アメリカのトランプ新大統領が自分に多額の献金をして当選に貢献した親露派のイーロン・マスク氏を「政府効率化省」のトップに据える論功行賞を発表し、ネタニヤフ首相やプーチン大統領と連絡して悪の枢軸を結成中。
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まだトランプ氏が大統領になるのは来年1月なのにもう次々と閣僚人事を発表していて、イーロン・マスク氏とビベック・ラマスワミ氏を新しく創設する政府効率化省のトップに据えると発表しました。
マスク氏はテスラを創立しⅩも支配するご存じの通りの大富豪で、今やトランプ氏と並ぶ親露派であり、同じく世界最悪のウクライナ戦争即時停戦派として知られています。
そんなトランプ氏の当選後さっそくトランプ・プーチン電話会談があったのですが、ウォール・ストリート・ジャーナル紙によるとなんとマスク氏はそれにも同席したというのですから、ドナルド・イーロンコンビの親露派ぶりには恐れ入ります。
そして強欲資本主義そのものであるマスク氏はトランプ氏の選挙運動に私費を何百億円もつぎ込んだ論功行賞によって、いわばアメリカの行政改革担当大臣になるのであって、これは超ビッグな竹中平蔵氏みたいな政商納言的存在と言えますから、必ずやアメリカの行政機構を自分の利益のためにズタズタにすることでしょう。
トランプ、マスクと、超お金持ち有利の政権にならないか。まさに国民からの権力監視が必要>トランプ次期大統領 イーロン・マスク氏を新組織新たな組織「政府効率化省」を率いると発表「官僚機構を解体し、過剰な規制を撤廃」(TBS NEWS DIG Powered by JNN) https://t.co/9SItBTdjZ8
— 紀藤正樹 MasakiKito (@masaki_kito) November 13, 2024
【#米大統領選挙】人権無視の差別主義者だからこそロシアとイスラエル支援のドナルド・トランプ氏。地球温暖化否定など各種陰謀論の元祖でもあるトランプ氏当選を願う日本のトンデモ識者たちを糾弾しよう。
さらに、ラマスワミ氏は2023年の大統領予備選の選挙活動中に米連邦捜査局(FBI)、教育省、原子力規制委員会を廃止すると公約した共和党候補で、大統領が任意の連邦機関を廃止できるようにする法的枠組みを概説したホワイトペーパーを発表したというトンデモない人物。
アメリカ最大の捜査機関を無くして違法行為し放題、教育省を無くして公教育を破壊、原子力規制委員会を無くして原発作り放題。
こんなふうにトランプ氏のもとにマスク氏とラマスワミ氏が結集して行なわれるアメリカ版「身を切る改革」が悪夢そのものになることは必定です。
メルトダウンした福島原発のデブリ880トンのうちやっと数グラムを事故から13年半後の8月に初めて採取予定。トランプ氏に「原発は最も安全な発電方法の一つだ」と教えたイーロン・マスク氏は世紀の詐欺師だ
ところで、ロシアに今も侵略されているウクライナのキーウ国際社会学研究所(KIIS)は11月12日に、領土的な妥協に関する世論調査の結果を公表しました。
これによると
「いかなる状況であれ、領土を諦めるべきではない」
と回答したウクライナ市民は58%で、前回5月の調査よりもむしろ3ポイント上昇しています。
逆に「平和と独立をできるだけ早く達成するためには、領土の一部を諦めても仕方がない」というウクライナ市民は前回と変わらず32%で、領土を保つという市民の約半分です。
しかし、そんなウクライナの主権者であるウクライナ市民の意思など、親プーチンのトランプ氏もマスク氏は我が国の反米拗らせ論者や親露派陰謀論者と発想が同じですから、一顧だにしないでしょう。
親露派トランプ氏のウクライナ戦争即時停戦論が判明。現在の前線を非武装地帯にしてロシアの占領地を固定化。ウクライナはNATOに加盟せず中立化。「ロシアのプーチン大統領の和平案のようだ」(NYタイムズ)。
ロシア国営スプートニク 『トランプ氏「プーチン大統領は優れた交渉者」 マスク氏対談での発言まとめ』より
第一次安倍政権よりも第二次安倍政権の方がはるかにタチが悪かったことを思えば、復讐心に燃えるドナルド・トランプ氏が復権した第2次トランプ政権がどれだけ危険なものになるかは容易に予想がつく。心して備えよ!
