沖縄1区でオール沖縄の赤嶺候補に対抗馬を出したれいわ新選組が「衆院選比例東京ブロック1位にウクライナ戦争で事実上プーチンのロシアを応援する伊勢崎賢治を立ててきた(呆)」kojitakenの日記さんより
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2024年10月8日付けの毎日新聞が
『れいわ新選組、衆院選に17人擁立 立憲・野田氏、枝野氏らに対抗馬』
という記事に書いているように、うちのブログでは「まともな野党4党」として立憲民主党・日本共産党・社民党とともに並べてきたれいわ新選組が10月7日に衆院選に小選挙区8人、比例代表9人の計17人の立候補を発表したのですが、立憲民主党の野田佳彦代表、枝野幸男元代表、安住淳前国対委員長の選挙区にそれぞれ新人を擁立しています。
これについて山本太郎代表は記者会見で
「消費税を増税し、戦わない野党の先頭だ。対抗馬を立てなければいけない」
と強調したということです。
枝野元代表はともかく、野田佳彦代表は私もいずれ必ず良心的な市民を裏切るに違いないとにらんでいるので、まだしもこの対抗馬の立て方だけなら容認できなくもありません。
しかし、れいわ新選組が「オール沖縄」のあかみね政賢予定候補に対抗する形で、衆院沖縄1区への候補者擁立を発表したことは、言い訳の効かない蛮行だと言わざるを得ません。
日本共産党の小池晃書記局長は以下のような長文の抗議ポストをしています。
『「れいわ」による沖縄1区擁立は、あかみね政賢議員の再選に敵対し、「オール沖縄」の団結を破壊する行為
れいわ新選組は8日の記者会見で「オール沖縄」のあかみね政賢候補に対抗する形で、衆院沖縄1区への候補者擁立を発表しました。
私は今日、緊急に記者会見を行い、れいわの候補擁立は、あかみね氏再選に敵対するのみならず、「辺野古新基地反対」で団結してきた「オール沖縄」の取り組みへの破壊行為だと厳しく抗議しました。
私は、「あかみね氏は、日本共産党の唯一の小選挙区選出議員であるだけでなく、沖縄を代表する政治家だ。辺野古新基地建設の問題点を繰り返し追及し、南西諸島へのミサイル配備にも、米兵の性暴力にも、県民の怒りをぶつけ、県民のくらしと経済を支えるためにも奮闘してきた、党派を超えた『宝の議席』だ」と述べました。
その上で、今月2日、れいわの高井崇志幹事長が、「沖縄1区に候補者擁立の準備をしている」と伝えてきたこと、そして東京14区、神奈川2区と、高井氏自身が立候補する埼玉14区での「候補者調整」を要請してきたことを明らかにしました。 その際に私は、「申し出には応じられない」と返答し、「山本太郎代表は野党共闘しないと繰り返し表明してきたのに、筋が通らないではないか」と指摘しました。
そして、「あかみね氏は日本共産党の現職議員であるだけでなく、次期総選挙でも『オール沖縄』の代表として、全体の議論で確認された候補者だ」として、「その合意を破壊することは許されない」と通告しました。あわせて、「れいわは、沖縄でこれまで行われてきた『4区候補者選定会議』に出席してきたが、1区のことには一言も触れてこなかった」と指摘したことも明らかにし、「辺野古新基地建設にも、南西諸島の軍事要塞化にも、最も厳しく対決してきた共産党のあかみね氏に対抗馬を立てることは、二重三重に筋が通らない」と批判しました。
高井氏は、「総選挙近し」の情報が流れた昨年6月にも、私に対して沖縄1区、東京20区、京都1区、大阪5区で候補者を決定したと伝え、候補者調整を求めてきました。
