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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

【#蓮舫勝たせる 】本日7月5日午後8時から蓮舫さんとRICAKOさんのインスタライブ。小泉今日子、ラサール石井、カンニング竹山ら小池百合子氏陣営の圧力に負けず、自分の意見を言えるタレントは確実にいる

2024年07月05日 | 女帝小池百合子を3度も東京都知事にするな

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 今の小池百合子都知事の東京都政にNO!をつきつけ、蓮舫氏が敢然と立ちあがったときに、田崎史郎氏や橋下徹氏らアベトモ評論家がこぞって蓮舫氏に難癖をつけていじめ倒したのは記憶に新しいところ。

 蓮舫氏が出馬記者会見をしたその日に、テレビで敢然と蓮舫擁護を言い切ったのがRICAKOさんで、わたくし、つくづくそのキップの良さに感心しました。

 5月27日に日本テレビ系情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」に生出演したRICAKOさんは、蓮舫さんとは1980年代後半から芸能界で共に活躍した間柄ということで

「蓮舫はもともとクラリオンガールですごくすてきなデビューを飾ってるんだけど、その蓮舫が今こうして政治に携わってくれていて、本当に立派な女性になっているっていうのは、私は誇りに思ってるんです」

「蓮舫は昔からウソがない。本当にまっすぐな女性なんですよ。東京を背負うにはピッタリの女性だと思ってます。頑張ってほしいです」

と言い切ったんですね。

 そのRICAKOさんが呼び掛けて、本日午後8時からインスタで蓮舫氏とのライブ配信があるとのこと。

 絶対に見逃せません!

【#蓮舫がんばれ】田崎史郎・橋下徹・金子恵実らコメンテーターの蓮舫包囲網がひどすぎる。東国原氏でさえ「あの御仁、一応政治ジャーナリストを標榜されている。平素より、野党系とかを平等に取材してないんだな」

 

 

 ちなみにこの番組では蓮舫氏を支持するRICAKOさんに対して、これもアベトモの読売テレビの高岡達之特別編集委員が

「今、東京の有権者にとって批判票だけで勝ち目があるんでしょうか?」

といちゃもんをつけたのですが、RICAKOさんはキッパリと

「蓮舫は夢を語ってないっておっしゃったけど、裏金問題っていうのは、私たち本当にすっごい腹が立ってますよね。

 だから、そういう気持ちを表現してくれてることが夢を語ってることにも繋がるんじゃないかな」

「まず、国民の頭にきてること、不満に思ってることを蓮舫はしっかり言ってくれたっていう意味では、女性からは支持率が高いと思います。

 男性からみるとパキパキして怖い顔して攻撃的だと思うかもしれないけど、こういう強い女性が引っ張っていかないと東京は変わらないんじゃないかな」

と高岡氏をやっつけたんです。

 RICAKOさんがいくら蓮舫候補と仲が良かったとしても、これだけのことをテレビで言う、しかも新聞のお偉いさんに反論するというのは並大抵の覚悟では言えません。

 実にイメージ通りのさわやかな方で、気持ちよかったです。

【#蓮舫と次の都政へ 】「小池氏ややリード 蓮舫氏追い上げ」「蓮舫氏が激しく追い上げ」(TBS)、「小池百合子氏がややリード 蓮舫氏が続く」(東京新聞)。追いつける!【#蓮舫と共に新しい都政を 】

 

 

 もちろん、安保法案反対のころから旗色を鮮明に反対するなど、社会問題に発言してきた小泉今日子さんも蓮舫氏を支持。

 自身のⅩに蓮舫陣営のPR動画を添付し、

「15歳の時にデビューが決まって住み始めた東京。

 私も1人の若者だったと遠い目をしている場合じゃない。

 次の世代に何が残せるのか考えさせられます。」

と書き込みました。

2024年1月から放映された宮藤官九郎さんの「不適切にもほどがある」、もう面白すぎて死にそうでしたが(笑)、この作品も時代を超えたスーパースター小泉今日子がいなかったら成り立たなかった。

