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とき 2011年7月2日(土) 午後3時~午後5時
ところ 兵庫県弁護士会 講堂
1 あいさつ 日本弁護士連合会 会長 宇都宮健児
2 オリジナルビデオ上映 そのとき弁護士は? 「冷やし中華はじめました」のAMEMIYAさんが歌う
3 東日本大震災における弁護士の活動について 兵庫県弁護士会会員 永井幸寿 津久井進
4 法曹の養成に関するフォーラムについて 日本弁護士連合会法曹養成検討会議委員 川上明彦
ほか
1,3はもちろんのこと、2もすごい!(笑)
こんな企画を思いつく人が私以外にいるとは・・・・もう弁護士としての存在価値がなくなった。
我が生涯に一片の悔いなし!(悔)。
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司法修習生とは、司法試験に合格して裁判官・検察官・弁護士になるための実務研修を受けている人たち
(法曹の卵)で、「法律家のインターン」と呼ばれています。修習期間は1年で、最高裁判所が設置する
司法研修所に所属し、身分は「準公務員」です。司法修習制度が発足して以来60年以上、司法修習生には
公務員に準ずる「給与」が支給され、年金や健康保険にも加入してきました。
ところが、本年11月に採用される司法修習生からは、給与が支給されなくなるよう法改正がなされています。
政府の方針により司法試験の合格者を年間3000名に増やす方向で推移してきた反面、それに必要な
司法予算の増額措置が取られなかったため、従来は2年だった修習期間が段階的に減って1年に短縮された上、
ついには60年以上続いた司法修習生の「給費制」の廃止がすぐ目の前に迫っています。
かつて医師の世界では2年間のインターン時代は無給のため、時間外にアルバイトをせざるを得ない
過酷な状況にありましたが、現在では研修医として給与を受けられるよう、制度改革がなされています。
他方、司法修習生には法律上「修習専念義務」があり、時間外のアルバイトすら一切許されませんから
事情はさらに深刻です。
要するに、経済的に裕福な家庭の子女・子息であるか、あるいは多額の借財(修習生時代に生活費の貸与を
受けると概ね300万円もの借財を背負います)を覚悟の上でしか、裁判官・検察官・弁護士を目指せない…
というのが、現在の我が国の「法曹養成制度」なのです。このような世界に類をみない「いびつな形」の
法曹養成制度が、決して永続きするわけはありません。
そこで、兵庫県弁護士会をはじめとする日本弁護士連合会は、修習生がきちんと給与を受けながら
勉強ができ、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を充実させて、市民が安心して相談や事件の
依頼ができるだけのスキル(技量)を持った若手法曹を育成するための制度を取り戻すべく、
鋭意活動しています。