そして同じく恐ろしいことに、トランプ氏は当選後まだ10日も経たないうちに、中東で戦争しまくっているイスラエルのネタニヤフ首相と少なくとも3回も電話会談しているというのです。
ちなみに、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は11月11日までに、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘が始まった最初の半年間について死者数を検証した報告書を発表しましたが、ガザの死者の7割近くが子どもと女性だったことが判明したとしていて、イスラエル軍が国際人道法の基本原則に組織的に違反していることを示していると指摘しました。
さらにこの一か月でイスラエル軍によるガザの学校攻撃は64件、1日2校以上になっているというのです。
イスラエルがガザで学校を空爆して、子どもたちを含む100人以上の市民を虐殺。イスラエル大使が招待されないと言って長崎の原爆平和式典への参列を拒否した欧米諸国はパレスチナの民に何と言って詫びるのか。
グレタ・トゥ-ンベリさん「パレスチナでのジェノサイドが、バイデン・ハリス政権の下で米国の資金と共謀によって起きている」。しかし「トランプ氏が、もう一人の候補者よりもはるかに危険であることは間違いない」
そして、人道なんて屁でもない親イスラエルのトランプ氏が当選したので、もうアメリカから止められる心配はないとばかりに、イスラエル軍のガザやその他の地域への攻撃は激しさを増しています。
さらに、イスラエルの新国防大臣はイランに対して「核施設を攻撃される危険がかつてなく高まっている」と脅迫しています。
同じくイスラエルの外務大臣は11月11日、ロシアがイラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラの再武装を阻止することで役割を果たすと述べました。
プーチン大統領とそれをバックにしているトランプ米大統領、そしてイスラエルのネタニヤフ首相という露・米・イスラエルという悪の枢軸がすでに結成されているわけです。
親露派陰謀論者ドナルド・トランプ氏がロシア軍によるウクライナ侵略について「彼(ゼレンスキー大統領)は戦争を始めさせるべきではなかった。これは負け戦だ」とウクライナに責任をなすりつけた(呆)。
米大統領選討論会でトランプ氏が2つの戦争について「イスラエルに仕事(虐殺)を最後までやらせるべきだ」「プーチン大統領が一目置いている大統領(自分)がいたらプーチンはウクライナを侵略することはなかった」
そのドナルド・トランプ氏が予想以上の大差で大統領選に勝利したことに差し迫った危機感を感じている人たちが世界中に大勢います。
まず、アメリカ国内の女性たちは韓国の4非運動に倣って4B運動を始めました。
これは、およそ男性と「結婚しない(bihon)」「出産しない(bichulsan)」「恋愛しない(biyeonae )」「セックスしない(bisekseu)」ことを掲げるリベラルな女性たちの運動です。
【悲報】#米大統領選2024 ドナルド・トランプ氏が勝利宣言。ネタニヤフ首相「あなたの歴史的なホワイトハウスへの復帰は米国の新たな始まりであり、イスラエルと米国の偉大な同盟関係への力強い再確認である」
もちろんこの運動に火が付いたのは、トランプ氏が数々の性的虐待・暴力事件で訴えられているからです。
1990年代に米ニューヨークのデパートで性被害を受けたとして女性コラムニストがドナルド・トランプ前大統領を訴えていた民事訴訟では、同市マンハッタンの連邦地裁の陪審は2023年5月9日にトランプ氏が性的暴行をしたと認めました。
またトランプ氏がこの原告を嘘つき呼ばわりしたことについても名誉毀損の成立を認め、約500万ドルの損害賠償請求を認めています。
さらに、2024年5月30日には、トランプ氏は不倫相手であるポルノ女優に対する口止め料を「弁護士費用」と記載して不正に会計処理したとして、業務記録を改ざんした罪で有罪評決を受けています。
そんなトランプ氏が前に大統領だった時代に選んだ連邦最高裁判事たちが女性の中絶の権利を否定する判決を出したこともあり、次のトランプ政権への危機感がアメリカの女性たちに募り、トランプ氏とその支持者である男性たちに対する抗議として4B運動を始めたのです。
【史上最低】ドナルド・トランプ氏が米大統領経験者で歴史上はじめて有罪判決を受ける!!ポルノ女優らとの不倫を口外させないために口止め料を総額数千万円支払ったのを「弁護料」と虚偽記載させた罪で(笑)。
主なものでも4件の刑事事件で起訴されているトランプ氏は、自分が大統領を辞めた後も永久に起訴されない法律を議会に作らせたロシアのプーチン大統領を真似して、今回の選挙運動期間中にアメリカの大統領は免責特権を持たなければならないと主張しました。
そしてトランプ氏が前に選んでおいた前述の最高裁判事たちは、大統領は公務の違法では起訴されないという判決をまんまと出しました。