小池百合子東京都知事の神宮外苑前再開発という「木を切る改革」に対して蓮舫候補が「1度決まった再開発でも、首長の判断で立ち止まることはできると思っている」。東京都知事にふさわしいのは蓮舫氏一択だ

 

 

 最近の反権力タレントの筆頭と言えば、ラサール石井氏。

 7月4日付けの日刊ゲンダイでの連載【ラサール石井 東憤西笑】では表題に

『東京都知事選の選択肢に「小池百合子」はない』

と明言して、以下のように冷静な小池都政批判を展開しました。

『先日6月29日「SAVE神宮外苑ミーティング」に参加してきた。今小池都政が進めている神宮外苑再開発に反対する人々が集まり、私も発言した。

 私が現在住んでいる鎌倉市の多くは風致地区になっていて、15メートル以上の建物は建てられず、一軒家の住居には20%の植栽が義務化されている。そのために空が広く緑が豊富だ。この空と緑は市民に貧富の差なく平等に与えられた財産だ。

 そして大正時代に作られた風致地区の第1号が明治神宮と外苑である。だから神宮外苑は空が広い。だが新宿区は100年続いた外苑の風致地区を一番厳しいA、B地区から規制の緩いS地区に、議会にも諮らずに変えてしまった。そのせいで神宮球場と秩父宮ラグビー場の位置を入れ替え、最高190メートルの高層ビル商業施設を3つも建てることが出来る。

 これは都の要請で行われた。地権者は明治神宮、開発は三井不動産や伊藤忠。何百本もの木が切られることに反対運動が起きている。

 寺も神社も経営は大変だ。再開発もしたいだろう。しかしそれを許しては自然も景観もめちゃくちゃになってしまう。そのための風致地区の規制だ。むしろ都が待ったをかけなければいけないのだ。

 だがむしろ小池都政は開発に前のめりだ。外苑だけではない。葛西臨海公園も、晴海の選手村跡地も、そして「豊洲は守る、築地は活かす」と大見えを切った築地は大きなスタジアムと商業施設になろうとしている。それらもまた三井不動産。そこに都庁から何十人も天下りしていた。これはもう江戸時代の悪代官と越後屋ではないか。

 その悪代官小池都知事は、選挙戦でフリーランスの記者から逃げ回っている。公務があるからと街宣を避け、週末は八丈島や奥多摩など、大勢の人が来ない場所にいる。先日はあろうことか船上から川べりに呼びかけた。タヌキが乗る船はカチカチ山では泥舟だ。緑のタヌキは沈まないといいが。

 爆笑問題の太田氏は「蓮舫さんは怖くならないように笑ってるが、その笑顔がまた怖い」とヤユしたが、私は小池さんの、八丈島で、過去の「排除」発言を引き出した顔馴染みの横田記者に「つばさの党の人?」と言い放った笑顔が、「私の築地の友達は小池さんに怒ってる」と言った田母神氏に「お友達は選ばれたほうが」と言い放った小池さんの笑顔が怖い。

 その築地の女将さん会の皆さんは今回は蓮舫氏の街宣にいた。小池さんには「だまされた」と嘆く。

 水道橋博士が「『蓮舫』と『れんほう』の二択だったが『蓮舫』に投票した」と言っていた。

 そうだ。空と緑が財産の多くの都民の選択肢には「小池」はない。』

 

 

 そしてこの選挙期間中に、RICAKOさんと並んで最も感心したのが、お笑いのカンニング竹山氏。

 普段は保守的なコメントをしたり、自公政権寄りの発言をすることもあるのですが、小池氏とは因縁もあって思い切った発言をしました。

 6月23日放送のTBS系情報バラエティー番組「アッコにおまかせ!」に生出演した竹山氏は小池氏の公約である「東京大改革3・0」について意見を求められ

「要は8年間の総括がおこなわないまま次の公約、となっているから。前のヤツはやってきたの、ということを考えないといけない」

と言い切り、小池都知事が都議会で答弁拒否を連発していることや会見でのフリー記者排除、経歴詐称疑惑など小池都政で問題とされている事項を次々と列挙したうえで

「一人一人がなにをどう感じて、未来にいれるか大変な選挙」

「小池さんの方になびいたから気持ちわりいなと言ってる人もいると思うんで」

と語ったそうなんです。

 素晴らしくないですか?

