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本日アップされたkojitakenの日記さんの
が超ド迫力の説得力で、是非リンク先の全文を読んでいただきたいのですが、事件の発端は2023年11月4日に立憲民主党の泉健太代表が法政大学市ヶ谷キャンパスで講演を行なったこと。
この中で、会場の学生から
「何年で本当に政権交代できるのか」
と質問が出ると、泉代表は
「前回(の総選挙で)、150議席を取っていれば、次は当然、政権交代と言いたい」
「理想論は間違いなく次の総選挙で政権交代だが、候補者もいなければいけないし、勝てる状況をつくらないといけない」
「(党が)もう1回、再生していくには手順が必要。そういう意味で5年。次の総選挙でしっかりと基盤を築いて、ホップ、ステップで(政権を)とれる。そういうものを目指している」
などと発言したんですよ。
泉氏のこの発言は、古寺多見さんも私も嫌いな小沢一郎衆院議員には
「自分らの政策を実現するための政権っちゅうことを念頭に置かないなら、辞めた方がいいんじゃないの」
と言われたんですが、これは明らかに小沢氏の方が正しいでしょう。
立憲民主党の泉健太代表が次の総選挙は諦め、5年後の政権交代を考えていると敗北主義宣言(呆)。立民に候補者が集まらないのも、勝てる状況にならないのも「ゆ党」路線のあなたのせいだ。即刻代表を辞任せよ。
さて、ここから古寺さんの怒涛かつ超緻密な泉批判が展開するのですが、
『泉健太支持者がこの泉発言に納得し、小沢や蓮舫のみならず一般の泉批判者に強く反発していることはいうまでもない。泉の強力な後ろ盾である岡田克也も泉をサポートするコメントを発している。
しかし、彼らが失念していることが一つある。それを弊ブログは指摘しておかなければならない。
それは、衆院選の選挙制度だ。そう、白を一発で黒にひっくり返す小選挙区制である。
だから、今のように政権与党の自民党と鼻息荒く野党第一党の座を狙っていた野党第二党にともに強い逆風が吹いたら、立民が政権を担わなければならない局面が突然現れる可能性が十分ある。
少し前に弊ブログでマストドンを紹介したシゲ氏だったと思うが、現在の保守勢力は岸田文雄らの旧保守と、菅義偉や維新などの新保守、それに亡き安倍晋三の流れを汲む復古主義的極右の3勢力があり、周知の通り後二者には一定の友好関係がある。
しかし今後は、自民党に取って代わりたい維新と、安倍菅時代のように維新には自分たちと肩を並ばせない程度に協力関係を保ちたい復古極右との間にも必ずや緊張関係が生まれるはずだ。
つまり保守勢力が旧保守・新保守・復古極右の三派鼎立になる可能性すらあるわけで、そうなると有権者の3分の1程度を占めるに過ぎないとみられるリベラル・左派であっても消去法で小選挙区下でも一定程度選ばれ、それを受けて少数与党として政権を担わなければならない事態に追い込まれる可能性がある。』
小選挙区制は3割の支持しかなくても一発大逆転の可能性があるのだ。
このご指摘は私は失念=忘れていたどころか、思い及びもしませんでした。
統一教会に解散命令請求を出しても下がり続ける岸田内閣の支持率。その原因は岸田文雄首相が庶民の生活のことは全く考えておらず、政権維持のためのパフォーマンスにしか興味がないことが透けて見えるからだ。
大阪府と市が大阪万博の建設費が2回目の増額で1100億円増えて2350億円になることを受け入れ。大阪維新の会代表の吉村洋文府知事が「お詫び」するも「いいから中止して」の声が殺到!(笑)。
さらに古寺さんの怒涛の寄りは続きます。
間の文章をだいぶ飛ばしたので元記事を読んでほしいのですが
『しかし現在、岸田内閣支持率はものすごい勢いで落ちている。
維新も大阪万博問題で支持率を落とし、今後のやらかしによっては大転落の可能性もないとはいえない。
その場合、いかな泉健太であっても自民や維新に起こり得るような大転落は考えられないから、前述のように漁夫の利を得て相対的にある程度の議席を獲得し、保守勢力の綱引きが決着しない場合には少数政権を成立させないわけにはいかない局面だって起こり得る。
小選挙区制とは多分にギャンブル的な選挙制度なのだ。
泉の「ホップ、ステップ」論は、比例代表制をベースにした選挙制度下であれば筋が通っているといえるかもしれない。
しかし小選挙区制下では明らかに間違った姿勢だ。
小選挙区制下の野党第一党は、どんなに現有議席数が少なかろうが「次の衆院選で政権を獲得する」ことを目標に掲げなければならない。
それが大原則である。』
さすが政局分析はここ!とうちでご紹介している通りの見事な指摘です。
さらに古寺さんはダメ押しに
『2005年の衆院選での民主党の各特議席数は113議席だった。
