひどい人種の集まりとは驚き。こいつらに年間5000万円ほど血税やっている国民こそアホなんかな?
戦争に負けて、「お国のために」尽すことの馬鹿馬鹿しさを日本人は思い知らされました。この敗戦の記憶から、「愛国」というと「右翼」などとレッテルが貼られたりしますが、「国を愛する」ということ自体は基本的なことだと思うのです。私にはどうも、日本人には極端から極端に振れてしまう傾向がある気がしてなりません。
自分の国を愛せない人に他国を尊重することが出来るでしょうか?本当に自分の国を愛していたら、過去も現在も事実は事実として認め、過ちから学んで前を向いて進んで行けるわけです。
そして本当に自分の国を愛していたら、「アメリカの第51番目の州になる」などという発想は浮かばない筈です。戦後70年間、日本が対米従属で動いてきた背景には、この愛国心の無さ、自尊心の無さが背景にあるように思います。
この発言をきっかけに、私たちひとりひとりが、自分の国を愛するとはどういうことかを考えることが出来たらと思います。
しかし、この発言をした人が誰なのか、こう考えると、もう「日本、どうなるの?」って感じです。
「日本の国会議員が」
「日本の法律家(弁護士)が」
もうこんな人たちが何をしようが、言おうが、驚く暇はありませんが、ただメディアが「驚きのニュース」として紹介、それでいいの?歳費返納くらいあってもいいんじゃないかな?と思っています。