ロシアについては何度も言ってきたことですが、国内の人権侵害や専制支配こそがウクライナ戦争のような対外的な侵略を可能にします。
トランプ氏が選挙期間中にも主張してきた女性差別、人種差別、性的マイノリティ差別などをストップして、アメリカ国内の言論の自由も行動の自由も拡大する、それがひいてはアメリカが次に起こす戦争への「壁」を構築することにつながります。
他方、日本に暮らす我々は熟慮なき反米・親露の陰謀論に走らず、事実を見極め、国内外の人権保障をますます大事にすることが必要です。
編集後記
北朝鮮はロシアのウクライナ侵略を支援するため、ロシアに数万人の兵士を派遣しているとされており、両国の軍事協力拡大への懸念が高まっています。
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トランプ・マスクどちらも、マスクどころか口にチャックが必要なのに、反対に拡声器を与えてしまった…
翻って日本は…ってかニッポソこそ酷、、、(涙)
ポピュリズムでは世界の最先端
一方、人権に関しては周回遅れ…
大手メディアは、他所のことをああだこうだ言ってる場合じゃないだろ!
と……でも最近、私の症状も含め、あきらめが…/(_ _,)\
血圧も上がりますしね笑笑
今年いっぱい社会派ブログも読まない、ニュースも見ない、みたいな心と体の休養期間を設けるとかいかがでしょうか。
先週忙しく頑張ったので今週頭に休みを取り、三島スカイウォークってところで空を飛んできたんですが笑笑、とってもよくて、リフレッシュできましたよ❣️
ぜひ自然に親しむとか土に触れるとかなさってみてくださいませ
お気遣いありがとうございます
ブログ主さんの優しさが心に沁みました
なんとか頑張ってみます
それにこれまでの私の変な書き込みへの寛容の対応には申し訳ない気持ちでいっぱいです
本当にありがとうございます
俺も同感ですね
一旦落選させといてその後トランプおやびんの素晴らしさ、必要性に気づいた、再認識したというアメリカ人が多いなら、そいつらの脳みそは取り出してマッサージしたほうがいいですね
だってトラ公ほど何十年経とうが1ミリの変化もない独立自尊のアホは2人といないんだから、そんなのを今頃有難がる奴はこれからも周回遅れの判断しかできませんて(笑)
インチキ電気自動車屋が仕切る「真理省」にも興味津々ですね
ロビーにはトラ公の他にプーチンやオルバンの肖像画も掛けられそう
トランプ政権の主要閣僚に『凶悪なシオニスト』達が名を連ねているそうです。
彼らは『イスラエルと心中等々』なだけでなく、『対イラン強行派』であることを隠そうともしていません。
つまり、タイトルの途中まではその通りですが、大統領就任で“プーチン世間と共通の敵”だった米国国内勢力を追いやることに成功した現状では、『イスラエルと共謀してイランを叩く』つもりのシオニスト政権と化したトランプ政権は『イランと一心同体のプーチン・ロシア』とは遅かれ早かれ激突すると予測します。
それを避けるには『トランプ政権がイスラエルを見捨てる』しかないわけですが、トランプ政権の新閣僚を見る限りは、トランプ政権は『イスラエルと自爆心中』する公算が高そうです。
『第2次大戦の“独ソ不可侵条約”と同様』にトランプ、プーチンとの連携は『目の前の敵を倒すための時限的な関係』であり、いよいよその縛りが終わり、『双方が“戦争準備”に入った』と判断した方がよさそうです。
※米露ロが激突!となると『パワーバランス』敵に中国はロシア側に付き(戦争まではしないでしょうが)、イスラエル以外の中東諸国がすべてイスラエルの敵に回る…ことを踏まえると、『トランプ政権の自爆』だけで済めばいい方でしょうね。(日本は巻き添えを食わないように早急にトランプ政権とできるだけ距離を置くのは必須でしょう。)
さて、トランプ政権が『イスラエルと心中』の公算が高い…と推察しているのに、イスラエルの“主敵”であるイランが明らかに“イスラエル以上の戦力”がある上に、『(イランと並ぶ軍事大国)トルコも対イスラエル戦争に参加』を表明していること、
軍事ランキング1位、2位の米国、ロシアの戦力が“兵器の性能”“軍隊の士気”さらに地勢的に“ロシアが圧倒的に中東に近い”ことを踏まえて、米国とロシアがそれぞれバックアップした場合、『ロシアのバックアップが圧倒的に有利』と推測できるからです。
また、“電子戦部隊が米国の高性能無人機を捕獲”できたように、イランの軍事力は『兵器の性能もNATO諸国に引けを取らないくらい高い』と予測され、『大陸間弾道弾を撃墜できる対空システム』を持つロシアほどではないかもしれませんが、『イスラエルの核ミサイルを迎撃可能』?だから、イランは余裕を持って動いている?という推察まであるそうです。
(※そして、イランは北朝鮮同様に“核ミサイルを配備済み”の可能性も)
トランプ政権の“ウクライナ停戦”は『支援をイスラエルに集中するため』…
ウクライナ <<< イスラエル というのが“シオニスト・トランプ政権”の価値観であることが明白に出ているのではないでしょうか?