泉健太の論法を借りれば、泉の後ろ盾である岡田克也代表下で惨敗したこの選挙での民主党の獲得議席は150議席には遠く及ばなかったのだから、当時の民主党は「もう一回再生していくには手順が必要」な段階だったことになる。
しかし現実にはその4年後には民主党は政権を担わなければならなかった。
この事実と照らし合わせても、泉の主張が正しくないことは明らかだ。』
この実証的な態度、どうよ!と言いたくなります。
旧民主党がたった113議席しか取れなかった2005年の衆院選から、泉氏の言う5年も経たない4年後の2009年に308議席も取る大勝をして政権を勝ち取ったのです。
わずか14年前にそういうことが起きているのですから、野党第一党は常在戦場、常に政権を担う覚悟でいないといけないというご指摘は当然。
しかも数字を挙げてちゃんと理詰めに詰め切っていて、泉氏が読んだらぐうの音も出ないはずです。
2005年の衆院選。
2009年の衆院選。
古寺さんの現在の社会と政治に対するご意見も書かれているのですが、これがまた素晴らしい。
『ここで私の時代認識について改めて書くと、現在はラディカルさが求められる時代だとこのところ主張しているが、元来は政治には連続性が必要であって小選挙区制のような博打的な選挙制度は有害無益だというのが持論だ。
つまり革命ではなくゆるやかな変革を求めている。
だが自民党政権、特に安倍菅時代があまりにも旧弊に固執し続けた結果、こと現状に関してはラディカルな変化が要請されるようになってしまったととらえている。
そんな時代に、博打的な選挙制度下なのに野党第一党の党首がいたって悠長で、いまだに東京15区のみならず全国の衆院の多くの選挙区で総支部長も決めていない党運営をしているようでは野党第一党の党首の器ではないというほかない。
そもそも2021年の立民代表選で泉健太は衆院選挙区の支部長の早期選定を公約に掲げていたと聞いているが、泉はその公約を守っていない。
やはりどう考えても泉は早期に代表を降りるべきだ。
ただ、その後任が小沢一郎の息のかかった者や「小池百合子さんの背中を眩しく見ていた」蓮舫などであってはならないことはいうまでもない。』
未だに真面目な立憲民主党支持者の中に泉健太代表支持者が少数でもいるのだとしたら、驚きなのですが、本当にいるらしいんですよね。
古寺さんの前半の立論を見て私が心配なのはむしろ、古寺さんのおっしゃる通り自民も維新もそれぞれに凋落したり伸び悩んで、偶然にもダメダメな泉立民でも辛うじて150議席を取ってしまって、泉執行部が次の総選挙後も続くんじゃないだろなということです。
それくらい、岸田内閣も支持されず、維新もその実力が大阪万博などで見透かされてきた今、よりによってなんで立民の代表が泉氏なんだと歯噛みをしたいくらいです。
比例代表選挙区では33・3%、つまり3分の1しか得票していないのに、小選挙区では2倍の66%の議席が取れてしまう。
これが小選挙区選挙制度の最大の欠陥だが、政治家たるものそれを前提に戦略を立てるべきだというのが古寺多見さんのご主張だ。
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「kojitakenの日記」さんより「立民のマイナス評価を前任の枝野幸男の時のイメージダウンのせいにする泉健太はやっぱりダメな人。立民の低迷には泉に大きな責任がある」
立憲民主党の泉健太代表は本気で日本共産党との次期衆院選での連携に合意したのか?共産は泉代表に騙されるな。立民は泉代表と日本維新の会に騙されるな。
白坂さん、
— 泉健太🌎立憲民主党代表 (@izmkenta) November 6, 2023
『政権交代を目指さない』は、完全な読売新聞の釣り見出しですよ。それを真に受けられるとは…。
当然ですが、私も立憲民主党も1日も早く #政権交代 を目指しております。どうかお力をお貸しください。
段階論は一切否定されるものではありません。 https://t.co/OwVoiHBKN7
政治を学ぶ大学生たちに、理想論は当然持ちつつ、現在の状況認識を講演した。
— 泉健太🌎立憲民主党代表 (@izmkenta) November 8, 2023
それを「政権交代を目指さず」と報道する記事には呆れるばかりだ。
でもそんな報道で、立憲民主党が振り回されてどうする。
まずは政権交代の足がかりとなる『立憲150議席』の達成へ。全員必死になって実現しよう! pic.twitter.com/GGLwDoWQfc
泉代表は、次の総選挙では衆院議席の過半数である241議席に遠く及ばない150議席をめざす、その次の選挙で政権交代だとはっきり言ったんだから、次の総選挙では政権交代は目指さないという読売の見出しで合ってるじゃねえか!