小池百合子氏が都議会定例会の最終日に東京都知事選出馬表明。答弁拒否が凄まじく都合の悪いことは答弁しないと指摘した立憲民主党議員の発言をさらに動議で取り消しさせる小池都知事は議会制民主主義の破壊者だ。

 

参考記事 AERA

カンニング竹山 小池都知事からの抗議文に「謝罪はしない」本当の理由

 

カンニング竹山さんが凄かったのは、3年前の2021年3月28日の同じ「アッコにおまかせ!」で、小池百合子都知事らが出演する広報動画の制作について、竹山さんは

「全部じゃないけど、そのうちの1本に4・7億円がかかっている。血税でできているんですよ」

などと発言した後

「(東京都の)広告全体の経費でした」

などと番組内で訂正したんです。

ところが見せしめとばかりに、東京都庁からさらにまだ竹山氏の所属事務所サンミュージックにまで抗議文書が来たんです。

竹山氏はこの時も訂正するけど謝罪はしないと頑張りました。

そんな因縁のある小池都知事に対してですよ、同じ番組の中で

「忘れたんですか、3年前に小池さん語って大変なことになったことを」

と言いながら、和田アキ子以下ほかのタレントみんなが小池都政の方を持つのを尻目に、どうどうと小池氏批判をしたんです。

まあ、権力に媚を売りまくりの田崎スシロー氏や橋下徹氏には、竹山氏の足の指の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいと思いました。

そして、私たちも勇気を出しましょう。

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東京都知事選の選択肢に「小池百合子」はない【ラサール石井 東憤西笑】

神宮外苑で公約を発表する蓮舫候補(C)日刊ゲンダイ

 

【ラサール石井 東憤西笑】#271

 先日6月29日「SAVE神宮外苑ミーティング」に参加してきた。今小池都政が進めている神宮外苑再開発に反対する人々が集まり、私も発言した。

 私が現在住んでいる鎌倉市の多くは風致地区になっていて、15メートル以上の建物は建てられず、一軒家の住居には20%の植栽が義務化されている。そのために空が広く緑が豊富だ。この空と緑は市民に貧富の差なく平等に与えられた財産だ。

 そして大正時代に作られた風致地区の第1号が明治神宮と外苑である。だから神宮外苑は空が広い。だが新宿区は100年続いた外苑の風致地区を一番厳しいA、B地区から規制の緩いS地区に、議会にも諮らずに変えてしまった。そのせいで神宮球場と秩父宮ラグビー場の位置を入れ替え、最高190メートルの高層ビル商業施設を3つも建てることが出来る。

 これは都の要請で行われた。地権者は明治神宮、開発は三井不動産や伊藤忠。何百本もの木が切られることに反対運動が起きている。

 寺も神社も経営は大変だ。再開発もしたいだろう。しかしそれを許しては自然も景観もめちゃくちゃになってしまう。そのための風致地区の規制だ。むしろ都が待ったをかけなければいけないのだ。

 だがむしろ小池都政は開発に前のめりだ。外苑だけではない。葛西臨海公園も、晴海の選手村跡地も、そして「豊洲は守る、築地は活かす」と大見えを切った築地は大きなスタジアムと商業施設になろうとしている。それらもまた三井不動産。そこに都庁から何十人も天下りしていた。これはもう江戸時代の悪代官と越後屋ではないか。

 その悪代官小池都知事は、選挙戦でフリーランスの記者から逃げ回っている。公務があるからと街宣を避け、週末は八丈島や奥多摩など、大勢の人が来ない場所にいる。先日はあろうことか船上から川べりに呼びかけた。タヌキが乗る船はカチカチ山では泥舟だ。緑のタヌキは沈まないといいが。

