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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

女性記者の質問に激怒して記者会見から去ったトランプ大統領。大統領も逃げ出す質問をするアメリカのジャーナリズムと、安倍首相の「演説」を垂れ流すだけの日本、どちらが健全なのか。

2020年05月13日 | 米史上最低の大統領 ドナルド・トランプ
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  トランプ米大統領は2020年5月11日、アジア系米国人女性記者と激しい応酬をした後、新型コロナウイルスに関する記者会見を突然打ち切って逃げました。

 CBSニュースのウェイジア・ジアン記者が、トランプ氏が新型コロナウイルスの検査について米国は他国よりもうまくやっていると主張し続けていることについて、こう質問をしました。

「なぜそれが重要なのか」

「毎日、米国人は命を落とし続けているのに、なぜ他国と競っているのか」

 これに対しトランプ氏は

「世界の至る所で人々は命を落としている」

「それは私ではなく中国に聞いた方がいいかもしれない質問だ。私に聞くな、中国に聞け」

と答えたのです。

   意味わかんね。



 

 自身のツイッターアカウントで「中国生まれ、ウエストバージニア州育ち」とプロフィールに書いているジアン氏。

   彼女は、自分の人種が関係しているのではないかとほのめかし、

「なぜ、それを私に言うのか」

と詰め寄りました。

  これに対しトランプ大統領は

「そういう不快な質問をする者には誰であれそう答える」

と述べました。

 ジアン氏はさらに質問を続けようとしたのですが、トランプ大統領は別の女性記者を指名します。

   しかし、その女性記者が質問しようとすると、トランプ氏は突然記者会見を打ち切り、会場を立ち去ったのです。。。



 

   ここで印象的なのは、トランプ大統領の政治家としての資質の低さ以上に、まだアメリカでは健全なジヤーリズムが生きていることです。

   安倍首相の記者会見を、たとえ緊急事態宣言発令の時でも記者クラブが牛耳り、官邸に協力、数十分演説させて終わらせてしまう日本のマスコミ。

   NHKなんて物足りない質問タイムのやり取りでさえ放映しないで、いつも、究極のアベ友岩田記者の「解説」(提灯持ち)に画面を変えてしまいます。

   トランプ大統領が記者会見し、自分の大統領選挙戦に利用しようとするけれど、どうしてもうまくコントロールできないアメリカ。 



 

   記者会見で新型コロナ対策に、漂白剤を飲もうか、注射しようか、強い紫外線を肌に当ててみようかなどと、急におかしなことを口走るトランプ大統領は、プロンプターを読み上げてポエム読んでるだけの安倍首相とどっちが悲惨かわかりませんが、マスコミの実力はアメリカの方が日本の20000倍上だと思います。



 

 

政府に物言わず、考えもしなかった日本の有権者と、政治に物言わず安倍官邸にやすやすとコントロールされている日本のマスコミとは表裏一体。

必ずしも日本のマスコミが悪いから、日本に暮らす人々は真実を知らされておらず、だから正しい判断ができないのだ、とばかり言えないと思います。

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トランプ氏が会見打ち切り、新型コロナ対策の見解問われ「中国に聞いて」

ウェイジャ・ジャン記者(左)とトランプ大統領/Pool 

2020.05.12 Tue posted at 12:38 JST

ニューヨーク(CNN Business) 

米国のトランプ大統領は11日、定例の記者会見を突如(とつじょ)として打ち切った。直前にアジア系米国人のジャーナリストと激しいやり取りを交わし、質問に対して「中国に聞いてくれ」などと発言。後続の記者の質問に答えることも拒んで会見を終了した。

会見ではCBSニュースのウェイジャ・ジャン記者が、トランプ氏の新型コロナウイルス対策への見解を尋ねた。ウイルスの感染症で8万人を超える米国人が死亡している中、なぜ検査数を他国との競争と捉えるのか質問したところ、同氏は「おそらくその質問は中国に聞くべきだろう」「私ではなく、中国に聞いてくれ。よろしいか?」と返答した。