これは、日本共産党が重視していた選挙区に対する「狙い撃ち」とも言うべきやり方でしたが、その際にも私は、「どの選挙区に候補者を立てるかは、れいわの判断だが、沖縄1区への擁立は、共産党のみならず、オール沖縄全体への敵対行為になる」と警告し、当時「オール沖縄」陣営にれいわの申し出を伝えたところ、当然ながら強い怒りが沸き上がったことも述べました。 以上述べた上で私は、「オール沖縄」の団結を強め、沖縄一区での、あかみね必勝へ、全力を尽くす決意を表明しました。』
「れいわ」による沖縄1区擁立は、あかみね政賢議員の再選に敵対し、「オール沖縄」の団結を破壊する行為
— 小池 晃(日本共産党) (@koike_akira) October 8, 2024
れいわ新選組は8日の記者会見で「オール沖縄」のあかみね政賢候補に対抗する形で、衆院沖縄1区への候補者擁立を発表しました。…
辺野古新基地の地盤改良工事を承認するように命じた裁判所の判決に「代執行には屈しない」と決めた沖縄県の玉城デニー知事を支持する。軟弱地盤の危険性を軽視し沖縄県民投票を無視する裁判所と国に従う必要はない
立民の重鎮たちに対抗馬を立てる際の、山本太郎代表の口実である
「消費税を増税し、戦わない野党の先頭だ。対抗馬を立てなければいけない」
は沖縄1区で赤嶺候補への対抗馬を立てたことについては全く通用しませんよ。
れいわ新選組は今回の衆院選での公約の7番目として
「専守防衛・経済を軸とする徹底した平和外交、核廃絶の先頭に立つ」
を掲げ、その一番目に
「沖縄県の住民の意思を尊重し、辺野古新基地建設は中止する。南西諸島のミサイル基地化は行わない」
という公約を入れているにもかかわらず、辺野古新基地建設反対の先頭に立ってきた日本共産党の赤嶺候補の足を思いっきり引っ張っているのですから、これではれいわの平和志向は偽物だと言われても仕方ないです。
自民党の裏金議員のところに対抗馬を出しますなら大歓迎ですが、れいわ新選組に対しては、即時、オール沖縄に謝罪の上、沖縄1区に対抗馬を立てる方針を撤回するように求めます。
国連で演説した沖縄県の玉城デニー知事を産経新聞が恫喝「玉城氏が人権理へ 国益を害する言動やめよ」。沖縄県民の住民投票で7割超が辺野古の新基地建設に反対した事実を報道しない産経新聞は廃刊せよ。
そして、さらに頭が痛くなるれいわの蛮行がkojitakenの日記さんの2024年10月8日の記事
元号新選組が衆院選比例東京ブロック1位にウクライナ戦争で事実上プーチンのロシアを応援する伊勢崎賢治を立ててきた(呆)
に書かれている、比例東京ブロック1位にあの反米拗らせ・ウクライナ戦争即時停戦派の伊勢崎賢治東外大名誉教授を立ててきたこと。
古寺さん曰く
『昨日(10/7)なんと言っても目を向いたのは、元号新選組がウクライナ戦争で即時停戦論に立って事実上プーチンのロシアを支持する伊勢崎賢治を衆院選比例東京ブロック1位候補に内定したことだ。
このことによって、東京で比例ブロックに新選組の党名を書くことは、ウクライナ戦争でプーチンを支持することを表明するのと同義になった。この事実を、新選組を投票先の候補として考えている東京都の有権者は投票先の判断材料として十分考慮に入れなければならない。』
という文章から始まったので、こちらも目を剥くことになりました。
古寺さんのこの記事の締めの言葉は
『私のみるところその主犯の一人は山本太郎だ。その山本が新選組比例東京ブロックの1位にウクライナ戦争で事実上ロシアを応援する伊勢崎賢治を立ててきた。
今月の衆院選ではそんな元号新選組に厳しい審判を下す必要がある。』
となっていて、さらに常連コメンテーターであるラヴェンダー・ホリフィールドさんのこの記事へのコメントが
『そうですか、宮武嶺氏の天敵伊勢崎がそう来るなら、あちらにも伊勢崎記事が増えそうですね
当選はほぼ確実ですが、山本太郎だけでなく以前石破茂もイベントに招くなど何がしたいのかは海千山千のところがあります