https://www.afpbb.com/articles/-/2844786
☆イラン、「撃墜した米無人偵察機」の映像を初公開
2011年12月9日
【12月9日 AFP】(一部更新)イラン政府は8日、米軍の無人偵察機がイラン東部の領空「深く」まで侵入したと主張している問題で米政府に正式に抗議するとともに、前週撃墜した「RQ-170」だとする映像を国営テレビで公開した。
■イランの電子戦部隊が着陸させた?
イラク国営テレビは8日夕、革命防衛隊の防空幹部2人がこのクリーム色の無人機を調べる姿を放送した。機体の外観は「RQ-170」そっくりで、目だった損傷はほとんどみられなかった。
機体を調べた1人、アミール・アリ・ハジザデ(Amir-Ali Hajizadeh)革命防衛隊空軍司令官は、この無人機は革命防衛隊の電子戦部隊のわなにかかり、サイバー攻撃によってほとんど無傷で着陸させられたと述べるとともに、イランの専門家はこの機体からどれほど貴重な情報が得られるか、よく理解していると語った。
https://sekai-hub.com/posts/gfp-military-strength-ranking-2024
【2024年最新】世界の軍事力ランキング(GFP) | 日本の軍事力は世界7位に上昇
公開日:2024/2/6
1 アメリカ 2 ロシア 3 中国 4 インド 5 韓国 6 イギリス
7 日本 8 トルコ 9 パキスタン 10 イタリア 11 フランス 12 ブラジル
13 インドネシア 14 イラン 15 エジプト 16 オーストラリア 17 イスラエル
18 ウクライナ 19 ドイツ 20 スペイン
テスラでは米運輸省道路交通安全局(NHTSA)と衝突が続いている。ツイッター社でやったように大幅な人員削減によって、NHTSAの弱体化を図るのでは、と指摘がある。
Elon Musk says he and Trump have ‘mandate to delete’ regulations. Ethics laws could limit Musk role (2024/11/14 AP)
https://apnews.com/article/trump-elon-musk-doge-tesla-spacex-80fa8b213b46460b1a0e369dc07a6404
SpaceX でも打ち上げ要件をめぐり63万3000ドルの罰金が請求されている。「企業が安全要件を遵守しない場合は、何らかの結果がもたらされます。」とする米連邦航空局(FAA)に対してマスクは、FAAの行動は政治的動機によるものだと示唆、「スペースXはFAAに対し、規制の行き過ぎを理由に訴訟を起こす予定だ」と。
FAA seeks to fine SpaceX $633,000 over 2023 launch requirements (2024/9/18 ロイター)
https://www.reuters.com/technology/space/faa-proposes-fine-spacex-633000-over-2023-launch-requirements-2024-09-17/
ラマスワミはFDA(食品医薬品局)を「暴露し、最終的には骨抜きにする」と語っていた。彼はCOVIDワクチン接種義務化に対して筋違いな批判をFDAに浴びせている。FDAの役割は、ワクチンや薬の有効性と安全性を判断するのであり、接種義務化という政策を行うわけではない。
また、FDAに本当に必要なのは、薬の効能を気にせずに「安全」な薬を確実にすることだという主張がある。ラマスワミも同様に考え、アルツハイマー治療薬でFDAの検査に合格しなかったことについて腹を立てていただろう。
Vivek Ramaswamy wants to ‘gut’ the FDA. His claims don’t hold up to scrutiny (STAT 2023/7/31)
https://www.statnews.com/2023/07/31/vivek-ramaswamy-wants-to-gut-the-fda-his-claims-dont-hold-up-to-scrutiny/
開発に携わったAxovant社(ラマスワミ設立)の株価は200ドルから40セントに暴落、昨年解散した。
こうした規制を撤廃したいというのがよく見えてくる。
トランプは政府効率化局について、米国政府の連邦機関ではないが、「政府外で」助言や指導を提供し、ホワイトハウスや行政管理予算局と連携して「構造的な政府改革を推進する」としている。
Trump says Elon Musk and Vivek Ramaswamy will lead 'Department of Government Efficiency' (ABC 2024/11/13)
https://abcnews.go.com/Politics/trump-elon-musk-vivek-ramaswamy-lead-department-government/story?id=115796327
この点について一部の倫理専門家は、マスクとラマスワミの役割が「政府外」と表現されていることに特に懸念を抱いている。彼らの仕事が連邦政府に大きな影響を及ぼす可能性があるにもかかわらず、彼らが通常の財務情報開示規則の対象にならない可能性があることを意味する可能性があると指摘されている。