ジャン記者は中国で生まれ、2歳の時に米国に移住した。トランプ氏は次の質問者を指名しようとしたが、同記者は「大統領、なぜそのようなことを私に向けて言うのですか?」と重ねて質問した。

これに対しトランプ氏は「特に誰に向けて言っているのではない。誰だろうと悪意のある質問をする相手に対して言っている」と述べた。

ジャン記者は「悪意のある質問ではない」「何が問題なのですか?」と返したものの、トランプ氏はそれ以上応じようとしなかった。

続けて別の記者が「2点質問があります」と切り出そうとすると、トランプ氏は「いや、もういい」とこれを遮り、会見を打ち切った。

こうしたトランプ氏の一連の振る舞いには、厳しい批判の声が上がっている。

バーニー・サンダース上院議員はツイッターで、「とても痛々しい」やり取りだったとしたうえで、トランプ氏を「臆病者」と非難。「他者をけなして、強くなった気でいる」と指摘した。

このほかトランプ氏のジャン記者に対する発言については、人種差別や女性差別の観点から問題視する意見も出ている。

「中国に聞いてくれ」、トランプ氏が会見打ち切り

 

 

トランプ米大統領「中国に聞け」と激怒 質問した中国系米国人記者に

 

毎日新聞 

2020年5月12日 12時08分(最終更新 5月12日 12時08分)



 トランプ米大統領は11日の記者会見で、米国の新型コロナウイルス検査件数は世界一だとアピールした発言を巡り中国系米国人記者から批判的な質問を受け、「中国に聞け」と怒りをあらわにした。会見も唐突に打ち切った。

 質問したのは米CBSテレビの女性記者。米国で死者が増え続けているのに、なぜ他国と検査数を競う発言を繰り返すのかと尋ねた。トランプ氏は「私に聞くな。中国に聞けばいい。変わった答えが返ってくるだろう」と反発した。女性記者が「なぜ私に向かってそう言うのか」と問いただすと、「性悪な質問をする全ての者に言っている」と言い返し、会見場を去った。(共同)

 

 

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2 コメント

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このやり取りをBSニュ-スで視ました。 (安打製造屋)
2020-05-13 18:45:34
この記者の質問は一般的と思いましたが、トランプ大統領の方が過剰に反応していた気がします。何としても再選を果たしたいトランプ大統領にとってはCOVID-19の対策は耳障りなのでしょう。スリリングな質問のできるアメリカのメディア、総理大臣の退屈な朗読会の後の味気のない質疑応答(又はヤラセ)しか出来ないメディアを比べたら一目瞭然です。
返信する
Unknown (ラベンダ)
2020-05-13 20:55:31
今回の女性記者の鋭い質問内容はともかくとして、私はアメリカのマスメディアの良心をそこまで過信はできないかも。
というのも、(ブッシュ政権時代からの)オバマ政権が継承した「対テロ戦争」の継続及びアフガニスタンなどでの戦争犯罪に関することや、トランプ政権によるイランの人望ある軍人を暗殺したことについて、アメリカのマスメディアがそれらの責任を追求したのをついに見なかったからで。
(トランプのイラン軍人の暗殺をまともに批判してたのは確認した限りサンダース氏かマイケルムーア監督ぐらいだったと思う。この辺もっと情報が欲しい)
結局のところ、アメリカのマスメディアがリベラル的だから今回の健全なジャーナリズムを遂行できたのではなく、トランプの政策が左だけでなく(より上手で狡猾な)右の人からも強く敵に回しているから、批判対象としても右と左の利害が一致でき、マスメディアも政権に忖度する必要がなくなった、と訝しむ気持ちがあります。
とは言え、これでもしあのアメリカ社会が一層左傾化(リベラル化)するなら私も素直に歓迎ですし、今回の質問内容も本当に最高でしたね。もう一人の中断された女性記者なら「緊急事態なのに何故大統領はマスクしないんですか」とでも言うつもりだったんじゃないでしょうか(笑)。

それはそうと、マスメディア関連とのことで一つ。
アメリカとイギリスはウィキリークスのアサンジを一刻も早く釈放•解放しろ!
アサンジへの拷問の責任もとれ!
(https://www.afpbb.com/articles/-/3256469)
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