しかし7月の都議補選でも中野区にマエキタミヤコを立てましたが4人中4位の惨敗、この一味が政治的に伸びる環境があるようには見えません
そりゃロシア自体が殆ど必要としない即時停戦を勝手連的に吹聴する与太者団体ですから、政治的議席を得た後することは欧米、NATO叩きぐらいしか見当たりません
勿論欧米は「弱いに決まってる」ウクライナに味方しておきながら弱いことを理由に支援から逃げたがってる支離滅裂さで、さしずめ伊勢崎一味は強者のロシア側からこの流れを強めようとでも思ってるんでしょう』
というわけなので、いよいよ、れいわ新選組の体質の問題からうちのブログも逃げられなくなりました。
いやー、しかし、まさか護憲派のみなさんが、有事になったら怖気付くだろうに平時から威勢の良いネトウヨみたいな人たちと同じに、ここまで「領土の死守」で盛り上がるとは思いませんでした。それと、仮想敵国の侵略を、火星人の襲来みたいに身構えちゃっているのにも。
— 伊勢崎賢治 (@isezakikenji) April 16, 2023
前列一番左が伊勢崎賢治氏。
伊勢崎賢治氏らウクライナ戦争即時停戦派が呼びかけた署名運動が悲惨。1日200人未満しか賛同者が増えず2週間で3000人未満。伊勢崎氏は自分が作った声明文がダメダメなことを認めて猛省すべきだ。
伊勢崎氏のウクライナ戦争即時停戦論というのは、ウクライナに侵略しているロシアには撤退も停戦も求めず、なぜか侵略されているウクライナに即時停戦を求めて、ロシアに占領されている地域については「たかが領土だから諦めろ」という、血も涙もない酷い議論です。
今ではすっかり親露派陰謀論に堕してしまった独立ジャーナルのIWJに伊勢崎氏の出馬記者会見の模様が掲載されていますが、記者からの
「ウクライナ戦争について、ロシアのウクライナ侵攻をもって、ロシアを一方的に非難し続けることにより、極東において、中国、北朝鮮だけでなく、ロシアとの軍事的緊張を高め、結果的に対ロ外交を悪化させた岸田・上川外交について、現状、何らかの総括が必要だと思うんですけども、つまり国民への説明責任を果たすということですけど、その点についてご意見があればお聞かせください。」
という質問に対して、伊勢崎氏は
「日本は、どれだけアメリカについて、ロシア・中国を敵視する、『悪魔化する』(のか)ですね。
両方とも、アメリカと同じように超大国ですから、くしゃみをしただけで、我々は風邪をひきます。そういう意味で、警戒はしなきゃいけないという意味では、同じなわけでありますけれども、アメリカは何千キロも海の彼方で、中国・ロシアは、我々の隣人であります。そこだけ、そこは違いますよね。
だけども、海の彼方から、我々にアメリカがささやく。
つまり、『あいつらに気をつけろ。あいつらは悪魔だ』。
それにまんまと乗って、我々が、例えば、沖縄で武装を、重度の武装をしてミサイルを仮想敵国に向けることが、果たして日本の国防にとっていいのか悪いのか。
多分、今から皆さんが考えなきゃいけない。メディアの人も考えてください、これを。よろしいでしょうかね。」
「もちろん、ロシアの政治的な信条とかとはバッティングします。僕も自由が大事だと思っています。民主主義が大事だと。
ロシアは民主主義の国家ですからね。いいですか、独裁国家ではありませんからね。いいですか。
ちょっと違う民主主義かもしれませんけれど。」
「G7と足並みをそろえて、ロシアに対して経済制裁を行うというのは、これは自分達から敵国になるって言っているということですから、こんな愚かなことないですよ。すべての立場を捨てることになっちゃう。もう対立することにしかならない。
目の前にロシアがあって、目の前に中国があるという現実も含めた上で考えるのが、外交防衛なんですよね。』
と述べて、ロシアに対する経済制裁に対してさえはっきりと反対論を述べています。