それを読売新聞のせいにしたり、立憲民主党支持者のせいにしてむしろ叱責したり、どんだけタチが悪いんだ、泉健太。
ホンマに即刻辞任せえ。
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立憲民主党の泉代表は4日、東京都千代田区の法政大で講演し、次期衆院選での政権交代は目指さない考えを示した。泉氏は「党が再生するには手順が必要だ。次の総選挙で基盤を築いて、5年で政権交代を目指す」と述べた。他党との連携については「候補者調整の話し合いをしているのは国民民主党だ。その他で何かが行われている状況ではない」と語った。共産党との連携に慎重な姿勢を改めて強調したとみられる。
立憲民主党の泉健太代表は4日、東京都内で講演し、5年で政権交代を目指す考えを表明した。「次の総選挙でしっかりと基盤を築き、ホップ、ステップという形を目指す」と述べた。「前回の衆院選で150議席を取っているのなら、次は政権交代と言いたいが、もう一回、党を再生するには手順が必要だ」と強調した。
泉氏はこれまでも次々回衆院選で政権交代を果たすとの目標を掲げている。
一方、次期衆院選を巡る他党との連携について「野党議席を最大化させる。いくつかの政党とさまざまなやりとりをしている」と説明。現時点で候補者調整に向けて協議しているのは国民民主党だけだとした。(共同)
「一日も早く政権交代。当たり前だ」立民の泉健太代表「5年以内」発言めぐり批判打ち消し
[2023年11月6日22時4分] 日刊スポーツ
立憲民主党の泉健太代表は6日、東京都内で開かれた立民議員のパーティーで「一日も早く政権交代を目指す。当たり前だ」と述べた。「5年で政権交代」と表明した4日の自身の発言を巡っては党内から「私はいつも目指している」(蓮舫参院議員)と批判の声が上がっており、これを打ち消した形。
パーティーでは、次の衆院選がいつあるか分からないとした上で「政権交代を目指さないということはない」と語った。
4日の都内での講演では「5年で政権交代と考えている。党を再生するには手順が必要だ」と説明していた。交流サイト(SNS)上でも、政権奪取を訴えるのが野党の使命だとの指摘が出ていた。(共同)
泉氏は4日の東京都内での講演で、5年で政権交代を目指すと表明し「次の総選挙でしっかりと基盤を築き、ホップ、ステップという形を目指す」と述べた。「次は政権交代と言いたいが、党を再生するには手順が必要だ」とも主張した。
一方、岡田克也幹事長は7日の記者会見で「5年以内に政権を獲得するということが党としての目標だ。既定方針だ」と泉氏を擁護した。小沢氏の批判については「それぞれ意見があっていい」と受け流した。
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つまり、年内に解散総選挙をしたら『惨敗する』という予測が出ているはずなのです。
立憲民主党にはものずごい『追い風が吹いている』のに、『5年後にようやく政権交代を』とかいう『後ろ向きな発言』をしていては、せっかくの追い風を台無しにしかねないわけです。
一秒でも早く、他のヘタレな幹部たちと一緒に辞任すべきですね。
逆に化けの皮がはがれた第2自民・偽野党の維新は凋落の一途(笑)
アべ政治傀儡内閣の岸田も完全に死に体。
政治の私物化、経済政策も大失敗、異様なカルトにまみれた議員だらけ。
ダラダラ続く自民党政権に辟易してるんです。
共産の政権奪取は非現実的だし、結局、自民を下野させ政権交代するにはここしかないんですよ。
ただ泉健太はもちろんですけど、今や自民のスパイと化した連合芳野も相当ネックになってるし。
誰か新代表に該当する人いるでしょうか…。
その人はそれが分かるソースをつけてませんでしたし自分でググッても確かめられませんでしたが、概ねそんなとこじゃないかと思うんですね
政党政治は野党にも仕事を作りますから、政権獲る気のない万年野党が沢山できても仕方がないんですね
代表的なのは共産党ですかね
100年間、非合法時代は別次元で忙しかったし、議会進出後も幹部も一般党員もヒマだったことはないでしょう
加えて今の小選挙区制じゃ第2党以下は得票より少ない議席しか来ないんですから、「議席分の努力」ならしてる野党が大半じゃないですか(笑)
「じゃあ立憲は政権交代云々、ってな話は封印しろ、純粋野党でもいい仕事はできるんだろ」というカウンターももらうでしょうが、それはそれ、優勝を目指さなきゃ4位にもなれないのが例えばプロ野球など多くの分野だったりします
誰に党首を代えるのがいいのか、という問いには立憲の場合泡沫候補しか思い浮かばなくてもしょうがないです
俺の場合は元社民党の吉川元(はじめ)を推しときます
まだ当選4回ですが、神戸大経済学部出身で国会質問でもNHK討論でも左派では一番経済に強い部類かな、という印象です
流石に党首は無理でしょうから、まず幹事長や政策責任者への抜擢を期待したいです
泉 NO!