 爆笑問題の太田氏は「蓮舫さんは怖くならないように笑ってるが、その笑顔がまた怖い」とヤユしたが、私は小池さんの、八丈島で、過去の「排除」発言を引き出した顔馴染みの横田記者に「つばさの党の人?」と言い放った笑顔が、「私の築地の友達は小池さんに怒ってる」と言った田母神氏に「お友達は選ばれたほうが」と言い放った小池さんの笑顔が怖い。

 その築地の女将さん会の皆さんは今回は蓮舫氏の街宣にいた。小池さんには「だまされた」と嘆く。

 水道橋博士が「『蓮舫』と『れんほう』の二択だったが『蓮舫』に投票した」と言っていた。

 そうだ。空と緑が財産の多くの都民の選択肢には「小池」はない。

 

 

カンニング竹山、『アッコにおまかせ!』での発言に「よく言った」「見直した」ネット称賛

2024年6月24日 14時50分 中日スポーツ

23日放送のTBS系情報バラエティー番組「アッコにおまかせ!」に生出演したお笑いタレント・カンニング竹山が、ネット上で称賛を集めている。東京都知事選を特集した番組内で、小池都政の8年間を総括する重要性をズバッと強調したからで、X(旧ツイッター)上には「よく言った!」「見直した」などのコメントがあふれた。

カンニング竹山

カンニング竹山


 竹山はかつて、現職の小池百合子さんが出演する動画の制作費を巡って誤認発言をし、抗議文を受けた。番組では、小池さんが掲げた公約「東京大改革3・0」を詳報。感想を求められた竹山は「忘れたんですか、3年前に小池さん語って大変なことになったことを」と対応した後で、「要は8年間の総括がおこなわないまま次の公約、となっているから。前のヤツはやってきたの、ということを考えないといけない」と意見を述べた。
 続けて蓮舫さんが掲げた「7つの約束」については、具体的な数字が示されなかったことが残念だとするトーンで紹介。現職の方が都政には通じているだけに「小池びいき」と視聴者に取られかれない番組進行にまったをかけるように、竹山は「バランスを取るために言っとくと」と割って入った。
 
 竹山は、都議会での答弁拒否や会見でのフリー記者排除、経歴詐称疑惑など小池都政で問題とされている事項を次々と列挙。「一人一人がなにをどう感じて、未来にいれるか大変な選挙」「小池さんの方になびいたから気持ちわりいなと言ってる人もいると思うんで」と語った。
 
 自身のユーチューブチャンネルなどでは政治についての見解を積極的に語っている竹山。地上波で堂々と私見を述べた姿勢は多くの人の共感を呼んだようで、Xでは「カンニング竹山さんグッジョブ 公平性を保つ観点からも良き」「かっこいいなあ!!」「知識も熱量もあっていいねぇ」「骨のある芸人は信頼できます。ラジオでも政治に関する話をしているがしっかり勉強しているのが良くわかる」などと称賛する声が多数挙がった。

 都からの抗議文を受けた際に竹山が「TV出演が少し減ったように感じた。気のせいかもしれないが」と語っていたことを示し、「それでもなお、同じ(小池援護の)番組でちゃんと批判してるのは、ちょっと見直した」とする書き込みや「干されないことを祈る」などと心配する意見も。
 「なかなか踏み込んだ発信を公共の電波に乗せて言えた。勇気ある行動だと思う。なかなか言えるものではないですよね」という意見に対し、「TVで正しいことを言って、ここまで話題になるってすごい国だな」と一歩引いた指摘もあった。

 