ウクライナに対する軍事支援はもちろん憲法9条から禁じられていますが、日本がロシアに対する経済制裁もしないとなれば、これはロシアによる国連憲章違反の侵略も、戦争犯罪も、すべて座視して黙認するということになります。
れいわ新選組と山本代表は、ガザ侵攻でジェノサイドをしているイスラエルにも同じようにイスラエルやアメリカの敵国にならないように批判もせず、何の制裁もしないというつもりなのでしょうか。
そうでないとすれば、それこそがれいわ新選組が欧米諸国を非難してきた「ダブルスタンダード」そのものです。
イスラエルと同じくロシアも批判できないのであれば、れいわ新選組の平和主義など偽物です。
東京の衆院選の比例区で「れいわ新選組」と書いたら、そのような偽物の平和主義者である伊勢崎氏を当選させる1票になるのですから、私はもちろん書きませんし、皆さんにもそんな害悪しかない1票を投じないことを強くお勧めします。
ここの激戦区を制すれば停戦交渉を有利に導けるはずだからがんばれ。紛争当事者はそうはなりません。勝てるかも、と戦闘が激化するだけです。必要なのは私たち部外者が一丸となり、もうやめよ、と厭戦を表明することです。ウクライナ市民の命を、その”総意”がどうあろうと、一人でも多く救うためです。
— 伊勢崎賢治 (@isezakikenji) September 8, 2023
「部外者」がウクライナの運命を左右する決定に意見を言える根拠として、伊勢崎氏はウクライナに援助している日本に対してロシアが自衛権を行使して攻撃できるかもしれないから利害関係がある、という世界でただ一人の危険な珍説を披露。
ウクライナの運命を決定する権利があるのは主権者たるウクライナ国民だけ。ウクライナに即時停戦を求める発言権が自分たちにはあるとゴリ押しする「リアリスト」はウクライナ人の自己決定権を尊重して謙虚になれ。
参考記事 kojitakenの日記さんより
れいわ新選組の公約の中で
「憲法9条を持つ日本は、米国一辺倒ではなく、多極化する世界の中で今こそ専守防衛と徹底した平和外交によって周辺諸国との信頼醸成を強化し、北東アジアの平和と安定に貢献していくべきです。」
とある「多極化する世界の中で」の部分が伊勢崎流親露派陰謀論なのでしょうが、「憲法9条」を旗頭に「徹底した平和外交」を押し進めるなら、アメリカに対してだけではなくロシアに対しても中国に対してもダメなものはダメといえないといけないんです。
野田佳彦氏が代表になってしまって立憲民主党が「まともな野党」と呼べるか怪しくなってきたところに持ってきて、れいわがこれ以上おかしくならないことを祈ります。
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2024年10月9日(水)
あかみね予定候補再選に敵対し「オール沖縄」の団結壊す
小池書記局長 れいわの1区擁立抗議
れいわ新選組が「オール沖縄」のあかみね政賢予定候補に対抗する形で、衆院沖縄1区への候補者擁立を発表したことに対して、日本共産党の小池晃書記局長は8日、直ちに国会内で記者会見し、れいわの候補擁立は、あかみね氏再選への敵対行為であるのみならず、「辺野古新基地反対」で団結してきた「オール沖縄」の取り組みへの破壊行為だと厳しく抗議しました。
小池氏は「あかみね氏は、日本共産党の唯一の小選挙区選出議員であるだけでなく、沖縄を代表する政治家だ。辺野古新基地建設の問題点を繰り返し追及し、南西諸島へのミサイル配備にも、米兵の性暴力にも、県民の怒りをぶつけ、県民のくらしと経済を支えるためにも奮闘してきた、党派を超えた『宝の議席』だ」と述べました。