Some ethics experts raise concerns over Musk and Ramaswamy's Department of Government Efficiency roles (ABC 2024/11/14)
https://abcnews.go.com/US/ethics-experts-raise-concerns-musk-ramaswamys-department-government/story?id=115838961
ラマスワミについては他にも突っ込みどころは山のようにある。とにかくトランプの人事は破滅的だ。
Trump picking Gaetz to head justice department stuns - but sends strong message (2024/11/14 BBC)
https://www.bbc.com/news/articles/c2k0472q8v0o
引用開始----
2018年にゲーツは、右派のホロコースト否定論者を一般教書演説に招き、その後、銃乱射事件で子どもを失った父親2人が銃規制に関する主張に異議を唱えたため、公聴会から追放しようとした。
引用終了----
(GOOGLEの自動翻訳は間違いがあるので注意)
銃規制の件については次の記事がある。
Trump Ally Tries To Remove Parkland Fathers From Gun Violence Hearing (npr 2019/2/6)
https://www.npr.org/2019/02/06/692046272/trump-ally-tries-to-remove-parkland-fathers-from-gun-violence-hearing
ゲーツは、不法移民が暴力事件を起こしているから南部の国境に壁を作れと発言。これに抗議したのが銃乱射事件で犠牲となった子どもたちの父親2人だ。その抗議は、”ゲーツの発言は真実ではない、私たちの愛する人がアメリカ人男性に殺された” というものだった。
ゲーツはこの父親2人を議会公聴会から排除するよう主張した。犠牲となった子どもたちの人権を一切顧みることのない極悪弁護士のゲーツ。
また、その前段にある、ホロコースト否定論者の件を含め、ゲーツの外国人嫌悪、反ユダヤ主義、そして陰謀論までも洞察した記事はこちら。
The chaos is the point: Matt Gaetz and the mainstreaming of conspiracy, xenophobia and antisemitism (Forward 2023/10/4)
https://forward.com/opinion/562892/matt-gaetz-conspiracy-xenophobia-antisemitism/
2021年、当時フォックス・ニュースの司会者だったタッカー・カールソンは、人種差別的、外国人嫌悪的、反ユダヤ的な replacement theory(Great Replacement:置き換え理論)を主張した。置き換え理論とは、白人至上主義的、極右的な陰謀論の一種で、ユダヤ人と一部の西側エリートが、白人アメリカ人とヨーロッパ人を非白人に置き換えるために共謀していると主張する(注)。
名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League:ADL)がカールソンを批判すると、ゲーツはツイッターで「@TuckerCarlson はアメリカで何が起きているかを説明しており、置き換え理論については正しい」と投稿し、「ADL は人種差別的な組織だ」とした。
他にもスキャンダルを抱えるゲーツを司法長官に指名するのがトランプ。BBCの指摘にあるように求めるのは忠誠心だ。
その他、ゲーツをはじめとする親イスラエルの布陣についての概要はこちら。2期目のトランプは想像を超える。プーチンに倣って3期目(改憲して)も狙うかもしれない。共和党がトランプ党になったどころか、米国がトランプ王国になりそうだ。
Your complete guide to Trump’s Jewish advisers and pro-Israel cabinet (Forward 2024/11/13)
https://forward.com/news/674101/trump-cabinet-israel-rubio-huckabee-jewish/
その他、目も当てられない指名。
米保健福祉長官にケネディ氏 ワクチン懐疑論者、医療や公衆衛生所管
https://www.asahi.com/articles/ASSCG7SMVSCGUHBI00JM.html?iref=pc_international_namerica_list_n
【注】
What is the ‘great replacement theory’? A scholar of race relations explains
https://theconversation.com/what-is-the-great-replacement-theory-a-scholar-of-race-relations-explains-224835