東京都の抗議、見せしめか・当然か カンニング竹山さん誤認発言

新型コロナウイルス対策への都民の不満は根強い。記者会見する東京都の小池百合子知事=東京都庁で2021年3月5日午後9時38分、喜屋武真之介撮影

 タレントのカンニング竹山さんが生放送のテレビ番組で、東京都の広報動画の制作費用について誤った発言をし、放送時間内に訂正した。だが、東京都側は「訂正内容は都民に十分に伝わっていない」として、竹山さんの所属事務所と番組を放送したTBSに抗議している。過剰とも言える東京都の対応について、元上智大新聞学科教授でメディア文化評論家の碓井広義さんは小池都政への批判を封じるための「見せしめの抗議」だと批判する。一方、「芸能人・芸能事務所の法務と税務」の共著もある石井逸郎弁護士は、「表現の自由が守られることは大前提」としながらも、発言の影響力から「ある程度の抑制が必要」と理解を示す。どうやら、このバトルは一刀両断には斬れない難問のようだ。【生野由佳、大野友嘉子/デジタル報道センター】

「動画1本に4.7億円」番組後半で訂正

 問題になったのは、3月28日の生放送番組「アッコにおまかせ!」(TBS系)内での竹山さんの発言。小池百合子都知事らが出演する広報動画の制作について、竹山さんは「全部じゃないけど、そのうちの1本に4・7億円がかかっている。血税でできているんですよ」などと発言した。だが、その後「(東京都の)広告全体の経費でした」などと番組内で訂正し、謝罪した。

 しかし、東京都は放送終了後、TBSと竹山さんが所属する事務所「サンミュージック」に発言の誤りを指摘し、事実に基づいた報道をするようにと申し入れた。

 一連の経緯を夕刊紙「日刊ゲンダイ」が4月1日にネット版で報じると、SNS上でさまざまな意見が飛び交った。

 <どんどん言論統制に近づいてないか>

<picture>TBS放送センター=東京都港区赤坂</picture>拡大

TBS放送センター=東京都港区赤坂

 元都知事の舛添要一さんも「番組内で数字の単純ミスを直ぐに訂正したにもかかわらずだ。竹山は、最近は小池都政の問題点を厳しく指摘しているので、目障りなのだろう。言論を封殺する全体主義国のような反応だ」と投稿した。

 一方で、竹山さんの発言の影響力から都政を擁護する声もあった。

 <ユーチューブ1本の制作費に4・7億円の血税かけてる発言は、あまりにも軽率すぎ>

 <(竹山さんは)社会的な影響力があるのだから、発言にはもっと気を付けるべき>

都「伝わっていないから申し入れ」

 東京都に取材を申し込むと、政策企画局の担当者は「(竹山さんが)発言を訂正した事実は把握しています。それでも『伝わっていない』と判断し、申し入れをしました。文書に『抗議』という記載はありません」と話した。再度の訂正は求めてもいないという。

 訂正後に申し入れた理由については、番組後に東京都に対して「広報動画1本に4・7億円も使ったのか」などと抗議する電話やメールが多数、寄せられたためだという。

 元上智大新聞学科教授でメディア文化評論家の碓井広義さんは、番組内で発言が訂正されていることに注目する。「番組担当者がすぐに数字の裏取りをしたのでしょう。生放送の番組で速やかに訂正し、謝罪しており、問題は感じません」と話す。<picture>碓井広義さん</picture>拡大

碓井広義さん

 訂正したにもかかわらず、東京都には抗議の電話が相次いだという。東京都が言うように、訂正が視聴者に伝わっていないのではないか。

 碓井さんは「(視聴者が)普段から都政の方針に納得していたら、4・7億という数字を聞いただけで抗議はしないでしょう。これまでの都政に納得できない、税金の費用対効果が見えてこないという抗議です」と指摘する。抗議が殺到した背景には、東京都への不満があるとの解釈だ。

 「東京都は、誤った数字が話題になってしまったなら、注目されたことを好機ととらえ、広報動画にどのような効果を期待し、都民に何を還元できているかを説明すべきではないでしょうか」と碓井さん。

 しかも、東京都の申し入れは、TBSと、事務所と双方に行われている。これを碓井さんは「見せしめの抗議」とみる。「番組を作るテレビ局に『このタレントを起用したら面倒くさい』という印象を与え、圧力をかけているようにしか思えません。そういう意味で『前代未聞の対応』と考えます」と話す。