その上で、小池氏は今月2日、れいわの高井崇志幹事長が、沖縄1区に候補者擁立の準備をしており、東京14区、神奈川2区と、高井氏自身が立候補する埼玉13区での「候補者調整」を要請してきたことを明らかにしました。その際、小池氏は「沖縄1区に立ててほしくなければ、他の候補者を降ろせということか。そんな申し出には応じられない」と返答し、「山本太郎代表は野党共闘しないと繰り返し表明してきたのに、筋が通らないではないか」と指摘しました。
小池氏はさらに、「あかみね氏は日本共産党の現職議員であるだけでなく、次期総選挙でも『オール沖縄』の代表として、全体の議論で確認された候補者だ」として、「その合意を破壊することは許されない」と通告したことを明らかにしました。小池氏は「れいわは、沖縄でこれまで行われてきた『4区候補者選定会議』に出席してきたが、1区のことには一言も触れてこなかった」と指摘したことも明らかにし、「辺野古新基地建設にも、南西諸島の軍事要塞(ようさい)化にも、最も厳しく対決してきた共産党のあかみね氏に対抗馬を立てることは、二重三重に筋が通らない」と批判しました。
小池氏はさらに、高井氏が「総選挙近し」の情報が流れた昨年6月にも、沖縄1区、東京20区、京都1区、大阪5区で候補者を決定したと伝え、候補者調整を求めてきたことを公表。これは、日本共産党が重視していた選挙区に対する「狙い撃ち」とも言うべきやり方でしたが、その際にも小池氏は「どの選挙区に候補者を立てるかは、れいわの判断だが、沖縄1区への擁立は共産党のみならず、オール沖縄全体への敵対行為になる」と警告し、当時「オール沖縄」陣営にれいわの申し出を伝えたところ、「当然ながら強い怒りが沸き上がったと聞いている」と述べました。
その上で、小池氏は「オール沖縄」の団結を強め、沖縄1区での、あかみね必勝へ全力を尽くす決意を表明しました。
「党派を超えた『宝の議席』」
小池氏は「れいわの候補擁立は、赤嶺氏再選に敵対するのみならず、『辺野古新基地反対』で団結してきた『オール沖縄』の取り組みへの破壊行為だ」と重ねて強調した。赤嶺氏については、「沖縄を代表する政治家だ。党派を超えた『宝の議席』だ」とした。
れいわの山本太郎代表は野党共闘には否定的な考えを明らかにしている。一方、小池氏はXでれいわの高井崇志幹事長から再三、各地の選挙区で候補者調整を求められていたとも明かした。
今月2日に高井氏に沖縄1区、東京14区、神奈川2区、高井氏が立候補する埼玉14区で候補者調整を要請されたという。小池氏は「山本氏は野党共闘しないと繰り返し表明してきたのに、筋が通らないではないか」と高井氏に伝えたとXで主張した。
「狙い撃ち」と非難
小池氏によれば、高井氏は昨年6月にも、沖縄1区、東京20区、京都1区、大阪5区の4選挙区で候補者を決定したと伝えた上で、候補者調整を求めたという。小池氏は「共産党が重視していた選挙区に対する『狙い撃ち』ともいうべきやり方」と非難した。この4選挙区は令和3年衆院選で、赤嶺氏ら共産党候補が選挙区で当選や比例代表で復活当選している。
埼玉13区に擁立する元衆院議員の高井崇志氏以外は新人。顔ぶれは次の通り。(敬称略)
【小選挙区】宮城4区 大林正英▽山形2区 二藤部冬馬▽茨城3区 加川裕美▽埼玉5区 辻村千尋▽同13区 高井崇志▽千葉14区 篠藤操▽静岡6区 冨谷皐介▽兵庫8区 八幡さゆり
【比例代表】北海道ブロック 野村パターソン和孝▽東北ブロック 佐原若子▽北関東ブロック 長谷川羽衣子▽東京ブロック 伊勢崎賢治▽東海ブロック 上村英明▽同 梅村忠司▽中国ブロック 細井俊希▽四国ブロック ライト光▽九州ブロック 民田森夫。
伊勢崎賢治氏「世界平和のために『緩衝国家』だからこそできる役割があるはずだが、岸田政権では真逆のことをやってきた。これに対して、僕は日本の防衛の観点から非常に危機感を覚えている」~10.7 れいわ新選組 次期衆議院議員選挙 公認候補予定者発表会見 2024.10.7
