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少女は「私は今、とても怖いです。大丈夫だと思っていた私の家がとても揺れたり、私と同じ年ぐらいの子供がたくさん死んだり、公園に遊びに行けないからです。なんでこんなに悲しいことにならないといけないのですか」と、ビデオ映像を通じて日本語で質問した。
これに対し、法王は「私も同じように『なぜ』と自問しています。答えは見つかりませんが、神はあなたとともにあります。この痛みは無意味ではありません。私たちは苦しんでいる日本の子供たちとともにあります。ともに祈りましょう」
世界でもローマ法王くらい人の悩みの相談に乗る経験が多い人もなかなかいないと思うのですが、神に縁なき衆生の私、最初はこの問答を聞いて、なんかわけがわかったようでわからないが、しかし、今この少女に言ってあげられるのは、こういうことなのかなあとも思いました。
被災地に記録的な暴風雨。
人にとって、あまりにも残酷な仕打ちが続くからと言って、神はむごい、神がいないと言い出すのは、あまりに功利的だとは私にもわかります。
(石原さんのようにこれは天罰だと自分が神様になって言い切るのは傲慢で、あとで地獄に落ちるよ?と思いますし、与謝野馨さんのようにこれは神様の仕業だと、神のせいにして言い訳する人にこそ天罰が当たる?と思います)
地震と津波で本当に怖い思いをして、なにか放射線という目に見えないものに恐怖し、さらに暴風雨・・・
おかけする言葉もありません。
この痛みには意味があることを信じて祈るだけ。
人にできることは支え合うこと。
今出来ること精一杯のことをお互いにやりましょう。
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私も「なぜ」と自問…震災体験少女にローマ法王
【ローマ=末続哲也】ローマ法王ベネディクト16世が、22日放映のイタリア国営テレビRAIのカトリック教徒向け番組に出演し、東日本大震災を体験した7歳の日本人少女からの「なぜ子供も、こんなに悲しい思いをしないといけないのですか」という質問に答えた。
RAIなどによると、法王がテレビで一般視聴者の質問に答えるのは初の試み。質問者は約3000人の応募から選ばれた7人で、うち1人がイタリア人の父、日本人の母を持つ千葉市の少女(7)となった。少女は自宅近くが液状化の被害を受けた。
少女は「私は今、とても怖いです。大丈夫だと思っていた私の家がとても揺れたり、私と同じ年ぐらいの子供がたくさん死んだり、公園に遊びに行けないからです。なんでこんなに悲しいことにならないといけないのですか」と、ビデオ映像を通じて日本語で質問した。
これに対し、法王は「私も同じように『なぜ』と自問しています。答えは見つかりませんが、神はあなたとともにあります。この痛みは無意味ではありません。私たちは苦しんでいる日本の子供たちとともにあります。ともに祈りましょう」などと答えた。
仙台で記録的大雨 3時間で80ミリ、5月の最多
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台風2号から変わった低気圧と前線の影響で宮城県地方は30日、断続的に風雨が強まった。東日本大震災の被災地は大雨に見舞われ、仙台市や名取市など広い範囲に土砂災害警戒情報が出された。仙台では午前9時20分までの3時間の雨量が、5月としては観測史上最多の80.0ミリを記録。各地で浸水被害や土砂崩れが相次ぎ、交通機関にも影響が出た。
仙台管区気象台によると、28日午後10時~30日午前11時の総雨量は仙台138.0ミリ、名取135.5ミリ、亘理130.0ミリ、石巻市雄勝120.0ミリなど。亘理は午前8時10分までの3時間に5月としては最多の55.5ミリを観測した。
風も沿岸部を中心に強く、石巻で午前11時前に最大瞬間風速32.8メートルを観測。気仙沼は22.7メートル、南三陸町志津川は21.8メートルを観測した。波も高く、大しけが続いた。
石巻地区消防本部によると、石巻市鹿妻北3丁目の住宅で午前8時すぎ、60代の女性が風で倒れた自転車置き場のパイプが頭に当たり、けがをした。
仙台市災害対策本部によると、太白区緑ケ丘、泉区加茂などで崖崩れが発生し、各地で道路が冠水した。仙台東署によると、若林区卸町4丁目では午前9時半ごろ、冠水した道路で車2台が水に漬かって立ち往生した。
JR在来線は東北、常磐、仙山、仙石の4線で運転を見合わせた。東北自動車道は仙台宮城―泉IC(インターチェンジ)間の上下線が一時通行止めとなった。
気象台によると、風雨は30日夜まで強い状態が続き、海は31日明け方まで荒れる見込み。震災の影響で地盤が緩んでいる所も多く、気象台などは土砂災害や低地の浸水、河川の増水などに警戒を呼び掛けている。
被災地、記録的大雨と強風 気象庁が警戒呼び掛け
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台風2号から変わった低気圧や前線で30日、東日本大震災の被災地・東北から西日本の広い範囲で大雨や強風と荒れ模様となった。地震やこれまでの雨で地盤が緩んでいる所もあり、気象庁は引き続き警戒を呼び掛けた。
福井県おおい町で24時間雨量が370・0ミリなど、福井、滋賀、京都、徳島の1府3県の計8地点で同雨量が観測史上最多、東北から四国にかけての100カ所を超す観測点で5月として最多(過去タイ含む)となった。1時間雨量も仙台市38・5ミリ、岩手県久慈市17・5ミリなど、最大瞬間風速は宮城県石巻市の34・5メートルなどが5月としていずれも観測史上最大を記録した。
気象庁によると、低気圧は関東の東海上を進んでおり、31日にかけて東北の太平洋側や関東で非常に強い風が吹く見込み。さらに31日~6月7日は大潮で、地盤沈下した東北の太平洋沿岸は冠水・浸水被害が起きる可能性が高まっている。