1番驚いて思わず声が出たのは、反ワクチン陰謀論者のケネディをよりによって保健福祉長官(厚生労働大臣)に持ってきたことです。
「アメリカ、終わったな」
と思いました(-_-;)
①オミクロン変異株は「リベラル派のもう一つの隠蔽工作」であり、中間選挙で民主党に有利に働く可能性があると主張。
Pete Hegseth claims new omicron variant is “another liberal cover-up” that may help Democrats in midterm elections ( Media Matters 2021/12/1)
https://www.mediamatters.org/coronavirus-covid-19/pete-hegseth-claims-new-omicron-variant-another-liberal-cover-may-help
②細菌は見えないから実在しない。だから10年間手を洗ったことがないと語る。
(洗わないのは手だけですか?と突っ込みたくなる。)
'Germs are not a real thing': Fox News host says he hasn't washed hands in 10 years (ガーディアン 2019/2/11)
https://www.theguardian.com/media/2019/feb/11/germs-are-not-real-fox-news-host-pete-hegseth?CMP=share_btn_tw
③気候科学を「宗教」と呼んでいる。それはリベラル派が「神を演じたい」と思っていることを示していると。また、気候研究はアメリカ社会に政府の統制を課すための左翼の巨大な陰謀だとも。
Trump pick for Defense secretary voiced climate denial as Fox commentator (E&E News 2024/11/14)
https://www.eenews.net/articles/trump-pick-for-defense-secretary-voiced-climate-denial-as-fox-commentator/
④戦争犯罪で告発された米軍人を恩赦するよう求めた。
⑤著作の中で、
(1)交戦規則の制限からジュネーブ条約まで、戦場で戦闘員を束縛する政策、法律、条約を軽蔑している。彼はそうした法を、遵守しない敵に対しては時代遅れだと示唆している。
(野口和彦氏にも通じるものがある。)
(2)日本に原爆を投下したアメリカ人については、「彼らは勝った。誰が気にするだろうか」と。
What to know about Pete Hegseth, Trump’s pick to serve as defense secretary (AP 2024/11/14)
https://apnews.com/article/who-is-pete-hegseth-trump-defense-secretary-2e2bdd16c8e90f5d037f763cfadbde94
⑥十字軍への執着
イスラム・キリスト教・ユダヤ学研究所の上級研究員マシュー・テイラー(Matthew Taylor)氏によると、「多くの極右キリスト教徒は十字軍を自分たちの戦闘的なキリスト教精神のために社会をどう作り変えたいかのモデルとして採用しています」「そしてヘグゼス氏はまさにその流れの中にいるようです」と指摘。
⑦ヘグゼスは過激なキリスト教至上主義運動と評されることのある改革派福音派教会連合(CREC)の正会員。ノースフロリダ大学の宗教学教授ジュリー・インガーソル(Julie Ingersoll)氏によれば・・・、
「彼らの目標は、聖書の法を社会の基準として再確立することです」「女性の役割は家庭と家族に限られています。目標はできるだけ多くの子供を産み、女性が他のことにも取り組むことです。しかし、女性は家の外で働くことができる、あるいは働くべきであるとは考えられていません。」「これは根深い家父長制です。男性が主導権を握り、女性は男性の支配権行使を補佐するために存在します」
若い男性に広がるこの運動は、LGBTQのアイデンティティ、フェミニズム、自由民主主義に対する一連の敵意も伴っているとテイラー氏は述べる。
「彼らは、より孤独で独裁的なスタイルの指導者を支持する傾向があります」「彼らはハンガリーのオルバン・ビクトルやロシアのプーチンのような人物のファンです。なぜなら、彼らは少なくとも事実上、非常に非自由主義的な社会を統治するキリスト教の君主ですから」
What's behind defense secretary pick Hegseth's war on 'woke' (npr 2024/11/15)
https://www.npr.org/2024/11/14/nx-s1-5191941/pete-hegseth-defense-department-dei
トランプも君主になりたがっているだろう。単に経済的疲弊のみならず、精神的従属(文字通りのトランプ信者)によるトランプ支持も少なくないように思う。