(取材、文・浜本信貴)
特集 れいわ新選組
2024年10月7日、午後2時より、東京都千代田区の衆議院第一議員会館にて、れいわ新選組 次期衆議院議員選挙 公認候補予定者発表会見が行われた。
会見冒頭、れいわ新選組・代表 山本太郎 参議院議員より、あいさつがあった。
山本代表「災害大国日本におきまして、被災地切り捨てたまま、置き去りにしたまま、解散総選挙という狂った状況です。
それに加えまして、30年の経済災害、これもあわせて国民が疲弊している中、予算委員会さえも開かず補正予算さえもこれは組まれないという異常事態。
ここにおいて、私達、れいわ新選組はさらに候補者を発表するということを今日やらせていただきたいと思います」。
続いて、2024年10月4日のれいわ新選組役員会で公認が決定された、次期衆議院議員選挙の候補予定者17名が発表された(※1)。すでに発表されている11名をあわせると、合計28名となる。
(※1)次期衆議院議員選挙における、れいわ新選組公認候補予定者決定について(2024.10.7れいわ新選組公式ウェブサイト)
この日発表のあった17名の候補予定者は、北から順に、以下のとおりである。
のむらパターソン和孝氏(比例北海道ブロック)
佐原若子氏(比例東北ブロック)
にとうべとうま氏(山形県第2区・比例東北ブロック)
大林まさひで氏(宮城県第4区・比例東北ブロック)
辻村ちひろ氏(埼玉県第5区)
高井たかし氏(埼玉県第13区・比例北関東ブロック)
加川ゆうみ氏(茨城県第3区)
伊勢崎賢治氏(比例東京ブロック)
長谷川ういこ氏(比例北関東ブロック)
梅村忠司氏(比例東海ブロック)
上村英明氏(比例東海ブロック)
冨谷こうすけ氏(静岡県第6区・比例東海ブロック)
ミサオ・レッドウルフ氏(千葉県第14区・比例南関東ブロック)
やはたオカン氏(兵庫県第8区)
細井俊希氏(比例中国ブロック)
ライト 光氏(比例四国ブロック)
民田森夫氏(比例九州ブロック)
以上の17名である。
注目は、平和学研究者、東京外国語大学名誉教授、そして、「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会」(※2)の呼びかけ人であり、比例東京ブロック単独の候補予定者である伊勢崎賢治氏だ。
伊勢崎氏は、次のように自己紹介をした。
伊勢崎氏「どうも、伊勢崎賢治でございます。僕は国連や日本政府という、日本政府の代表という立場で国際紛争の現場で働いてきた実務家であります。
東京外国語大学というところで教鞭を執り、平和構築という分野を教えてきました。
同時に防衛省の統合幕僚学校という堅苦しいところで、陸海空の自衛隊の精鋭たちを10年以上にわたって教えてきました。安全保障の専門家でもあります。
非戦、つまり戦争に抗い、いかに戦争を回避するか、僕のアプローチは、歴代の日本政府、これは旧民主党政権も含みます、歴代の日本の政権とは正反対のものであります。
でもしかし、防衛省の中には、そういう僕の講座を維持してきた人たちもいるということ、これを忘れてはいけません。実際に命をかけるのは、政治家でも官僚でもなく、彼らですから。
僕はれいわを通じて、日本の外交防衛政策を正す。これは日米地位協定の改定も含みます。残りの人生をそこにかけるつもり、れいわにかけるつもりであります。よろしくお願いします」。
候補予定者17名のあいさつ、自己紹介に続いて、質疑応答の時間となった。IWJ記者は、伊勢崎氏と山本代表に対し、次のような質問を行なった。
IWJ記者「よろしくお願いします。伊勢崎さんと山本代表に1問ずつ質問です。