 「普段から都政に対して疑問をぶつける竹山さんは『都民の声を代弁』する役目を背負ってくれている芸人さんです。テレビ局や芸能事務所に圧力をかけて、その言葉を封印させようとする、それは前代未聞です」と力を込めた。

弁護士「過剰な演出。扇動とも」

 一方、石井逸郎弁護士は、「芸人であれ、評論家であれ、社会的影響力のある人がテレビでコメントをする以上、覚悟が必要で、間違った情報を伝えてしまった時に抗議を受けるのは当然のことです。東京都が、竹山さんが番組内で訂正したことを知った上で、『今後は気をつけてください』という趣旨の抗議をすること自体はあり得るのではないでしょうか」と東京都の対応に理解を示す。<picture>石井逸郎弁護士</picture>拡大

石井逸郎弁護士

 石井弁護士は「表現の自由は大事な権利だということは大前提だし、行政機関は基本的にはマスコミや市民の批判を甘受すべきだ」とした上で、誤った情報の拡散や過剰な演出は抑制されるべきだと考えている。

 「今回の問題で竹山さんは、4・7億円という誤りであると同時に、過大な数字を『演出』して視聴者の感情をあおった面があります。コロナ禍で不況が加速する中でたまっていた不満が、竹山さんの発言によって『4・7億円もの税金を動画なんかに使っているのか』という怒りに変わり、結果として都に抗議が寄せられたわけです」

 勘違いだったにせよ、動画1本に4・7億円という莫大(ばくだい)な金額を強調した竹山さんの「過剰な演出」は、フジテレビの番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレス選手の木村花さんが視聴者から誹謗(ひぼう)中傷を受けた末に死去した問題と似た構図だというのだ。

 「竹山さんの発言は一歩間違えれば『扇動』に当たります。木村さんの問題からも分かるように、テレビやインターネットの世界は扇動効果が大きい。ある程度の抑制が必要だと考えることは、表現の自由の侵害とは言えません」と石井弁護士。

 ただ、今回の問題が税金の使い道の妥当性について問題提起をした点は評価する。「一部の視聴者が4・7億円という数字に飛びついた背景には、行政や政府への不信感が根底にあるからでしょう。税金の使途の問題について関心を集めようとしたこと自体は否定すべきではありません」

   ◇

 毎日新聞の取材に対し、TBS広報部は東京都から申し入れがあった事実を認め、「出演者の発言に誤りがあると放送中に番組担当者が気付き、番組の後半で訂正致しました」と経緯を説明。今後、竹山さんの発言を再度、番組で取り上げるかどうかについては「制作過程については、従来、お答えしていません」としている。

 竹山さんの所属事務所サンミュージックの広報担当者は「コメントは差し控えます」としている。

 

 

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2024-07-06 08:28:12
冒頭の「小泉今日子、ラサール石井、カンニング竹山ら小池百合子氏陣営の圧力に負けず、自分の意見を言えるタレントは確実にいる。」を見たとき、「えっ、小泉今日子、ラサール石井、カンニング竹山が小池陣営?」と思いました。「ら」の後に「ように」を付ければ誤読が避けられると思います。

嘘つきの後がまた嘘つき、ということにならないように。「猛追」とされる候補が、維新の目に適っていた理由が明らかになったわけですから、日本の未来のためにも蓮舫さん一択でしょう。
「奨学金返済の肩代わり」の提案、いいですね。これは、れいわ新撰組が結党直後に掲げた「緊急経済八策」の一つです。「奨学金チャラ」ですね。どの程度までを考えておられるのかはまだ不明ですが、バラマキシダ政権の給付より効率がいいのは間違いありません。貸与型の奨学金事業者に送金するだけですから。
卒業した時に300万、500万という借金を背負い、ローン地獄に叩き落される若者を救う、結婚をあきらめていた人たちを結婚へと向かわせる。出生率を上げる、少子化阻止対策としては抜群のものでしょう。
若者を元気にして、住民全体を幸せにする。現都政にはない視点で東京から日本を変えていただきたい、そう思います。
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