(伊勢崎氏への質問)ウクライナ戦争について、ロシアのウクライナ侵攻をもって、ロシアを一方的に非難し続けることにより、極東において、中国、北朝鮮だけでなく、ロシアとの軍事的緊張を高め、結果的に対ロ外交を悪化させた岸田・上川外交について、現状、何らかの総括が必要だと思うんですけども、つまり国民への説明責任を果たすということですけど、その点についてご意見があればお聞かせください。
(山本代表への質問)先の自民党総裁選、また立憲民主党の代表選でもあまり言及されなかったことなんですけども、新型コロナ(mRNA)ワクチン接種による健康被害の現状について、代表の認識をお聞かせください」。
伊勢崎氏「先程、ウクライナ戦争の開戦直後に、早期、できるだけ早い対話と交渉と、停戦に持ち込むために、国連というものに最後の頼みを託すと、そういう趣旨の表明を出されたのは、党首としては、山本代表が唯一であります。
しかし、党首じゃありませんが、有力な政治家の中で、実は僕と一緒に、同じような発言をまとめた人があります。
二人います。そのお二人が、今の首相と防衛大臣です。はい。これは僕の著作にも書きました。まったく同じ趣旨で、つまり、日本の国益、そのお二人は、日本の国益を本当に真摯に考える。
当時は、ですよ。今は役職に就きましたから、それはまた別の話です。
で、そこなんですね。日本は、どれだけアメリカについて、ロシア・中国を敵視する、『悪魔化する』(のか)ですね。
両方とも、アメリカと同じように超大国ですから、くしゃみをしただけで、我々は風邪をひきます。そういう意味で、警戒はしなきゃいけないという意味では、同じなわけでありますけれども、アメリカは何千キロも海の彼方で、中国・ロシアは、我々の隣人であります。そこだけ、そこは違いますよね。
だけども、海の彼方から、我々にアメリカがささやく。
つまり、『あいつらに気をつけろ。あいつらは悪魔だ』。
それにまんまと乗って、我々が、例えば、沖縄で武装を、重度の武装をしてミサイルを仮想敵国に向けることが、果たして日本の国防にとっていいのか悪いのか。
多分、今から皆さんが考えなきゃいけない。メディアの人も考えてください、これを。よろしいでしょうかね。
つまり、敵国の一番近いところで怖いからといってミサイルを向けるっていうのは、ガキの発想です。…すみません。子どもに失礼ですね。バカの発想です、それは。バカでもできる発想です。
いいですか、バカでもできるんです。そんなことは。
でも、敢えてそうしないで、敵国の目の前にいるからこそ、アメリカの仮想敵国の目の前にいるからこそ、アメリカと本当の戦争にならないように、対話の役目を果たす、緩衝の役目を果たす。それを『緩衝国家』って言うんですけれども、そういった実例は、北欧諸国にあります。
NATOの創立メンバーでありながら、例えばノルウェーみたいな国ですね。ロシアと隣接しているんですよ。国境を見てください。日本の沖縄のように武装していますか? してませんよ。そういう防衛のやり方もあるわけであります。
もちろん、ロシアの政治的な信条とかとはバッティングします。僕も自由が大事だと思っています。民主主義が大事だと。ロシアは民主主義の国家ですからね。いいですか、独裁国家ではありませんからね。いいですか。ちょっと違う民主主義かもしれませんけれど。
でも、しかし、世界平和のためにそういう『緩衝国家』だからこそできる役割があるはずなんです。で、残念ながら、この自民党政権はそれと真逆のことを、特にこの岸田政権において、真逆のことをやってきました。
これに対して、僕は大変に日本の防衛の観点から非常に危機感を覚えています。
まあ、石破さんに対する期待というのは、今のところはちょっと発言を控えますが、野党としてできること、それが『れいわ』に、僕が人生を託す理由でもあります」。
続いて、山本太郎代表からも回答があった。
山本代表「ありがとうございます。G7と足並みをそろえて、ロシアに対して経済制裁を行うというのは、これは自分達から敵国になるって言っているということですから、こんな愚かなことないですよ。すべての立場を捨てることになっちゃう。もう対立することにしかならない。
目の前にロシアがあって、目の前に中国があるという現実も含めた上で考えるのが、外交防衛なんですよね。
だとするならば、当然、ウクライナに対して、ウクライナとの戦いに関して、『これはやめようや』と言える唯一の近隣国というような立場を、やはり、つくっていくべきだったのに。
残念ながら、なんでしょうね。『自分も西側諸国の一員になりたい』というような、ある意味で、そういうものへの憧れというか、そういう部分が大きく表れた。『対米従属』を強化するということで、逆に言えば、自分達の首を絞めることになってしまっている。
第2ラウンドが東アジアにならないような、やはり私達も動きをしていかなきゃいけない、というふうに思っています。
ワクチンのお話がありました。当然、コロナワクチンというのはですね。国が『打て打て』と。
逆に言ったら、公衆衛生という部分においての、『この感染症の拡大をいかに止めるか』ということに関しては、全然力が入れられなかったわけですね。
逆に言えば、『ワクチンさえあれば何とかなる』というような一本槍。これで戦おうとしたってことです。
これ、あまりにも無責任なんですね。だって効くか効かないかは、後にならなきゃわからないじゃないですか、ってことです。
しかも、開発期間はものすごく短いです。従来のワクチンに比べて。それを考えると、やはりリスクは上がってしまいます。結果、リスクは上がったんですね。
で、それを考えるならば、当然、多くの被害者、ある意味での重い副反応というものに悩まされる方々が、人によっては命を失う人も出てくるということを、予測しなければならないんですよ。
一方で、国の対応はどうかというと。これは例えばですけれども、亡くなった方を看取った医師などが解剖をされて、『これはワクチンの影響では?』『これはワクチンの影響だろう』ということになったにもかかわらず、それが認定されずに補償もされないということが起こっています。
無茶苦茶ですね。考えてみれば、これはワクチン問題だけじゃないです。ある意味でさまざまな分野に関して、テーマに関して、もうこの国は壊れている。事実上終了しているような国になってしまっている、という状態だと思います。
ここに対して、因果関係というものがはっきりと証明されなくても当然、これは補償・賠償していくと。『支えるんだ』と。打つ前と打った後では大きく変わったというならば、やはり、そのようなフォローの仕方をしていくということが国の信頼につながるわけだし。
次に感染症が広がったときの、社会防衛を考えたときの国の提案というものに対して、さらに人々の疑念を生むような状態を、今、放置してしまっているということに対しては、憤りしか感じない。そういうところです」。
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立憲民主党はもっと思い切った政策と『共産党などとの協調路線』に戻らないと党勢自体もヘタレてしまいそうですね。(苦笑)
☆「消費税を増税し、戦わない野党の先頭だ。対抗馬を立てなければいけない」 >
自ら共産党との共闘をも打ち切った立憲相手ならともかく、(この記事で宮武さんがコメントさrているように)れいわは今からでも沖縄での失策を撤回し、共産党とはしっかりした協調路線を取ってほしいですね。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241010/k10014606211000.html
☆共産 衆院選の公約発表 消費税廃止目指し 税率5%に引き下げる
2024年10月10日 NHK